枕花の相場とは?贈り方のマナーと供花との違いも解説
枕花とは、故人の枕元に供える花のことで、哀悼の意を込めて贈られます。
供花とは異なり、亡くなった直後から通夜までの間に届けるのが一般的で、白を基調とした落ち着いた花が選ばれる傾向があります。
しかし、枕花を贈る際に、相場やマナー、遺族への配慮など、気をつけるべき点がいくつかあります。
本記事では、枕花の意味や由来、供花との違い、贈る際の注意点などを詳しく解説し、適切な枕花の選び方や受け取った後の対処方法についても紹介します。
枕花とは?意味や由来について
枕花は亡くなった連絡を受けてからお通夜までの間に飾られる最初のお花になります。なぜ枕花が飾られるようになったのか、その意味と、由来や歴史を詳しく紹介していきます。
また、枕花を贈るタイミングなどもまとめています。
- 枕花の基本的な意味とは?
- 枕花の由来と歴史
- 枕花はいつ贈るものなの?
では枕花について詳しく見ていきましょう。
枕花の基本的な意味とは?
枕花とは、故人の枕元に供える花のことで、亡くなった方への哀悼の意を示すために贈られます。
訃報を受けた直後から通夜までの間に贈り、亡くなった方の枕元にお通夜までの間供える花です。
主に白を基調とした花が選ばれ、清らかで穏やかな雰囲気を作ることが重視されます。仏教や神道などの宗教に関係なく贈ることができるため、広く用いられています。ただし、地域や宗派によって贈る文化が異なる場合があるため、贈る場合は事前に確認するとよいでしょう。
枕元に飾るため比較的小さなアレンジメントや花束の形で届けられることが多く、自宅や病院などの故人が安置されている場所に直接届けられるのが特徴です。贈る際は、花屋や葬儀社を通じて手配するとよいでしょう。
枕花の由来と歴史
枕花の風習は、日本の葬儀文化の中で長い歴史を持っています。
古くは、故人の枕元に花や草木を供えることで、亡くなった方の魂を鎮める意味があったとされています。
平安時代には貴族の間で死者に花を手向ける習慣があり、江戸時代以降には庶民の間にも広まりました。
現代の枕花は、欧米のフラワーアレンジメントの影響も受けつつ、より形式化された形になっています。
かつては、菊や樒(しきみ)などの花が主流でしたが、現在では白百合やトルコキキョウなど、柔らかい雰囲気の花が選ばれることも増えています。
地域や宗派によって異なる部分はあるものの、故人を悼み、静かに見送るという本質的な意味合いは変わらず受け継がれています。
枕花はいつ贈るものなの?
枕花は、訃報を受けた直後から通夜が始まる前までに贈るのが一般的です。
しかし、亡くなった方が自宅に安置されている場合は直接届けることができますが、病院や葬儀場に安置されている場合は、遺族や葬儀社の意向に従いましょう。
通夜や葬儀が始まってからは供花を贈るのが一般的なため、枕花はそれ以前の段階で贈るものとされています。
地域によっては枕花の習慣がない場合もあり、枕花を贈るよりも供花を手配することが主流となっていることもあります。
贈る際には、遺族が受け取りやすい形にすることや、葬儀の準備で忙しい時期に負担をかけないよう配慮することが重要です。
枕花と供花の違いとは
枕花と供花は、どちらも故人への哀悼の意を表すために贈られる花ですが、目的や贈るタイミング、設置場所に違いがあります。
- 供花とは?
- 枕花と供花の違いを比較
- どちらを贈るべきか?シーン別の選び方
枕花と供花は似ていますが、適切なタイミングや形式を考慮し、故人や遺族に配慮した形で贈ることが重要です。
ここでは枕花と供花の違いを解説していきます。
供花(くげ・きょうか)とは?
供花(くげ・きょうか)とは、葬儀や通夜の際に故人を弔うために祭壇や会場に供えられる花のことです。
一般的にスタンド花や大型のアレンジメントが多く、左右対になる一対の花が用意されることもあります。
宗教や地域によって形式が異なり、仏式では菊や百合を主体とした花が選ばれ、キリスト教では白や淡い色の洋花が好まれるのが特徴です。
供花は、個人だけでなく企業や団体から贈られることも多いため、送り主の名前を名札に記載するとよいでしょう。
供花を贈る際には、葬儀場のルールや遺族の意向を事前に確認し、適切な形式で手配することが大切です。
枕花と供花の違いを比較
枕花と供花の違いは、主に贈るタイミング、設置場所、花の種類にあります。
枕花は、亡くなった直後に故人の枕元に供えられる花で、比較的小ぶりなアレンジメントや花束が一般的です。遺族の負担を考慮し、持ち運びしやすいサイズのものが選ばれます。
これに対し、供花は通夜や葬儀の際に祭壇や会場に飾られ、スタンド花や大型アレンジメントが主流です。
供花には、葬儀の場を華やかにし、参列者全体で故人を偲ぶという意味も含まれています。
また、枕花は白を基調とした落ち着いた花が選ばれやすいのに対し、供花は宗教や地域の慣習に応じて、菊や百合、洋花などが用いられることがあるのも特徴です。
枕花は個人で贈ることが多いですが、供花は企業や団体が贈るケースも多く、送り主の名前が名札に記載されるのが一般的です。
どちらを贈るべき?シーン別の選び方
枕花と供花は、それぞれシーンによって選びます。
枕花は、訃報を受けた直後に故人の枕元に供えるための花で、主に親族や親しい友人、知人が贈ります。自宅で故人が安置されている場合に、小さめのお花を贈ることで遺族へ配慮することができます。
供花は、通夜や葬儀で祭壇や会場を飾るために贈られる花で、遺族や参列者全体に対して弔意を示すものです。
そのため、個人だけでなく、会社や団体から贈ることも多く、葬儀の形式に合わせた花を選ぶ必要があります。
枕花を贈るべきか供花を贈るべきかは、故人との関係性や葬儀の状況によって判断し、遺族の意向を尊重することが重要です。
枕花の相場はどれくらい?
枕花の相場は一般的に5,000円から15,000円程度が目安とされています。
比較的小さめのアレンジメントや花束で5,000円から10,000円程度、中型のアレンジメントや籠花になると10,000円から15,000円程度がよいでしょう。
贈る相手との関係性によっても変わり、親族や親しい友人の場合は10,000円以上のものが選ばれることが多いです。
企業や団体が贈る場合は、15,000円以上のものを手配するケースもあります。
また、地域や葬儀の形式によっても異なり、都市部では比較的高めの価格設定になっていることが多いので注意が必要です。
相場の決め方とは
枕花の相場を決める際には、贈る相手との関係性、地域ごとの慣習、葬儀の規模などを考慮する必要があります。
親族や近しい友人の場合は10,000円から15,000円程度が一般的ですが、知人や会社の同僚などの場合は5,000円から10,000円程度が適切とされています。
都市部では価格がやや高めに設定されることが多く、地方では比較的リーズナブルな価格の枕花が選ばれる傾向にあります。
葬儀社や花屋によっても料金に差があるため、事前に確認することが重要です。
枕花を贈る際のマナーと注意点
枕花を贈る際には失礼にならないためにも注意することがいくつかあります。
以下の点について注意するとスムーズに贈ることができるでしょう。
- 遺族の意向を確認する
- 枕花を贈る際の配送手配
- 枕花で贈る立札の書き方
- 枕花で贈るメッセージの書き方
マナーと気を付けるポイントを押さえて、枕花を贈るときの参考にしてください。
遺族の意向を確認する
枕花を贈る前に、まずは、遺族に枕花を贈っていいか確認を取るようにしましょう。
地域や宗教によっては、枕花を贈る習慣がない場合もあるため、事前に確認せずに送ると、かえって遺族に負担をかけることになります。
特に、神道では枕花を供える文化がないことが多いため、宗教や葬儀の形式に合わせた対応が求められます。
また、遺族が花の受け取りや管理が難しい状況にある場合も考えられます。そのため、親族や葬儀を取り仕切る人、または葬儀社に問い合わせることで、適切な判断ができるでしょう。
枕花は哀悼の意を示すものですが、遺族の気持ちを尊重し、負担にならないよう慎重に対応することが重要です。
枕花を贈る際の配送手配
枕花を贈る際は、配送手配にも注意が必要です。
枕花は訃報を受けた直後から通夜までの間に贈るものであるため、タイミングを誤ると適切に受け取ってもらえない可能性があります。
葬儀社や遺族に確認し、枕花を受け取ることが可能な時間帯を把握することが大切です。また、遺族は葬儀の準備で忙しいため、直接手渡しを避け、花屋や葬儀社を通じて配送します。
配送の際は、葬儀社や花屋に「枕花として贈る」ことを伝えると、適切なデザインやサイズの花が選ばれ、スムーズに届けることができるでしょう。
枕花で贈る立札の書き方
札とメッセージは、枕花や供花を贈る際に添えるものですが、それぞれの役割や書き方には違いがあります。
まず、 立札とは、誰が贈った花かを明示するための札なので、贈った方の名前を表記しましょう。
例
- 「御枕花 ○○(送り主名)」
立札にはメッセージを詳しく書くことはなく、基本的に「御霊前」「御供」「御枕花」などの言葉と、送り主の名前を記載します。企業や団体から贈る場合は、社名は正式名称で役職名も記載するのが一般的です。
枕花で贈るメッセージの書き方
メッセージの場合、故人を偲ぶ言葉や遺族への励ましを込めた文章を弔電やカードとして枕花に添えます。
枕花には、シンプルで丁寧なメッセージを添えるのがよいでしょう。
例
- 「○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
- 「突然のご訃報に接し、深い哀悼の意を表します。」
- 「○○様の優しい笑顔を忘れません。どうか安らかにお休みください。」
また、宗教によっては「冥福」という言葉が適さない場合があるため注意が必要です。
キリスト教では「安らかにお眠りください」、神道では「御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます」といった表現が適しています。
枕花を贈る際に気を付けること
枕花を贈る際に気を付けることがあります。ほんの少しのことですが、気を付けることで遺族に配慮することができるでしょう。
- 枕花を避けると良いお花
- 枕花のサイズやラッピングに配慮する
以下で詳しく見ていきましょう。
枕花を避けると良いお花
枕花に使用する花は、香りの強すぎるものを避けるとよいでしょう。
亡くなった直後の遺族は精神的に不安定な状態であり、強い香りが負担になることがあるためです。また、葬儀の場では多くの人が集まるため、アレルギーや体調に影響を与えないよう配慮する必要があります。
そのため、枕花には白百合や菊、トルコキキョウ、カーネーションなど、落ち着いた香りの花が好まれます。
もし百合を使用する場合は、香りの控えめな品種を選ぶか、花粉を取り除くなどの工夫をするとよいでしょう。
また、バラもトゲがついているため、避けたほうが良い花です。バラを供えたい場合はトゲを切るなどの処理をしてもらってください。
枕花は華やかさよりも、故人を静かに見送るための花として、落ち着いた印象のものを選ぶことが重要です。
枕花のサイズやラッピングに配慮する
枕花を贈る際は、サイズやラッピングに注意することが大切です。枕花は故人の枕元や遺影のそばに供えられるため、大きすぎるものは飾る場所に困ることがあります。持ち運びやすく、すぐに飾れる小〜中型のアレンジメントが適しています。また、派手な装飾や色のラッピングは避け、白を基調とした落ち着いたデザインを選ぶのがマナーです。特に、透明なフィルムや控えめなリボンを使用したシンプルな包装が望ましいとされています。
枕花におすすめのフラワーギフト
枕花で人気があるのが、気品があり長持ちする胡蝶蘭と、飾りやすく持ち運びもしやすいアレンジメントフラワーです。
胡蝶蘭は花粉や香りが少なく、室内で管理しやすいため、枕花として適しています。一方、アレンジメントフラワーは、花瓶が不要でそのまま飾れる点が遺族にとって飾りやすいのでおすすめです。
今回はフラワーギフトラボで厳選したお花も紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。(時期によって取り扱いがないこともございます。ご了承くださいませ。)
品格がある胡蝶蘭
商品ページ:胡蝶蘭3本立て白色
胡蝶蘭は、枕花として選ばれることが多い花のひとつです。純白の花びらが清楚で上品な印象を与え、故人の冥福を静かに祈る気持ちを表現できます。
胡蝶蘭の特徴は、花粉や香りが少ないため、室内でも飾りやすく、アレルギーや香りの強さを気にする必要がない点です。また、他の花に比べて長持ちするため、通夜や葬儀が終わった後も、遺族がしばらくの間供え続けることができるのもメリットです。
胡蝶蘭は鉢植えの形で贈ることが多く、サイズもさまざまで、小さなものから豪華な3本立ちや5本立ちまで選べます。価格は一般的に10,000円以上になることが多いですが、高級感があり、目上の方や取引先などに贈る枕花としても適しています。
胡蝶蘭をお探しの方は以下からご覧いただけます。
落ち着いた色でまとめられた豪華アレンジメントフラワー
商品ページ:豪華アレンジメント
アレンジメントフラワーは、枕花として最も一般的に選ばれる花のひとつです。こちらの商品は、落ち着いた色でまとめられた豪華なアレンジメントフラワーです。
花束とは異なり、専用の器に花がセットされているため、花瓶が不要でそのまま飾れるのが大きな利点です。遺族が花を活け直す手間がかからず、受け取った後すぐに枕元や仏前に供えることができます。
使用される花は白を基調とした百合、菊、トルコキキョウ、カーネーションなどが多く、落ち着いた雰囲気を演出します。
サイズもコンパクトなものからボリュームのあるものまで幅広く、価格帯も5,000円から15,000円程度と選びやすいのが特徴です。
派手な装飾を避け、シンプルで上品なデザインのものを選ぶことで、故人への敬意を適切に表現できます。
お悔やみ・ご葬儀のお花をお探しの方は以下からご覧いただけます。
枕花を受け取った遺族側がすることとは
枕花を受け取った際は、適切に対応し、故人を偲ぶためにふさわしい場所へ飾ることが大切です。また、枕花は生花で、時間が経つと傷んでしまうため、適切な処分方法も知っておく必要があります。
- 枕花を受け取った際の対応
- 枕花の飾り方
- 枕花の処分方法
枕花を受け取った際の基本的な対応から、飾り方、処分のタイミングや方法について詳しく解説します。遺族としてのマナーを守りながら、故人を敬う気持ちを大切にしましょう。
枕花を受け取った際の対応
枕花を受け取った際は、まず贈り主の名前を確認し、弔意を示してくれたことへの感謝の気持を伝えるためにお礼をします。直接お礼を伝えることが難しい場合は、電話や手紙、または香典返しを送る際に感謝の意を伝えるのが一般的です。
枕花には送り主の名札が付いているので、後日お礼を伝えるために、名前を記録しておくとよいでしょう。
大体でよいので、贈られた花の金額半分くらいの返礼品を贈ります。香典なども頂いている場合は、合わせた金額でお礼の品を選ぶとよいでしょう。
枕花の飾り方
枕花は、故人の枕元や遺影のそばに供えるのが一般的です。自宅で安置されている場合は、布団の近くや遺影の前に置くとよいでしょう。
葬儀場に安置されている場合は、指定されたスペースに供えることが望ましく、葬儀社の指示に従ってください。
枕花のサイズによって飾る場所を考慮する必要があり、大きなアレンジメントの場合は床や台の上に、小さめのものは机の上に置きます。水替えが必要な場合は、枯れた花を取り除き、長持ちするように管理するとよいでしょう。
枕花の処分方法
枕花の処分は、一般的に葬儀が終わった後に行います。
生花は時間とともに枯れていくため、枯れたら祭壇から下げたりして適切なタイミングで処分することが重要です。
自宅で供えた場合は、花が傷み始めたら花びらや葉を取り除くとよいでしょう。
仏教では、枯れた花を供え続けるのは良くないとされているため、新しい花に交換するのが望ましいとされています。
供花や枕花が大量にある場合は、まとめて処分するのが難しいため、葬儀社や花屋に相談することもできます。
地域によっては生花を庭に埋めたり、自然に還す方法を取ることもあるので、処分の際は、その地域での処分の仕方にならって対応するようにしてください。
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