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喜寿のお祝いにおすすめ!年齢ごとのお祝い色と花言葉から選ぶフラワーギフト

喜寿祝いの年齢ごとの由来やカラー、フラワーギフトの選び方やおすすめの花を紹介します。人生の節目である特別な喜寿祝いに、鮮やかな色彩が魅力のフラワーギフトを花言葉と共に贈り、色とりどりの花々で素晴らしい1日を彩りましょう。

喜寿祝いには、特別な贈り物でお祝いの気持ちを表現したいですよね。そこでおすすめしたいのがフラワーギフトです。喜寿は人生の節目を祝い、長寿を迎える喜びを分かち合う特別な日です。

そんな喜寿のお祝いには、喜寿のお祝いカラーの花を取り入れた特別感のあるフラワーギフトで、感謝と祝福の気持ちを最大限に伝えましょう。

この記事では、喜寿のお祝いに贈りたいフラワーギフトの選び方や、おすすめの花をご紹介していきます。

喜寿のお祝いにはフラワーギフトで特別な贈り物を

特別なシーンを彩るフラワーギフトは、年齢も性別も関係なく喜ばれるギフトアイテムです。花々の美しさと色彩の鮮やかさは喜びや幸福を表し、お祝いの雰囲気をより華やかにしてくれるでしょう。花の種類やアレンジメントのバリエーションも多岐にわたるため、シンプルな花束から立体的なアレンジメント、お手入れの手間がないプリザーブドフラワーまで、相手の方の好みに合わせて選べるのも魅力です。喜寿のお祝いを通じて、フラワーギフトで大切な人へ感謝の想いを伝えましょう。

長寿のお祝いの由来やカラー

長寿のお祝いは、古代中国の哲学思想「道教」に基づき、長きにわたって歳を重ねてきた人生の先輩へ、尊敬や称賛、感謝、さらなる幸せや健康を祈るお祝いです。

長寿祝いには、各節目によってお祝いのテーマカラーがあります。60歳の節目である還暦のお祝いには、赤いものを贈るというのは有名ですね。中国では赤は縁起の良い色で、幸福や祝福のシンボル。赤いちゃんちゃんこを贈るという古くからの習わしがあります。

こうした節目ごとのテーマカラーを、花束やアレンジメントに取り入れれば、お祝いの意義や喜びをさらに深められます。

還暦(60歳)・緑寿(66歳)

還暦・緑寿のお祝いは、これからの人生を楽しみ、さらなる充実した人生を送る門出のお祝いです。「還暦(かんれき)」は、十二支が一巡して生まれ年の干支に戻ることから、「生まれた暦に還る」という意味の長寿祝いです。66歳を祝う「緑寿(ろくじゅ)」は、「六十六」の語呂合わせから誕生した、比較的新しいお祝いです。

今では医療技術や食生活、経済の発展から60歳まで現役で働くという人も珍しくありませんが、昔は貧しさから栄養状態が悪く、60歳まで生きることはとても大変な時代でした。

還暦のお祝いは、赤がテーマカラーです。赤いちゃんちゃんこを贈るのが定番ですが、一部では赤い頭巾を被る地域もあります。なぜ赤色なのかというと、「生まれ年の干支に還る=赤子に還る」という意味があるからです。かつての日本では、生まれた赤子に着せる産衣に、厄除けや魔除けの力があるとされる赤色を用いて、悪いものから守っていました。この産衣の代わりにちゃんちゃんこを着て、長寿をお祝いするのが還暦の習わしなのです。

古希(70歳)・喜寿(77歳)

70歳の節目を祝う「古希(こき)」は、中国の詩人・杜甫の曲江詩の一節、「人生七十年古来稀なり(古来より70歳まで生きる人は稀だ)」という句に由来しています。かつての日本人の平均寿命は50年で、70歳まで生きるのは稀だったのです。77歳を祝う「喜寿(きじゅ)」は、「喜」の草書体が「㐂」と七が連なる形であることから名付けられました。

古希・喜寿のお祝いでは、紫色がシンボルカラーです。古くから紫色は、高貴な立場を象徴する色でした。西洋においても、紫色の染料素材は希少であったため、紫色の衣類は富裕層しか身につけられない贅沢品でした。立場の高さ、気品や尊敬のシンボルでもある紫は、赤と同様に厄除けや魔除けの効果があると考えられています。

傘寿(80歳)・米寿(88歳)

80歳を祝う傘寿は、「傘」の草書体が「八」と「十」に見えるのが由来です。88歳を祝う「米寿(べいじゅ)」も同様に、「米」という漢字が「八十八」に見える漢字の成り立ちに由来しています。

傘寿・米寿のお祝いでは、黄色がテーマカラーとされています。中国において黄色は大変縁起の良い色で、活力や幸せのシンボルです。古来の中国における自然哲学の五行思想では、黄色は土を表す中央色です。皇帝や皇位を表す高貴な色でもありました。

近年では、米寿にベージュをかけて、淡い色合いのベージュカラーや生成り色のお祝い品を選ぶことも多いようです。ちなみに傘寿祝いは、古希・喜寿のお祝いと同じく紫色にちなんだ品でも良いとされています。

卒寿(90歳)・白寿(99歳)・百寿(100歳)

90歳を祝う「卒寿(そつじゅ)」は、卒の略字である「卆」が「九十」からなる形であることに由来します。人生の積み重ねと智慧を象徴する、祝う節目です。

99歳を祝う「白寿(はくじゅ)」は、100歳のひとつ手前であることから、「百」の一画目となる「一」を引いた「白」をいう漢字を当てたお祝いです。

そして100歳を祝う「百寿(ひゃくじゅ)」は、100年=1世紀であることから「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれます。ただし、77歳祝いの喜寿と読みが同じなので、百寿といわれる場合が多いです。

白寿・百寿のお祝いは、名前にある白にちなんだ品を贈ります。しかし百寿祝いには決まったカラーがなく、金色や紅白カラーでお祝いしても良いとされています。また、百を「もも」と読み換え、女性へ桃色の品を贈るケースも多いようです。

喜寿やご長寿祝いのタイミングは?

本来の長寿祝いは、還暦祝いの由来から分かるとおり干支が基準なので、数え年の節目でお祝いされていました。しかし、今は満年齢での数え方が主流で、数え年でのお祝いは少なくなってきています。

ちなみに数え年とは、赤子が胎内にいる間も年齢に含めるものとして、生まれた時点で1歳と数え、満年齢では生後初の誕生日を1歳とする数え方です。誕生日の当日にお祝いされるほうが、お祝いされる人も年齢を実感しやすいですね。親戚が集まる敬老の日や、お盆、お正月といった日に家族みんなで祝う場合もあります。

長寿祝いには、お祝いする日の決まりはありません。できるタイミングでいつでもお祝いしていいですし、血縁関係に限らず、知人や友人、恩師などの間柄であってもお祝いして良いとされています。

喜寿祝いのフラワーギフトを選ぶポイント

続いては、喜寿祝いに贈るフラワーギフトの選び方のポイントをご紹介します。長寿祝いにはそれぞれのテーマカラーがありますが、このカラーに沿ってフラワーギフトを選べば、長寿祝いらしい特別なギフトになりますね。

他にも、相手の方の好みの花を取り入れたり、相手へ伝えたい気持ちに近い花言葉から選んだりするのもおすすめです。ご長寿祝いには、「尊敬」「感謝」「幸せ」「健康」などの花言葉を持つお花がふさわしいでしょう。

また、フラワーギフトには定番の花束以外にもいくつかタイプがあります。デザイン性が高いアレンジメントフラワーや、世話の手間がかからず長く鑑賞できるプリザーブドフラワーなどが人気です。草花の栽培が好きな人には、花の鉢植えやグリーンギフトも喜ばれます。

喜寿のお祝いにぴったりな花や観葉植物

77歳の節目である喜寿には、花や観葉植物の美しさや生命力を通じて、長寿を華々しくお祝いしましょう。ここからは喜寿祝いにぴったりな花や観葉植物をいくつかご紹介します。お祝いのテーマカラーである紫色の花もピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、観葉植物は丈夫な性質を持つものが多く、長寿や繁栄のシンボルでもあります。観葉植物もそれぞれ花言葉を持っていて、縁起の良い花言葉がたくさんありますので、ぜひ花言葉もメッセージに添えて贈ってみてくださいね。

胡蝶蘭

科・属 ラン科・ファレノプシス属
和名 胡蝶蘭(こちょうらん)
英名 Phalaenopsis, Moth Orchid
学名 Phalaenopsis aphrodite
原産地 東南アジア
花言葉 「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」

フラワーギフトとして人気の胡蝶蘭の花は、1本の茎にたくさんの花を付けるゴージャスな咲き姿と、肉厚で高級感のある花びらが魅力です。花の大きさや色は品種によって異なりますが、白、ピンク、黄色の他にも、紫色の胡蝶蘭もあります。

蝶が舞っているような花の形から「幸福が飛んでくる」の花言葉を持ち、お祝いごとのシーンにはぴったりです。とても生命力が強い花なので、枯れた後も適切な手入れをすることで二度咲きを楽しめます。

温室栽培が主流なので、どのシーズンでも買い求められるという点も人気の理由です。栽培に手間や時間がかかってしまうため価格は高いものの、1〜2ヶ月は美しい花を咲かせ続けて、長く楽しませてくれます。大輪の胡蝶蘭以外に、小ぶりで可愛らしいミディ胡蝶蘭などもあるので、大きな鉢が扱いに困りそうなときは、カジュアルなミディサイズも検討してみてください。

キキョウ

科・属 キキョウ科・キキョウ属
和名 桔梗(キキョウ)
英名 Balloon flower
学名 Platycodon grandiflorus
原産地 日本、中国、東アジア
花言葉 「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」

日本で古来から愛されるキキョウは、青紫色の美しい花を咲かせる和の雰囲気を持つ花です。深みのある青紫色は「桔梗色」と呼ばれ、日本の伝統色のひとつにもなっています。花びらは5枚で星型に花を咲かせます。高貴さをも感じさせるキキョウの花は、和服や和小物にも花柄としてよく使われています。

花言葉は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」など、キキョウの持つ高貴なイメージにぴったりな花言葉が添えられています。古くの日本ではキキョウはあちこちに自生していましたが、乱獲によって野生品種は絶滅危惧種に指定されています。

園芸品種では多様な品種が流通しており、紫や青以外に白やピンクの花色を持ち、一重咲きや八重咲き、大輪種などさまざまです。

アジサイ

科・属 アジサイ科・アジサイ属
和名 紫陽花(あじさい)
英名 Hydrangea
学名 Hydrangea macrophylla
原産地 日本
花言葉 「家族」「一家団らん」「高嶺の花」

日本のシンボルともいえる花はいくつもありますが、アジサイもそのひとつです。近年においては、母の日の贈り物として人気のカーネーションに次いで、フラワーギフトとして高い人気を誇っています。園芸品種が続々と生み出され、豊富な種類を楽しめるのも魅力のひとつです。

梅雨の時期になると、趣のある落ち着いた花の色合いと、雨露が乗った花びらはみずみずしく美しい姿を楽しめます。家族にちなんだ「家族」「一家団らん」花言葉があるので、親戚や家族の長寿祝いにはふさわしいお花です。

ディープパープル

ディープパープルは、深い紫色の花を咲かせるアジサイ品種で、喜寿の贈り物にはぴったりです。咲き始めは紫の花がだんだんと黒味がかっていき、1ヶ月ほど時間をかけて褪せたようなヴィンテージな色合いへと変化していきます。

アジサイの花は淡い色合いが多い中で、ディープパープルのくっきりとした濃い色味は珍しく、愛好家からも高い人気を誇ります。花びらは厚めでマットな質感を持ち、落ち着いた雰囲気を漂わせます。

鉢植え向けの品種なので株は全体的にコンパクトですが、小さいながらに枝付きがよく、小さめの鉢でもボリュームのある姿を楽しめますよ。

てまりてまり

てまりてまりは、小さな花がいくつも集まった八重咲きのアジサイ品種です。一般的な品種と比べて花が小ぶりで、小さな星がいくつも集まったかのような繊細な印象を与えます。

数あるアジサイの品種の中でも特に人気が高く、てまりてまりの鉢植えはフラワーギフトとしても人気です。園芸店や生花店をはじめ、ネットショップでも多く展開されています。近年では、母の日のフラワーギフトとしててまりてまりの鉢植えを贈る人が増えています。

小ぶりな花を持つてまりてまりは他の植物との相性もよく、単体での鉢植えだけではなく寄せ植えでも人気が高いです。和の雰囲気が強いアジサイですが、てまりてまりは小ぶりな華やかさから洋風のお庭にもよく馴染みます。

フィカス・ベンガレンシス

科・属 クワ科・フィカス属
和名 フィカス・ウンベラータ
英名 Benghalensis
学名 Ficus benghalensis
原産地 インド、スリランカ、東南アジア
花言葉 「永久の幸せ」「健やか」

観葉植物の中でも人気の高いフィカス属で、特に人気の品種がフィカス・ベンガレンシスです。スタイリッシュな樹形に、みずみずしく明るいグリーンの丸みを帯びた葉を持ち、どんな雰囲気のインテリアにも合います。

フィカス・ベンガレンシスには、その生命力の強さから「永久の幸せ」「健やか」の花言葉があります。長寿を迎えられた方の幸せと健康を願う贈り物としてふさわしいグリーンギフトではないでしょうか。

生命力が強いため、初めて観葉植物を育てる人の入門グリーンとしても向いています。基本的に丈夫な植物ですが、やや耐寒性が弱いので、冬越しには注意が必要です。寒い地域では冬の間は室内で管理しましょう。

フィカス・ウンベラータ

科・属 クワ科・フィカス属
和名 フィカス・ウンベラータ
英名 Ficus umbellata
学名 Ficus umbellata
原産地 熱帯アフリカ低地
花言葉 「夫婦愛」「永久の幸せ」「健やか」

かわいらしいハート型の葉を持つフィカス・ウンベラータは、インテリアグリーンとして特に高い人気を持つ観葉植物です。

明るくフレッシュな印象を与えるグリーンの葉には生命力を感じられ、室内をさわやかな空間にしてくれる観葉植物です。お世話も簡単なので、初心者でも育てやすいという点も人気の理由です。

ハートの葉からイメージされるように、「夫婦愛」「永久の幸せ」「健やか」など、縁起の良い花言葉を持っています。ご夫婦揃って長寿を迎えられる方へのグリーンギフトとして、変わらぬ夫婦愛と健康を願い贈ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

長い人生の中で築かれた、77歳の節目を迎える喜寿のお祝いには、華やかなフラワーギフトを贈って特別な1日を演出しましょう。

喜寿祝いにふさわしいフラワーギフト選びでは、テーマカラーの紫を使ったギフトを選んだり、花束やアレンジメント、プリザーブドフラワーなどのギフトタイプから選んだりするのがおすすめです。好きな花の種類を知っていれば、そのお花を取り入れることでより喜ばれるでしょう。

長く育てる楽しみのある観葉植物も人気のギフトです。観葉植物は縁起の良い花言葉が付けられていることが多く、お祝いシーンのグリーンギフトとしてぴったりですね。

相手に伝えたい花言葉も添えて、素敵な喜寿のお祝いを選んでみてください。