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コーヒーの木観葉植物|育て方から植え替え方法まで徹底解説

コーヒーの木 イメージ

コーヒーの木(コーヒーノキ)は、美しい観葉植物として人気があり、きちんと育てることが出来れば実を付けることができて、収穫する楽しみも味わえます。

そんなコーヒーの木の観葉植物としての育て方や植え替え方法、実がなる過程までをこの記事でまとめました。

また、実をつける方法やトラブル対策、プレゼントにも最適な理由やおすすめ商品も紹介しています。

初心者にも育てやすいコーヒーの木を基本からわかりやすくまとめていますので、ぜひコーヒーの木を育てる参考にしてみてください。

観葉植物で人気なコーヒーの木(コーヒーノキ)とは

コーヒーの木は、観葉植物としても非常に人気が高く、その美しい葉と特別な魅力が多くの植物愛好者を魅了しています。

コーヒーの木は、実際にコーヒー豆を育てることができるため、コーヒー好きの方から人気がある観葉植物です。しかし、それだけではないコーヒーの木の魅力が沢山あります。

ここでは、コーヒーの木の原産地や特徴について、さらにその魅力がどこにあるのかを紹介します。

コーヒーの木の原産地とその特徴

コーヒーの木は、熱帯の高地が原産地であり、特にエチオピアがその起源とされています。

この植物は、温暖で湿度が高い環境を好みます。

コーヒーの木は、葉が濃いグリーンで光沢があり、成長すると高さが1.5メートルを超えることもあります。

葉の形は楕円形で、細長いものが多いです。花は小さく白い色をしていて、花が咲いた後になる実がコーヒー豆として親しまれています。

コーヒーの木と珈琲の関係と種類

コーヒーの木は、私たちが普段飲んでいるコーヒーの豆を生み出す源です。

木の花が開花し、後に実が生ります。この実が熟成すると、コーヒー豆が収穫でき、焙煎されて私たちの手に届くのです。

コーヒーの木にはいくつかの種類がありますが、最もよく知られているのは「アラビカ種」と「ロブスタ種」の二種類になります。

アラビカ種は、甘みと酸味がバランスよく感じられる、繊細で風味豊かなコーヒーが特徴です。涼しいところで自生するため、日本の室内で育てるには少しコツがいります。

ロブスタ種は強い苦味と酸味の少なさが特徴で、エスプレッソなどにもよく使われます。暑い中でも育てやすく、虫にも強いため育てやすい種類です。

コーヒーの木を育てるために必要な環境とは

コーヒーの木を育てるには、適切な環境を整えることが大切です。

コーヒーの木が健康に育ち、実をつけるためには、温度や湿度の管理が重要となります。

ここでは、コーヒーを育てるための環境の作り方をまとめました。

  • コーヒーの木の最適な温度と湿度
  • コーヒーの木に最適な土壌と鉢の選び方
  • コーヒーの木の日光と水やりのコツ

について見ていきたいと思います。

コーヒーの木の最適な温度と湿度

コーヒーの木は温暖な気候を好むため、最適な温度は20度から30度程度が理想的です。特に冬の寒さには弱く、10度を下回ると成長が遅くなるため、寒冷地で育てる場合は室内で育てるとよいでしょう。

コーヒーの木は湿度が高い場所を好むため、60%以上の湿度が理想的です。乾燥した環境では葉が縮み、実の成長にも影響が出るため、湿度管理が欠かせません。

室内で育てる際は加湿器を使用するか、葉に霧吹きで水をかけて湿度を保つのがおすすめです。

コーヒーの木に最適な土壌と鉢の選び方

コーヒーの木にとって、土壌は排水性と通気性が良いものが適しています。

適した土壌は、通気性が良い軽い土です。根が呼吸しやすく、根腐れを防ぎます。

混ぜるとしたら、有機物であるピートモスや腐葉土、水はけのよいバーミキュライト、パーライトを混ぜた土がおすすめです。

鉢は、根が伸びやすいように十分な広さを持ったものを選ぶとよいでしょう。鉢の底には必ず穴があるものを選んで、水が抜けるようにしてください。

コーヒーの木の日光と水やりのコツ

コーヒーの木は明るい間接光を好みます。直射日光を長時間浴びると葉焼けを起こすことがあるため、直射日光を避け、適度な明るさが保たれる場所に置くことが大切です。

水やりについては、土が乾いてからしっかりと水を与えます。水やりの頻度は夏場は週に2~3回ほどで、冬場は10日に1回くらいでも良いほどです。しかし、環境により乾燥のしやすさは変わってきますので、土の状態や葉の様子を確認しながら水をあげるとよいでしょう。

その際に液体の肥料もあげるとよいでしょう。5月~9月の間に緩効性の肥料を与えます。

過湿を避けるため、鉢底に水が溜まらないように注意してください。

コーヒーの木の植え替え方法

コーヒーの木の元気がなくなって来たり、植物の大きさの割に鉢が小さくなっていくとき、そんな時はコーヒーの木の植え替えのタイミングかもしれません。

成長とともに鉢が小さくなると、根が圧迫されると水や栄養の吸収がうまくいかなくなります。

ここでは、コーヒーの木を育てるために知っておくべき植え替えのタイミングや手順について詳しく解説します。

コーヒーの木の苗から見る植え替えのタイミングとは?

コーヒーの木の苗からの植え替えは、基本的に2〜3年に1回を目安に行うのが理想です。

植え替えのサインとしては、鉢の中で根が詰まって排水が悪くなったり、根が鉢底から見え始めたりすると植え替えのタイミングになります。

植え替えを行う季節はは、春や初夏に植え替えをするのが最適なタイミングです。この時期はコーヒーの木の成長が活発になるため、植え替え後に根が新しい土壌に適応しやすくなります。

植え替え時の植木鉢と土の選び方

コーヒーの木を植え替える際には、鉢の選び方が重要です。新しい鉢は、現在使用している鉢より1~2サイズ大きいものを選び、底には水はけ用の穴が開いているものを選んでください。

サイズ選びも重要です。サイズが大きすぎると、土壌の湿気が長く残りすぎて根腐れを引き起こす可能性があるため、適切な大きさを選びましょう。

土壌は、先ほども紹介しましたが、通気性と排水性に優れたピートモスやバーミキュライト、パーライトを混ぜた土が最適です。観葉植物用の土の場合は、水はけがよいものを選んでください。

以前使っていた土を1/3ほど混ぜて土を作ります。

コーヒーの木の植え替え手順

コーヒーの木の植え替えは、慎重に行う必要があります。

まず、古い鉢からコーヒーの木を取り出し、根を傷つけないように注意深く作業します。

次に、根が広がりすぎていれば軽くほぐし、古い土を取り除きます。

その後、新しい鉢に適切な量の土を入れ、コーヒーの木を中央に配置します。鉢の縁から2~3cmほどの余裕を持たせるように土を加え、軽く押さえて固定します。

最後に、植え替え後は水をたっぷりと与え、土をしっかりと定着させてください。

植え替え後の管理方法

植え替え後のコーヒーの木は、敏感になっているので少しの刺激でもストレスを感じることがあります。そのため、強い直射日光や風を避け、温度が安定している場所に置くことが大切です。

また、植え替え直後は水やりの頻度を控えめにし、休ませてあげるとよいでしょう。葉水をして湿度を保つのもよいでしょう。

植え替えをしてから数週間後には、新しい土壌に根が慣れ、再び通常の水やりに戻すことができます。

植え替え後の1~2ヶ月は、新しい鉢の環境に適応するために様子を見ながら管理することが重要です。

コーヒーの木の実を付ける方法

コーヒーの木の実を付ける方法

コーヒーの木に実を付けるためには、いくつかの条件を整えることが必要です。コーヒーの木にとって適切な環境が整えば、実を収穫することができます。

ここでは、コーヒーの木の実がなるための花を咲かせる条件、実の収穫時期についてまとめました。

  • コーヒーの木の花を咲かせる条件とは
  • コーヒーの木のみが育つ過程
  • コーヒーの木で実の収穫のタイミング

以上の3つに分けて、コーヒーの実の付け方を詳しく解説します。

コーヒーの木の花を咲かせる条件とは

コーヒーの木が花を咲かせるためには、温暖な気候と適度な湿度と大きさが欠かせません。苗から育てて、1mを超えると実を付けることが出来るとされています。花が咲くのが3~5年、そこから実を付けることが出来るのが10年くらいかかるとされています。

しかし、実を付けるには花が咲いている時点で受粉をする必要があります。

開花をしたら細い筆を使って、雄しべと雌しべを優しく触れて受粉させてください。

コーヒーの木の開花は2日と短いため、毎日観察するとよいでしょう。

このように人工的に受粉したら必ず実になるかと言ったらそうではありませんが、受粉させてあげることで実になる確率は上がります。

コーヒーの木の実が育つ過程

コーヒーの木の実は、結実してから約10か月もの時間をかけて徐々に熟していきます。最初は緑色から始まり、次第に赤色に変わり、最終的には濃い褐色になります。

実の中には大きなタネがあり、このタネを焙煎すると、私たちが日常的に楽しむコーヒーになります。

ちなみに、赤く熟したコーヒーの「果肉」部分には自然な甘みがあり、最近ではその甘みが注目され、食用としても使われ始めています。

コーヒーの木で実の収穫のタイミング

コーヒーの実の収穫のサインは、実が赤く色づき、果実を手で押すと柔らかさを感じる時です。

同じ木でも実が赤くなるタイミングはそれぞれなので、目で見て確認して手で摘んでいきます。花が年に2回咲けば、実も年に2回収穫することも可能です。

実を収穫した後は、乾燥させてコーヒー豆にするための準備を行います。

実の収穫後は、次のシーズンに備えて植物を適切に管理し、根や枝を整えておくことが大切です。

コーヒーの木でよくあるトラブルと対策方法

コーヒーの木を育てる際には、いくつかのトラブルが発生することがあります。

特に葉の色の変化や虫の発生などはよく見られる問題で、放置しておくと木の成長に影響を与える可能性があります。

トラブルが起きてしまったら合わせて適切に対処することが、健康なコーヒーの木を育てるための重要なポイントとなります。

ここでは、コーヒーの木でよく見られるトラブルとその対策方法を紹介します。

コーヒーの木の葉が黄色くなる原因

コーヒーの木の葉が黄色くなる原因は、主に水やりの管理不良や栄養不足、または病気や害虫の影響などが考えられます。

原因は3つほどあり、過剰な水やりや排水が悪い土壌では根腐れが起こり、葉が黄色くなることがあります。

また、栄養不足で葉が黄色くなる場合は、窒素や鉄分の不足が原因となることがあります。直射日光に当たると葉焼けを起こして黄色くなり、底から病気につながることもあるので注意が必要です。

コーヒーの木の葉が黄色くなる対策

葉が黄色くなる原因に対しては、まず水やりの頻度を見直し、土に湿気が残奈良いようにすることが大切です。土が乾いてもしばらくしてから水を与えるとよいでしょう。

また、栄養補給が不足している場合は、バランスの取れた液体肥料を使って定期的に栄養を補給します。特に鉄分が不足している場合、鉄分を補うための専用の肥料を使用することが効果的です。

根腐れを起こして栄養不足になっていることも考えられるので、置き場所を変えたり水やりや肥料を与えても治らない場合は植え替えを行う必要があります。

コーヒーの木の虫がついてしまう原因

コーヒーの木に虫がつく主な原因は、湿度が高く温暖な環境が虫の発生を促進するためです。アブラムシやコナカイガラムシは、コーヒーの木の葉や茎に集まり、植物の栄養を吸ってしまうことがあります。

虫の発生は、特に観葉植物を室内で育てている場合に多く見られ、風通しが悪いと虫が繁殖しやすくなります。

また、長期間放置すると、虫が引き起こすダメージが広がり、木の健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。

コーヒーの木についた虫の対処の仕方と対策

虫がついた場合、まずは虫を取り除くことが重要です。手作業で葉や茎についている虫を取り除くか、虫専用の殺虫剤を使用することが効果的です。

さらに、コーヒーの木を清潔な環境で育てることが予防につながります。風通しの良い場所に置き、葉の表と裏に水を与えます。また、定期的に葉の裏側をチェックし、虫がついていないかを確認しましょう。

土の状態も大切です。乾燥気味に育てると土から虫が発生しにくくなります。

コーヒーの木がプレゼントにおすすめな理由

コーヒーの木は、インテリアの一部としても、ギフトとしても人気があります。

コーヒーの木の艶があって濃い緑色の葉っぱはおしゃれなデザインで、インテリアとしても向いています。また、水やりの頻度が少なく、初心者でも育てやすいので、忙しい方にもおすすめです。

そんな育てやすいコーヒーの木ですが、観葉植物としてプレゼントするおすすめな理由が沢山あります。その理由をまとめてみました。

コーヒーの木はおしゃれ?どんなインテリアにも合う

コーヒーの木は、その独特な葉の形状や濃い緑色が特徴的で、どんなインテリアにも調和します。

特にナチュラルテイストやシンプルなデザインが好まれる部屋にはぴったりで、部屋の雰囲気を一層引き立てます。

また、成長すると枝が立体的に広がり、空間に動きを与えるため、植物の魅力を最大限に活かすことができます。コーヒーの木は、リビングやオフィス、寝室など、あらゆる場所に適応でき、エレガントな印象を与えます。

コーヒーの木を取り入れて風水で運気アップ!

風水では、コーヒーの木は運気を良くする植物とされています。コーヒーの木は「健康運」「金運」「仕事運」「繁栄」が上がるといわれ、家庭やオフィスに置くことで金運や人間関係が良くなると言われています。

そのため、オフィスの観葉植物としても人気が高いのが特徴です。

花言葉の「一緒に休みましょう」の言葉通り、リラックスした空間作りにもつながります。

コーヒーの木はお祝いのギフトとしても人気

コーヒーの木は、お祝いでも人気です。誕生日や記念日、開店祝いなどに贈る方が多く、縁起がいいので選ばれているようです。

特に水やりの頻度が少なくて済むため、管理が楽なのがポイントです。また、適切に育てば実がなりコーヒーを楽しむことが出来るのも魅力のうちの一つになります。

観葉植物をお迎えしたいけどどれを選んでいいのか分からない方にとって、初心者向けのコーヒーの木が選ばれています。

 

コーヒーの木を育てる際の注意点とは?

コーヒーの木は観葉植物として人気がありますが、育てる際にはいくつかの注意点があります。ここでは、コーヒーの木を育てる際に注意すべきポイントについて質問形式でまとめました。

  • コーヒーの木はペットを飼っていても大丈夫?
  • ミニサイズ?陶器?育てやすいコーヒーの木とは

以上の2点について詳しく解説します。

コーヒーの木はペットを飼っていても大丈夫?

コーヒーの木は、ペットを飼っている家庭でも育てることが可能ですが、やはり注意が必要です。

コーヒーの木の葉や実には微量のカフェインが含まれているため、ペットが食べてしまうと体調不良を起こすことがあります。

そのため、ペットの届かない場所に置くことが重要です。

また、ペットが興味を持ちやすい植物でもあるため、鉢の高さや配置に工夫が必要です。ペットと共に暮らす場合は、コーヒーの木を飾る場所に配慮しましょう。

ミニサイズ?陶器?育てやすいコーヒーの木とは

コーヒーの木にはさまざまなサイズやデザインのものがあり、育てやすさにも違いがあります。

初心者におすすめなのは、ある程度育ったコーヒーの木です。ミニサイズのコーヒーの木は苗が小さく成長速度も速いため毎年植え替えする必要も出てきます。安定しないので初めて育てる場合やプレゼントする場合は、7号以上の大きなサイズのコーヒーの木をお勧めします。

また、鉢は陶器でできたものがおすすめです。陶器は通気性と保水性が良いため、コーヒーの木にとって快適です。しかし、ある程度軽い鉢の方が管理が楽という利点もあります。

陶器とプラスチックのいいところを取ったラスターポットがおすすめです。

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新しくご自宅へお迎えする方や、大切な方へのプレゼントとしてもぜひ、こちらのコーヒーの木を選ばれてみてはいかがでしょうか。

(おすすめした商品は、時期により入荷が無い場合があります。ご了承くださいませ。)

まとめ

コーヒーの木は、その美しさと育てやすさで多くの観葉植物愛好者に支持されています。

適切な環境で育てれば、花を咲かせ、実を収穫する楽しみも味わえます。特に、温度や湿度、土壌の管理に気を付けることで、より健康的に育てることができるでしょう。

コーヒーの木はインテリアにも最適で、ギフトとしても人気が高く、贈り物にぴったりです。

ぜひ、育て方や注意点をしっかりと押さえて、ぜひコーヒーの木を育ててみてください。