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ラ・メールコラム > フラワーギフト > 胡蝶蘭を新年祝いに贈ろう!選び方や注意すべきマナーなどを解説

開店祝いや周年祝いで贈られることの多い胡蝶蘭ですが、その華やかな見た目と縁起の良さから新年祝いに贈るのもおすすめです。個人、法人問わず幅広く贈れるので、次のお正月には胡蝶蘭を贈って新年のご挨拶をしてみませんか?

この記事では、胡蝶蘭を新年祝いに贈るときの選び方や贈るタイミングなどを解説します。法人での贈り物には欠かせない立札の書き方や、注意すべきマナーまでご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

新年祝いの贈り物「お年賀」とは?

お年賀とは、お正月のご挨拶として歳神様へお供えする品を持参することに由来しています。それが次第に、日頃お世話になっている感謝を伝えるとともに、新年のお祝いをするための贈り物へと変化してきました。それが現在ではさらに簡略化され、「年賀状」を贈ることが一般的になっています。

しかし、年賀状だけでなく昔ながらの「お年賀」としてお祝いの品を贈る風習も残っており、より丁寧なご挨拶になります。

胡蝶蘭が新年祝いにおすすめの理由

胡蝶蘭が新年祝いに多く贈られているのは、その華やかさだけではありません。お正月にふさわしい縁起の良さを持っていたり、相手の方に負担をかけずに楽しんでもらえるというメリットもあるのです。

華やかで美しい見た目

胡蝶蘭といえば、スラっと長い花茎に規則正しく連ねるように花を咲かせるのが特徴です。花はきれいに正面を向いており、凛とした上品さと豪華さを演出しています。そのようなゴージャスな見た目が、おめでたいお正月の雰囲気にぴったりなのです。

また、胡蝶蘭はほかの花よりも高価になりやすく、普段は購入する機会が少ないからこそ、新年のスタートという節目には、胡蝶蘭を贈ってお祝いしてみませんか。

花もちが良くお世話の手間も少ない

胡蝶蘭は花もちが良いことでも知られており、贈ってから1ヶ月ほどは花を楽しむことができます。環境が合っていれば長くて2ヶ月ほど花を咲かせてくれることもあるほどです。多くの花は数週間もたたずに枯れてしまいますが、せっかくのお正月ですから少しでも長く花を楽しんでもらいたいですよね。

また、胡蝶蘭は花びらや花粉が落ちにくいので、飾っている間のお手入れが難しくありません。さらに、上手に管理すれば翌年以降も花を楽しんでもらえるので、お花好きの方への新年祝いにはぴったりなのです。

花言葉や風水的に縁起が良い

胡蝶蘭の花びらが蝶々が飛んでいるように見えることから、「幸福が飛んでくる」という花言葉が付けられています。新年祝いにふさわしいような縁起の良い意味合いなので、贈ると喜ばれることでしょう。

また、風水において生命力あふれる植物には強いパワーが宿っているといわれており、花瓶などに行ける切り花よりも、根付いている花鉢の方がより強い力を発するとされています。胡蝶蘭は花鉢で贈られることが多いので、高い風水効果が期待できるのです

プライベート・ビジネス問わず幅広く贈れる

胡蝶蘭は個人・法人問わず、さまざまなシーンや関係性で贈りやすい花です。新年祝いに贈る花の種類に迷ったら、胡蝶蘭を選んでおくと問題はありません。

相手の方との関係性に合う価格相場や、贈り方のマナーを抑えておけば、どなたにも喜ばれる新年祝いの贈り物になります。特に、法人関係の場合は、相手の方の負担や失礼に当たらないように注意して胡蝶蘭を手配しましょう。

新年祝いに贈る胡蝶蘭のスタイル

贈答用の胡蝶蘭といえば花鉢が一般的ですが、気軽に贈れるものとしてアレンジメントも人気を集めています。相手との関係性やシーンに合わせて適切なスタイルで胡蝶蘭を贈りましょう。お正月らしく華やかで豪華な雰囲気を演出できるものがおすすめです。

花鉢

鉢植えの胡蝶蘭は、花もちが良く、翌年以降も花を楽しんでもらえるというメリットがあります。日当たりと風通しの良い場所で10度以上の温度を保つことができれば、長くて2ヶ月ほど花を楽しんでもらえるでしょう。休眠期に入る冬場は水をあまり必要としないため、新年祝いに贈る胡蝶蘭は、2~3週間に1度の水やりで構いません。

相手の方に負担をかけずに長期間花を楽しんでもらえます。

アレンジメント

新年祝いには、胡蝶蘭の切り花をほかの花と組み合わせてアレンジしたフラワーギフトもおすすめです。アレンジメントは鉢植えではなく吸水スポンジで生けているので、土を家の中に持ち込みたくないという方にも喜ばれます。

新年祝いとして販売されている胡蝶蘭のアレンジメントには、お正月らしく門松や水引などが飾られているものもあり、さらにおめでたい印象になりますよ。

新年祝いに贈る胡蝶蘭の選び方

胡蝶蘭にはさまざまな品種があり、現在では50を超える品種が存在しているといわれています。コンパクトなら可愛らしくて優しい印象に、大きくて本数も多いとゴージャスな印象になるので、相手の好みや関係性で選んでみましょう。

どのような胡蝶蘭を新年のお祝いとして贈って良いか迷う場合は、以下の項目を1つずつ確認してみると、希望に合うものが探しやすくなります。

大きさで選ぶ

胡蝶蘭は品種によって花の大きさがさまざまです。大輪なら豪華な印象に、小輪なら可愛らしい印象になりますよ。中輪はその間のちょうど良いサイズ感でプライベートでも贈りやすいサイズ感です。

大輪

胡蝶蘭の花が10〜15cm以上のものが大輪に分類されます。1つ1つの花の存在感が大きく、豪華で優美な印象になるので、ビジネスシーンでの贈答用に多く選ばれています。遠くからでも見栄えが良いので、開店祝いや開業祝いに店頭に飾られることも多いでしょう。

新年を迎えられたことを喜び、相手の方の幸せを祈るものとして素敵なプレゼントになりますが、サイズが大きくなりやすいため飾るスペースの確保が必要です。

中輪(ミディ)

大輪の半分ほど、約3〜6cm程度の胡蝶蘭が中輪に当たります。手ごろな大きさながら豪華になりすぎないので、法人だけでなく個人での新年祝いにもおすすめです。

大輪に比べて、花同士の隙間が適度に空いているので圧迫感が少なく、一般の住宅にも飾りやすいでしょう。お世話になっている方や友人、親族への新年祝いにいかがでしょうか。

小輪(マイクロ)

小輪サイズの胡蝶蘭は、2〜4cm程度の可愛らしい花を咲かせます。テーブルや棚の上にもちょこんと飾りやすくて気軽に贈れる上に、高価なイメージの胡蝶蘭といえど、このサイズなら費用もそれほどかかりません。

法人向けだと少し寂しい印象になってしまうので、家族や友人などちょっとした新年祝いを贈りたいときにおすすめです。

本数で選ぶ

胡蝶蘭の花の大きさだけでなく、何本で贈るかも新年祝いの印象を決める大切なポイントです。胡蝶蘭の本数が多くなるほど豪華な印象になりますが、価格も高くなるので事前によく検討しておきましょう。

贈答用の胡蝶蘭として多く流通しているのは3本立ちの胡蝶蘭です。1本につき両側に2列で花を咲かせるものなら、3本でも花は6列になり、十分豪華な印象になります。5本立ちの胡蝶蘭はとてもゴージャスで、法人関係の特別なお祝いに贈られることもあります。ただし、サイズが大きくなるので、飾るスペースが十分にある場合でないと置き場所に困らせてしまいます。

輪数で選ぶ

胡蝶蘭の本数に合わせて輪数にも注目してみましょう。輪数とは、1本当たりにいくつの花が付いているかを指したものです。輪数が多いほどびっしりと花が連なってゴージャスな印象になります。

輪数も胡蝶蘭の価格に影響するので、予算に合うものを探してみましょう。小さくても豪華さを出したいなら3本立ちで輪数が多いものを、大きさを優先したいなら5本立ちで輪数が控えめのものがおすすめです。輪数はその胡蝶蘭の鉢の総数で表記されていることが多く、例えば「3本立ち36輪」なら、1本当たり12輪の花が付いているということになります。

色合いで選ぶ

胡蝶蘭といえば白い花が一般的ですが、品種改良が進んだ現在ではピンクや赤などの色合いも誕生しています。色合いによって胡蝶蘭の印象が変わるので、相手の好みやシーンにふさわしいものを選んでみましょう。

白い胡蝶蘭は、ビジネスシーンでの贈答用としても人気が高く、最もベーシックな花色です。上品で洗練された美しさがあり、清潔感もあるので新年祝いにも適しています。新年は雪が降るような寒さになることもあるので、季節感を演出することもできるでしょう。

ピンク

ピンクの胡蝶蘭は可愛らしくて優しい印象になります。ビジネス感の強い白い胡蝶蘭に比べてカジュアルな印象なので、個人でも贈りやすいでしょう。法人であれば、女性の方に贈るのもおすすめです。

淡いピンクから濃いピンクまで色合いはさまざまなので、シーンに合うピンクを探してみてください。

赤リップ

赤リップは、花の中心がピンクで周りが白くなっている2カラーの胡蝶蘭です。上品さと可愛らしさを兼ね揃えており、法人・個人問わず贈りやすい花になります。

日本では、昔から紅白がめでたい色とされているので、赤と白が入っている胡蝶蘭は新年祝いにぴったりです。

新年祝いに胡蝶蘭を贈るタイミング

新年祝いの胡蝶蘭は、贈るタイミングが重要です。特に法人での贈り物の際には、失礼のないように気持ち良く受け取ってほしいですよね。

新年祝いは、松の内と呼ばれる1月7日までにお届けするのが望ましいとされています。しかし、個人宛と法人宛では贈り方が少し異なるので注意しましょう。

個人宛

個人宅に新年祝いの胡蝶蘭をお届けするときには、あらかじめ都合の良い日時を教えてもらい、新年の挨拶とともに直接持参しましょう。遠方に住んでいる場合や、胡蝶蘭が重たくて持ち運ぶのが難しい場合は、日時指定で宅配してもらうのもおすすめです。

年末年始は旅行に出かけていることもあるので、必ず都合を伺っておきましょう。

法人宛

お店や企業は年末年始に休業していることもあるため、少し早めの年末にお届けするパターンが一般的です。12月15日~27日までにはお届けできるように手配しておきましょう。胡蝶蘭は花もちが良いので12月から贈っていても1月いっぱいくらいまで花を楽しめます。

急に送るよりは、事前に胡蝶蘭が届く旨を連絡しておく方が丁寧です。このとき、サイズ感も伝えておくと、飾るスペースを確保して待っていてくれるでしょう。

1月7日以降は寒中見舞いになる

新年祝いを贈るのが1月7日を過ぎそうな場合や、相手方が喪中の場合は、館寒中見舞いとして胡蝶蘭を贈りましょう。喪中の場合は、冠婚葬祭にふさわしい白い胡蝶蘭がおすすめです。

寒中見舞いを贈る場合も、贈り先の都合の良い日時を伺って、迷惑にならないようにする配慮をしましょう。

新年祝いに贈る胡蝶蘭の相場

新年祝いに贈る胡蝶蘭は、相手との関係性によって適切な価格帯で選びましょう。特にビジネスシーンでは、価格を抑えすぎると失礼な印象になってしまい、高価すぎても気を遣わせてしまいます。

新年祝いの胡蝶蘭を個人で贈るなら5,000~15,000円程度が目安になり、法人関係なら15,000~20,000円が相場です。

新年祝いに胡蝶蘭を贈るときのポイント・マナー

新年祝いは、新たな年のスタートを祝うと同時に、日頃の感謝を伝える大切なギフトです。特に法人宛てに胡蝶蘭を贈る場合、相手に失礼にならないように贈り方に配慮しましょう。以下のような最低限のマナーを抑えて、気持ち良く新年祝いを受け取ってもらえると良いですね。

立札やメッセージカードをつける

新年祝いだけでなく、ビジネスシーンで胡蝶蘭を贈るときには立札をつけることがマナーです。立札とは、どんなことに対する誰からの贈り物なのかを表記したもので、会社のようにいくつも贈り物が届く場合でも分かりやすくなります。

胡蝶蘭の立札には、赤字で頭書き、黒字で贈り先と贈り主の名前を記しましょう。新年祝いの頭書きは「謹賀新年」が一般的です。立札は胡蝶蘭を手配するときにサービスもしくはオプションで付けられることがあるので、事前に確認してみてください。

個人で贈る胡蝶蘭なら、立札よりもカジュアルなメッセージカードでも構いません。

本数は奇数にする

お祝いで贈る胡蝶蘭は、3本もしくは5本が一般的です。新年祝いに限らず、贈答用の胡蝶蘭は割り切れない数である奇数本で贈るのがマナーとされています。割り切れる偶数は別れを連想させるため贈り物には適していませんが、個人間で贈る場合や、相手の希望であれば2本や4本立ちの胡蝶蘭も贈ることはできます。

置き場所を配慮したサイズにする

胡蝶蘭は新年祝いにふさわしい華やかなギフトですが、大輪のものや本数が多いものだと、サイズも大きくなってしまいます。胡蝶蘭は、贈り先の玄関や自宅内、オフィスのエントランスやロビーなどに飾られることが多いため、十分なスペースがあるかどうかを確認しておきましょう。

特に個人宛てに贈る場合は、飾りやすいように中輪や小輪の胡蝶蘭がおすすめです。

赤い胡蝶蘭は避ける

情熱的な赤い胡蝶蘭は、華やかできらびやかな印象ですが、贈答用としてはあまりふさわしくありません。それは、赤い色が「赤字」や「火事」を連想させるからです。特に、法人宛てに贈る場合は失礼だと感じる人もおられるので注意しましょう。

赤い胡蝶蘭を好む方への新年祝いや、ごく親しいプライベートな関係の方に贈るならそれほど気にする必要はありません。

胡蝶蘭を新年祝いに贈るならネット通販がおすすめ!

鉢植えの胡蝶蘭はそれなりの重さがあり、個人で持ち運ぶのは大変なこともあります。また、年末年始はフラワーショップも閉店していることもあるので、新年祝いの胡蝶蘭を購入することも難しいでしょう。

しかしネット通販であれば、事前に予約しておくことで、日時指定でスムーズかつ安全に胡蝶蘭を送ることができます。幅広い種類の胡蝶蘭から選べるので、希望に合うものがきっと見つかるでしょう。ネットショップによっては立札やメッセージカードも付けられるので、自分で用意する手間も省けます。また、スマホやパソコンを使えば自宅から24時間いつでも購入手続きができるので、普段仕事や家事、育児などで忙しい方にもおすすめです。

胡蝶蘭を新年祝いに贈ってお正月の挨拶をしよう

華やかで縁起の良い胡蝶蘭は、新年祝いにぴったりの贈り物です。ビジネスシーンはもちろん、小ぶりなものならプライベートでも贈りやすいので、次のお正月の贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。

法人関係で胡蝶蘭を贈るときは、最低限のマナーを抑えて気持ち良く受け取ってもらえるようにできると良いですね。