成人の日とは、新成人を祝福して大人への自覚を促す日です。昭和23年に制定され現在では1月の第2月曜日と定められています。 2022年4月の民法改正により、成人年歳は2023年以降、20歳から18歳に引き下げられました。日本では、成年式や成人を祝う風習が古くからありました。貴族や武士の間では男子は数え年で12歳～16歳の男子が「元服（げんぷく）」の式を行い、安土桃山時代になってからは前髪を剃るだけに簡略化されたそうです。また女子の場合も江戸時代から成人を祝う儀式を行うようになり、髪を丸髷に結い、鉄漿親（かねおや）にお歯黒をつけてもらって引眉（ひきまゆ）を行うのが主流だったそうです。

現在の成人式のはじまり、きっかけとされたのは埼玉県蕨わらび市の蕨第一国民学校（現在の北小学校）にて蕨町青年団が中心となり催した「青年祭」です。当時戦争で敗北となり明日への希望が見出せずにいた若者を勇気づけようと催されたもので、当時は今のような振袖やスーツではなく、国民服やもんぺ姿で参加していたようです。青年たちに未来への希望や勇気を与えたことが評価され、昭和23年に国民の祝日「成人の日」が制定されました。

女性が身につける振袖にあわせる髪飾りは、生花を使った髪飾りを選ぶ人も増えています。造花などがあしらわれたコサージュとは一味違い、生花ならではの発色と華やかさを醸し出してくれます。髪飾りとして人気のお花は、１輪だけでも存在感があるダリア、菊、胡蝶蘭、バラ、ラナンキュラスなどがあります。他にも可憐な雰囲気のカスミ草などの小花も人気です。

成人祝いの贈り物としてよく選ばれているお花はスイートピーなのではないでしょうか。スイートピーは冬から春先まで出回っており、卒業シーズンなどでも活躍しています。スイートピーの花言葉は「門出」「旅立ち」などがありますので、成人を迎える方への贈り物としてぴったりの花言葉といえます。また同じく冬から春先まで出回るチューリップの花言葉は「思いやり」です。成人を迎える方同士で、友人に贈り合うにはぴったりな花言葉なのではないでしょうか。

成人の日は家族や友人と写真を撮ることも多いと思います。大切な記念日としてそこにお花で彩りが増えると、より良い素敵な思い出を残していただけるのではないでしょうか。ぜひ成人の日にもフラワーギフトをご活用ください。