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おしゃれな花を飾ろう!人気のお花10種類をご紹介

花屋さんには、季節によってたくさんの花が並んでいます。どれも美しく、部屋に飾りたいと思ったり、ギフトでプレゼントを贈りたいと思ったりしたときには、どんな花を選ぼうかと悩んでしまいますよね。

同じ花を選んでも、組み合わせによってまったく違う印象に見えるのが花合わせの楽しさであり、難しい部分でもあります。

今回は、花屋さんでどんな花を選んで組み合わせるとおしゃれに見えるのか、今日からできる簡単でおしゃれに見える花選びの方法をご紹介します。

飾るだけでおしゃれな花10選

花屋さんにはたくさんの花が並んでいますが、おしゃれに見える花を選びたいなら、組み合わせは考えずまずは1輪だけでも雰囲気のある花を選んでみましょう。

おしゃれな花を選ぶポイントは、動きのあるフォルムです。まっすぐに伸びた茎も美しいのですが、お部屋に飾ったり花束に入れたりするときには、茎に動きがあった方がおしゃれな印象を与えます。花びらに個性があり、ランダムな動きがでる花もおすすめですよ。

それではさっそく、おしゃれな花を10種類ご紹介します。

ラナンキュラス

花屋さんに出回る時期:12月~3月頃

 

バラよりも控えめな印象ですが、ふわふわと幾重にも重なる花びらにはメインになれる存在感があります。ラナンキュラスが旬を迎える時期は冬から春にかけて。色や咲き方の種類が豊富で、その品種はなんと500種を超えるといわれています。

おしゃれに見せるなら、変わり咲きといわれる品種が特におすすめです。モロッコシリーズやポンポンシリーズのラナンキュラスを選べば、個性的でアートのような咲き姿を楽しむことができます。

カラー

花屋さんに出回る時期:通年。旬は4月~6月頃

 

店頭には1年中並んでいますが、カラーの旬は春です。

すっと伸びた茎から伸びるラインが美しい花で、花束にいれるとぐっと大人っぽい印象になりますよ。自宅で飾る際なら、ぜひ茎のラインを活かしてガラスの花瓶に生けると美しい姿がより一層際立つでしょう。

花は丸い形をしたものが多いので、その中にカラーが入ると全体に動きが出ておしゃれな印象に仕上がります。

スカビオサ

花屋さんに出回る時期:3月~5月頃

 

可憐な雰囲気のある草花で、カラーバリエーションや品種が豊富なのがスカビオサです。スカビオサンをメインに飾れば可憐でナチュラルな雰囲気に、他のメインの花と一緒に束ねれば、花束をより華やかに演出してくれますよ。

花屋さんでは、スカビオサの実であるトゲトゲした姿が面白い「ステルンクーゲル」も出回っており、こちらはこのままドライとしても楽しむことができます。

クリスマスローズ

花屋さんに出回る時期:12月~3月頃

 

花壇で見かけることも多いクリスマスローズも、切り花として出回っています。

凛とした咲き姿に気品を感じることができる花で、少しうつむき加減に咲く可憐な姿にファンも多い切り花です。

クリスマスローズの魅力は、切り花の中でもめずらしいアンティーク調の色味。白やグリーン以外にくすんだピンクやパープルなど、他の花の中に1輪入れるだけで、ぐっとおしゃれな雰囲気を出せる花です。

アジサイ

花屋さんに出回る時期:5月〜6月頃。秋色アジサイの場合は、梅雨明け~秋頃

 

アジサイは1本でもボリュームがあるので、お部屋のアクセントとしておしゃれに飾ることができます。

アジサイの中でもアンティークな色味が魅力的なのは、梅雨明け~秋頃に花屋さんに出回る秋色アジサイです。秋色アジサイは絶妙な色合いが魅力で、もともとの水分量が少ないため、美しいままドライにして楽しむことができます。

ナチュラルな雰囲気を楽しみたいならグリーンのアジサイ、アナベルもおすすめですよ。枝が長くボリュームたっぷりなものが多いので、1本でも存在感抜群です。

アネモネ

花屋さんに出回る時期:12月~3月頃

 

花の中心が黒く、カラフルな花びらとのコントラストが美しいアネモネ。どこかミステリアスな雰囲気が漂う花です。朝になると花が開き、夜になると閉じる性質を持っているので、毎日朝を迎えるのが楽しみになりますよ。

アネモネは単品で飾っても存在感があるので、シンプルに1種類で生けるのもおすすめ。茎にも動きがあるので、数本をアートのように飾ってみてはいかがでしょうか。

ライラック

花屋さんに出回る時期:10月~6月頃

 

ライラックは、別名をリラと呼び、小さな花が集まって1つの房のようになっています。甘くてさわやかな香りも魅力的です。

1本でも大ぶりで花の部分にボリュームがあるので、とても華やかに飾ることができます。動きのある草花と一緒に飾ると、ナチュラルな雰囲気が出ておすすめです。

水が下がりやすいので、根元をナイフで斜めに切ったあとは割りを入れて、水を吸い上げやすくしてあげましょう。

コスモス

花屋さんに出回る時期:9月~10月頃

 

野に咲く花のイメージがありますが、切り花としても花屋さんに流通しています。

特におしゃれでおすすめしたいのは、チョコレートコスモスという花には珍しい赤茶色の花を咲かせるコスモスです。

細い茎には動きがあり、数本でもガラスの花瓶に生けると繊細で美しいフォルムがおしゃれな雰囲気を演出してくれます。

ケイトウ

花屋さんに出回る時期:6月~11月頃

 

ケイトウは、独特な見た目が楽しい切り花です。色や形がユニークでカラフルなことから、ハロウィンのアレンジメントにもよく登場します。

ケイトウはニワトリの頭、鶏頭からついた名前で、鶏頭のように見える部分は茎が変化したもの。実は、花はその下にあるつぶつぶとしたとても小さな部分です。

ケイトウには「おしゃれ」や「風変り」という花言葉がついていて、その言葉通りアートのような、個性的な飾り方を楽しむことができます。

 

ワイルドフラワー

花屋さんに出回る時期:通年

 

ワイルドフラワーとは、オーストラリア、南アフリカを原産した植物の総称です。

花屋さんでも比較的手に入れやすいのは、「プロテア」、「バンクシア」、「カンガルーポー」、「ピンクッション」など。

多くのワイルドフラワーはそのままドライフラワーとしても楽しむことができるので、スワッグなどにもおすすめです。個性的な形をしているものが多く、野性味溢れる姿が魅力です。

おしゃれな雰囲気が出せる葉物

メインに飾る花を選んだら、次は花と組み合わせる葉物を選びましょう。

花と一緒にグリーンの葉物を束ねると、より花の美しさが際立ち、スタイリッシュな花束に仕上げることができますよ。

フレッシュな雰囲気に仕上げたい場合は、数種類の葉物だけをミックスして生けるのもおすすめです。葉物は切り花よりも日持ちが良いため、瑞々しい状態で長く楽しむことができます。

ユーカリ

花屋さんに出回る時期:通年、10月~1月頃に種類が豊富

 

ユーカリはそのままドライになるので、スワッグやリースにもよく利用される葉物です。

シルバーグレーがかったおしゃれでスモーキーな色味と、深い雪の中を思わせるような独特の香りもユーカリの魅力。ユーカリだけでも、なんと500種類もの品種があります。

枝ものとしてそのまま花瓶にダイナミックに生けても部屋のセンターグリーンになりますし、どんな花とも相性が良く、ナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がりますよ。

リキュウソウ

花屋さんに出回る時期:通年

 

リキュウソウは薄い葉っぱと涼しげな明るい緑色が特徴的で、くるくると巻いた先端のフォルムが美しい葉物です。流れるようなラインが魅力的なので、生け花や装花のアレンジメントなどにもよく使われています。

リキュウソウは切り花と一緒に飾ったり、他の葉物とミックスで飾ったりするのがおすすめです。主張が強くないナチュラルな雰囲気の葉物なので、切り花を引き立てつつボリュームを出してくれるでしょう。

茎が細いので、一輪挿しにお花と一緒に飾りたいときにも重宝してくれるはずですよ。

ユキヤナギ・コデマリ

花屋さんに出回る時期:ユキヤナギ3月~4月頃、コデマリ1月~4月頃

 

ユキヤナギとコデマリはどちらも白い小さな花がついた枝もので、流れるようにしなる枝ぶりが特徴です。とても華やかな枝ものなので、シンプルに枝のみで飾るのも素敵ですよ。

花束に入れるとまるで花畑のように華やかで、無造作で自然な印象に仕上がります。

どちらの枝も、生けているうちに花が散ってくるのが少し難点。気になるようであれば、花が落ちるようになった段階で振り落としてしまうと良いでしょう。

春の枝ものなので、この時期のお花との相性は抜群です。ラナンキュラスやバラと一緒に春の花束を楽しみましょう。

ゼラニウム・バジル・ローズマリー・ハーブ類

花屋さんに出回る時期:通年

 

お料理のお供として使ったことがあるローズマリーやバジルも切り花として花屋さんに並んでいます。ハーブは香りが爽やかで、飾ると見た目と香りの癒し効果をどちらも満喫することができます。

花屋さんに並んでいるバジルは紫がかった花の部分もついているので、切り花と一緒に束ねるととても華やかになりますよ。ハーブだけを束ねて飾ったり、ハーブと花を集めてナチュラルな花束に仕上げたりするのもとてもおしゃれです。

おしゃれなバラ3選

花屋さんになくてはならない存在であるバラには、たくさんの品種があります。バラは存在感があるので1輪で飾っても素敵ですよね。

水替えをしてしっかり管理してあげれば、時期によっては1週間〜10日楽しむことができるので、蕾から開くまでをじっくり楽しんでみるのもいいかもしれません。

そんな数あるバラの中でも、おしゃれな品種をまとめました。

アンブリッジローズ

淡いピンク色のバラで、薄く柔らかい花びらが特徴です。強いミルラの甘い香りを放ち、その香りのよさは思わず何度も鼻をつけて香りたくなってしまうほど。

イギリスの育種家さんの生み出したイングリッシュローズで、昔ながらの気品あるオールドローズの花姿を残しつつ、スタイリッシュさをあわせ持った魅力的なバラです。

蕾に近い状態で購入すると、大きく開いていく姿を存分に楽しむことができるでしょう。

カフェラテ

その名前の通り、カフェラテのようなおしゃれなキャメル色のバラ。切り花にはめずらしいとてもシックな色味が魅力的です。

カフェラテはエスプレッソにミルクを足した飲み物ですが、この品種も花びらの質感がとてもクリーミーでそっと触れてみたくなるような柔らかい見た目をしています。

スモーキーな葉物やハーブと一緒に生ければ、そのおしゃれな雰囲気を存分に楽しむことができるでしょう。

オール4キュート

変わり咲きのバラで、真ん中の部分が緑色、淵にかけてピンク色のカラーがとても目を惹くおしゃれなバラです。ぎゅっと詰まったロゼッタ咲きと呼ばれる咲き方で、1輪でもとてもボリュームがあります。

一見バラかラナンキュラスか見間違ってしまうほど、花びらの数が多く存在感たっぷりです。個性的な見た目をしているのでシンプルに数本まとめてグリーンと一緒に束ねるのもおすすめです。

おしゃれな花をさらに引き立ててくれる小花

メインの花と葉物を合わせたら、一緒に小花を束ねると花と葉物の間の空間から小花が顔を出して、よりこなれた雰囲気に仕上げることができます。

小花は花の部分が小ぶりなので、メインの花よりも少し高さを出して飾ったり、無造作に束ねて動きを出した花束に仕上げたりするのがおすすめです。

レースフラワー

花屋さんに出回る時期:通年、1月~5月頃

 

レースフラワーは、白い小花が集まって、一見カスミソウのように見える繊細な草花です。白いレースフラワー以外には、緑がかったグリーンミストやボルドーがかったダウカスボルドーなど、おしゃれな色味がそろいます。

メインの花と葉物の間にいれるだけで、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を演出できる小花です。

アストランチア

花屋さんに出回る時期:通年、旬は春。

 

ギリシャ語で星という意味の「アストラ」が由来になったアストランチアは、トゲトゲした星のような形のおしゃれなフォルムが魅力の小花です。白、ピンク、ワインレッドなどの色味の品種が出回っており、ふわふわと揺れる花を楽しむことができます。

どの品種もアンティーク調の色味なので、花束に加えると落ち着いた大人っぽい雰囲気にまとまりますよ。

ブプレリウム

花屋さんに出回る時期:通年、春~夏

 

葉物にも見えるブプレリウムですが、カスミソウのように花束にボリュームを出すためによく活躍する切り花です。明るいグリーンの爽やかな雰囲気を持ち、小さく切り分けることもできるので使い勝手が良く、どんな花にもよく似合います。

大きいものは70cm〜100cmほどあるので、枝もののように単品で花瓶に生けてもボリュームたっぷりでおすすめです。

おしゃれに見える色味とは?

同じ種類の花でも、たくさんの色がありますよね。お花の種類だけではなく、色選びに気を付けると同じ花でもぐっとおしゃれな雰囲気で飾ることができます。

色とりどりの花を見ていると、ついついいろんな色を取り入れたくなってしまいますが、2〜3色で揃えると統一感が出てまとまりやすくなりますよ。

まずはメインの花の色を決めよう

まず最初に、メインにしたいお花を1種類選びましょう。

選んだ色に合わせて、葉物と小花を選んでいきます。組み合わせに正解はありませんが、最初のうちは似た色味の花を合わせると失敗がありません。

ピンクの花をメインに選んだ場合はピンクの濃淡でまとめてみたり、黄色い花をメインに選んだらオレンジ系と合わせてみたり、白い花にはグリーンの葉物が良く似合います。

同じ赤い花をメインに選んだ場合でも、紫と合わせるとシックで大人っぽい印象になりますし、ピンクと合わせればぐっとかわいらしい雰囲気に。

慣れてきたら反対色を合わせてみたり、ビビットな色同士を組み合わせてみたりすると、今までにない新しい発見があるかもしれませんよ。

いま選びたいのはニュアンスカラーの花

選ぶ花の中に、ニュアンスカラーといわれる少しスモーキーな色やくすんだ色味を混ぜてみるとぐっとおしゃれな雰囲気に仕上げることができます。

花束で贈る場合は、同じ花の組み合わせでもラッピングを淡い色や落ち着いた色味に替えるだけで、まるで摘みたての花を束ねたようなナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上げることができますよ。

違う種類の花をたくさん飾りたい場合は、数種類の花瓶に分けて飾ってみましょう。全く違う色味、種類の花でも、花瓶を分けて同じスペースに飾るだけでアートのように、おしゃれに飾ることができます。

 

まとめ

今回は、おしゃれな雰囲気で飾ったり、贈ったりできる花の種類や色味についてご紹介しました。お花の組み合わせに正解はないので、どんどん新しいおしゃれな花合わせにチャレンジしてみてくださいね。

今度のお休みには、花屋さんでゆっくり花選びを楽しんでみませんか?