フラワーギフト

ラ・メールコラム > フラワーギフト > 88歳のお祝いを彩る特別な色とは?感謝を込めて祝福の花を贈ろう

「米寿」は、88歳を祝う大切な日です。周囲に対象になるご家族や知り合いがいるときは、今までの感謝の気持ちと共に祝福の気持ちを伝えましょう。令和5年に米寿(88歳)を迎えるのは、1936年に生まれた人です。ただし満年齢の場合は、1935年生まれの方も対象になるので注意してください。

この記事を読むことで、88歳のお祝いを象徴する色やギフトにピッタリの花を知ることができます。ぜひ参考にして、記念に残る大切な日にしてください。

米寿(88歳のお祝い)について

一般的には、数え年で88歳の慶賀のことを「米寿」と呼びます。88を漢数字で表すと「八十八」になり、これを縦読みすると米になることがルーツです。

また、8という数字は古くから日本人にとって特別な意味がありますが、漢数字の8(八)は末広がりと呼ばれて、古くから幸せをもたらすともいわれているのです。このように縁起が良い数字が2つ重なる88歳は、とてもおめでたい日とされています。

長寿祝いのルーツは?

日本は長寿の方が多いので、各年齢の節目ごとにお祝いをする習慣があります。では、長寿のお祝いはどのように始まったのでしょうか。

中国の儒教には長寿を尊ぶ観念があり、これが奈良時代~平安時代に日本に伝わり貴族の間で広まったと言われています。ただし当時は平均寿命が20~30代だったので、40歳から長寿が祝われていたようです。

その後、庶民の間でもこの風習が取り入れられるようになり、時代が変わるごとに平均寿命が延びていきました。

「米寿」にふさわしいお祝いの色は?

長寿祝いには、それぞれにコンセプトカラーがあるのをご存知でしょうか。88歳のお祝いでは、金色に近い茶色や黄色がチョイスされていますが、これは日本の稲作文化と深く関わっています。米寿のことを「よね(米)の祝い」と呼ぶのも、これを象徴しているといえるでしょう。稲穂が光を受けて輝くカラーも黄金色で美しいですね。

米寿以外の長寿を祝う色について

米寿以外の長寿祝いは、どんなカラーがふさわしいとされているのでしょうか。古くから長寿祝いは数え年で行われていますが、これは生まれたときの年齢を1歳と考えていたからです。

しかし、明治以降では満年齢でお祝いするのが主流となっています。60歳のお祝いは「還暦」と呼ばれコンセプトカラーは「赤」です。70歳は「古希」で風格がある「紫」がテーマカラーになっています。(77歳の「喜寿」もこれに準じます。)

80歳(傘寿)と88歳のお祝いは「黄色(黄金色)」、90歳(卒寿)は「紫」、100歳(紀寿)は白またはピンク色がコンセプトカラーです。

米寿にピッタリなプレゼントベスト5

88歳というおめでたい日を祝福するなら、テーマカラーを意識すると迷わなくて済みますね。前にも示した通り、米寿のお祝いには稲穂をイメージした黄色がピッタリです。黄色は有彩色の中で一番明るい色だとされています。風水でも幸運を引き寄せる色といわれているので、プレゼントを選ぶ際には取り入れてみてください。

88歳のお祝いには、華やかなフラワーギフトがおすすめです。例えば、88歳にちなんで、88本のミニヒマワリやガーベラを組み合わせて贈るのはいかがでしょうか。ミニヒマワリには「高貴」の花言葉・ガーベラ(黄)には「親しみやすさ」の花言葉が秘められています。

米寿の贈り物ではバラが人気です。ただし黄色のバラには嫉妬などのネガティブな花言葉があるのでメッセージを添えて贈りましょう。他の色とミックスしてゴージャスに贈るのも素敵です。

洋服や身に着けるもの

還暦祝いでは、赤い頭巾やちゃんちゃんこを着ることで魔除けになるといわれています。では米寿はどうなのでしょうか。もちろん黄色のちゃんちゃんこを身に着ける風習も残っていますが、現代では実用性があるアイテムが人気です。

例えば、若々しい黄色のホームウェアやエプロンなど、普段から使えるものがおすすめです。色が派手過ぎて合わない場合は、ワンポイントに黄色が入っているアイテムを選んでみましょう。

趣味に関連する品物

読書や散歩など趣味を持っている方へのプレゼントなら、趣味にまつわるものが喜ばれます。例えば、オシャレなブックカバーとしおりのセットや、散歩好きなら歩きやすいスニーカーなどがおすすめです。ちょっと変わった贈り物をピックアップすることで、いつもとは違う表情を見せてくれるかもしれません。

普段使いできるからこそ、長く愛用してもらえそうですね。また、いつまでも元気でいて欲しいという願いを込めてマッサージ器などの健康グッズを贈っても良いでしょう。

食事会

米寿の日はご馳走を囲みながら、家族や仲間が集まり食事会を開くのもおすすめです。店舗で祝う場合は、準備や片付けも楽ですしサプライズを用意することもできます。

ただし、お店までの距離が遠いと、米寿の方には重荷に感じることがあるかもしれません。したがってお店で開催するほうがいいか、自宅のほうが良いかは、その方の状況次第で変わってきます。無理のないスケジュールで、思い出に残る食事会にしてください。

手作りのもの

88歳というおめでたい日を迎えた方へのプレゼントには手作りの品物も喜ばれます。例えば、今までの想い出の写真を寄せ集めて、アルバムを作っても素敵です。お孫さんからなら、イラスト入りのメッセージカードを贈るのも良いでしょう。家族みんなの寄せ書きなら、部屋に飾って置けるので想い出に残ります。

手作りの温もりがあるプレゼントをメインの品物に添えるのも、素敵なアイデアです。

米寿に贈らない方が良いギフトはあるの?

では長寿のお祝いにふさわしくないギフトはあるのでしょうか。基本的には長生きを祝福するものなので、相手が不快に感じるアイテムは避けるようにしましょう。例えば「縁起が良くない」とされているプレゼントには以下のようなものがあります。

白いハンカチ

ハンカチは涙を拭うアイテムです。特に悲しい別れを連想させてしまうので避けるようにしましょう。若い頃は何とも感じなくても、年齢を重ねると敏感になってしまうこともあります。ハンカチは実用品で便利なものですが、プレゼントにする際はカラーが入っているものをチョイスしてください。

年齢を感じさせてしまうアイテム

日用品であっても、老いを感じるようなアイテムは、相手を傷つけることになるかもしれません。例えば、杖や老眼鏡などがこれに当てはまります。ただし相手が欲しがっている場合は、気にする必要はありません。

また数字の「4」は死を、「9」は苦しみをイメージさせることから、縁起が悪いといわれています。したがって、長寿のお祝いでは「櫛」「シクラメン」などは避けたほうが良いといわれているのです。

不吉な花

一般的にお悔やみの場面で使う花は、贈り物には向いていません。一例を出すとお葬式で使用されることが多い白い大輪の菊や、真っ白なユリも避けたほうが良いでしょう。また、88歳のお祝いのテーマカラーの黄色の花には、贈り物向きではない花言葉が多いので注意してください。

例えば、黄色のカーネーションには「軽蔑」、黄色のチューリップには「望みのない恋」の花言葉が込められています。したがって、もし花束に使用する際には、他の花と組み合わせて贈ると良いでしょう。

注文するときに「長寿のお祝いに使いたい」といえば、店員さんがふさわしいお花をチョイスしてくれるはずです。花には本当にたくさんの種類や色があり花言葉が異なるので、大切な場面ではプロに選んでもらうのもおすすめですよ。

88歳のお祝いのギフトの相場は?

米寿のギフトの相場は、贈る相手との関係性によって変わってきます。全体的には10,000円前後が相場になっていますが、お孫さんから贈る場合は1,000円~10,000円と年齢によって大きく差があるでしょう。

一般的には親族では10,000円~30,000円位、親類の場合は10,000円前後、その他の場合は幅が広く1,000円~20,000円となっています。したがって、価格よりも心がこもったものを贈るようにしてください。

例えば、手紙や手作りのアイテムなども喜ばれるでしょう。何よりも長寿を共に祝い、これからの健康を祈る気持ちが大切です。

プレゼントに添えると喜ばれるメッセージの例文

プレゼントを贈るときには、メッセージを添えると喜ばれます。普段は言葉にできない、ありがとうの気持ちを込めて気軽に書いてみましょう。ここではメッセージの例文を紹介するので参考にしてください。

 

①米寿の誕生日、本当におめでとうございます。

おばあちゃんの若い頃の話を聞くのが大好きです。また遊びに行くね。いつまでも健康でいてください。

 

②おじいちゃんが88歳の誕生日を迎えられて、とてもうれしいです。

これからも長生きしてね。また一緒に釣りに行けることを楽しみにしています。

 

③いつも元気なお母さんの顔を見ると安心します。いつも美味しいカレーを作ってくれてありがとう。

今度作り方を教えてください。88歳の誕生日本当におめでとう。

 

④米寿おめでとうございます。いつも元気で明るいお父さんが僕たちの誇りです。

普段はなかなか言えないけれど、いつも見守ってくれてありがとうございます。これからもよろしくね。

 

⑤おばあちゃん、米寿おめでとう。88歳なんて信じられないくらいアクティブなおばあちゃんが大好きだよ。

私もそんな風に若々しく年を重ねていきたいなと思っています。

またいっしょにご飯を食べにいこうね。いつも本当にありがとう。

 

上記のように、健康に配慮する気持ちと感謝の気持ちが伝わるようなメッセージだと相手に喜んでもらえるでしょう。また、相手にとっては、あなたの元気な姿を見るのが一番嬉しいはずです。

もし直接メッセージを渡せるなら、顔を見て渡してあげてください。

88歳のお祝いにふさわしい花ギフトを選ぶコツは?

88歳のお祝いでは、ゴージャスな花を贈って場を盛り上げましょう。花をチョイスする際には、相手の好みを重視することが大切です。

また、長寿のお祝いにはテーマになっている色があるので、迷った場合はそれを基調に選んでも良いでしょう。ここでは喜ばれるフラワーギフトを選ぶコツを紹介します。

テーマカラーを主体にチョイス

相手の好きな花が分からない場合は、テーマカラーをメインに選んでみましょう。黄色やオレンジ色は、見ているだけでも元気になれるので、きっと米寿を迎えられる方にも喜んでもらえます。皆で食事会などをする場合も、明るい花があるだけで、そのシーンに華やぎが生まれます。

長く鑑賞できる花がおすすめ

せっかく花をもらっても、すぐに枯れてしまうのは悲しいと思う方も多いのではないでしょうか。そんな方には、長く鑑賞できるギフトがおすすめです。例えば、プリザーブドフラワーは特殊な加工を施しているため、長い期間美しい状態を維持できます。

世話をする必要がない点もメリットです。相手の性格や体調などを考慮して決めると良いでしょう。

花言葉でピックアップ

花は色々な花言葉を秘めています。したがって花言葉を知ることで、より相手に喜ばれる花をピックアップすることができるのです。きれいでも悲しい花言葉があるものや、地味だけれど美しい花言葉を秘めるものがあり、奥が深いですよ。88歳のお祝いには、それにふさわしいメッセージが込められている花を選びましょう。

米寿に贈りたい花ベスト5

88歳のお祝いに花ギフトを贈る際には、相手の立場や好みを考えると喜んでもらえます。例えば、誕生日に花を贈るのなら、その季節ならではの花をチョイスすれば、リーズナブルで豪華な花束にすることができるでしょう。

ここでは、米寿に贈りたい花や植物を5つ紹介します。ぜひ参考にして、米寿を迎える方のイメージに合った花をチョイスしてください。

胡蝶蘭

気品あふれる胡蝶蘭は、長寿の日のお祝いにふさわしい花です。蝶が舞うように咲く姿は本当に優雅で、他のランと比較してもずば抜けた美しさがあります。

また、胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」という花言葉を秘めているため、相手の幸せを心から願う贈り物に最適なのです。白い胡蝶蘭は「純潔」、ピンクは「愛しています」青は「尊敬」の花言葉を秘めています。

黄色には特に花言葉はありません。しかし、黄色が持つ明るいイメージから、幸運や金運を招くとして贈り物にも大変人気です。胡蝶蘭は鉢花として贈るのが一般的ですが、切り花やアレンジメントにもできます。一輪あるだけでも豪華になるので、他の花と組み合わせてブーケにして贈るのもおすすめです。

ガジュマル

米寿のお祝いを敬老の日に贈る方も多いのではないでしょうか。おめでたい日の贈り物なら、花よりも丈夫でインテリアとして活用できる観葉植物も人気です。中でもガジュマルは「健康」の花言葉を秘めているので、縁起がいい植物といわれています。メインのプレゼントにミニサイズのガジュマルの木を添えても良いです。

トルコキキョウ

北アメリカ原産のリンドウ科のトルコキキョウも、9月頃まで花屋さんに出回る花です。贈り物には八重咲きのトルコキキョウが人気で、フリルのような可愛い花びらが特徴になります。見た目もカーネーションのように華やかなので、本数が少なくても豪華なイメージになるでしょう。

かすみ草やクラスペディアなどとミックスすると、とても華やかな花束になります。トルコキキョウ全体の花言葉は「優美」「感謝」、88歳のお祝いに象徴される黄色には「毅然とした態度」の花言葉があります。

モカラ

モカラはラン科の植物で、主に熱帯アジアやオーストラリアなどで栽培されています。

こちらは3種の異なるランを配合して人工的に作られている植物です。カラフルな花色が多く、見ているだけでテンションが上がります。

切り花としても人気で、アレンジメントやブーケの花材として人気があり、日持ちの良さも魅力の一つです。花言葉は「優美」「気品」になっています。

カロライナジャスミン

北アメリカ原産のカロライナジャスミンは、明るいビタミンカラーが特徴のつる性の植物です。ジャスミンの香りに似ていることから、この名前が付けられました。この植物は「長寿」という縁起がいい花言葉を秘めているので、米寿のお祝いに適しています。

4月~5月頃可愛らしいラッパ状の花を咲かせるのが特徴です。オシャレな籐の入れ物とセットにして、鉢植えでプレゼントしましょう。

88歳のお祝いの黄色の花を大切な人へ贈ろう

88歳のお祝いの色は、金色に近い茶色や黄色になります。長生きのお祝いにふさわしく明るくて晴れやかなカラーですね。縁起が良い8の数字が2つ重なる誕生日には、心がこもったメッセージと共に素敵な花ギフトを贈りましょう。

日頃の感謝の気持ちや、これからの幸せを願って素敵な花をチョイスしてください。フラワーギフトでは、さまざまな種類の花を取り扱っております。大切な人への贈り物にお悩みの方は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。