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還暦祝いにはフラワーアレンジメントを!おしゃれでおすすめの花は?

還暦祝いは、60歳を迎える方の長寿を祝うための節目です。親や知人が還暦を迎えるとき、どんなプレゼントを贈れば良いのかと迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

還暦祝いにはさまざまなプレゼントが贈られますが、その中でもきれいな見た目で特別感を演出できるフラワーアレンジメントがおすすめです。

そこで今回は、還暦祝いに贈るフラワーアレンジメントの魅力や選び方、おすすめの花や相場などを解説します。

還暦祝いにフラワーアレンジメントがおすすめの理由

花の贈り物として人気が高まっているフラワーアレンジメントですが、還暦祝いにもおすすめです。その理由としては、主に3つの要素が挙げられます。

  • 持ち運びしやすい
  • 管理が簡単
  • 多彩な種類がある

まずは、フラワーアレンジメントの魅力と還暦祝いとの相性の良さについて見ていきましょう。

持ち運びしやすい

フラワーアレンジメントは、花器の底に吸水スポンジを敷き詰め、そこに切り花を生けてアレンジしたギフトです。自立していて安定感が良いため、持ち運びやすいメリットがあります。

花の贈り物といえば花束が定番ですが、袋に入れにくく斜めにすると水が漏れることもあるので携帯性は良いとはいえません。自宅で贈るなら花束でも良いかもしれませんが、屋外で渡すときは袋に安定して入れられるフラワーアレンジメントがおすすめです。

管理が簡単

フラワーアレンジメントは、受け取ったあとの管理が簡単という魅力もあります。既に吸水スポンジに生けてあるので花瓶を用意する必要がなく、受け取ったら袋から出してそのまま飾るだけで済みます。

また、毎日の水替えも必要なく、たまに吸水スポンジに水を足すだけで構いません。

還暦を迎える人にとってこまめな花の手入れが難しい場合もあるので、気軽に飾れて手間がかからないフラワーアレンジメントはぴったりといえます。

多彩な種類がある

フラワーアレンジメントは花の種類やデザイン、花器の素材や形状、サイズなど、さまざまな種類があります。フラワーショップなどの店頭でも購入できますが、ネットショップを利用すると選びきれないほどの多彩なフラワーアレンジメントを閲覧できます。

相手の好みやイメージ、扱いやすさなどで自由に選べるため、選択肢が幅広くオリジナリティを実現しやすいでしょう。

フラワーアレンジメントの素材

還暦祝いに贈るフラワーアレンジメントを決める前に、素材のタイプを選ぶことが大切です。フラワーアレンジメントの花材としては、大きく分けて生花とプリザーブドフラワーの2つが挙げられます。

それぞれメリットやデメリットが異なるので、シーンや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

生花・グリーン

生花の魅力は、なめらかな質感とみずみずしさとほのかに広がる香りです。限りある命なので何日もずっと咲き続けることはできませんが、それゆえの美しさを楽しんでもらえるでしょう。

花には旬がありますが、ハウス栽培が進んでいる現在では季節問わずさまざまな花が手に入りやすくなっています。

また、隙間を埋めつつメインの花の美しさを引き立ててくれるグリーンも重要な存在であり、バランス良く取り入れれば一体感のある花ギフトに仕上がります。

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施して美しさが長持ちするようにしたものです。生花のように生けたり水を替えたりなどの手間が不要で、どこにでも気軽に飾れるのが魅力です。

還暦祝いを記念品として残したい方におすすめな一方で、プリザーブドフラワーになじみがない方の中には造花のような印象を受ける方もいるので、あらかじめ理解しておきましょう。

フラワーアレンジメントのスタイル

フラワーアレンジメントがどんな形をしているかによって印象が変わります。還暦祝いにフラワーアレンジメントを贈るときには、どんな雰囲気の花を贈りたいかでスタイルを決めるのが大切です。

フラワーアレンジメントにおける主なスタイルは、以下の3つです。

  • ドーム(ラウンド)
  • ホリゾント
  • トライアングル

ここでは、各スタイルについて解説します。

ドーム(ラウンド)

ドーム型のフラワーアレンジメントは、その名の通り半円状にアレンジされたタイプです。ベーシックでよくある形ですが、どの角度から見ても美しく置き場所に左右されません。

花が密集しているのでサイズが小さくても見栄えが良く、高い人気を集めています。

ホリゾント

ホリゾントは「horizon(水平線)」が名前の由来になっており、横長にアレンジしたタイプです。両端は細く中央は高さを出しているので、正面から見ると山のように見え、真上からだとアーモンドの形に見えるのが特徴です。

横は比較的ボリュームがあるので、広い場所に飾るのに向いています。正面から見たときが最も美しいので、飾る向きを意識してみてください。

トライアングル

トライアングルは、真正面から見て三角形のシルエットになっているスタイルです。横のラインを意識したホリゾントとは対称的に、縦のラインを強調したアレンジになっています。

きれいな三角形の形のものはフォーマル感が出るので、ビジネスシーンでの贈り物に適しています。

また、グリーンを用いたり抜けをつくったりしてあえて三角形を少し崩したシルエットにすればこなれた感じになり、おしゃれなフラワーアレンジメントになるでしょう。

還暦祝いのフラワーアレンジメントに使う花の選び方

フラワーアレンジメントは多種多様なので、どのような基準で選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。そのようなときには、以下のようなポイントから選ぶのをおすすめします。

  • 本人の好きな花やカラーで選ぶ
  • 花言葉で選ぶ
  • 価格や予算で選ぶ

ここでは、選び方について具体的に紹介するので、花選びの際に役立ててください。

本人の好きな花やカラーで選ぶ

還暦祝いで贈るフラワーアレンジメントで活用する花を選ぶ際、優先すべき点は本人が好きな花であることです。自分が好きな花を知ってもらえて、その花を還暦祝いにプレゼントしてもらえれば忘れられない思い出となるでしょう。

「好きな花が特にない」「好みが分からない」などの場合は、好きな色やイメージカラーで選ぶのがおすすめです。

花言葉で選ぶ

花にはそれぞれ花言葉がつけられており、花を贈ることで伝えたい気持ちを込めることが可能です。還暦祝いには「感謝」や「長寿」など、60歳の節目にふさわしい花言葉を持つ花がおすすめです。

花に詳しい方なら花言葉に気づいてもらえるかもしれませんがあまり詳しくない方もいるので、そのような場合はメッセージカードなどに記すと良いでしょう。

価格や予算で選ぶ

還暦祝いのフラワーアレンジメントを手配するときには、大まかな予算を決めておくと選択肢が絞りやすくなります。たとえば、ちょっとしたフラワーギフトを贈りたいと考えている場合は3,000円前後、盛大に祝いたい場合は10,000円以上など、あらかじめ決めておけばスムーズに進むでしょう。

安すぎると小さくインパクトに欠けてしまう可能性がある反面、高すぎると相手に気を遣わせてしまう場合があるので、ちょうど良い価格帯で贈るのが肝心です。

還暦祝いにおすすめのフラワーアレンジメントのカラー

フラワーアレンジメントに用いる花の種類が決まらないときは、メインカラーから考えてみましょう。相手の好みやイメージカラーなどを参考に、おおよその色味を決めることで選択肢が定まります。

具体例としては、以下のような色と特徴が挙げられます。

  • 還暦祝いにぴったりな赤
  • 女性のイメージに合うピンク
  • 元気なイメージの黄色やオレンジ
  • 落ち着いた色味の青色や紫色

ここでは、それぞれの色と特徴について解説します。

還暦祝いにぴったりな赤

還暦祝いといえば、赤いちゃんちゃんこを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。古来より赤色には魔除けや厄除けの力があるとされており、60歳を迎えた方の末永い無病息災を願ったことが由来とされています。

その風習にならって、赤いフラワーアレンジメントを贈ってみるのも良いでしょう。

女性のイメージに合うピンク

優しい雰囲気を持つ女性の還暦祝いでフラワーアレンジメントを贈るなら、ピンク色を活用するのがおすすめです。ピンク色の花を用いるとキュートで女性らしい印象になります。

可愛くなりすぎないようにしたい場合は、白色の花を混ぜたりグリーンを加えたりすれば、大人っぽい雰囲気に仕上がります。

元気なイメージの黄色やオレンジ

太陽を連想させるような黄色やオレンジには、見る人の心を元気にさせる力があるとされています。60歳を超えてもますます元気で過ごしてほしいという願いを込めて、心が明るくなるようなフラワーアレンジメントを贈るのはいかがでしょうか。

子どもっぽく感じるときは、グリーンを多めに入れると落ち着き感が出ます。

落ち着いた色味の青色や紫色

男性への還暦祝いに贈るなら、青色や紫色のフラワーアレンジメントがおすすめです。青色の花はクールで知的な印象に、紫色の花は高貴で落ち着いた印象を与えます。

色が暗いと感じるときは、白色の花を加えてみると良いでしょう。ただし、紫色の花は供花として用いられることもあるので、お祝いにふさわしい華やかさが感じられるものを選ぶのが大切です。

還暦祝いのフラワーアレンジメントにおすすめの花と花言葉

還暦祝いにフラワーアレンジメントを贈る際には、60歳の節目を華やかに祝福できる花を選ぶと良いでしょう。さまざまな花がありますが、特におすすめの種類は以下の8つです。

  • バラ
  • 胡蝶蘭
  • ユリ
  • 菊(マム)
  • カーネーション
  • かすみ草
  • ダリア
  • アルストロメリア

ここでは、それぞれの花の特徴や花言葉を具体的に紹介します。

バラ

バラは花束やフラワーアレンジメントに多く用いられている花であり、その美しさから「花の女王」とも呼ばれています。性別や年齢問わず贈りやすく、どんなシーンにもふさわしい花なので還暦祝いにもおすすめです。

バラには「愛」や「美」などの花言葉がありますが、色別だとピンク色のバラには「感謝」、白色のバラには「心からの尊敬」の花言葉があり、還暦祝いにぴったりといえます。

胡蝶蘭

ビジネスシーンでの贈答花として人気の胡蝶蘭ですが、プライベートでの贈り物にも適しています。小型の胡蝶蘭なら、還暦を迎えた方や一般家庭でも管理しやすいでしょう。

胡蝶蘭は鉢植えで贈るのが一般的ですが、フラワーアレンジメントの花材としても多く用いられています。花言葉も「幸せが飛んでくる」というポジティブな意味合いなので、還暦祝いにおすすめです。

ユリ

凛とした気品と優雅な姿が魅力的なユリ。見栄えが良く香りも良いことからフラワーアレンジメントの主役として多く用いられています。

ユリは大輪なので、2~3本アレンジメントに加えるだけでもぐっと華やかになるでしょう。ユリには、「純潔」や「威厳」といった花言葉があるので、還暦を迎えたお祝いにぴったりです。

菊(マム)

和の雰囲気を持つ菊も、還暦祝いのフラワーアレンジメントにおすすめの花です。日本では供花のイメージもありますが、近年では咲き方や色など、品種のバリエーションが広がっており、お祝いのシーンやブライダルでも人気を集めています。

菊には「信頼」や「高貴」などの花言葉があるので、還暦を迎えた人を尊重する贈り物ができます。

カーネーション

カーネーションといえば、母の日に贈る花として定番です。還暦といえば赤色なので、母親が還暦を迎えるときのお祝いとしても赤色のカーネーションが適しています。

また、ピンク色のカーネーションには「感謝」、青色のカーネーションには「永遠の幸福」の花言葉を持っているので、赤色以外のカーネーションを贈ってみるのも良いでしょう。

かすみ草

花束やアレンジメントの脇役として活躍するかすみ草ですが、最近ではかすみ草をメインとしたフラワーギフトも人気を集めています。ナチュラルで優しい印象になるので、還暦祝いに派手すぎないフラワーアレンジメントを贈りたいときにおすすめです。

かすみ草には「感謝」の花言葉があるので、還暦の節目に感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

ダリア

規則正しく花びらをたくさんつけるダリアは、1本だけでも大きな存在感を放つ花です。ユリやバラと同じようにフラワーアレンジメントの主役になります。

和の雰囲気も持ち合わせているので、還暦祝いのお祝いにぴったりです。花言葉は「華麗」や「気品」となっており、白いダリアには「感謝」という意味もあります。

アルストロメリア

アルストロメリアは、1本の茎にいくつもの花を咲かせるので、少ない本数でもボリュームを出せます。切り花の状態でも花持ちが良いので、フラワーアレンジメントの花材としてもおすすめです。

アルストロメリアには「持続」や「未来への憧れ」といった花言葉があるので、還暦を超えても元気でいてほしいという願いを込めて贈れるでしょう。

還暦祝いにフラワーアレンジメントを贈るときのマナー・ポイント

還暦祝いに贈るフラワーギフトは、年上に贈ることが多いことが想定されます。その際、押さえておきたいマナーやポイントとして、以下の4つが挙げられます。

  • 立て札やメッセージカードを添える
  • 贈るタイミングに注意する
  • 屋外で贈るときは持ち帰り用の袋をつける
  • 還暦祝いに適さない花は避ける

人生の先輩への贈り物なので失礼のないように配慮し、相手に負担をかけない贈り方を意識するのが大切です。

立て札やメッセージカードを添える

フラワーアレンジメントを贈る際、立て札やメッセージカードを添えると丁寧な印象になります。ビジネスシーンでの還暦祝いのギフトなら、立て札をつけることをおすすめします。

一方、プライベートならカジュアルなメッセージカードで十分です。普段なかなか会えない方への還暦祝いなら、手紙を添えるのも良いでしょう。

贈るタイミングに注意する

還暦祝いのフラワーアレンジメントは、60歳の誕生日当日に贈れるのがベストです。しかし、日程によっては直接贈りにくく、家族や親族が集まるのが難しい場合もあるかもしれません。

そのため、誕生日前後の休日にしたり、正月やゴールデンウイークなどの集まりやすいタイミングに贈るのがおすすめです。直接会って贈るのが難しい場合は、フラワーアレンジメントを郵送で届ける手配をしましょう。

屋外で贈るときは持ち帰り用の袋をつける

安定しやすいフラワーアレンジメントですが、そのままでは携帯性が悪くなります。職場やレストランなどの出先で贈るときには、持ち帰りやすいように袋をつけるようにしましょう。

フラワーアレンジメントが傾いたり倒れたりしないように、マチの大きさが合う袋がおすすめです。

還暦祝いに適さない花は避ける

還暦祝いのフラワーアレンジメントには、基本的にどんな花を用いても問題ありません。しかし、菊やユリは贈答用としても人気が高くなっているものの、還暦を迎える年代の方の中には供花のイメージが強い方が少なからずいます。

そのような方に贈るフラワーアレンジメントには、菊やユリなどの花を避けたほうが無難です。

また、シクラメンは「死」と「苦」を連想させるのでギフトには不向きとされており、花首からぼとっと落ちる椿も縁起が悪い花とされているので避けたほうが良いでしょう。

還暦祝いにフラワーアレンジメントを贈るときの相場

還暦祝いのフラワーアレンジメントを贈るときは、相手との関係性や贈り方によって相場が異なります。お祝いしたい気持ちが大きい場合は、相場を多少オーバーしても構いませんが、相手に気を遣わせすぎないように配慮するのも大切です。

父母へ贈るなら10,000~50,000円ほど、兄弟・姉妹や親戚なら5,000~20,000円ほど、友人や知人なら5,000~10,000円ほど、職場の上司には5,000~10,000円ほどが目安になります。

還暦祝いに素敵なフラワーアレンジメントを贈ってお祝いしよう!

還暦祝いには、手間いらずで華やかなフラワーアレンジメントがおすすめです。相手の好みや特徴、花が持つ花言葉、花の種類などを判断材料にして選ぶと良いでしょう。

還暦祝いにフラワーアレンジメントを贈るときには、タイミングや相場を意識してみてください。

ぜひ本記事を参考に、相手に喜んでもらえるように細部まで配慮し、素敵な還暦祝いを演出してみてはいかがでしょうか。