胡蝶蘭の値段はどれくらい?本数別の相場や選び方のポイントなどを解説
胡蝶蘭は優雅で上品な佇まいがあるため、開店祝いや就任祝い、誕生日など、さまざまなシーンで選ばれる贈り物です。しかし、「胡蝶蘭の値段ってどれくらい?」「何本立ちを選ぶべき?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、胡蝶蘭の本数別の価格傾向や選ぶ際の実用的なポイントなどを解説するので、購入前に知っておきたい情報をしっかり整理して満足度の高い贈り物選びに役立ててください。
胡蝶蘭の値段の決まり方
胡蝶蘭の価格は一見すると似ているように見えても、以下のような複数の要素によって細かく変動します。
- 本数やサイズによって価格が変わる
- 花の品質などによる違い
- ラッピングや立札などの付加サービス
ここでは、胡蝶蘭の値段を構成する主な要素を整理し、それぞれがどのように価格に関わっているのかを見ていきましょう。
本数やサイズによって価格が変わる
胡蝶蘭の価格に最も大きな影響を与えるのが、本数とサイズです。一般的に本数が増えるほど花のボリュームが出るため、価格も上がっていきます。たとえば、1本立ちはコンパクトで比較的安価に購入できますが、3本や5本、7本と本数が増えるにつれて1万円台から数万円の価格帯に広がっていきます。
また、同じ本数でも「大輪」「中輪」「ミディ」などのサイズによっても価格に違いが出ます。花が大きく見栄えするものほど高価格帯に設定される傾向があり、サイズ感と本数の組み合わせによって総額が大きく変わることを理解しておく必要があります。
花の品質などによる違い
同じ本数やサイズの胡蝶蘭でも、品質の違いによって価格は変動します。具体的には、花の輪数や花びらの形、色の均一さなどが品質を左右する要素です。
また、花の育成環境やブランド苗の使用なども価格に影響します。信頼性のある農園で丁寧に育てられた胡蝶蘭は花持ちが良く長く楽しめるため、その分価格にプレミアムが加わるケースもあります。
ラッピングや立札などの付加サービス
胡蝶蘭は贈答用として選ばれることが多いため、ラッピングや立札、名札などの付加サービスが価格に影響することが多いです。たとえば、豪華なラッピング資材を使った装飾や企業名入りの立札をオーダーする場合は、基本価格に加えて数百円~数千円の追加料金がかかる場合があります。
また、配送時の梱包や寒冷地向けの防寒対策なども別料金で提供されることがあり、トータルコストに含まれる点は見落としがちです。見た目の印象や相手への配慮を重視したい場合は、付加サービスの内容と価格を事前に確認することが大切です。
【本数別】胡蝶蘭の値段相場
胡蝶蘭には、主に以下のような本数が存在します。
- 1本立ちの胡蝶蘭
- 2本立ちの胡蝶蘭
- 3本立ちの胡蝶蘭
- 5本立ちの胡蝶蘭
- 7本立ちの胡蝶蘭
- 10本立ちの胡蝶蘭
胡蝶蘭は本数によって見た目のボリュームが大きく変わるため、それに応じて価格も段階的に上がっていきます。同じ品種でも1本立ちと10本立ちでは大きな価格差があり、サイズや花数との組み合わせによっては数万円単位の違いが生まれることもあります。
ここでは、代表的な本数ごとに見られる胡蝶蘭の価格帯について詳しく紹介します。
1本立ちの胡蝶蘭
1本立ちの胡蝶蘭は、コンパクトなサイズで手軽に楽しめるため、個人向けの贈り物や自宅用として人気があります。価格帯は輪数や品種によって異なりますが、一般的には3,000~7,000円程度が相場です。
たとえば、10輪前後のミディ胡蝶蘭は7,000円で販売されており、白の大輪胡蝶蘭1本立ちの場合は8,800円で提供されています。1本立ちの胡蝶蘭は手ごろな価格でありながらも華やかさを演出できるため、ちょっとしたお祝いシーンでも活用されています。
2本立ちの胡蝶蘭
2本立ちの胡蝶蘭は1本立ちよりもボリュームがあり、贈答用としても適しています。価格帯は、5,000~15,000円程度が一般的です。
たとえば、20輪前後のミディ胡蝶蘭2本立ちの場合は8,600円程度で販売されており、大輪の胡蝶蘭2本立ちは15,000円で提供されています。2本立ちの胡蝶蘭は比較的存在感があるため、さまざまな贈り物に適しています。
3本立ちの胡蝶蘭
3本立ちの胡蝶蘭は贈答用として最も一般的なスタイルであり、価格帯は10,000~30,000円程度が相場です。たとえば、33輪以上の大輪胡蝶蘭3本立ちは17,000円程度、42輪以上の大輪胡蝶蘭3本立ちは25,000円前後で提供されています。
3本立ちの胡蝶蘭は価格とボリュームのバランスが良く、ビジネスシーンでよく利用されています。
5本立ちの胡蝶蘭
5本立ちの胡蝶蘭はより豪華な印象を与えるスタイルであり、価格帯は30,000~60,000円程度が相場です。たとえば、50輪前後の中大輪胡蝶蘭5本立ちは21,000円前後で販売されており、70輪以上の大輪胡蝶蘭5本立ちは56,000円程度で提供されています。
5本立ちの胡蝶蘭は豪華な印象を与えるため、特別な贈り物や重要なシーンでの利用に適しています。
7本立ちの胡蝶蘭
7本立ちの胡蝶蘭は圧倒的な存在感を放つスタイルであり、価格帯は70,000~150,000円程度と非常に高いです。たとえば、70輪前後の大輪胡蝶蘭7本立ちの場合は54,000円程度、84~90輪程度の大輪胡蝶蘭7本立ちの場合は70,000円前後で提供されています。
7本立ちの胡蝶蘭は5本立ちよりもさらにインパクトがあり、盛大にお祝いできるため、特別な贈り物として重宝するでしょう。
10本立ちの胡蝶蘭
10本立ちの胡蝶蘭は最高級のスタイルであり、価格帯は100,000円以上のものがほとんどです。たとえば、80~90輪程度のリップカラー胡蝶蘭10本立ての場合は110,000万円、150~170輪程度の白胡蝶蘭10本立ての場合は165,000円で提供されています。
10本立ての胡蝶蘭は圧倒的な存在感を放ち、お祝いの空間を一気に華やかにしてくれますが、他の本数の胡蝶蘭よりも値段が高いので贈る際は注意が必要です。
【用途別】胡蝶蘭の選び方
胡蝶蘭が贈られるシーンとして、以下のような場面が挙げられます。
- 開店・開業祝い
- 就任・昇進祝い
- 引っ越し・新築祝い
- 誕生日祝い
ここでは、代表的な4つの用途に応じた選び方のポイントを紹介します。贈る相手やシーンに合わせて、適切な胡蝶蘭を選ぶ参考にしてください。
開店・開業祝い
開店祝いや開業祝いに贈る胡蝶蘭は、華やかさや見栄えが重要です。店頭やエントランスに設置されることが多く、遠目からも豪華に見えるよう白の大輪で3本立ち以上の構成が定番です。
花の輪数が多いほど見応えがあり、存在感を演出できます。そこに立札を添えることで誰からの贈り物かが明確になり、開業時の信用や格を上げる効果もあります。
ラッピングはビジネスシーンに合わせて落ち着いた色合いを選びつつ、目立ちすぎず洗練された印象にするのがポイントです。設置場所の広さや動線も考慮し、バランスの良いサイズを選ぶと好印象を与えられるでしょう。
就任・昇進祝い
就任祝いや昇進祝いでは、品格のある印象を与える胡蝶蘭を選ぶことが大切です。派手すぎない白の大輪を基調としつつ、花の揃い方や立ち姿が美しい高品質なものが好まれます。
本数は3本立ちや5本立ちが一般的で、役職や相手との関係性に応じてボリューム感を調整するとスマートです。立札には贈り主の会社名や部署名を正式に記載し、細部まで配慮することが求められます。
ビジネス上の慶事では胡蝶蘭の品位がそのまま送り手の印象につながるため、信頼できる専門店で品質の高い商品を選ぶのが確実です。
引っ越し・新築祝い
引っ越しや新築のお祝いには、インテリアに調和しやすく置き場所に困らないサイズ感の胡蝶蘭がおすすめです。特に、ミディタイプや中輪の胡蝶蘭はコンパクトでありながらも華やかさを持ち合わせており、室内にさりげなく飾ることができます。
色味は白や淡いピンク、グリーンなど、落ち着いたトーンのものが人気であり、インテリアを邪魔しない配慮が好印象を与えます。
また、鉢やラッピングのデザインにもこだわると、花だけでなく空間全体の印象が上品になるでしょう。
誕生日祝い
誕生日祝いで胡蝶蘭を贈る際は、相手の好みや年齢、雰囲気に合わせてパーソナルな要素を大切にするのがポイントです。ミディ胡蝶蘭や1~2本立ちのやや小ぶりなサイズが人気であり、贈られた側が自宅に飾りやすく手入れにも困りません。
色はピンクやパープル、イエローなど、個性を感じるものが選ばれやすく、贈る相手の好きな色をリサーチして選ぶとより一層喜ばれます。鉢のデザインやラッピングにもこだわり、メッセージカードを添えることで気持ちが伝わるあたたかい贈り物になります。
華やかさと実用性を兼ね備えた胡蝶蘭は、特別な日を彩るプレゼントとしてぴったりです。
胡蝶蘭を選ぶ際のポイント
胡蝶蘭を選ぶ際、以下の3つを押さえておくことをおすすめします。
- 安すぎる胡蝶蘭には注意
- 配送方法や日持ちをチェック
- 名札や立札の表記ルールを確認
胡蝶蘭は見た目の美しさだけでなく、贈り先の状況や目的に合わせて細やかに選ぶことが求められます。適当に選んでしまうと、思っていたより見劣りしたりマナー違反になってしまったりすることもあります。
ここでは、胡蝶蘭を選ぶ際に押さえておきたい基本的な注意点を解説するので、胡蝶蘭を贈るときに役立ててください。
安すぎる胡蝶蘭には注意
胡蝶蘭を選ぶ際、予算を抑えたい気持ちから安価な商品に目が向くかもしれませんが、あまりに価格が低すぎる場合は注意が必要です。見た目では分かりづらいものの、花の輪数が極端に少なかったり花びらの大きさや付き方にばらつきがあったりするケースがあります。
また、栽培時の環境や出荷管理が不十分な場合は、すぐに花が落ちたり茎が折れてしまったりすることもあります。特に贈答用として選ぶ場合は、胡蝶蘭の品質がそのまま贈り主の印象にも関わるため、見た目のボリュームだけでなく信頼できる販売店かどうかも必ず確認して選びましょう。
配送方法や日持ちをチェック
胡蝶蘭はデリケートな植物であり、配送中の温度変化や衝撃によって花や葉にダメージを受けやすい一面があります。そのため、「配送方法がしっかりしているか」「梱包状態が丁寧か」をチェックすることが大切です。
特に夏場や冬場は、クール便や寒冷地配送対応などのオプションがあるかも確認しておくと安心です。
また、届いたあとの花持ちにも差があるため、「つぼみが多めに残っているか」「栽培後どれくらい経っているか」などもチェックポイントです。贈った相手に長く楽しんでもらえるよう、鮮度や管理状態に注目して選ぶようにしましょう。
名札や立札の表記ルールを確認
胡蝶蘭をビジネス用途や改まった場面で贈る際は、名札や立札の書き方にも注意が必要です。たとえば、贈る相手の肩書きや会社名の順序、敬称の有無など、書式に誤りがあると失礼にあたることがあります。
多くのフラワーショップでは立札のテンプレートや記載例を用意しているため、それを参考にしつつ必要に応じて修正を依頼すると安心です。
また、漢字の間違いや敬称の重複などもありがちなミスなので、入力時にはしっかりと確認を行いましょう。特に法人名義で贈る場合は、社名や部署名の正確さが信頼につながるため、細部まで丁寧に仕上げることが大切です。
胡蝶蘭を探している場合はフラワーギフトラボへ!
フラワーギフトラボは胡蝶蘭をはじめ、さまざまなフラワーギフトを提供している花屋です。シチュエーションや予算からアイテムを選ぶことができ、ニーズに合った胡蝶蘭を選ぶことができます。
最後に、フラワーギフトラボが手がける胡蝶蘭を3つ紹介するので、気になる場合は商品ページをチェックしてみてください。
白一色で上品さが魅力的な胡蝶蘭
白一色でまとめられた大輪の胡蝶蘭3本立ては上品で華やかな印象を持ち、さまざまなお祝いの場に選ばれています。定番の白はフォーマルな贈り物としてはもちろん、親しい方への感謝を伝える場面にも適しており、幅広いシーンに対応します。
「清純」という花言葉を持つ白い胡蝶蘭は純粋さや清らかさを象徴し、結婚式や新築、開店、就任祝いなど、新たな門出を迎える相手への贈り物としても人気があります。混じり気のない白の美しさが、特別な瞬間にふさわしい気品を添えてくれるでしょう。
紅白で縁起の良い胡蝶蘭
白に赤いリップが入った胡蝶蘭の3本立ちは華やかさと上品さを併せ持ち、紅白の色合いから縁起が良いとされています。結婚祝いや誕生日といった個人のお祝いから開業や昇進などビジネスシーンまで幅広く活用でき、新たな門出を彩る贈り物として最適です。
長く楽しめる鉢植えタイプであり、「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っているため、華やかさと実用性を兼ね備えています。
青くエレガントな雰囲気を持つ胡蝶蘭
ブルーの胡蝶蘭2本立ちは、知的さや信頼を象徴する色合いに「純粋な愛」という花言葉を持ち、親しい友人や知人への気軽な贈り物に適しています。
特に誕生日のギフトとして人気があり、3月や9月、12月生まれの方にはアクアマリンやサファイア、ラピスラズリといった誕生石の色と重なるため、特別感のある演出ができます。
青の胡蝶蘭は落ち着いた華やかさが魅力的であり、心を込めたギフトとして選ばれています。
まとめ
胡蝶蘭は、気品ある佇まいから多くの場面で選ばれる贈り物です。しかし、その価格は一見すると分かりづらく、選び方も本数やサイズ、品質、用途によって大きく異なります。
本数ごとの価格帯や用途に応じた適切なスタイルを理解しておくことで、予算に見合った選び方ができるようになります。
また、安さだけで判断せず、品質や配送方法、立札のマナーなど、細かな部分にも配慮することで贈り物としての価値がより高まるでしょう。
フラワーギフトラボでは、上記の商品以外にもさまざまな胡蝶蘭を提供しています。理想的なフラワーギフトを探している場合は、ぜひ一度フラワーギフトラボをご覧ください。