お花を見たときには、「綺麗」「美しい」などのほか、「可愛い」という感想を持つのではないでしょうか。日本人、特に女性は可愛らしいものを好む傾向にあると言われています。そのため、可愛らしい雰囲気を持つフラワーギフトを贈り物として選ぶ方は多いのではないでしょうか。

一方、海外、特に欧米諸国では「可愛い」ものは、「子ども向けのもの」という考えが一般的になっています。そのため、容姿を「可愛い」と褒めても、あまり喜んでもらえないと言われています。中には、「見下されている」「子どもっぽいと思われた」と感じてしまう女性もいるようです。しかし、日本で「可愛い」は誉め言葉として浸透していますよね。また、キュートなグッズなども多く販売されています。日本に対して「日本人は可愛らしいものが好きで、日本では可愛いものがたくさん販売されている」というイメージをお持ちの海外の方も多くいらっしゃいます。そのため、「Kawaii」という日本語が、世界各国で共通語として使われるようになりました。

では、なぜ、日本人は可愛らしいものを好むのでしょうか。さまざまな説がありますが、一説によると、日本の地形が影響していると言われています。日本の国土の70％は山で占められており、昔は道がない、または山道を通らなければならず、馬車などの移動が難しく徒歩で移動していました。徒歩で移動しやすいよう、荷物をできるだけ小さくしていたことから、小さなものを良しとする感覚が生まれたのです。「可愛い」というのは、小さなものを愛おしいと感じる言葉ですから、小さいモノに価値を感じていた日本人が可愛いものを好むのは、当然かもしれません。

「可愛い」と感じるモノは人によって異なりますが、ピンク色のお花なら、誰もが可愛いと思うのではないでしょうか。ピンク色は、「甘い」「可愛い」というイメージを持つ色です。特に白みが強いパステルピンクやペールピンクは、透明感が増し、ふんわりとした可愛らしさを感じられる色です。鮮やかな濃いピンク色なら、赤みが強いためエネルギッシュな印象を受けるかもしれません。淡いピンクのお花がやわらかな可愛らしさなら、濃いピンクのお花は元気の良い可愛らしさを感じられるのではないでしょうか。

このようにひとことにピンク色のお花と言っても、さまざまなピンク色がありますから、お贈りする相手の方のイメージや好みに合わせて、可愛らしいピンク色のフラワーギフトをお贈りしてみてはいかがでしょうか。可愛いフラワーギフトは、心も癒され、喜んでいただけるのではないかと思います。