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節分に飾る植物の由来とは?邪気を払う節分におすすめの植物を紹介

節分は、一年の邪気を払い、新たな運気を呼び込む日本の伝統行事です。豆まきや恵方巻きの習慣が有名ですが、実は「植物」を飾ることでさらに効果的に邪気を払えることをご存知でしょうか?特に、ヒイラギやトベラや南天、節分草といった縁起の良い植物は、昔から厄除けや福を招く植物として親しまれています。

本記事では、節分に飾ると良い植物の由来や意味、鬼が嫌うものとの関係、さらにはおすすめのフラワーギフトまで詳しく紹介します。節分を迎える準備として、ぜひ参考にしてみてください。

節分に飾るといい植物

節分には邪気を払い、福を呼び込むために植物を飾る風習があります。古くから伝わる縁起の良い植物には、それぞれ厄除けの意味が込められています。ここでは、節分に飾ると良いとされる代表的な植物である「トベラ」「南天」「節分草」について、その由来や意味を詳しくご紹介します。

トベラ

トベラは、節分の魔除けとして飾られることのある植物のひとつです。トベラの葉を傷つけると独特の香りが広がることから、昔は鬼や邪気を寄せ付けないと信じられていました。そのため、鬼が入ってこないように玄関や門に飾る風習が一部の地域で残っています。

また、トベラの名前は「扉の木」が由来ともいわれ、節分に邪気を払うため玄関先に飾っていたことからきています。そのため古くから家の守り神のような存在として扱われてきました。節分に飾ることで厄を払い、家庭に福を呼び込むと考えられています。

南天

南天(なんてん)は、「難を転じて福となす」という語呂合わせから、縁起の良い植物として節分やお正月に飾られることが多い植物です。赤い実が特徴的で、この赤い色も魔除けの効果があるとされています。

また、南天の葉には防腐・殺菌効果があることから、古くは喉の薬としても使われていました。そのため、「健康を守る」植物としても親しまれています。節分の飾りとして取り入れることで、家族の健康や厄除けの願いを込めることができます。

節分草

節分草(せつぶんそう)は、名前の通り節分の時期に咲く小さな白い花です。この花は、雪の中から顔を出す姿が清らかで可憐なことから、邪気を払い、新しい春の訪れを告げる花として大切にされてきました。

また、節分草は福岡県などの一部地域で、節分に玄関先にまく風習があったともいわれています。これは、節分草が持つ「厄除け」や「福を招く」意味を象徴しているためです。

節分草を観賞用として鉢植えで育てたり、玄関先に飾ったりすると、節分らしい雰囲気を演出できるでしょう。

節分に飾る植物の意味とは

節分に植物を飾るのには、古くから伝わる邪気払いと福を呼び込む意味があります。日本では、鬼や厄災を追い払い、家族の健康や幸福を願うために、特定の植物を用いる風習が残っています。

たとえば、「柊鰯(ひいらぎいわし)」は、鬼が嫌う柊のトゲと焼いた鰯の匂いで邪気を遠ざけるとされ、玄関に飾られます。また、「南天(なんてん)」は、「難を転じて福となす」という言葉に由来し、魔除けや健康祈願の象徴とされています。「節分草」は春の訪れを告げる花として、新しい季節の始まりを祝う意味があります。

節分とは?

鬼を追い出すイメージが強い節分ですが、そもそも節分とは、季節の変わり目に厄を払い、新しい運気を迎えるための日本の伝統行事です。もともと「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指していましたが、現在では主に「立春」の前日、つまり冬から春に変わる時期の節分が重視されています。これは、旧暦では立春が一年の始まりとされていたため、新年を迎える行事として定着したことが由来です。

節分には「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまく風習がありますが、これは邪気を払い福を招くための儀式です。

2025年の節分は2月2日

通常、節分は2月3日とされていますが、2025年の節分は2月2日になります。これは、節分の日付が立春の日の前日に定められているためです。立春の日付は太陽の動き(二十四節気)によって毎年わずかに変動するため、節分の日もそれに伴い変わることがあります。

2021年にも節分が2月2日になりましたが、これは124年ぶりの出来事でした。

節分に関係する「立春」って何?

立春とは、二十四節気の一つで、春の始まりを告げる日です。太陽の位置によって決まり、毎年2月3日または4日ごろに訪れます。立春の前日が節分とされるため、立春の日付によって節分の日も変動することがあります。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、古代中国で考案された暦で、一年を太陽の動きに基づいて24の節目に分けたものです。立春はその最初の節気になります。旧暦では一年の始まりとして、現在も「新しい年の始まり」として特別な意味を持つとされ、節分は「旧年の厄を払い、新しい年の福を呼び込む」大切な行事とされています。

節分の鬼が嫌いなものは豆?鰯?柊?

節分といえば「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまく風習がよく知られていますが、実は鬼を追い払うために使われるものは豆だけではありません。古くから日本では、柊(ひいらぎ)や鰯(いわし)なども鬼除けのために用いられてきました。

鬼は邪気や災厄の象徴とされており、節分の日にはそれらを払い、福を呼び込むためのさまざまな習慣が残っています。ここでは、なぜ豆や柊、鰯が鬼除けに使われるのか、その理由について詳しく解説していきます。

節分に豆が使われる理由

節分の豆まきは、中国や日本で古くから行われている厄払いの儀式「追儺(ついな)」が由来とされています。豆をまく理由には、いくつかの説があります。

一つ目は、「豆(まめ)」が「魔を滅する(まをめっする)」に通じ、鬼を追い払う力があるとされる説です。

二つ目は、穀物には邪気を払う力があるという説です。古来より、五穀(米・麦・粟・大豆・小豆)には霊的な力が宿るとされており、大豆をまくことで邪気を払うと信じられていました。

三つ目は、鬼の目に豆をぶつけることで退治できるとされ、「魔目(まめ)」を打つという語呂に由来する説です。

豆まきには、芽が出ないように炒った大豆を使い、生の豆は使用しません。

鬼が嫌いな柊(ひいらぎ)とは

柊(ひいらぎ)は、日本や中国、台湾を原産とする常緑小高木で、節分の鬼除けとして用いられる植物です。特に「柊鰯(ひいらぎいわし)」として、焼いた鰯の頭とともに玄関に飾る風習があります。

柊が鬼を遠ざける理由は、その鋭いトゲのある葉にあります。鬼が家に入ろうとするとトゲが刺さって痛みを感じ、近寄れないと伝えられているからです。また、柊の強い香りも邪気払いの効果があるとされています。

さらに、柊の花言葉には「用心深さ」「保護」などの意味があり、家を守る植物としての役割を果たしていることがわかります。

鰯を食べると鬼除けになる?

節分に「鰯(いわし)」を食べたり、焼いた鰯の頭を飾る風習も鬼除けの一つとされています。

この鰯が鬼を寄せ付けないとされる理由の一つに「匂い」があります。鰯を焼いたときに出る強い煙と独特の臭いが鬼の嫌うものであるとされ、邪気を払う効果があると考えられているのです。

また、昔から鰯には栄養価が高く、健康を保つ効果があるとされており、節分の日に食べることで体内から邪気を払い、無病息災を願う意味が込められています。

このように、節分において鰯は鬼除けの役割を果たしているのです。

柊(ひいらぎ)・鰯(いわし)と節分の関係性

節分に飾る風習のひとつに、「柊鰯(ひいらぎいわし)」があります。これは、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺し、玄関や門に飾ることで邪気を払い、鬼が家に入るのを防ぐとされる魔除けの習慣です。柊のトゲと鰯の強い臭いが鬼を寄せ付けないと考えられ、古くから日本各地で伝えられてきました。地域によっては、柊だけを飾る場合や、鰯の頭を串に刺して飾る風習もあります。

柊鰯を飾る地方とは

柊鰯を飾る風習は、主に関西地方や西日本を中心に広がっています。特に、奈良県や和歌山県、広島県などでは、節分になると多くの家庭で玄関や門に柊鰯を飾る習慣が根付いています。

一方、関東地方ではこの風習があまり一般的ではなく、豆まきのみが主流となっています。しかし、千葉県や茨城県の一部地域では、柊鰯を飾る習慣が残っていることもあります。また、東北地方や北海道では、鰯ではなくニンニクやラッキョウを飾る風習がある地域もあります。

地域によって柊鰯の飾り方や意味合いは異なりますが、どの地方でも共通しているのは「鬼や邪気を払うため」という願いが込められていることです。節分の日に柊鰯を飾り、厄除けと福を招く風習を取り入れてみるのも良いでしょう。

柊鰯の作り方

柊鰯(ひいらぎいわし)の作り方は簡単で、基本的には柊の枝と焼いた鰯の頭を用意すれば作ることができます。

以下では柊鰯を作る際の手順と注意点をまとめました。

  1. 鰯の頭を焼く
  2. 柊鰯の枝の先端に鰯を固定する
  3. 玄関などに飾る

まず鰯の頭をしっかり焼いて臭いを強くします。直火やフライパン、魚焼きグリルで表面が焦げる程度に焼くと効果的です。

次に柊の枝を用意します。柊は長さ15〜30cmほどのものを選び、葉がしっかりついたものが理想的です。焼いた鰯の頭を柊の枝の先端につけます。しっかり固定するために、紐や針金を使ったりするのもよいでしょう。

最後に、玄関や門の目立つ位置に風に飛ばされないように固定して飾ります。

柊鰯の飾り方と飾る期間

柊鰯は、鬼が家に入るのを防ぐために玄関や門の外側に飾るのが一般的です。特に、人が出入りする場所の上部や左右に設置すると効果的とされています。

飾る期間は、節分の日(2月3日または2025年は2月2日)から立春(2月4日頃)までが基本です。ただし、地域によっては小正月(1月15日)頃から飾る習慣もあります。長く飾りすぎると劣化してしまうため、遅くとも1週間以内には片付けるのがよいでしょう。

柊鰯のしまい方

柊鰯を処分する際は、適切な方法でしまうことが大切です。神社でお焚き上げをしてもらうのが最も良いとされていますが、難しい場合は塩で清めてから紙に包み、可燃ゴミとして処分する方法もあります。

庭や畑がある場合は、土に埋めると自然に還るため、より環境に優しい処分方法となります。ただし、地域のゴミ処理ルールを確認し、適切な方法で処分するようにしましょう。

柊鰯は邪気払いの意味があるため、処分する際も「今まで守ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを込めると、より良い運気を呼び込めるかもしれません。

節分におすすめの邪気を払う花や植物を紹介

節分には、邪気を払い、福を招くとされる植物を飾る風習があります。特に縁起の良い花や観葉植物を取り入れることで、空間を清め、運気を高める効果が期待できます。

ここでは、フラワーギフトラボから邪気を払うとされる花や植物に合った商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

(タイミングにより商品をご用意できない場合があります。ご了承くださいませ。)

胡蝶蘭|花

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持ち、贈り物やお祝い事に人気のある花です。風水的にも運気を高める効果があるとされており、特に白い胡蝶蘭は浄化の力が強く、邪気払いに最適とされています。

また、胡蝶蘭はトイレや玄関など、気の流れを整えたい場所に飾るのがおすすめです。節分の時期に飾ることで、福を呼び込む効果が期待できます。

赤いバラ|花

バラ

バラは、美しさだけでなく邪気を払う力があるとされる花です。特に赤いバラは、強いエネルギーを持ち、魔除けの効果が高いとされています。風水では「情熱」や「活力」を象徴し、運気を高める花として人気です。

節分には、玄関やリビングにバラを飾ると、悪い気を遠ざけ、家の中に良い気を呼び込む効果が期待できます。花束やフラワーアレンジメントとして取り入れるのもおすすめです。

ポトス|観葉植物

ポトス

ポトスは、空気を浄化する効果があり、悪い気を吸収するとされる観葉植物です。風水では「金運アップ」や「邪気払い」に効果があるとされ、特にトイレや玄関に飾るのが良いとされています。

ポトスは育てやすく、吊るしたり棚の上に置いたりすることで、省スペースでも楽しめます。葉の形がハート型をしているため、「愛情運を高める」とも言われ、家庭運の向上にもつながるでしょう。

パキラ|観葉植物

パキラ

パキラは「発財樹」とも呼ばれ、金運や成功運を高めるとされる縁起の良い観葉植物です。風水では、邪気を払い、良い気を引き寄せる力があるとされています。

節分には、玄関やリビングにパキラを飾ることで、邪気を浄化し、運気を安定させる効果が期待できます。比較的丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめの植物です。

フラワーギフトラボ厳選の節分におすすめの植物

節分に飾る植物には、邪気を払う効果があるとされるものが多くあります。特に風水や縁起を重視する方にとって、厄除けや運気向上につながる植物を選ぶことは大切です。フラワーギフトラボでは、節分にぴったりの植物を厳選し、特別な日をより良いものにするためのアイテムをご用意しています。ここでは、邪気払いに適した観葉植物や花のフラワーアレンジメントをご紹介します。

運気アップと邪気払いができるサンセベリア

商品ページ: サンセベリア7号 (ラスターポット付)

サンセベリアは、鋭く伸びる葉が邪気を跳ね返すとされ、風水において邪気払いの効果がある観葉植物です。空気清浄効果も高く、トイレや玄関、リビングなどに置くことで、空間を浄化しながら運気を向上させるといわれています。節分にサンセベリアを飾ることで、邪気を払いつつ新しい福を迎える準備ができます。また、乾燥に強く手入れも簡単なため、初心者にも育てやすい点が魅力です。

邪気を払う赤い花で作られたフラワーアレンジメント

商品ページ:邪気を払う赤い花で作られたフラワーアレンジメント

赤色の花には、風水的に厄除けや魔除けの効果があるとされています。特にバラやガーベラ、カーネーションなどの赤い花を組み合わせたフラワーアレンジメントは、玄関やリビングに飾ることで、邪気を払いつつ華やかな雰囲気を演出してくれます。節分の日に赤い花を取り入れることで、家の中の運気を高め、ポジティブなエネルギーを呼び込むことができます。贈り物としてもおすすめのアレンジメントです。

節分の植物はフラワーギフトラボにお任せください

フラワーギフトラボでは、節分におすすめの花や観葉植物をはじめ、胡蝶蘭やスタンド花、仏花など、さまざまな用途に合う植物を取り揃えています。全国配送にも対応し、高品質な植物を丁寧にお届けします。

また、ギフト用のフラワーアレンジメントもご用意しているため、大切な方への贈り物としても最適です。今年の節分は、フラワーギフトラボの植物を飾って、邪気を払い、福を呼び込む準備をしてみませんか?

節分の植物を飾ろう・まとめ

節分に植物を飾ることは、邪気を払い、福を呼び込むための大切な風習のひとつです。魔除けの意味を持つ柊鰯や南天を飾って節分を楽しむのもよいでしょう。その他にも、縁起の良い胡蝶蘭やバラなどの花や、観葉植物のサンセベリアやポトスなど、邪気を払う植物を飾るのもおすすめです。邪気を払う効果がある植物を玄関やリビングなどに取り入れることで、運気を整え、より良い一年を迎える準備ができるでしょう。

フラワーギフトラボでは、節分にぴったりの植物を多数取り揃えています。季節のイベントを大切にしながら、邪気を払い、福を呼び込む植物を飾り、運気アップを目指してみてくださいね。