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失敗しない!ブライダルで使う花の選び方|結婚式にぴったりの花言葉はどれ?

結婚式を控えている方の中には、ブーケや会場装花に使う花選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。

会場スタッフの方におまかせするのも良いかもしれませんが、せっかくの晴れ舞台なので、こだわりを持って選んでみると思い出にも残りますよ。

この記事では、ブライダルで人気の花や、使ってはいけない花、花選びのポイントなどをご紹介します。

 

ブライダルで使われる人気の花(オールシーズン)

花にはそれぞれ咲く時期や旬がありますが、最近では温室栽培も行われているため、多くの花が1年を通して手に入りやすい傾向にあります。

まずは、その中でもブライダルで選ばれやすい人気の花を紹介しましょう。

どのお花も老若男女問わず好まれている花なのでゲストにも喜ばれやすく、結婚式を華やかに盛り上げてくれますよ。

 

バラ

バラは、ブライダルで選ばれる花としては定番とも言える花です。

幾重にも重なった花びらが繊細で美しく、華やかでゴージャスなイメージになります。

バラの種類はとても豊富で、様々な咲き方や色があり、どんなドレスにも合わせやすいというのも人気の理由です。

花もちも良いので、結婚式から二次会まで1日中使用しても最後まで美しさを保ってくれるでしょう。

 

花言葉

バラ全般の花言葉は「愛」であり、永遠の愛を誓う結婚式の場にふさわしい花です。

さらにバラは、色ごとに花言葉が異なり、赤いバラは「あなたを愛しています」、白いバラは「純潔」、ピンクのバラは「上品」などの意味合いがあり、どの色もブライダルに使いやすくなっています。

 

カサブランカ

カサブランカはユリの一種で、真っ白な大輪の花を咲かせるのが特徴です。

上品で高貴な印象になるので、純白のウエディングドレスにもよく似合いますよ。

カサブランカはエレガントなイメージなので、天井の高い教会や裾の長いドレスと合わせるとよく映えます。

また、生産量が多いので1年中手に入りやすいというメリットもあります。

 

花言葉

カサブランカの花言葉には「純潔」「無垢」「雄大な愛」などがあります。

純白のウエディングドレスに身を包み、永遠の愛を誓う花嫁さんにぴったりの花言葉と言えますね。

カサブランカといえば白が一般的で、これらの花言葉も主に白いカサブランカに対するものです。

 

カラー

カラーは、直線的な茎と花のラインが印象的な花で、その上品さからブライダルシーンでも多く選ばれています。

スタイリッシュなイメージなので、身体のラインに沿うようなマーメイド系のウエディングドレスによく合いますよ。

開花時期は5〜7月ですが、温室栽培によりほとんどオールシーズンで手に入りやすい花です。

 

花言葉

カラーの花言葉には「清浄」「乙女のしとやかさ」などの花言葉があります。

花嫁さんの美しさを引き立ててくれるような花言葉なので、ブライダルにぴったりです。

カラーは定番の白以外にもカラーバリエーションがあり、黄色のカラーには「壮大な美」、ピンクのカラーには「情熱」、紫のカラーには「夢見る美しさ」という花言葉が込められています。

ガーベラ

細長い花びらがたくさんついているガーベラは、その品種の多さが人気で、ブライダルにおいても大活躍しています。

花の色だけでなく、一重咲きや八重咲き、スパイラル咲きなどの咲き方も様々なので、どのガーベラを使うか迷う方も多いのではないでしょうか。

ガーベラは花もちも良いので、挙式や披露宴中も美しく咲き続けてくれます。

 

花言葉

ガーベラ全般の花言葉は、「神秘」「光に満ちた」「希望」などがあります。

どれも前向きな印象で、これから新しい人生を歩んでいく新郎新婦にぴったりの花言葉ですね。

カラーバリエーションが豊富なガーベラは色ごとの花言葉もあるので、色選びに迷った時は参考にしてみましょう。

一部を紹介すると、ピンクのガーベラは「崇高な愛」、赤いガーベラは「燃える神秘の愛」、黄色いガーベラには「究極の愛」などがあります。

 

ブライダルで使われる人気の花(季節ごと)

現在では温室栽培も増えているため、多くの花が1年を通して手に入りやすいのですが、結婚式や披露宴に季節感を取り入れたい場合には、開花時期や旬の花を選ぶのもおすすめですよ。

写真を後から見返した際にも、「そういえばこんな季節だったね」と当時の感動と共に思い出すことができそうです。

ここからは、季節ごとに選ばれているブライダルの花をご紹介します。

春の花

多くの花が咲き始めて見ごろを迎える春は、優しく明るい色味が特徴的な花がたくさんあります。

その中でも、幾重にも重なる繊細な花びらが印象的なラナンキュラスや、大きな花を咲かせてゴージャスな印象になるピオニー(芍薬)が人気です。

どちらも大人っぽさとキュートさを兼ね揃えているので、色選びやレイアウト次第で様々な表情を見せてくれますよ。

他にもカーネーションや桜などの花を用いて、春の雰囲気を前面に出しても素敵です。

夏の花

暑い夏にも負けずに元気に咲き誇る夏の花は、私たちに元気を与えてくれます。

初夏のブライダルで多く選ばれているのはアジサイで、白や薄紫などの柔らかい色味が人気です。

1輪でもボリュームがあり、抜群の存在感を放ってくれるので、会場のゲストテーブルや高砂席を華やかに彩ります。

他にもポップで元気な印象になるヒマワリが人気ですが、個性を出したいのであれば、南国雰囲気を味わえるアンスリウムもおすすめです。

秋の花

深くシックな色味が美しい秋の花にも、ブライダルにぴったりのものがあります。

例えば、大輪のゴージャスな花を咲かせるダリアは、テーブル装花によく使用されているお花です。

カラーバリエーションが豊富なので、選ぶ色によってキュートにもシックにもなりますよ。

和装に合わせるのであれば、ピンポンマムがおすすめです。

コロンと丸い形が印象的で、和の雰囲気に良く似合い、和やかな空間を演出してくれるでしょう。

冬の花

冬の花は、寒さに負けないような力強い色合いが多く、ブライダルシーンにおいても、大人っぽくシックなイメージになります。

大きな赤い花が印象的なポインセチアは、クリスマスのイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

結婚式がクリスマスに近いのであれば、思い切ってそのイメージに寄せるのも面白いかもしれません。

他にも抜群の存在感の中にも清楚さを兼ね揃えたアマリリスは、真っ白な雪のような花で、冬のブライダルにおすすめですよ。

ブライダルで使ってはいけない花の種類

これまでは、ブライダルシーンにおいておすすめの花の種類をご紹介してきました。

自分たちの結婚式なので、使う花も基本的には自由に選んで良いのですが、ゲストに不快感を与えたり、マイナスな印象を与えてしまうのは良くありません。

ここからは、ブライダルシーンでの使用を控えるべき花の特徴をご紹介します。

香りの強い花

結婚式や披露宴では、会場の雰囲気でゲストをおもてなしするのが目的ですが、中でも料理はベストにとって楽しみなものになります。

ゲストに料理の味だけでなく香りも楽しんでもらうため、料理を邪魔するような匂いの強い花の使用は控えましょう。

例えば鉄砲ユリは、花言葉をみると「純潔」「甘美」「威厳」などがあり、ブライダルにも合うように思えますが、とても匂いが強いのが特徴なので控えた方が良いでしょう。

花粉アレルギーの原因になる花

お招きしたゲストの中には、花粉症に悩まされている方もおられるかもしれません。

スギやヒノキなど、花粉アレルギーに関係する花や植物は会場に持ち込まないようにしましょう。

中には、ブーケに使われた花の花粉が新婦の肌に付着し、湿疹を引き起こしたという事例もあるようです。

また、この時期に屋外でガーデンウェディングなどを行う場合、花粉症の方にとっては辛いものになります。

新郎新婦側が花粉症の場合も、式や披露宴に集中できないかもしれません。

挙式や披露宴の時期にこだわりがないのであれば、花粉がピークになる時期は避けるのが無難です。

ネガティブな意味合いをもつ花

ブライダルシーンに対して、ネガティブなイメージや、マイナスの意味をもつ花は避けるようにしましょう。

新郎や新婦が気にしていなくても、出席してくださるゲストの中には気にする方がおられるかもしれません。

「凶」を連想させるキキョウや、お葬式のイメージの強いキクは、あまりおすすめできません。

また、黄色のユリの花言葉は「偽り」、黄色のカーネーションには「愛情の揺らぎ」などがあるので、花言葉を重視したい場合は使用を控えましょう。

 

ブライダルでブーケに使う花の選び方

花嫁の幸せの象徴ともいえるウエディングブーケの起源は所説ありますが、昔のヨーロッパで男性が女性に結婚を申し込む際に、野に咲く花を束ねてプレゼントしたことからだと言われています。

また、新郎が胸に挿すブートニアは、プロポーズされた女性が花束から1輪抜いて、男性の胸元に挿したものであり、ブライダルにおけるブーケやブートニアは、まさに二人の幸せの象徴なのです。

結婚式や披露宴でも重要なポジションとなるブーケに使う花の選び方をご紹介します。

丈夫で花もちの良いもの

挙式や披露宴だけでなく二次会にもブーケを使いたい場合は、長時間使用してもしおれることのない丈夫な花が良いでしょう。

また、ブーケトスを行った場合、そのダメージにも耐えられるものでなくてはなりません。

ブーケに使う花としては、ゴージャスで花もちが良いバラや、新婦の美しさを引き立てるカサブランカなどが人気です。

また、和装の場合は、和やかな雰囲気のピンポンマムがおすすめですよ。

花の形状を選ぶ

自然な華やかさや香りを楽しみたいのであれば生花がおすすめですが、取り扱いに注意が必要であったり、季節や気温によっては短時間でしおれてしまうこともあります。

また、旬の季節でない花を選ぼうとすると、予想よりも高額になってしまう可能性もあります。

最近では、本物と見間違うようなクオリティの高い造花もあるので、コストを抑えたい方や、ブーケを形として残しておきたい方におすすめですよ。

また、生花を長持ちさせるために加工されたプリザードフラワーも人気で、完全な造花よりもリアルに近づけられます。

しかし、プリザードフラワーの場合、加工できる花の種類が限られていることもあるので注意しましょう。

ブーケの形を選ぶ

花の束ね方によって、ブーケの形には様々な種類があり、それぞれのブーケの形に似合うドレスも異なるでしょう。

半円状のドーム型に花を束ねた「ラウンド」は、愛らしくキュートなイメージになるので、プリンセスラインやAラインなどのボリューム感のあるドレスによく合います。

花を束ねて茎の部分を持つ「クラッチ」は、野に咲く花をそのまま束ねたようなナチュラルなブーケで、マーメイドラインなどのエレガントなドレスにぴったりですよ。

花を楕円形にまとめた「オーバル」は、エレガントで甘すぎない印象になり、どんなドレスにも合いやすいデザインです。

ブーケの相場

ブーケにかかる費用は、デザインや依頼先によっても異なりますが、だいたい20,000〜50,000円ほどが一般的です。

花の種類にこだわりすぎると、時期によっては手に入りにくかったり、高額になることも考えられます。

少しでも費用をおさせたいのであれば、旬の花や1年中流通しているものがおすすめですよ。

 

ブライダルで会場装花に使う花の選び方

会場装花は、挙式会場や披露宴会場に飾られ、ブライダルの雰囲気をより一層盛り上げてくれる大切な役割を果たします。

装花が使われる場所としては、挙式を行う祭壇や、チャペルを彩るチェアフラワーの他、披露宴会場での高砂席やゲストテーブルなどがメインです。

他にも、ウエディングケーキやナイフ、キャンドルやマイクなどの細かな装飾にも使われるでしょう。

ブライダルにおいて、会場装花に使う花の選び方には、以下のようなものがあります。

 

会場の雰囲気に合わせる

ブライダルの装花を選ぶ際に重要になるのが、会場全体の雰囲気に合わせることです。

特に披露宴会場には、ナチュラルやエレガント系などのタイプがあり、その空間にマッチする花を選ぶことで、会場全体が一体化して見えますよ。

例えば、親しみやすいレストランやゲストハウスのような会場ではグリーンや白を基調としたもの、ホテルウエディングなどの格式高い会場であればスタイリッシュでシックな色味がおすすめです。

ブーケとおそろいにする

ウエディングドレスやお色直しのドレスの色によって会場のイメージカラーを決めると、衣装も含めて一体感を出せます。

ドレスの色と同系色にすることで全体の色味を統一したり、ドレスに対して補色に近い色の装花を使うことでドレスの美しさを引き立たせたりすることもできますよ。

また、ブーケの色味が決まっているのであれば、同じ花や色味を使って統一感を出すことも可能です。

費用とのバランスを考える

装花は挙式会場や披露宴会場などのあらゆるポイントに飾られるので、気付けばあっという間に予算オーバーしてしまうこともあります。

花の種類や量によっても大きく異なりますが、一般的な装花でも全部で200,000円近くになることもあるのです。

少しでも費用を抑えたいのであれば、その時期に多く流通し、手に入りやすい季節の花を選ぶことをおすすめします。

自分たちで全てを決めるのは大変なので、フローリストに理想の色味やイメージ、だいたいの予算を伝えて、お任せするのも一つの手段でしょう。

ブライダルで両親に贈る花の選び方

結婚式や披露宴では様々な演出を行いますが、そのクライマックスとなるのが両親への「花束贈呈」です。

両親に対して、これまで育ててもらった感謝を伝えるとともに、相手の両親へのこれからお世話になるという挨拶の意味も込められています。

一般的には花束を贈るのが主流ですが、最近では花を使用した記念品を贈るケースも増えてきました。

両親へ贈る花の選び方やおすすめのフラワーギフトをご紹介します。

花の種類

花を選ぶときには、会場の雰囲気に合うものや、両親が好きな花を選ぶのがおすすめです。

また、花言葉を意識してこれまでの感謝を伝えるのもよいかもしれません。

例えば、バラには「深い愛情」、カーネーションには「母への愛」、ダリアには「感謝」の花言葉があります。

普段は面と向かって伝えられない感謝の気持ちを、花言葉に乗せて贈ってみてはいかがでしょうか。

おすすめのフラワーギフト

結婚式での両親の贈り物としては、花束が最もポピュラーです。

たっぷりの花を両手いっぱいに抱えることで、我が子が旅立つ感動もさらに大きくなることでしょう。

しかし、両親が遠方から来ている場合は、持ち歩きが大変だったり、帰宅する頃にはしおれてしまうというケースも考えられます。

その場合には、ボックスにつめたプリザードフラワーや、造花で装飾された写真立て、壁掛け飾りなどのフラワーギフトであれば、持ち帰りもスムーズですよ。

 

ブライダルで使用した花はどうする?

使用後のブーケなどの花は、押し花にしたりドライ加工することで、記念品として残しておくことができます。

ドライフラワーにした後に、記念品と共に両親へプレゼントしても素敵です。

会場装花で使った花は、披露宴後のお見送りで、新郎新婦からゲストにお配りするパターンもあります。

せっかくの記念日の花ですから、最後まで有効活用してみましょう。

 

ブライダルを盛り上げる花を選ぼう

ブライダルシーンで使われる花は、花嫁の美しさをひきたてるだけでなく、会場を飾って華やかに演出することでゲストをおもてなしする役割も持っています。

結婚式や披露宴に使う花を選ぶときは、花言葉や季節を意識したり、花もちや丈夫さで選ぶと良いでしょう。

生花だけにこだわらずに、部分的に造花やプリザードフラワーを使用することで費用を抑えられることもあります。

人生の中でも大切なイベントである結婚式を、花の力を借りて華やかに盛り上げましょう。