夏に咲く旬の花27選!それぞれの特徴や花言葉、育て方を詳しく紹介
暑さが厳しくなる夏の時期には、たくさんの花が開花を迎えます。夏の花はエネルギッシュで力強いものばかりで、見る人に元気を与えてくれるでしょう
今回は、そんな夏に旬を迎える花をたっぷり27種類ご紹介します。それぞれの特徴や育て方のポイント、花言葉なども解説しているので、夏のフラワーギフトやガーデニングを楽しむためのヒントにしてみてください。
【27選】夏が旬の花をまとめて紹介
夏に旬を迎える花をさっそくご紹介していきます。夏の暑さにも負けずに元気よく咲く花がたくさんあるので、ぜひご覧ください。
ヒワマリ
夏に咲く代表的な花として、子どもから大人まで誰もが知っているヒマワリ。小物や雑貨のモチーフとしても多く用いられている人気の花です。品種の数が少ないようなイメージがあるかもしれませんが、花びらの色の違いや一重咲き・八重咲きといった咲き方の違いなど、実はバリエーション豊かな種類となっています。
種からでも育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。草丈が高くなったら、倒れないように支柱を立ててあげましょう。
開花期 | 7~9月 |
花の色 | 黄・オレンジなど |
花言葉 | 「あなたを見つめる」「憧れ」「光輝」 |
アジサイ
6月のカレンダーのイラストや写真にも採用されていることが多いアジサイ。街中にも自生しており、梅雨の時期になると「こんなところにアジサイがあったのか」と発見する機会もあるのではないでしょうか。
アジサイは土の性質によって花びらの色が変わる面白い花なので、ガーデニングでさまざまな色のアジサイを育ててみるのも楽しいでしょう。
開花期 | 6~9月 |
花の色 | 青、白、ピンク、紫など |
花言葉 | 「家族」「一家団らん」「高嶺の花」 |
キキョウ
爽やかな夏の風情を感じさせてくれるキキョウ。日本でも古くから親しまれており、和のテイストのモチーフとして使われていることも多い花です。また、根には炎症を抑える効果があるとされており、昔から薬草としても活用されています。
キキョウは根の生長が旺盛なので、鉢植えで育てる場合は深めの鉢を用意しましょう。
開花期 | 6~10月 |
花の色 | 青、紫、白など |
花言葉 | 「変わらぬ愛」「清楚」「誠実」「気品」 |
ユリ
一昔前では仏花のイメージが強かったユリですが、その上品な美しさから、最近ではフラワーギフトやブライダルシーンでも活躍しています。世界中で愛されている人気の花で、多くの園芸品種が誕生しているのです。
土の温度が高くなりすぎると弱ってしまうため、夏の直射日光には当たりすぎないように注意しましょう。
開花期 | 5~7月 |
花の色 | 白、ピンク、オレンジ、赤、黄など |
花言葉 | 「純粋」「無垢」「威厳」 |
ハイビスカス
大輪でエキゾチックな、南国ムード漂うハイビスカス。ハワイの風景にハイビスカスを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。品種の多くは一日花で、次から次に新しい花を咲かせていきます。
夏の暑さには強いものの、寒さには弱い性質があるので冬には暖かい室内に移動させてあげましょう。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | 赤、ピンク、白、黄、オレンジ、青、紫、茶 |
花言葉 | 「繊細な美」「新しい恋」 |
アサガオ
ツルを伸ばしながら生長していくアサガオ。初心者でも育てやすいので、学校で育てた経験がある人も多いはずです。一日花なので咲いた花は翌日にはしぼんでしまいますが、大きく開いた花は美しくて人気があります。
水が大好きな花で、特に開花してからは水を切らさないように毎日与えるようにしましょう。アサガオも土の性質によって花の色が変わります。
開花期 | 7~10月 |
花の色 | 青、ピンク、紫、白など |
花言葉 | 「愛情」「結束」「あなたに絡みつく」「明日もさわやかに」 |
ペチュニア
「花壇の女王」と呼ばれるほど、ガーデニングの定番になっているペチュニア。絵の具がじわっとにじんだような美しいグラデーションの花を咲かせます。
ペチュニアは過湿を嫌うため、水やりは土が乾いてからやるようにしましょう。肥料を与えると花付きが良くなるので、開花期には1週間に1度くらいのペースで追肥をしてください。
開花期 | 4~10月 |
花の色 | ピンク、赤、白、紫、青、黄など |
花言葉 | 「心のやすらぎ」 |
クレマチス
しなやかなツルを伸ばしながら生長するクレマチスは、「ツル性植物の女王」と呼ばれるほど、ガーデニングでは定番の花です。品種によって開花期や花の色、咲き方などが異なり、さまざまな顔を見せてくれます。
多湿を嫌うので、地植えの場合はほとんど水やりをしなくても構いません。
開花期 | 5〜10月 |
花の色 | 赤、ピンク、紫、白、黄など |
花言葉 | 「精神の美」「旅人の喜び」「策略」 |
ケイトウ
ケイトウは、その花の姿が鶏のトサカのように見えることからその名が付けられたユニークな一年草です。最近では小型の品種が多く登場し、家庭でも気軽に育てやすくなっています。
ケイトウは暑さに強いので、夏場でも日当たりの良い場所に植えましょう。花が終わったら種を収穫することで、翌年も花を楽しめます。
開花期 | 7~11月 |
花の色 | 赤、オレンジ、ピンク、黄など |
花言葉 | 「風変わり」「おしゃれ」「気取り屋」「個性」「色あせぬ恋」 |
ニチニチソウ
ニチニチソウは熱帯地方原産の一年草で、花の中心と周りの色のコントラストが美しい花です。最近では、小花タイプや花びらがフリルのようになっているものなど、さまざまな品種が登場しています。
夏の強い日差しや乾燥にも強いので、この時期のガーデニングに最適です。
開花期 | 5~11月 |
花の色 | 赤、白、ピンクなど |
花言葉 | 「生涯の友情」「優しさ」「若い友情」 |
センニチコウ
センニチコウの花のように見える小さなポンポンの部分は、実は苞です。苞の部分は乾燥しても色が変わりにくいので、ドライフラワーとしても親しまれています。
直射日光や乾燥に強く長期間咲き続けるので、夏のガーデニングのレギュラーメンバーとして人気があります。どちらかというと乾燥した環境を好むので、水のやりすぎに注意しましょう。
開花期 | 6月~10月 |
花の色 | ピンク、濃ピンク、赤、白など |
花言葉 | 「不死」「永遠の恋」「変わらぬ愛」「恋の希望」 |
クチナシ
角ばった細長い花びらが特徴的なクチナシは、花の香りが強く、沈丁花や金木犀と並んで世界三大香木の1つに指定されている花木です。クチナシといえば一重咲きが一般的でしたが、最近では八重咲きのものや葉が個性的なものなど、品種のバリエーションが広がってきています。
開花期 | 6~8月 |
花の色 | 白、黄など |
花言葉 | 「とても幸せです」「喜びを運ぶ」 |
ブーゲンビリア
ブーゲンビリアは熱帯地域原産のツル性の植物で、条件次第では年に2~3回開花することもあります。ひらひらした花びらに見える部分は苞で、夏場でも長期間楽しめます。園芸品種がたくさんあり、花の色や咲き方のバリエーションも豊富なので、ガーデニングやギフトにも最適です。
日陰では花が咲かないことがあるので、しっかり日が当たる場所に植え付けましょう。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | 赤、ピンク、黄、白、紫など |
花言葉 | 「熱心」「あなたは素敵」 |
サルビア
日本では街中の花壇などでよく見かけるサルビア。代表的な花色は情熱的な赤色ですが、品種によってはほかの色も楽しめます。
サルビアは開花期が長いため、定期的に追肥してあげると花がより長持ちするでしょう。また、水が足りなくなると葉が落ちやすくなるので、土が乾燥したらたっぷりやります。花が咲き終わると半分ほどの背丈に切り戻しておけば、秋にも花を咲かせてくれるでしょう。
開花期 | 7~10月 |
花の色 | 赤、白、紫、ピンクなど |
花言葉 | 「知恵」「尊敬」「家族愛」「良い家庭」 |
フヨウ
大輪で鮮やかな色の花を咲かせるフヨウは、夏らしいエネルギッシュな印象を与える花です。日本では古くから、フヨウの薄くてふんわりとした花びらを女性の美しさに例えていました。
フヨウは一般的には一日花なので、朝に開花しても夕方にはしぼんでしまいます。しかし、次々に新しい花が咲いていくので、全体的な開花時期は長めです。
開花期 | 8~10月 |
花の色 | ピンク、白、紅紫など |
花言葉 | 「繊細な美」「しとやかな恋人」 |
プルメリア
肉厚な花びらを付けて咲くプルメリア。ハワイ原産の南国ムード漂う花で、フラダンスの髪飾りなどのモチーフにもなっています。雫型でハリがある葉も美しく、夏の青い空によく映えますよ。
暑さには強いものの冬の寒さには弱いので、気温が下がる時期には室内などに移動させましょう。
開花期 | 6~10月 |
花の色 | 赤、ピンク、白、黄など |
花言葉 | 「気品」「陽だまり」「恵まれた人」「情熱」「内気な乙女」 |
ペンタス
ペンタスは、星型の小花を密集させて咲く熱帯地方原産の低木です。花びらが5枚なので、ギリシャ語の「5」が名前の由来になっています。鮮やかでまとまりのある花なので、ほかの花と一緒に寄せ植えにしても楽しめるでしょう。
ペンタスは基本的に日光を好みますが、強い直射日光に当たりすぎると葉が傷むこともあるので、適度に日陰に移動させるのがおすすめです。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | ピンク、白、紫紅、赤など |
花言葉 | 「希望が叶う」「願い事」 |
ダリア
ダリアは、メキシコ原産の多年草ですが、花の姿がキクに似ているため、どこか和の風情も感じさせる花です。毎年のように品種改良がされ、数えきれないほどの園芸品種が誕生しています。草丈や花の色、咲き方などバリエーション豊富です。
ダリアは草丈が高くなり、枝もよく茂るので支柱を立てて支えてあげましょう。
開花期 | 6~11月 |
花の色 | 赤、オレンジ、ピンク、黄、白、紫、茶など |
花言葉 | 「優雅」「気品」「栄華」「裏切り」「移り気」「不安定」 |
ホオズキ
日本ではお盆の時期によく見かけるようになるホオズキ。その実は、提灯のような萼に包まれており、ご先祖様が迷わず帰ってこられるように盆提灯に見立てて飾られることがあります。
ホオズキは水はけと水持ちの両方のバランスが良い土を好みます。1年を通して、日光がよく当たる場所で育てましょう。地植えの場合、よほど乾燥がひどい時期を除いて水やりは特に必要ありません。
開花期 | 8~9月 |
花の色 | 白、クリームなど |
花言葉 | 「自然美」「心の平安」「偽り」 |
アガパンサス
すっと伸びた花茎の先に、たくさんの小花を咲かせるアガパンサスは、上品で涼しげな花姿が夏の暑さを和らげてくれるようです。
丈夫で育てやすく、どんな育成環境にも対応できることから、初心者にもおすすめの花です。また、乾燥に強く多湿を嫌うため、夏場でも水やりはほとんど必要ありません。よほど雨が降らない日が続くときは、適度に水やりしましょう。
開花期 | 5~8月 |
花の色 | 白、青、紫など |
花言葉 | 「恋の訪れ」「ラブレター」「恋の季節」「誠実な愛」 |
ポーチュラカ
別名「ハナスベリヒユ」とも呼ばれており、花の色や咲き方のバリエーションが豊富なポーチュラカ。地面を這うように伸びていくので、グランドカバーとして庭で育てている人も多いです。開花期が長いので、ガーデニングのレギュラーメンバーになってくれます。
日陰に植えると花が咲きにくくなるので、しっかり日が当たる場所に植えてあげましょう。地植えの場合は水やりはほとんどしなくて構いませんが、鉢植えなら土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | 赤、ピンク、オレンジ、黄、白 |
花言葉 | 「無邪気」「いつも元気」 |
マンデビラ
マンデビラは熱帯地域原産のツル性の植物で、緑のカーテンとして窓際で育てられることもあります。最近ではツルを伸ばさずに成長する品種も登場しているので、好みに合わせて選んでみましょう。
マンデビラは日光が大好きなので、1日を通してしっかり日が当たる場所に植えます。花がたくさん咲き出したら、10日に1度程度肥料を与えると花もちが良くなります。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | ピンク、赤、白 |
花言葉 | 「固い友情」「情熱」「危険な恋」 |
ヒャクニチソウ(ジニア)
その名の通り、開花期が長いことが魅力のヒャクニチソウ。小花ではありますが、株がこんもりと茂り、たくさんの花を次々に咲かせるのでボリュームのあります。
雨に当たりすぎると、過湿によって株が弱ったり、泥はねで病気にかかったりすることがあるので、梅雨時期には軒先などに移動させましょう。逆に乾燥しすぎても良くないので、土の表面が乾いていたらしっかり水やりをします。
開花期 | 5~11月 |
花の色 | 赤、ピンク、黄、オレンジ、白、緑など |
花言葉 | 「絆」「いつまでも変わらぬ心」「幸福」 |
キョウチクトウ
丈夫で開花期も長いことから、街中の花壇や公共施設で植えられていることの多いキョウチクトウ。ひらひらした花びらをたくさん付けて華やかですが、毒性があるので家庭でのガーデニングでの扱いには注意しましょう。
家で育てる場合は、よく日が当たり、水はけの良い土で育てましょう。
開花期 | 7〜8月 |
花の色 | 白、ピンク、黄など |
花言葉 | 「危険な愛」「用心」「危険」 |
アナベル
アナベルはアジサイの仲間で、可愛らしい小花を密集させて咲く落葉低木です。開花したばかりの頃は白い花びらが、秋になるにつれてだんだんと緑っぽくなっていく様子が楽しめます。
育て方もそれほど難しくないので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
開花期 | 6月~7月 |
花の色 | 白、黄緑など |
花言葉 | 「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」 |
ルリマツリ
涼しげなブルーや白い花を咲かせるルリマツリは、イソマツ科の常緑低木です。ガーデニングでは、支柱や庭の柵などに這わせて育てる様子が多く見られます。開花期が長いので、株が大きくなると次々にたくさんの花を楽しめる花です。
冬の寒さには弱いので、花が咲き終わったら防寒対策を始めましょう。
開花期 | 5~10月 |
花の色 | 青、白 |
花言葉 | 「いつも明るい」「同情」「ひそかな情熱」 |
ラベンダー
アロマや化粧品、雑貨、石鹸などの香料としても用いられているラベンダー。その香りは、鎮静作用やリラックス効果があるとされています。基本的に春から夏にかけて開花を迎えますが、品種によっては四季咲きのものもあるので好みに合わせて選びましょう。
基本的には日光を好みますが、気温が高くなりすぎると茎が伸びすぎて花に栄養が行かなくなってしまうので、時間帯によって日陰になる場所がおすすめです。
開花期 | 4〜7月 |
花の色 | 紫、ピンク、青、白 |
花言葉 | 「あなたを待っています」「期待」「清潔」「疑惑」「幸せが来る」 |
夏に咲く美しい旬の花で生活を彩ってみよう
夏には鮮やかで元気な印象の花が次々に旬を迎えます。夏の花は丈夫で開花期間が長いものが多いので、花を頻繁に入れ替えずにガーデニングを楽しめそうです。今回ご紹介した花以外にも、夏が旬の花はたくさんあります。
今年の夏は、夏に咲く旬の花で生活を彩ってみませんか。育てやすい品種も多いので、初心者の方もぜひ挑戦してみてください。