フラワーギフト

ラ・メールコラム > フラワーギフト > 結婚祝いのギフトに贈りたい、縁起の良い花言葉を持つ花や観葉植物

結婚祝いのギフトに贈りたい、縁起の良い花言葉を持つ花や観葉植物

二人の新たな門出をお祝いする、結婚祝い。

大切な友人やお世話になった方の門出は、自分のことのように嬉しく思い、お二人の行先がもっと素敵なものになるよう祈りを込めたギフトを贈りたいものです。

結婚祝いの贈り物には、フラワーギフトのプレゼントがおすすめです。お花や植物が持つ花言葉を添えて贈ることで、より喜ばれやすいギフトになりますよ。

今回は、結婚祝いにふさわしい縁起の良い花言葉を持つ花や観葉植物、さらに結婚祝いを贈るうえでの一般的なマナーなどもご紹介していきます。

 

結婚祝いには気持ちを込めてお花を贈ろう

人生の新たな道を歩み出す二人のおめでたい結婚祝いには、門出を祝福するのにふさわしい縁起物を贈りたいですよね。

草花それぞれに付けられている花言葉から、祝福のメッセージやこれからの明るい未来を連想させるような言葉を選べば、喜んでいただける素敵なギフトになるでしょう。

 

結婚祝いの相場

お花のギフトは予算に応じて柔軟に選択できる点もおすすめしたいポイントです。

高価すぎる贈り物はかえって気を遣わせてしまいますが、お花のギフトであれば予算の調節も可能です。花の贈り物は見ただけでは価格帯が分かりにくいので、相手にギフトの値段が伝わりづらいというメリットもあります。

 

【結婚祝いに贈るフラワーギフトの相場】

全体的な平均相場 3,000円~10,000円
友人や知人 3,000円~5,000円
家族や親戚 5,000円~8,000円
会社の同僚や先輩、上司 5,000円~10,000円

もし、ご祝儀とあわせてフラワーギフトを贈る場合には、1,000円〜2,000円程度のミニブーケを添えて、相手にお返しの気遣いをさせないよう配慮して贈るとベストです。

 

結婚祝いにふさわしい花言葉を持つお花

新たな門出を祝う結婚のお祝いには、縁起の良い花言葉やロマンチックな花言葉など、お祝いにふさわしい言葉を持っているお花を選びましょう。

ここでご紹介するお花の中にはブライダルシーンで人気の種類もあるので、結婚のお祝い品としては間違いなく喜ばれるお花ばかりですよ。ギフト選びの参考にしてみてくださいね。

 

バラ

科・属 バラ科・バラ属
和名 薔薇(ばら)
英名 Rose
学名 Rosa
原産地 北半球の亜熱帯〜寒帯
花言葉 「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」

ブライダルシーンでもチャペルやバージンロードを彩るバラは、結婚祝いをはじめどんなお祝いシーンにもふさわしいフラワーギフトです。

バラには色別の花言葉もありますが、全体に愛情にまつわる花言葉がありますので、好きな色を選んで贈りましょう。ただし、黄色のバラの花言葉には注意が必要です。これについては後述で詳しく解説しますが、黄色いバラを取り入れるときにはメインにならないよう、他の花材と上手にバランスを取ることをおすすめします。

 

胡蝶蘭

科・属 ラン科・ファレノプシス属
和名 胡蝶蘭(こちょうらん)
英名 Phalaenopsis, Phalaenopsis Orchid, Moth orchid
学名 Phalaenopsis aphrodite
原産地 東南アジア
花言葉 「幸福が飛んでくる」

清楚な白い大輪の花を咲かせる「胡蝶蘭」も、お祝いシーンには欠かせないフラワーギフトです。ブライダルシーンはもちろんのこと、冠婚葬祭どのシーンでも用いられ、フォーマルなビジネスシーンでも活躍してくれるお花です。

羽を広げた蝶のような花姿の胡蝶蘭は「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持っています。

シンメトリーに整えられた花が連なるエレガントな姿や、肉厚な花びらの持つなめらかな質感なども結婚祝いの贈り物としてぴったりです。

花期が長く、開花した状態で1〜2ヶ月は美しい花を楽しめるのも、ギフトに選ばれやすい人気の理由です。

 

スズラン

科・属 キジカクシ科・スズラン属
和名 鈴蘭(すずらん)
英名 Lily of the valley
学名 Convallaria majalis
原産地 ヨーロッパ・アジア
花言葉 「再び幸せが訪れる」「純潔」「純粋」

スズランの花は、教会の鐘を連想させるような小さなベル型の白い小花を咲かせます。みずみずしい鮮やかなグリーンの葉と白い花のコントラストが美しく、花嫁の清楚さや可憐さを感じさせるお花です。

そんなスズランには「再び幸せが訪れる」「純粋」という花言葉があります。英国のキャサリン妃が結婚式で手にしていたブーケとしても有名ですね。ご夫婦の幸せを願う気持ちと、花嫁姿の象徴とも言える「純潔」の花言葉を添えて、結婚祝いにスズランの花を贈ってみてはいかがでしょうか。

カスミソウ

科・属 ナデシコ科・カスミソウ属
和名 霞草(かすみそう)、宿根霞草(しゅっこんかすみそう)、群撫子(むれなでしこ)、花糸撫子(はないとなでしこ)、小米撫子(こごめなでしこ)
英名 Baby’s breath, Gypsophila
学名 Gypsophila elegans. Bieb.
原産地 アジア、ヨーロッパ一帯
花言葉 「永遠の愛」「無垢の愛」「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」「清らかな心」「夢心地」

花束やアレンジメントのアクセントとして用いられることが多いカスミソウですが、カスミソウ単体で作る花束も、素朴ながらとてもかわいらしい雰囲気に仕上がります。

カスミソウだけを束ねた大きな花束に、アクセントとして強調したい花材を中心に一輪仕込む、というおしゃれな演出も人気があるようです。

清楚で可憐な姿のカスミソウは、花言葉も素敵なものばかり並んでいることから、ブライダルシーンでも多く用いられています。

 

ブルースター

科・属 ガガイモ科・ツィーディア属
和名 瑠璃唐綿
英名 Southern star, Tweedia
学名 Tweedia caerulea
原産地 ブラジル、ウルグアイ
花言葉 「幸福な愛」「信じあう心」

小さな青い星形の花がかわいらしいブルースターは、「サムシングブルー」にちなんで贈りたいお花のひとつです。サムシングブルーとは、花嫁が結婚式で「何かひとつ青いもの」を身に着けると幸せになれる西洋の言い伝えです。

ブルースターには「幸福な愛」「信じあう心」というご夫婦にぴったりな花言葉があるので、結婚のお祝いにはぴったりですよ。

このブルースターの花は、初めは水色だった花色がだんだんと色が濃くなっていき、咲き終わる前にはほとんど紫色に近くなります。切り花として飾っておくと、色の移り変わる様子を楽しめますね。

 

ムスカリ

科・属 キジカクシ科・ムスカリ属
和名 葡萄風信子(ぶどうひやしんす)
英名 Grape hyacinth
学名 Muscari
原産地 地中海沿岸、アジア南西部
花言葉 「明るい未来」「通じ合う心」

ブドウの房のような形がユニークなムスカリは、「葡萄風信子(ぶどうひやしんす)」という和名でも呼ばれます。青紫色の花が最もポピュラーで、先ほどご紹介したサムシングブルーにちなんだアイテムとして贈るのも素敵ですね。青紫色以外に白いムスカリもありますが、どちらも結婚祝いに合った花色です。

そんなムスカリには、「明るい未来」「通じ合う心」という夫婦の門出をお祝いするにはふさわしい花言葉があります。しかしとてもポジティブな言葉がある一方で、「失望」「絶望」といったネガティブな意味も持っているので、ムスカリを贈る際には誤解がないように花言葉をメッセーカードなどに書き添えて贈るといいかもしれません。

 

レースフラワー

科・属 セリ科・ドクゼリモドキ属
和名 毒芹擬(どくぜりもどき)
英名 Queen anne’s Lace
学名 Ammi majus
原産地 地中海沿岸、西アジア
花言葉 「感謝」「可憐な心」「細やかな愛情」

編み込んだレースのように繊細なレースフラワーは、白い小花をドーム状に咲かせる可憐な姿のお花です。どことなくカスミソウと似通った雰囲気も持っています。

白いレースフラワーがポピュラーではありますが、青色の小花を咲かせる「ブルーレースフラワー」という品種もあります。サムシングブルーにちなんで、青色のレースフラワーを贈るのもおすすめです。白と青のレースフラワーをバランス良く組み合わせれば、淡い色合いのやさしい花束ができあがります。

 

デンファレ

科・属 ラン科・デンドロビウム属
和名 長生蘭(チョウセイラン)
英名 cooktown orchid
学名 Dendrobium phalaenopsis 
原産地 日本、熱帯アジア、ネパール、ニュージーランド
花言葉 「お似合いのふたり」「有能」「魅惑」

ハワイの首飾り「レイ」に使う花としてもお馴染みのデンファレは、トロピカルな雰囲気も感じさせる明るい印象のお花です。トロピカル系ドリンクに飾られていることもありますね。

正式名称は「デンドロビウム・ファレノプシス」といいますが、長くて呼びにくいことからデンファレの通称で流通しています。

デンファレには「お似合いのふたり」という結婚の門出にふさわしい花言葉がありますので、ぜひメッセージカードなどに花言葉を添えて贈ってみてくださいね。

 

結婚祝い向きの花言葉がある観葉植物

結婚祝いにふさわしい、縁起が良い花言葉を持っているのは、フラワーギフトでお馴染みの花だけではありません。観葉植物にも花言葉があり、しかも観葉植物には縁起が良くグリーンギフトとして選びやすいポジティブな花言葉を持つ品種が多いのですよ。お花の贈り物とは違い、観葉植物はお世話をすれば長く育てることができます。

続いては、結婚祝いにおすすめしたい、素敵な花言葉を持っている観葉植物をいくつかご紹介します。

 

フィカス・ウンベラータ

科・属 クワ科・フィカス属
和名 フィカス・ウンベラータ
英名 Ficus umbellata
学名 Ficus umbellata
原産地 熱帯アフリカ低地
花言葉 「夫婦愛」「健やか」「永久の幸せ」

ハート型の葉を持つフィカス・ウンベラータは、ハートの葉から連想されるように「夫婦愛」「永久の幸せ」という、まさしく結婚祝い向きの花言葉を持っています。

おしゃれな樹形とかわいらしい形の葉から、観葉植物の中でも高い人気を誇っています。流通数も多いので入手しやすいのも嬉しいポイントです。

お世話はそこまで難しくないので、初めて観葉植物を育てる人でも簡単に育てられます。

 

アイビー

科・属 ウコギ科・キヅタ属
和名 西洋木蔦(せいようぎづた)、ヘデラ
英名 Ivy, English Ivy, Common ivy
学名 Hedera helix(Hedera)
原産地 北アフリカ、ヨーロッパ、アジア
花言葉 「永遠の愛」

アンティークな建築物や建物の壁伝いに沿うようにして伸びているのが、アイビーですハート型にも見える葉がかわいらしく、街中で見かける機会が多い身近な存在の観葉植物と言えます。花束やアレンジメントのアクセントとして使われることもありますよ。

そんなアイビーには、「永遠の愛」という縁起の良い花言葉があります。これからの夫婦生活が仲睦まじく素晴らしいものになるよう願って、アイビーの鉢植えを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

モンステラ

科・属 サトイモ科・モンステラ属
和名 蓬萊蕉(ほうらいしょう)
英名 Monstera
学名 Monstera
原産地 熱帯アメリカ
花言葉 「うれしい便り」「深い関係」

モンステラは、ボタニカルなリーフ柄モチーフとして見かける、深い切れ込みが入った独特な葉の形をしています。アロハシャツのデザインなどでも見かけますね。

モンステラの花言葉は「うれしい便り」「深い関係」です。結婚の知らせを喜ぶ気持ちを真っすぐに伝えられる、結婚祝いの品としてぴったりな花言葉ですね。二人の関係がもっと成熟した深いものとなるよう、うれしい知らせに返信する「うれしい便り」としてモンステラを贈ってみてはいかがでしょうか。

 

ドラセナ・マッサンゲアナ

科・属 リュウゼツラン科・ドラセナ属
和名 幸福の木(こうふくのき)、縞千年木(しませんねんぼく)
英名 Dracaena, Goodluck plant, Corn stalk plant
学名 Dracaena fragrans  “Massangeana”
原産地 熱帯アジア、熱帯アフリカ
花言葉 「幸福」「永遠の愛」

ハワイで魔除けの木として家庭の庭に植えられているドラセナ・マッサンゲアナには、「幸福の木」という縁起の良い別名があります。さらには「幸福」「永遠の愛」という二人の変わらぬ愛を象徴するような素敵な花言葉もありますので、ぜひ結婚祝いのグリーンギフトに選んでほしい観葉植物です。

ドラセナ・マッサンゲアナは熱帯地域を原産とする観葉植物なので、日本の寒さは苦手です。プレゼントとして贈る際には冬の時期を避け、春から秋のドラセナ・マッサンゲアナが生き生きと育つ季節を選びましょう。

 

知っておきたい結婚祝いに贈るお花のマナー

お祝いごとのシーンでは、喜ばしい気持ちや嬉しい気持ちを台無しにしないよう、最低限のマナーを考慮してお祝いのギフトを贈りましょう。

細かい決まり事などはありませんが、相手にとって失礼になってしまいがちな注意ポイントを3点挙げてみましたので、贈る前に確認しておきましょう。

 

花言葉に注意

お花の贈り物ではギフトの付加価値をさらに良いものにして、大切なメッセンジャーとして役立つ花言葉ですが、シーンによっては避けたほうが良い言葉があります。

結婚祝いのシーンにおいては、「嫉妬」の花言葉を持つ花は避けて贈りましょう。

 

【「嫉妬」などの意味を持つ花言葉】

バラ(黄) 「嫉妬」
マリーゴールド 「嫉妬」「絶望」「悲しみ」
カーネーション(黄) 「軽蔑」
シクラメン(赤) 「嫉妬」
アネモネ 「恋の苦しみ」「見捨てられた」「はかない恋」

また、妬みの花言葉以外にも、結婚祝いにはふさわしくない不吉な印象を受ける花言葉も多くあります。

 

【不吉な印象がある花言葉】

スイレン 「滅亡」
スノードロップ 「あなたの死を望みます」
アザミ 「復習」
アジサイ 「浮気」「移り気」

このような花は元々ギフト用には取り入れられていないのが一般的ですが、もしもの場合の時に覚えておくと良いかもしれません。

 

仏花を連想させない

おめでたいシーンでの贈答品は、白や黄色だけでまとめていると仏花のように受け止められてしまうことがあります。寂しげな色でばかりまとめたアレンジメントよりも、華やかで明るい気持ちになれるような色合いのものを選びましょう。

また、和菊を多く使ったアレンジメントも仏花のようになってしまうので、キクを使いたい場合には、明るい雰囲気のスプレーマム(西洋菊)がおすすめです。

 

贈るタイミング

結婚祝いのフラワーギフトは、直接手渡せるとき以外は、基本的にご自宅へ郵送しましょう。ただし、結婚式が行われるまでは、準備などで何かと忙しくされていますし、新婚旅行などのご予定と重なってしまうと、せっかくのフラワーギフトを長期間受け取っていただけないということもあります。自宅へ送る手配をする前に、あらかじめ受け取りが可能な日時を確認しておきましょう。

結婚式がある場合は式の1ヶ月前まで、式がない場合は、ご結婚の知らせから1ヶ月以内には届けられるよう手配できるとベターです。

 

まとめ

今回は、結婚祝いの贈答品としておすすめしたい、素敵な花言葉を持つお花や観葉植物についてご紹介してきました。

大切な友人や先輩などのおめでたい門出には、お祝いの品で自分も喜ばしいという気持ちを表したいですね。縁起が良い素敵な花言葉を持っている草花を贈ることで、よりお祝いの気持ちが伝わりやすくなります。

幸せそうなお二人を思い浮かべつつ、これからの未来がよりよいものとなるように願って、喜ばれる素敵な結婚祝いのフラワーギフト、グリーンギフトを選んでみてくださいね。