敬老の日に贈るのにおすすめの花言葉を持つ花をまとめて紹介
敬老の日におじいちゃんやおばあちゃんへ感謝の気持ちを伝えるために花を贈りたいと考えている人は多いのではないでしょうか。この記事では、感謝の気持ちを伝えられる花言葉を持つ花やその花の特徴を紹介します。
敬老の日に花をプレゼントする際のおすすめの贈り方や賀寿の気持ちを込めた花などについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
敬老の日に贈るのにピッタリの花言葉を持つ花は?
敬老の日とは国民の祝日に関する法律で、「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日のことです。つい最近まで、敬老の日は9月15日と決まった日付でしたが、「ハッピーマンデー制度」という制度が制定され、最近では9月の第三月曜日が敬老の日と決まりました。
敬老の日に贈るのにピッタリな花はたくさんあり、種類によって花言葉の細かい意味が異なります。ここでは、敬老の日の花言葉を意味する花と、その意味する言葉も詳しく紹介していきます。
「感謝」の意味を持つ花言葉
普段からとても可愛がってくれるおじいちゃんやおばあちゃんですが、いざ感謝の意を言葉で表すとなると、照れくさくてなかなかいえないものですね。敬老の日はそういった普段いえない気持ちを伝えるためにあるのではないでしょうか。
せっかくの祝日ですので、おじいちゃんやおばあちゃんに「ありがとう」を伝える意味での贈りたい花を紹介していきます。
かすみ草
白い小さな花が、1つの枝にたくさん付いているかすみ草は、花束でも大きな花の周りによくあしらわれる見慣れた花です。かすみ草の花言葉は、「感謝、ありがとう」の他に「愛らしい」「幸福」などがあり、可愛らしいかすみ草らしい花言葉ですね。
感謝の意味を持った他の花と一緒に、花束にしても良いですし、アレンジメントでプレゼントするのも喜ばれるでしょう。
ワレモコウ
紫色の小さなぼんぼりのような可憐な花「ワレモコウ」は、「感謝」という花言葉の他に「変化」「愛慕(あいぼ)」という花言葉があります。和風な感じのアレンジメントや花束によく合い、最近では洋風のデザインにも取り入れられていて、その色彩をアクセントにしているようです。
落ち着いた色合いがおじいちゃん、おばあちゃんにマッチしていて、思わず笑顔になるような印象の花ですね。
カーネーション(ピンク)
ピンクのカーネーションの花言葉は「感謝、気品、温かい心、美しい仕草」です。敬老の日にはピッタリの花言葉といえます。気品に溢れた温かい心で、いつも優しく見守ってくれるおじいちゃんやおばあちゃんにピッタリの花ではないでしょうか。
因みに、赤いカーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」で、母の日に贈られるようになった由来に関連しています。
バラ(ピンク)
ピンクのバラの花言葉は「感謝・しとやか・上品・感銘」とあり、上述しているピンクのカーネーションと似ています。バラには色によってさまざまな花言葉がありますが、悪い意味での言葉は1つもありません。
バラ全体の花言葉も「愛情、美」と愛と美しさをアピールするような言葉になっています。上記で紹介したかすみ草やワレモコウなどと一緒に花束にすると、とても印象的な贈り物になります。
ちょっと高価なバラの花をおじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントして、日頃の感謝の気持ちを伝えましょう。
ガーベラ(ピンク)
ガーベラは全般的に、よく花束に使われることの多い花です。その形や色がとてもカラフルで、他の花と一緒にアレンジメントすると豪華な感じに仕上がります。 ピンクのガーベラの花言葉は「感謝、神秘、熱愛、崇高美」で、敬老の日にふさわしい花ですね。ピンクのバラや紫色のワレモコウなどと合わせると、豪華な花束ができるのではないでしょうか。
「長寿」「健康」の意味を持つ花言葉
「長寿」「健康」を意味する花言葉を持った花は、敬老の日に最適な花といえます。贈った人の心遣いが伝わるプレゼントで、贈られた方も感謝するはずです。これから紹介する花や植物には、長寿や健康だけではなく「元気、勝利」を意味する花言葉もありますので、敬老の日に贈る花としては最適です。
リンドウ
竜のキモと書いて竜胆(リンドウ)と読まれる花は、梅雨時になると紫色の花を一斉に咲かせます。リンドウの花言葉は、「勝利」「正義感」などがあります。
古代中国から、リンドウの根は漢方薬として用いられ、「病に打ち勝つ」という意味で入院中のお見舞いや退院祝いなどに使われました。「いつまでも健康で長生きしてね」という言葉と共に、敬老の日に贈ってはいかがでしょうか。
カランコエ
「幸福を告げる」「あなたを守る」という花言葉を持つカランコエは、サボテンと同様の多肉植物です。そのため、水やりも簡単で育てやすく、キレイなサボテンと理解して良いかもしれません(実際はサボテン科ではなくベンケイソウ科の植物)。
ギザギザした形のものやツヤのある丸い形のもの、紅葉するものまでありますので、贈る人に合わせて選んでみてください。生花ではないため、ずっと鑑賞していられて、いつまでも心に残るプレゼントとして喜ばれること間違いありません。
センニチコウ
100日咲き続けるというセンニチコウ(千日紅)の花言葉は、「不朽」「変わらぬ愛」「不死」「不滅」です。正に花の寿命を表した花言葉ですが、いつまでも元気でいてねと願いを込めてプレゼントするのに最適といえます。
赤、紫、白、薄ピンクなどのさまざまな色の実を咲かせますが、これは花ではなく葉っぱなのです。そのため、咲いている期間が長くてキレイに見えるため、センニチコウという名前が付けられました。
ガジュマル
根っこに特徴のあるガジュマルもまた、敬老の日のプレゼントに相応しく、花言葉は「健康」です。「多幸の木」「幸せを呼ぶ木」とも呼ばれていて、その名前から引っ越し祝いにもよく使われます。
原産地は日本の屋久島や種子島、沖縄などの亜熱帯地方で、自生しているものは樹高20メートルにもなります。とても育てやすく、水やりさえ気を付ければ何年でも観賞できて立派に大きくなっていきます。
オンシジウム
鮮やかな黄色い花をいっぱい咲かせるオンシジウムは、華やかな立ち姿が美しく、切り花としても人気があるお花です。花言葉は「一緒に踊って」「可憐」「気立ての良さ」「清楚」などで、「一緒に踊って」はオンシジウムの咲き方が踊っているように見えるからでしょうか。
ラン科の植物で、大きな種類もあり、意外と育てやすいのが特徴です。敬老の日に、鮮やかで目の覚めるような黄色のオンシジウムをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
「愛情」の意味を持つ花言葉
愛情の花言葉を持つ花は、全部で140種類以上あります。その中でも敬老の日にふさわしい花、赤いバラやカーネーション、黄色いガーベラの3種類を紹介していきます。
バラ(赤)
赤いバラは花の女王として世界中の人々から愛されている花でもあり、「愛情、情熱」という花言葉があります。映画やドラマで、男性が女性にプレゼントするシーンにも、赤いバラがよく使われます。敬老の日に赤いバラをプレゼントされたら、おじいちゃん、おばあちゃんはきっとビックリするでしょう。
しかし、赤いバラを贈る時に気を付けたいのが「何本贈るか」です。バラは贈る本数によって意味が大きく変わります。そのため、敬老の日に贈る場合は8本のバラを贈って「あなたの思いやり、励ましに感謝します」という意味を伝えるのが最適です。他の本数にしてしまうと、愛情や感謝の意味ではなく恋愛感情の意味になってしまうのです。
カーネーション
感謝の意味を持つ花言葉のところでも紹介していますが、ここではピンクに限らずカーネーション全体のことを指しています。花言葉は「無垢で深い愛」です。おばあちゃん、おじいちゃんに愛情を伝えるのにふさわしい言葉ではないでしょうか。
カーネーションは春から夏にかけて花が咲く、ナデシコ科の植物です。多年草ですので、毎年咲かせることも可能で、敬老の日のプレゼントにすれば「長生きして毎年キレイに咲かせてね」という意味合いにもなるでしょう。
ガーベラ(黄色)
黄色のガーベラには「やさしさ」「親しみやすい」「究極の愛」などの花言葉があります。スクっと立ち上がった茎の先に、丸く開花した、燃えるような黄色の花が花付くのが特徴の黄色いガーベラは、キク科の植物で原産国はアフリカです。
ガーベラの発見者であるドイツ人医師の、T・ガーバーに因んでガーベラと名付けられました。当初は赤い色の品種だけでしたが、品種改良を重ねてさまざまな色のガーベラが作られました。
部屋に黄色いガーベラの花束があったら、雰囲気がとても明るくなり、おじいちゃんやおばあちゃんも、元気いっぱいになるでしょう。
祖父母に贈りたい花
祖父にお花を贈る場合は、ユリやスプレーマム(洋ギク)などはいかがでしょうか。どうでしょう。百合の花言葉は「威厳」、スプレーマムは「高貴」などの花言が付けられています。ちょっと怖そうで近寄りがたいが、話をすると笑顔で応えてくれる、そんなおじいちゃんに気持ちを伝えたい場合もおすすめです。
祖母に贈るのにおすすめなお花の1つが、トルコキキョウです。トルコキキョウの花言葉は、その見かけ通り「優美」です。まるでバラを思わせるような幾重にも重なった花びらは豪華で、アレンジメントや花束にマッチしています。優しいおばあちゃんにピッタリのお花ではないでしょうか。
敬老の日のプレゼントにおすすめの贈り方
敬老の日におじいちゃんやおばあちゃんに贈る花を、どんな形で贈ったら良いのか迷ってしまうという方は少なくないでしょう。ここではそんな方に、敬老の日のプレゼントにおすすめな贈り方を紹介していきます。
アレンジメント・花束
花を送る際の定番ともいえるのが、アレンジメント・花束です。家に飾りやすくお世話も簡単なので、立ったり歩いたりするのが大変なおじいちゃんおばあちゃんに贈るのも良いでしょう。花の種類や色の組み合わせで印象が大きく変わるため、家の雰囲気や相手のイメージに合わせた贈り物ができます。
鉢植え
敬老の日なので、鉢植えもおすすめです。アレンジメントや花束は枯れてしまうとお終いですが、鉢植えならば手入れをすると何年でも長持ちする場合があり、特にリンドウは地植えするとどんどん増えていきます。そのため、ガーデニングが好きなおじいちゃんやおばあちゃんには喜ばれる贈り物です。
ブリザードフラワー
ブリザードフラワーとは、生花を保存液と色素の入った液体に浸け、乾燥させて作った花です。長期間生花のような状態を保つことができるので、さまざまなスタイルの花が選べます。手入れすることがなく、片付けも楽なので、おじいちゃんやおばあちゃんには喜ばれる贈り物です。そのため、敬老の日の贈り物として選ぶ人は少なくありません。
賀寿の気持ちを込めた花を贈るには?
60歳を過ぎると賀寿のお祝いがあります。年齢ごとの賀寿にはそれぞれの色があり、還暦では「赤」、77歳の喜寿では「紫」というように、決められた色をベースにお祝いをします。敬老の日に、おじいちゃん、またはおばあちゃんが賀寿の年にあたる場合は、その賀寿のカラーに合わせてお花を贈るのも1つの方法になります。
還暦(60歳)
中国で数えられた十干(じっかん)と、木星が12年で太陽を一周することから生まれた十二支の組み合わせには60種類の干支(えと)があります。60で一巡することから、60歳になることを還暦と呼びます。
還暦には赤いちゃんちゃんこや赤い座布団、赤い帽子をかぶせることが習わしとなっています通り、還暦の色が赤であることが分かります。
そのため、還暦の年で、敬老の日には、赤を基調とした花を選んでお祝いすると良いでしょう。赤いバラや赤いカーネーションに、インパクトのあるユリを添え、リンドウの紫をアクセントに持ってきたアレンジメントフラワーなどはいかがでしょうか。
古希(70歳)・喜寿(77歳)
いまでこそ古希という言葉を頻繁に使うようになりましたが、質素な食事と医療の発達していなかった昔は、70歳まで生きることが珍しかったようです。中国の詩人である杜甫(とほ)の詩の一説に、「人生七十古来稀なり」という句がありますが、古希の由来はここから生まれました。
77歳では喜寿のお祝いをします。古希も喜寿もカラーは「紫」です。「喜」という漢字を草書体で書くと、「七十七」に見えることから、77歳を喜寿といわれたことに由来しています。
トルコキキョウや紫色のカーネーションを使ったモダンなアレンジメントフラワーなどを選んでみると良いでしょう。
傘寿(80歳)・米寿(88歳)
傘寿(さんじゅ)は、八と十を合わせて「仐(かさ)」という字になることが由来です。別名「八十寿(やそじゅ)」ともいわれています。米寿は、「米」の字をバラバラにすると「八十八」になることが、88歳が米寿といわれる由来です。
傘寿も米寿も、カラーは稲穂をイメージした黄色やオレンジ、金茶です。オレンジ色のユリやバラのアレンジメントフラワーや、黄色の胡蝶蘭の鉢植えなどをプレゼントする人もいます。
白寿(99歳)
白寿の由来は、漢字の「百」から一を取ると「白」という感じになることからいわれました。因みに、100歳になると「百寿(ひゃくじゅ、ももじゅ)」または「紀寿(きじゅ)」と呼ばれています。
テーマカラーは文字通り「白」です。白いユリの花や百寿と呼ばれる花のリンドウがおすすめです。白と紫が混ざったリンドウの鉢植えなども良いでしょう。
敬老の日には花を贈って気持ちを伝えよう
敬老の日はおじいちゃん、おばあちゃんに感謝をする1年に1回の祝日です。そんな日は、花言葉から花を選ぶとステキな贈り物になり、おじいちゃんとおばあちゃんが喜んでくれるでしょう。
感謝の意味を持つピンクのバラやカーネーション、長寿・健康の意味を持つリンドウやオンシジウムなど、さまざまな品種からアレンジメントフラワーや花束に選んで送ると喜ばれますよ。
「フラワーギフトラボ」では贈り方も気軽に選べます。アレンジメントや花束、鉢植え、ブリザードフラワーのどれにするのか悩んでいる人も、ぜひチェックしてみてください。。
日頃からお世話になっているおじいちゃん・おばあちゃんには、ステキな花を贈ることで感謝の気持ちを伝えましょう。