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【卒業式に贈る花】選び方やおすすめの種類、マナーは?

卒業式は、旅立ちと新たな出発をお祝いする大切なイベント。ずっと成長を見守ってきた子どもや孫、お世話になった先輩や先生、共に青春を過ごした友人に、素敵な花を贈ってお祝いしてみませんか。

卒業式には、門出を応援したり感謝の気持ちを込めたりできる花ギフトがおすすめです。この記事では、卒業式に贈る花の選び方やマナーなどを解説していきます。

卒業式に贈る花の選び方

花の種類はとても豊富で、1つの品種でもカラーバリエーションがあるため、花選びに迷っている方も多いかもしれません。卒業式に贈る花に、特別な決まりやしきたりはないので、基本的には自由に選ぶことができます。なかなかイメージが付かない方は、次の項目を参考にしてみてください。

季節の花

卒業式が催されるのは、たくさんの花が開花期を迎える春の季節。春の花は、明るい色味が多く、卒業という門出を華やかに祝福してくれます。

卒業式には写真を撮ることも考えられるので、花の贈り物で季節感を残せるのも魅力。あとから写真を見返したときに、春の風を感じることができるでしょう。

また、シーズンの花は多く流通しており、比較的安価で手に入りやすいのもメリットです。

相手の好きな花や色

相手の好きな花が分かっている場合は、その花を優先すると喜ばれます。人生の中でも大切な節目である卒業式に、自分の好きな花を贈られて嬉しくない人は少ないはずです。その花が季節的に入手しにくかったり、ギフトに適していない場合は、相手の好きな色やイメージカラーから連想しても良いでしょう。

例えば、情熱的な人には赤い花を、明るくて元気な方には黄色やオレンジの花を、クールで大人っぽい方にはブルーやパープル系の花がおすすめです。

ふさわしい花言葉

卒業式に贈る花にメッセージ性を込めたいなら、花言葉から花の候補を探してみましょう。卒業式は1つの区切りではありますが、新たなスタートを応援できるような意味合いの花言葉がおすすめです。

また、お世話になった方の卒業式なら、感謝や絆を意味する花言葉も良いでしょう。ずっと成長を見守ってきた身内の卒業式なら、愛情を伝える花言葉も素敵です。

卒業式に贈る花のおすすめ8選

ここからは花言葉に焦点を当てて、卒業式に贈る花としておすすめのものを意味合い別にご紹介します。それぞれ、縁起の良い意味合いだけでなくギフトとしての華やかさもあるので、花選びに迷った際には参考にしてみてください。

門出を祝福する、応援する

まずは、卒業式という門出を祝福し、これからの活躍を応援するような花言葉を持つ花です。成長を見守ってきたお子さんやお孫さん、先生などから贈るのがおすすめできます。

スイートピー

ひらひらとした繊細な花びらが優しさを演出してくれるスイートピー。パステルカラーが春らしく、甘い香りも魅力的です。

そんなスイートピーには「優しい思い出」や「門出」などの花言葉があり、これまでの思い出を振り返りつつ、新たな門出を祝福できるような素敵なメッセージを込めることができます。

 

ガーベラ

細長い花びらをたくさんつけて元気いっぱいに咲くような雰囲気のあるガーベラは、大人っぽくなりすぎないので卒業式を迎えた学生さんへのプレゼントに最適です。カラーバリエーションや咲き方が豊富で、さまざまなイメージのギフトを作りやすいのも魅力といえます。

ガーベラには「希望」や「常に前進」などの花言葉があり、これからの活躍を応援する意味合いになるでしょう。

 

フリージア

スイセンにも似た上品で可愛らしい花を咲かせるフリージア。芳醇な香りが特徴で、黄色や白などが定番ですが、赤や紫色などのバリエーションもあります。フリージアの花言葉は「期待」や「無邪気」。「素直に頑張るあなたの未来に期待しています」という応援するような気持ちのギフトになります。

 

感謝を伝える

次に、卒業式に贈る花で、これまでの感謝を伝えたいときのおすすめの花をご紹介します。後輩やお世話になった先生、クラスの仲間同士で贈るのにおすすめです。

 

カーネーション

カーネーションというと、母の日に贈る花というイメージが強いですよね。確かに、カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」や「母への愛」となっています。しかし、カーネーションは花の色ごとにも花言葉がつけられており、ピンクのカーネーションには「感謝」という花言葉もあるので、卒業式にもぴったりです。

 

カスミソウ

雪のように白い小花をたくさん咲かせるカスミソウ。メインの花の美しさを引き立ててくれる名わき役ですが、主役として花ギフトにするとナチュラルな雰囲気を出せます。そんなカスミソウの花言葉は「感謝」や「幸福」。これまでの感謝の気持ちをさりげなく伝えることができます。

愛情を伝える

最後に、特に親交の深い方や想いを寄せる人、恋人の卒業式に贈るのにおすすめの花です。愛情をダイレクトに伝えられるような花言葉を持つ、バラ、チューリップ、ラナンキュラスをご紹介します。

 

バラ

繊細な花びらを幾重にも重ねたバラは、豪華で存在感があるので卒業式というハレの日にぴったりの贈り物。春らしさを出すために、ピンクや白などの明るい色味のバラがおすすめです。

バラ全体の花言葉の花言葉には「愛」や「美」にまつわるものが多く、特に赤いバラには「愛情」や「情熱」という花言葉があります。しかし、ピンクのバラには「感謝」、オレンジのバラには「絆」という意味合いもあるので、友人や先輩に贈る花としていかがでしょうか。

 

チューリップ

春を代表する花の1つ、チューリップ。茎がしっかりしており、切り花として扱いやすい花なので、卒業式に贈る花としてもおすすめです。

チューリップの花言葉は「思いやり」。その中でも赤いチューリップには「愛の告白」、ピンクのチューリップには「誠実な愛」という花言葉があるので、想いを寄せる人への卒業祝いにいかがでしょうか。

 

ラナンキュラス

花びらをたくさん付けてバラのようにゴージャスに咲き誇るラナンキュラスも卒業式のシーズンに開花期を迎える花です。一輪でも存在感があり、華やかなフラワーギフトで卒業をお祝いできます。

ラナンキュラスの花言葉は「とても魅力的」や「優しい心遣い」。尊敬している人や特に親しい人への卒業式に贈ってみましょう。

卒業式に贈る花ギフト

卒業式に贈る花は、豪華であれば良いというわけではなく、コンパクトさや扱いやすさも考えておくようにしましょう。その理由は、花を贈る人数が多かったり、学校で直接渡すことも考えられるからです。ここからは、卒業式に贈るおすすめの花ギフトをご紹介します。

一輪花

クラス全員や部活の先輩など、大勢に卒業祝いの花を贈るなら、一輪花もおすすめです。1人当たりのコストを抑えられるだけでなく、かさばりにくいのでたくさん用意しても持ち運びしやすくなります。

一輪花を贈るなら、1本でも存在感がある大輪サイズの花がおすすめ。バラやラナンキュラスなど花びらが多いものだと1本でも豪華な印象になります。

花束・ブーケ

卒業式にスタンダードな花を贈りたいなら、やはり花束やブーケが一般的です。男女や年齢問わず贈りやすく、花の本数によってボリューム感も自由に変えられます。1人の方に豪華な花を贈りたいなら両手に抱えるサイズのものを、カジュアルに贈りたいときや複数の人に贈るならミニブーケもおすすめです。

卒業式のプログラムの1つとして、ステージ上など大勢の前で渡すなら、大きくて華やかな花束だとよく目立ちます。

フラワーアレンジメント

相手が学生さんの場合、花瓶や花器など持っていないこともあるので切り花の処理に困ってしまうこともあるかもしれません。そんなときには、卒業式にフラワーアレンジメントを贈りましょう。

フラワーアレンジメントは専用の花器の底に敷いた吸水スポンジに切り花を挿してレイアウトしたもので、受け取ったらそのまま飾れる手軽さが魅力です。毎日の水替えや花器のお手入れなどの手間がかからないので、忙しい学生さんに喜ばれます。

プリザーブドフラワー

花束やアレンジメントなどの生花を用いたフラワーギフトは、本物の花の美しさが感じられますが寿命が短いのがデメリットといえます。卒業式の思い出を少しでも長く残しておきたいなら、プリザーブドフラワーがおすすめです。

プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を施して美しさが長持ちするように作られたもので、本物のような質感を残しつつも環境次第で数年は飾っておけます。水も必要なく、香りや花粉も出ないので衛生的。ホコリや劣化を防ぐために透明なケースに入ったプリザーブドフラワーも高級感が出ておすすめです。

スタンド花

学校のOBやOG、地域団体や企業から卒業式の花を贈るなら、当日に会場に飾れるスタンド花がおすすめです。

圧倒的な存在感を放ちながら卒業生が旅立つ瞬間を豪華に彩ってくれるでしょう。ただし、スタンド花はすぐに注文できないこともあるので、時間に余裕を持って手配しておくようにしてください。

卒業式に花を贈るタイミング

卒業式に贈る花は、後輩などの学校関係者であれば卒業式が終わってからできるだけ早く渡すようにしましょう。式が終わって、卒業生が教室に戻っているタイミングがベストです。人によってはすぐに帰宅したり、別の場所に移動したりして、渡す機会を逃してしまう可能性もあります。

部活の部員から渡すのであれば、時間が空き次第卒業生に部室に寄ってもらうなどの約束をしておきましょう。

スタンド花を会場にお届けするなら、前日もしくは当日の朝に手配できるようにします。学校によっては花の搬入日時を指定していることもあるので、事前に確認しておくことが大切です。

身内や学校外の友人からなら、卒業式の前後数日の間に直接渡す、もしくは自宅に配達できるようにしましょう。

卒業式に花を贈るときのポイント

せっかくの卒業式なら、相手の方の記憶に少しでも残りやすい花を贈りたいですよね。卒業式に花を贈る際に、より相手の方に喜んでもらえるようにちょっとした工夫を取り入れてみましょう。男の子に贈る花は、女性っぽくなりすぎないようにするのも心遣いです。

男の子に贈る花は色味に注意する

卒業式に贈る花は、男女で区別する必要はなく、お祝いの気持ちが伝わるような華やかでみずみずしい花であれば問題ありません。

ただし、男の子によっては、ピンクや赤などの花は女性的で持ち歩きにくいという印象を持つこともあるので、その場合にはブルーやパープル系の花を選んで男の子向けにしてみましょう。

真っ赤な赤いバラの一輪花であれば、クールでかっこいい印象になるので男の子にもおすすめです。

メッセージカードや立札を付ける

卒業のお祝いとして花を贈るときには、「おめでとう」や「今までありがとう」など一言を添えるようになりますが、他にも伝えたい気持ちがあるならメッセージカードや手紙を添えるのもおすすめです。

式当日は、卒業生はバタバタと忙しく、ゆっくりと語らうことが難しいこともあるかもしれません。部活のメンバーから贈るなら、寄せ書きを添えるのも良いでしょう。

スタンド花を贈るなら、立札を付けて誰からのお祝いなのか分かるようにします。

他のギフトと組み合わせる

学校関係者や後輩からなら花のみで十分ですが、身内から卒業祝いの花を贈るなら、プラスαで他のギフトと組み合わせるのもおすすめです。卒業後の新しい生活に向けて何かと物入りになると思われるので、ギフトカードや商品券などはいかがでしょうか。

子どもが小さくて食べ盛りなら、お菓子やケーキなどお腹を満たせるものが喜ばれます。プレゼントする以外にも、一緒に食事に行くなども親睦を深められて良いですね。

卒業式に花を贈るときのマナー

卒業式に贈る花はそれほどかしこまる必要はなく、厳密なマナーやルールはありません。しかし、相手の気持ちを考えて、お祝いの場にふさわしくないような意味合いになるのは避けましょう。

また、いくら美しい花を贈っても、相手の方に迷惑になっては意味がありません。ここからは、卒業式に花を贈るときの最低限のマナーを解説します。

ネガティブな花言葉は避ける

卒業式に贈る花選びのポイントとして、花言葉を意識することを解説しました。しかし、今回ご紹介した花にも、色によっては卒業式の場にふさわしくないものもあります。

相手の方が花にそれほど詳しくないのであれば、気にされることもないかもしれませんが、あとから調べる可能性があることも想定して、ネガティブな花言葉を持つ花は避けるのが無難です。

例えば、黄色いバラには「嫉妬」や「愛情の薄らぎ」、黄色いカーネーションには「軽蔑」、白いチューリップには「失われた愛」、黄色いチューリップには「望みのない恋」などの花言葉があります。

花の本数に注意する

卒業式に花束を贈るなら、花の本数にも注意しましょう。一般的に不吉といわれている数字は4、9、13なので、この本数は避けるのが無難です。

また、おめでたい場では、割り切れる数字(偶数)は「別れ」を連想させるとして縁起が良くないともいわれています。ただし、偶数の中でも「8」は「末広がり」のイメージがあり、金運を引き寄せる数字ともいわれているので問題ありません。

飾りやすさや持ち帰りやすさも考える

卒業式に贈る花は、持ち帰りのシーンも想定して選ぶようにしましょう。小学校や中学校の卒業式であれば保護者の車、徒歩、自転車のいずれかで帰宅することが多いですが、高校以上だと電車やバスなどの公共交通機関を利用することも考えられます。

持ち帰りの負担にならないように、花と一緒に持ち帰り用の袋も用意しておきましょう。他の人からも花や贈り物をもらうことも考えて、大きめの紙袋がおすすめです。

卒業式に贈る花の相場

卒業式に贈る花の金額の目安は、相手との関係性によって変わってきます。お世話になった先生や先輩に贈るなら5,000〜10,000円、友達として贈るなら3,000〜5,000円がおよその相場です。

恋人や親族など、特に親しい方に贈るのであればもう少し価格を上げても良いかもしれません。どんな花を選んで、どんなフラワーギフトにするのかで、同じ金額でもボリュームや大きさが変わってくるので、出来上がりのイメージを想像しながら選びましょう。

卒業式には素敵な花を贈ってお祝いしよう

卒業式は人生の中でも数回しかない特別な節目です。お祝いや感謝の気持ちを込めて、思い出に残るような素敵な花を贈りましょう。

卒業式に贈る花のポイントやマナーを解説してきましたが、一番大切なのは「おめでとう」という気持ちです。心を込めたプレゼントは、どんなものでも相手の心に届くはず。相手の方のこれからの人生が素晴らしいものになるように、気持ちのこもった花を贈ってくださいね。

卒業式に贈る花にお悩みの方は、ぜひフラワーギフトラボにご相談ください。卒業シーンに合わせた花束やアレンジメントなどを多数ご用意しております。