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誰でも手軽にできる!切り花を長持ちさせて楽しむ方法

多忙な毎日の中、お部屋の中に色とりどりのお花があるだけで心が和みます。
でもせっかく買ってきたお気に入りの切り花がすぐに枯れてしまったり、ギフトで頂いたお花が日持ちしなくてがっかりした経験をされた方もいらっしゃるでしょう。
花のある暮らしはリラックス効果もあるため、疲れがちなあなたの心をきっと癒してくれますよ。
今回は、誰にでもできる方法で切り花を長持ちさせる秘訣を紹介します。
更に長持ちする切り花の選び方や、長持ちするお花の種類なども一挙にご紹介しますので最後までチェックしてみて下さいね。

長持ちする切り花の選び方

大好きなお花を買ってきたのに、すぐに元気がなくなってしまったらテンションが下がってしまいます。
だからこそ、お花をチョイスする時に新鮮なものをセレクトすることが大切です。
当然ながら花屋さんに置かれているお花は今日入荷したばかりの新鮮なお花ばかりではありません。
出来るだけ新鮮なお花を選んで、一日でも長くお花を楽しみたいですね。
そこで、ここではフレッシュなお花を見抜く方法をチェックしてみましょう。

花のコンディションをチェック

パッと見た瞬間、きれいと感じるのは満開に開いた花の状態でしょう。
しかし、それだと必然的に長く楽しめません。
それでは、蕾ばかりをチョイスすれば良いのかと言うと、やはりバランスが大切になります。
特に誰かにプレゼントをする場合には、適度に開いている花と蕾をバランスよく入れると良いでしょう。
蕾を選ぶときには、あまり固いものだと開くのに時間がかかるので、少し開花が始まったくらいのお花を選ぶのがおすすめです。

葉っぱや茎の状態をチェック

よりフレッシュなお花を選びたいときは、葉の状態や茎もチェックしてみましょう。
特に開花していないお花をチョイスする場合には、花弁に揺るぎがないかを確認してみてください。
葉や茎はみずみずしく、彩りが良くしっかりしているものがおすすめです。
お花屋さんの店頭によくブーケのような状態で売られているアイテムは、見切り品の可能性があるので買うときには注意しましょう。
不安な時は、店員さんにお花の入荷日を確認してみても良いですね。

長持ちする切り花をセレクトする

切り花は、蕾から静かに花びらを開いていく変化を楽しむメリットがあります。
満開に咲き誇る姿はもちろん素敵ですが、少しずつ枯れていく姿も哀愁がありお花を観賞する醍醐味と言えるでしょう。
しかし少しでも長く切り花を楽しみたい方は、最初から長持ちするお花の種類をセレクトするのもおすすめ。
品種などは最後に紹介しますのでそちらを参考にしてみて下さい。

切り花が枯れやすい原因を知ろう

シンプルなお部屋でも、そこに一本の花が飾ってあるだけで空気感が変わり、パッと明るい雰囲気になりますね。
お花にはそれだけのパワーがあります。
しかし買ってきたお花が数日で枯れてきてしまったり、頂いたお花が元気を失くしてしまったりして、意気消沈した経験がある方は多いのではないでしょうか。
ここでは切り花が枯れやすい原因を知り、長持ちさせる方法を考えてみましょう。

雑菌やカビの繁殖によるもの

花瓶に活けた切り花が長持ちしない原因の一つには、雑菌やカビの繁殖があります。
特にバラやガーベラ・菊などのお花は細菌が詰まると導管閉塞を起こして水揚げを妨げてしまうので注意しましょう。
お花にとって導管は、水分を運ぶための大切な通路です。
ひどくなると、花首から萎れてしまうこともあるので、花器の水を取り替える際はヌルヌルした箇所もきれいに洗って下さい。

室内の環境によるもの

切り花は基本的に夏の暑さには弱いです。
お花も私たちと同じように呼吸しており、暑いとエネルギーの消費量が多くなります。
したがって花びらや葉が密集している部位は特に弱ってきたり、傷みが早くなる原因にもなるでしょう。
更に気温が上がると花瓶の水が腐りやすくなることも、気に留めておかなければいけません。
お出かけの際には、部屋の中の一番涼しい場所に花瓶を移してあげるようにしましょう。

栄養が足りていない(水あげがうまくできていない)

お花が順調に育ち蕾からきれいなお花を咲かせるには、栄養となる糖分が必要です。
糖分が不足してしまうと、せっかくのお花が蕾のまま枯れてしまったり、数日で元気がなくなったりと、多方面から問題が発生します。
特に蕾を多くつけている切り花の場合は、よりたくさんの栄養分を必要とするため、水揚げがうまくできていないと感じた時には延命剤などを使用することがおすすめです。
本来植物は光合成によって糖分を得ますが、切り花は自分で光合成するのが難しいので栄養を与えてあげる必要があります。

切り花を長持ちさせる方法

お気に入りのお花を、一日でも長持ちさせる方法を知りたいと思う方は多いはず。
当たり前ですが、切り花には根がないので栄養も水もうまく吸収することができません。
ですから、少しでもそれらが行き届くように手助けしてあげることで、お花がより生命力を持つことになります。
ここでは、切り花を長持ちさせる基本のメゾットを紹介しますので参考にしてください。

お花に合った花器をチョイスしよう

どのような切り花を飾るかによって、おすすめの花器は違ってきます。
ただし普段使いの花器ならば、少なくても中がしっかりと洗浄できるタイプを選ぶと良いでしょう。
花器の口があまりにも狭いタイプのものだと洗いにくく、ばい菌が繁殖する原因になります。
新しく花器を選ぶ際には、お花を生けた時に茎や葉が伸び伸びとできるくらいに余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。
もし花を飾っていなくてもインテリアとして活用できるものや、メンテナンスが楽でストレスがかからないアイテムだと重宝するでしょう。

花瓶の水を清潔に保つ

雑菌を増やさないためにも、花瓶の中の水は毎日取り替えて清潔を保つようにしてください。
これは四季を通して同じです。
ですが、夏場の暑い盛りには1日2回水を替えても良いでしょう。
水を替える時に、もし花瓶にヌメリを感じたらその部位をよく洗うと更に効果的です。
また水に葉っぱが浸かってしまっている状態だったら、かわいそうですが切り取ってあげてください。
水に浸かった葉が腐敗すると花も傷んでしまうので、気をつけましょう。

延命剤を使用する方法もある

お花が快適に生きられる環境を整えても、根が無くなった切り花の場合は栄養を吸収するパワーに限りがあるでしょう。
そこで栄養補給として延命剤を使用する方法もあります。
延命剤にはブドウ糖などの糖分や殺菌剤などが配合されており、長く活き活きとしたお花を楽しみたい方におすすめです。
頻繁に切り花を飾る習慣がある方なら液体タイプ、ごく稀にしか使用しない方には粉末タイプも販売されています。

ギフトで頂いたバラを長持ちさせる方法

ギフトで頂くことが多いバラの花ですが、すぐに元気がなくなってしまってがっかりした経験を持っている方も多いでしょう。
バラは存在感があり美しいお花ですが、意外に水あげをしにくいと言うウィークポイントがあります。
どの種類のお花にも共通しているのは、水あげをしやすい環境を作ってあげることが最も有効です。
ここでは、バラの切り花を長持ちさせる方法を紹介していきましょう。

活ける前の注意点

茎が華奢なのにも関わらず、大きなお花を咲かせるバラの花。
見た目はゴージャスですが、栄養分を吸い上げにくくデリケートな一面があるので注意してくださいね。

①包装紙やリボンなどを取って新聞紙で包む

プレゼントなどで誰でも一度は頂いたことがあるのが、バラの花ではないでしょうか。
バラの切り花は、少し時間が経つとぐったりして元気を失くしてしまいます。
ですからラッピングやリボンなどで包まれている状態ならば、ほどいて新聞紙を湿らせて包んでおきましょう。
せっかく吸収した葉や茎の水分を蒸発させないために大切なポイントです。
バケツなどに深めに水を張って入れておけるならなら、さらに良いでしょう。

②花器の準備

まずはバラのお花に合ったサイズの花器を用意しましょう。
花器は、切り花がいきいきと咲くことができる環境を作るために用意するお部屋のようなものです。
できるだけ呼吸がしやすいように、ゆとりがあるサイズをチョイスしてください。
もし何かを代用する場合、コーヒーの空き瓶やジャムの空き瓶など口が広く深めのアイテムがおすすめですよ。

③余分な葉やトゲを取る

バラにはトゲがあるので、水替えの際にケガをしないためにも最初に切っておくと楽です。
この際、トゲは尖っているので指先にケガをしないように注意してください。
また花瓶に入れた時に水に浸かる部位の葉っぱは、傷みやすくなるので園芸用のはさみでカットしてあげましょう。
上の方の葉っぱは残しておいて問題ありません。

④活ける時に茎を切り水あげを良くする

活ける前にお花が栄養を吸い込みやすくするために、水切りをすると花持ちが良くなるのでおすすめです。
この方法は、他のお花の場合も概ね等しい手順でできるので、覚えておくと良いでしょう。
まずは洗面器などに水を入れたままの状態で茎を入れて、2㎝~3㎝の箇所で斜めに切ってあげてください。
斜めに切ると断面が変わることで、水を吸い上げるパワーが上がります。
できれば水を替える度に、こまめに茎をカットしてあげると良いでしょう。

なるべく涼しい場所に花瓶を置こう

バラだけではなく一般的な切り花を長持ちさせるには、温度管理も大切なポイントです。
特に暑い夏は陽ざしが入る窓際や、蒸し蒸しした通気が悪い場所に花瓶を置くと、花が萎れてしまう原因になります。
バラに適しているお部屋の温度は15℃~25℃ほどです。
夏はなるべくエアコンなどでコントロールして快適な状況を作ってあげてください。
ただしエアコンの風が直接当たると、水分が抜けて涸れてしまうので注意しましょう。
またお出かけする時には、出来るだけ涼しい場所に花器を移してあげると良いです。

自宅にあるもので簡単に切り花を長持ちさせる方法

切り花が弱ってしまう原因の多くは、ばい菌などが増えてお花が栄養を吸収できなくなることでしょう。
特に茎の切り口には、ばい菌が繁殖しやすいので毎日少しずつ茎をカットしてあげることや水替えはマストです。
水替えの際に、もしヌメリがあったらきれいに洗い落としてあげてください。
ここでは、自宅にあるもので誰でもシンプルに切り花を長持ちさせる方法を紹介します。

ハイターで水をきれいにする

切り花が傷みやすいのは、花瓶の中の水が腐敗することに起因しています。
したがって、水が汚れないようにすることがお花を長持ちさせるコツになるでしょう。
自宅にある塩素系のキッチンハイターは、水が腐敗して雑菌が増えるのを防ぐ働きをしてくれます。
水が300mlに一滴程度の割合なので、ご家庭にある花瓶だったらごく少量で効き目があるでしょう。
入れ過ぎないように気を付けてくださいね。
もし心配な場合は、フラワーショップなどで販売されている延命剤を活用しましょう。

サイダーが栄養剤の代わりになる

お花を長持ちさせるには、葉っぱや茎に栄養が行き届くことも大切です。
植物は普通は光を浴びることで光合成をして糖を作り栄養にしていますが、切り花には根がないので光合成をすることが難しくなります。
そこで代用できるのが、自宅にある砂糖や炭酸水(サイダーなど)です。
(砂糖の場合は、水200mlに対して小匙1杯が目安)
もし、お花に元気がなくなってきたと感じたら5(水):1(サイダー)の割合で与えてみてください。
ただし、糖分はばい菌の発生にもつながるので、こまめに水を替えてあげましょう。

ギフトに最適!長持ちする切り花の種類って?

 

記念日や誕生日には相手に喜んでもらえるように、日持ちするお花をプレゼントしたいですよね。
お花は手を掛けることでも長持ちしますが、もともとタフな種類もあります。
フラワーショップには色とりどりの花が並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまうでしょう。
そんな時は、長持ちする種類をピックアップする方法もあります。
ここでは、ギフトにもピッタリな丈夫な切り花の種類を紹介しますので参考にしてください。

①ガーベラ

まず最初に紹介するのは、ガーベラです。
ガーベラはほぼ一年中お花屋さんにありますし、フラワーアレンジメントにもよく使用されるお花。
品種改良されて、一重咲や八重咲などたくさんな品種があるのも魅力です。
またカラーも豊富で、見た目も可愛らしいため、男女ともに贈る相手を選びません。
ガーベラの花言葉は「希望」ですが、カラーによっても意味が違います。

②トルコキキョウ

トルコキキョウはリンドウ科のお花で、一重咲もありますが一般的には花びらの数が多いフワフワっとしたお花をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
主な時期は5月~7月ですが、フラワーショップには通年置いてあることが多いお花。
カラー展開も豊富で、どんなお花とも相性が良いのでブーケにしてもよく映えます。
トルコ桔梗の花言葉は「優美」「思いやり」など、お花のイメージと共に温もりを感じる意味が多いのでおすすめです。

③アルストロメリア

アルストロメリアは、よく見ると百合によく似ている花の形をしています。
花のカラーも豊富に展開されており、花持ちが良いのが特徴です。
スプレー咲き(一つの茎にたくさんの花を咲かせる)なので、1本がとてもボリューム感があり豪華に見えるのが人気の秘密。
花言葉は「未来へのあこがれ」です。
晴れの日に贈るギフトに最適なお花ですね。

④かすみ草

かすみ草は花姿が霞のように見えたことから名付けられたという可愛いお花です。
よくバラやカーネーションなどと一緒にブーケにも使用されているので、誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
他のお花とのハーモニーも素晴らしいですが、主役としても存在感があるかすみ草は女性にも人気です。
花言葉は「清らかな心」「幸福」などがあります。

⑤シンビジューム

洋ランの中で最も強く長持ちするため、切り花としてもよく使われるシンビジュームは柔らかな色合いのカラーが多いのが特徴です。
花の時期は12月~4月なので、花の少ない冬場に大活躍します。
品種も60種類以上あり、ウェディングシーンでもよく見かけるお花。
優しげなカラーが多いためか、派手過ぎない点も高く評価されていますよ。
花言葉は「飾らない心」「華やかな恋」などがあります。

まとめ

せっかくギフトで頂いたお花や、自分へのご褒美に購入したお花がすぐに萎れてしまったら残念ですよね。
そこで今回は、切り花を長持ちさせる方法をご紹介させて頂きました。
切り花は、毎日水を替えてきれいにしたり、水あげしやすいように茎を切ったりすることで活き活きと長持ちしてくれるでしょう。
またなるべく涼しくて風通しが良いところに置くだけでも、日持ちが違いますよ。
花のある暮らしは毎日を潤いのあるものにしてくれます。
あなたも是非大切な人へ、そして自分へのプレゼントにお花を贈ってみませんか。