花束は通販で購入しよう!選び方のコツや注意点を紹介
さまざまなお祝い事に登場して、各シーンを盛り上げてくれる花束。しかし、日頃贈る機会の少ない人にとっては花束選びは悩みどころですよね。
花束を贈りたくてお店を覗いてみたけど、何を選べばいいのか分からず帰ってきてしまった……なんてことにならないように、花束選びでお困りの際には、通販で好みの花束をじっくりと探してみてはいかがでしょうか?
この記事では、花束を通販で購入するときの選び方やポイント、注意点などについて詳しくご紹介していきます。
花束を通販で購入するメリット
お花の種類に詳しくない方は、店頭で選ぶとなるとあれこれと悩んで、時間が掛かってしまいますよね。あまり長い時間お店にいると迷惑かも……と気を遣って、急いでギフトを決めてしまうこともあるでしょう。
その点、通販サイトで購入すれば、お花の種類や花言葉を調べつつ、吟味したギフト探しができますよ。
また、実店舗だといくつもお店を回るのは大変ですが、通販サイトであればさまざまな店舗から多数の商品を比較して、納得のいくお買い物をすることもできます。
価格の比較をして、ボリュームにもこだわることができるのは嬉しいですよね。24時間いつでも好きな時間に、じっくりと吟味してフラワーギフトを探せるのが、花束を通販で購入するいちばんのメリットでしょう。
花束のタイプを知ろう
まずは、花束にどんなタイプがあるのか、その種類を知っておきましょう。
花束には、大きく分けて「ラウンドブーケ」「ワンサイドブーケ」の2種類のデザインがあります。
それぞれのタイプの特徴やメリットなどについてお伝えしていきます。
ラウンドブーケ
ラウンドブーケとは、フランス語の「Bouquet Rond(丸い花束)」が語源であり、ヨーロッパではラウンドブーケが花束の定番です。
お花の丈を短くして、丸みを帯びたラウンド型にまとめているアレンジメントです。
ブライダルシーンなどで花嫁さんが持っているブーケを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。
どの角度から眺めても美しい花の表情が見えるようまとめられています。
丸みのある形状は愛らしいフォルムですので、女性へ贈るフラワーギフトとしても人気のあるタイプと言えます。
花材をふんだんに使って、ぎゅっとひとまとめにするアレンジメントですので、可愛らしくまとめるだけではなく、ボリュームを出してゴージャスな雰囲気に仕上げることも可能です。
誕生日祝いや記念日のお祝い、クリスマスプレゼントなど、プライベートシーンやカジュアルなシーンでのギフトとしては、特に適したスタイルとなっています。
ワンサイドブーケ
ワンサイドブーケは、カジュアルな印象を受けるラウンドブーケとは反対に、フォーマルなシーンやビジネスシーンで活躍しているスタイルです。
お花の丈を長く残して、正面を意識してお花を美しく魅せるまとめ方をします。
ラウンドブーケはどの角度から見ても美しくなるよう仕上げますが、ワンサイドブーケは正面方向に花の表情を形作り、立体感を持たせる花束のスタイルになります。
そのため、送別会や発表会など、手渡しでの贈答シーンがある場合には、見る側へ花束の正面を向けることで、美しい贈答の演出ができます。
持ち手が長いため渡しやすく、両手で抱えて持つサイズ感であることも、華やかさが増すポイントです。
花束の形状から、大輪のお花や大きめの花材を使えるので、お花の種類の選択も広がります。
花束を通販で注文する方法
花束を通販で注文する際の商品の探し方には、大きく分けて「オーダーメイド」「特集ページからの注文」「予算別での注文」の3種類があります。
それぞれの注文方法について、どんな場合に適しているのかを具体的にご紹介していきましょう。
オーダーメイド
オーダーメイドでの注文は、商品の種類やデザインがたくさんあって迷ってしまい、なかなか決められないときにおすすめな方法です。
デザインイメージへのこだわりが強い場合や、贈る相手にぴったりな花束を贈りたいときにも適しています。
オーダーメイドは、お店のフローリストによって雰囲気や仕上がりが異なりますので、出来上がりが一際楽しみな注文方法でもあります。
注文方法は店舗によって多少異なりますが、
①予算
②贈る用途
③カラーイメージ
④雰囲気のイメージ
⑤ブーケの形・ボリューム感
この5点を伝えれば、フローリストがあなたの希望に沿うアレンジメントに仕上げてくれます。自分がイメージするものに近い画像を送って、希望デザインを伝える手段もあります。
できれば、贈る相手の年代や性別も伝えておくと、作る際の参考になるので可能な範囲で伝えておきましょう。
備考として、旬のお花を使ってほしい、このお花をメインに使ってほしいといった希望があれば、注文時にリクエストしておきましょう。
オーダーメイドは完成されるまで商品イメージが分かりませんので、初めてオーダーする際は不安かもしれません。
店舗によっては、過去のオーダーメイド商品を見本写真として掲載していますので、参考として確認しておけば安心ですね。
シーン別・特集から選ぶ
お花の通販サイトでは、フラワーギフトを贈るシーン別に、シーンに相応しい商品をまとめて掲載しています。
「卒業式特集」「送別会特集」「敬老の日特集」など、季節のイベント事に沿った特集ページにも、おすすめ商品が掲載されています。
この方法は、オーダーメイド注文と異なり、出来上がりイメージの写真を確認して注文できるのがポイントです。どれが喜ばれるのか分からない…と迷っているときも、ランキング形式でいちばん人気のある商品を選べば、失敗も少ないでしょう。
通販で花束をオーダーメイドする注意点
大切な人への特別なプレゼントだから、初めてオーダーメイド注文に挑戦してみたい!
だけど、どんなことを伝えればイメージに近い商品が届くのか分からない…
そんなお悩みを抱えている方へ、オーダーメイドでの注文の仕方や、注意点をご紹介していきましょう。
①予算を伝える
まずは、ギフトのおおまかな予算を設定します。少し幅をもたせた予算設定にしておきましょう。ここまでの金額ならば出せるという上限設定でも構いません。
相場がいまいち分からない場合は、お店のシーン別の商品一覧を見て、ボリュームとおおよその価格を掴んでおくといいでしょう。
②贈る用途を伝える
オーダーメイドの花束を、どのシーンで贈るのかを伝えておきましょう。
誕生日祝い、記念日のお祝い、プロポーズ、送別会、ご長寿のお祝い、出産祝いなど…どんなシチュエーションで贈るのかを伝えておくと、フローリストもどんな雰囲気でアレンジをしようかとイメージが湧きやすくなります。
③カラーイメージを伝える
花束の全体的なカラーイメージ、つまり色味を伝えておきましょう。
例えば、還暦のお祝いならば「赤系」、贈る相手がピンク色が好きであれば「ピンク系」、元気が出るような色にしたいときは「イエロー・オレンジ系」などといった具合です。
相手の好きな色を知っていれば、その色をベースとした花束であればきっと喜ばれますね。
もし好きな色が分からなければ、その人が使っている小物や着ている服などを思い出してみると参考になるかもしれません。
注意点としては、青色のお花はもともと種類が少なく、使える花材が限られてしまいますので、ブルー系にしたい場合には、「ブルー・パープル系」や「ブルー・ホワイト系」など、他の色も加えて指定しておくと親切です。
④雰囲気のイメージを伝える
どんな雰囲気の花束にしたいのか、だいたいのイメージを伝えましょう。
可愛いものが好きな方に贈るのであれば「可愛らしい」、落ち着いた大人の方へ贈るのであれば「シック」「大人っぽい」、目上の方への贈り物ならば「高貴」「気品」「上品」など、どんなイメージの花束にしたいのかをなるべく分かりやすい言葉で伝えます。
他にも、「パステルカラーでパステル調のやわらかい感じ」「はっきりとしたビビッドカラーで」など、カラートーンのイメージで伝えるのもおすすめです。
⑤ブーケの形・ボリューム感
先ほど、ブーケの種類には「ラウンドブーケ」と「ワンサイドブーケ」の2種類があるとご紹介しました。
このブーケの形を指定したり、抱えるようなサイズ感、短めで広がりのある感じ、丈が長く手渡しやすいサイズなど、希望するサイズ感を伝えましょう。
だいたいのサイズイメージができていれば、「何センチぐらいで」と具体的な大きさを記載するのもいいですね。
送別会などで手渡しする贈呈品としての花束には、丈が長く作られた大きく見栄えの良いワンサイドブーケがおすすめです。
個人的なギフトや、外出先で渡すシチュエーションでは、短く束ねた持ち帰りやすいサイズ感のラウンドブーケですと、受け取った側も扱いやすいのでおすすめです。
スタイリッシュに魅せたい、豪華に魅せたい、相手が持ち帰りやすいようにしたいなど、魅せ方や気遣いによって、花束のスタイルやサイズ感を決めてみましょう。
応用①入れる花材を指定する
相手の好きな花がある場合には、「このお花をメインに入れてください」と花材を指定してみましょう。
他にも、相手へ伝えたいメッセージに近い花言葉を持つお花を選ぶのもおすすめです。
ただし、細かく花材を指定しすぎると、ボリュームに影響が出てきます。
例えば、バラは単価が高いお花ですが、バラをたくさん使いたいけれど予算が決まっていては、他の花材を減らすなどして花束のボリュームが削れてしまいます。
ボリュームが最優先であれば花材をある程度お任せするなど、優先順位を決めておくのがポイントでしょう。
応用②贈る相手の雰囲気を伝える
お花には詳しくないし、種類などもよく知らないからイメージを伝えづらい…という場合には、贈る相手の雰囲気を伝えてみるのもひとつの方法です。
相手の年代や性別、活発な人、落ち着きのある人、おしとやかな人、笑顔が印象的な人など、思い付く範囲で相手の情報を伝えてみましょう。
応用③ラッピングにこだわる
お花を彩ってくれるラッピングは、フラワーギフトにおいてとても重要な役割を持っています。
店舗によっては、ラッピング素材や色を選べるサービスもあります。
リボンやペーパーにもこだわりたい場合には、赤系の花材を多く注文したから、リボンは紺色を使って引き締めたい、ワックスペーパーで包んで高級感を出したいなど、希望をリクエストしてみてはいかがでしょうか。
ネットショップ探しのポイント
さて、ここまでは花束を通販で注文する際のポイントや注意点などをお伝えしてきました。
ここからは、実際に購入する通販サイトを探すポイントについてご紹介します。
ネット上には豊富な店舗が存在していますが、ギフトに合ったショップを探すコツとしてはどんなものがあるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。
完成イメージから探す
具体的にどんな花束を贈りたいのか、デザインやイメージが決まっている場合には、「おしゃれ」「かわいい」「ピンク系」など、イメージするキーワードと併せて、花束を検索してみましょう。
検索表示された商品画像の一覧から探せば、きっと自分のイメージにぴったりなアレンジメント商品を扱う店舗が見つかるはずですよ。
目的に応じて探す
贈るシーンとして、「誕生日」「記念日」「送別会」「父の日」など、花束を贈る用途が決まっているときには、シーンのキーワードと併せて検索すると、希望に近いデザインやショップを探しやすくなるでしょう。
特集ページなどでは人気商品が紹介されていますので、その中から気に入るものを選んでみてもいいですね。
予算・配送日で探す
複数人で贈る場合など、花束にかけられる予算が定まっている場合には、予算金額と併せて検索すると、希望する価格帯の中から絞って探しやすくなります。
また、相手へ贈る日まで時間がなく、配送を急いでいる場合には「即日配送」など、配送を意識した条件で検索すると、配送対応の早いショップを見つけ出せます。
花束を通販で購入するときの注意点
具体的にネットショップでの購入が定まってきたら、購入前に注意点を確認していきましょう。
対面での実店舗と異なり、ネットショップではいくつか気を付けたいポイントがあります。
せっかくの花束を安心して気持ちよく購入するためにも、以下の点に注意して通販サイトを選びましょう。
信頼できるサイトを選ぶ
これはフラワーショップに限ったことではありませんが、ネットショップでは個人情報の入力が必須になります。
信頼性が高いサイトでの購入を検討しましょう。
- 個人情報の入力画面でURLに鍵アイコンがない(HTTPSではない)
- 店舗メールアドレスにyahooなどのフリーメールを使用している
- 代金振込み口座が法人名義ではない
上述のようなネットショップである場合には、安全性を考慮して購入を避けたほうが良いと言えます。
お花の管理状態を記載しているサイトを選ぶ
通販で花束を購入する際に、もっとも気になるのがお花の鮮度です。
せっかくのフラワーギフトですから、新鮮な状態の花束を贈りたいですよね。
花束が新鮮であるためには、アレンジメントを作られる前の、店舗での管理状態が大変重要になってきます。
通販サイトでは、サイト内にお花の管理状態を表記しているサイトを選んで、確認しておけば安心です。
価格範囲を確認する
ショップによっては配送料込みでの価格表記をしているサイトもありますが、ショップによって表記方法はさまざまです。
商品事態の価格以外にも、消費税、配送料、追加オプション料金などをきちんと確認してから注文してください。
特に、長さが生まれるワンサイズブーケの配送では、商品を梱包する箱のサイズで追加料金が発生するケースもあります。
予算があらかじめ決められている注文では、予算内に収まるよう最終的な商品代金を細かく確認しておきましょう。
受け取り可能日時を確認しておく
切り花で作られた花束は、できるだけ元気で新鮮な状態で届けたいものです。
ラッピングの際には、お店で保水ゼリーなどを使い保水処理がされていますが、相手へ渡すまでに時間が空いてしまえば、お花は元気がなくなってしまいます。
通販で注文する際には、相手の元へ花束が届くのは翌日以降になります。
前もって相手の方へ受け取り可能な日時を確認しておき、最短で手元へ届けられるよう手配を行ないましょう。
どうしても日が空いてしまう場合には、花束の注文時に事前に店舗へ相談して、長持ちしやすい花材を使うなど、工夫してもらうことをおすすめします。
まとめ
今回は、花束を通販で購入するうえでの選び方や注意点について、ご紹介してきました。
誰かへ花束を贈るときには、相手を想ってお花を選ぶ時間が生まれます。
受け取る相手がどんな花束を喜んでくれるのか、あれこれ思い浮かべて選ぶギフトには気持ちがこもりますね。
さまざまなネットショップがある中で、花束の雰囲気やサービスは各店舗によって違いがあります。
大切な人へ渡す心を込めたギフトですから、じっくりと吟味して、素敵なフラワーギフトを選んでみてくださいね。