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大切なお母さんの誕生日はお花のギフトでお祝いしよう

身近な存在である家族には、なかなかあらたまって感謝の気持ちや愛情を伝えられないものですよね。

普段は伝えそびれてしまう言葉こそ、大切なお祝いのタイミングなどにきちんと伝えておきましょう。

今まで自分を育ててくれたお母さんへの感謝の想いは、お母さんの生まれた大切な日である誕生日に、お花のプレゼントと一緒に伝えてみるのはいかがでしょうか。

 今回は、お母さんへの誕生日プレゼントとしてお花がおすすめな理由や、ギフトにぴったりなお花の種類、フラワーギフトの選び方などをご紹介していきます。

 

大切な誕生日にこそ、お花のギフトで特別感を演出

日常生活の中で、お花をもらう機会というのは意外と少ないものです。だからこそ、お花のプレゼントには特別感がありますし、きちんとしたプレゼントとして演出できます。

きれいな色とりどりのお花を受け取れば、誰しも自然と明るい気持ちになれるものです。

そして、笑顔で受け取ってくれる相手の華やいだ表情に、贈った側もつられて笑顔になる……フラワーギフトには、そんな笑顔の連鎖を生む力があるように思います。

生まれてきてくれたことへの感謝や、今日まで健康でいてくれることへの感謝、面と向かってはなかなか伝えられない愛情などのいろいろな想いを込めて、年に1度の節目である誕生日には、お花のギフトを贈りましょう。

 

誕生月の花でフラワーギフトを選ぶ

誕生月毎に誕生石が決まっているように、お花も誕生月によって旬の花材が当てはめられています。

細かいところでは365日それぞれに、いくつかの誕生日花が決まっているのですが、今回は誕生月の12種類のお花をご紹介したいと思います。

自分の誕生日のお花や、大切な人の誕生日の花の種類が気になる方は、ぜひご自分で調べてみてくださいね。

誕生月の花や、誕生日の花というのは、実は正式に定められているものではなく、地域によって違いがあることも多々あって、実は曖昧なものです。

それでも、その月を代表するお花であることに変わりはありませんので、お花選びに迷ったときには参考にしてみてくださいね。

 

そもそも誕生花の文化とは

そもそも、誕生月や誕生日に決まっているお花は、ギリシャ神話が発祥だとされています。花の誕生秘話には神話が深く関係していることが多く、中でもギリシャ神話との結びつきは強いものがあります。

古来ローマの人々は、花には神様が宿っていて、花は神からのメッセージが込められているものだとして考えられてきました。

やがて花を日付に結び付けて考えるようになったそうです。

 

お母さんの誕生日ギフトにおすすめ!1〜12月の誕生月花

お母さんの誕生日に贈るお花に迷っているのでしたら、誕生月にちなんだお花をメインにしたフラワーギフトにしてみてはいかがでしょうか。

どれも贈り物として人気の高いお花ばかりで、花言葉にも素敵な言葉がたくさんありますよ。

定番のお花が多いので、誕生日当日までに準備する日にちが少なくても、入手しやすい旬のお花ばかりです。ぜひギフト選びの参考にしてみてくださいね。

 

1月:シンビジウム

科・属 ラン科・シンビジウム属
和名 寒蘭(かんらん)
英名 Cymbidium
学名 Cymbidium
原産地 インド、タイ、中国、フィリピン、インドネシア、オーストラリアなど
花言葉 「飾らない心」「素朴」「壮麗」「華やかな恋」「高貴な美人」「誠実な愛情」「深窓の麗人」

胡蝶蘭に次いで人気の高いラン科のお花が「シンビジウム」です。寒さに強いランなので、和名では「寒蘭(かんらん)」とも呼ばれています。同じラン科のお花では、オンシジウムも人気がありますよ。

ラン科のお花は豪華で派手な見た目のものが多くありますが、その中でもシンビジウムの花は落ち着きがあるやわらかい色合いをしています。そのため、花言葉も「飾らない心」「素朴」というナチュラルな花言葉が付けられています。

派手な見た目のお花を敬遠しがちな方でも、シンビジウムのお花であれば受け取りやすいでしょう。

シンビジウムの花はとても花持ちが良いため、切り花の贈り物にも適しています。

原産地で自生しているシンビジウムは、地面に根付く以外にも樹木の表面や岩肌に着生することもある、半着生の性質を持っているランです。

 

2月:フリージア

科・属 アヤメ科・フリージア属
和名 香雪蘭(こうせつらん)
英名 Freesia
学名 Freesia refracta
原産地 南アフリカ
花言葉 「優雅」「天真爛漫」「感謝」「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」

春らしい明るい花色が多い「フリージア」は、早春に流通数が増えるお花です。フリージアがお花屋さんに並び出すと、「もうすぐ春が来るのだな」と暖かい季節が待ち遠しくなりますね。

香りの良いものが多く、アレンジメントに香り付けもできる花材で、花色のバリエーションも豊富にありますのでアレンジの幅が広がるお花です。

フリージアの花言葉は、「親愛の情」「友情」という友情にまつわる花言葉があります。これは、フリージアの原種を発見した、デンマークの植物研究学者・エクロンが、自分を友人として支えてくれていた医師・フリーゼへの感謝の思いを込めて、花の名前を友人にちなんで「フリージア」と名付けたエピソードに由来します。

そんな素敵な友情物語を持っているフリージアですから、日頃の感謝の気持ちを伝えるフラワーギフトとしてはぴったりのお花ですよ。

 

3月:チューリップ 

科・属 ユリ科・チューリップ属
和名 鬱金香(うこんこう)
英名 Tulip
学名 Tulipa gesneriana
原産地 トルコ
花言葉 「思いやり」「博愛」

春のお花の代表格でもあるチューリップは、老若男女から愛されるポピュラーなお花です。鮮やかなグリーンの葉と春らしい温かみのある花色の、美しいコントラストが魅力的なお花ですね。その品種はなんと5,000種類以上にも及ぶとされており、人気の高さに頷けます。

実はチューリップの原産地は、トルコであったということをご存じでしょうか。流通しているチューリップの大半がオランダで栽培されていることから、どうしてもオランダをイメージしがちですが、トルコで発見された1500年以上も前の壁画に、チューリップの絵が描かれていたそうなのです。

球根植物であるチューリップは、地植えの栽培以外にも水栽培が可能です。

 

4月:アルストロメリア

科・属 ユリズイセン科・ユリズイセン属
和名 百合水仙(ゆりずいせん)、インカの百合
英名 Lily of the Incas
学名 Alstromeria
原産地 南アメリカ
花言葉 「持続」「未来への憧れ」「エキゾチック」

ユリの姿に似た花姿を持つ「アルストロメリア」は、和名では「百合水仙(ゆりずいせん)」と呼ばれています。

全部で6枚の花びらを持っていますが、内側の花びらと外側の花びらで形が異なるという特徴があります。外側に咲いている花びらは曲線を描いています。

花びらには斑状模様やストライプ模様が入っているのも特徴のひとつで、どこか南国めいたエキゾチックな雰囲気のあるお花ですね。

花色はトロピカルな雰囲気を感じさせる鮮やかな赤やピンク、黄色やオレンジなどが多く、個性的な花束やアレンジメントを演出する花材として人気です。

 

5月:スズラン

科・属 キジカクシ科・スズラン属
和名 鈴蘭(すずらん)
英名 Lily of the valley
学名 Convallaria majalis
原産地 ヨーロッパ・アジア
花言葉 「幸福」「再び幸せが訪れる」「希望」「純粋」「純潔」

小さなベル型の花をいくつも連ねて咲く「スズラン」は、とても清楚で可憐な雰囲気を持つお花です。ヨーロッパにおいては聖母マリアのシンボルフラワーとして、国民に愛されています。

花の形やマリア様のシンボルであることから、花言葉も「幸福」「再び幸せが訪れる」「純潔」という、教会に結びつく花言葉が多く付けられています。

フランスでは、毎年5月1日に自分の愛する人や大切な人にスズランのスズランの花を贈って、相手に幸せが訪れるように願う、「スズランの日」という風習があります。街のあちこちの花屋でスズランの花が並べられ、街中が春らしい雰囲気に包まれる1日です。

日本ではまだ浸透していない文化ではありますが、「ミモザの日」と同じく、だんだん広まっていくようになるかもしれませんね。

お母さんの誕生日にも、幸福が訪れるようにと祈る気持ちを込めて、スズランの花を贈ってみてはいかがでしょうか。

 

6月:バラ 

科・属 バラ科・バラ属
和名 薔薇(ばら)
英名 Rose
学名 Rosa
原産地 北半球の亜熱帯〜寒帯
花言葉 「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」

「花の女王」として君臨する、フラワーギフトの王道とも言える「バラ」は、言わずもがな誕生日に贈るお花としておすすめしたいひとつです。6月の誕生月花とされていますが、バラの花は通年出回っていますので、どの季節でも贈ることができますよ。

 

世界中で愛されているバラの花は、今やその品種数が25,000種類以上にもなると言われていますが、年々新しい品種が生み出され続けています。

咲き方や色合いも豊富な種類がありますから、お気に入りのバラを見つけるだけでも大変なほどですね。

バラの花束を贈る際には、花言葉ももちろんですが、贈る本数にも注目してみてくださいね。本数によって花言葉が付けられていますので、花束を贈りたいシーンにふさわしい本数を選んでみましょう。

バラらしさを感じられる真紅の花色もおすすめですが、白いバラには「心からの尊敬」という素敵な花言葉がありますので、尊敬する人でもあるお母さんへの贈り物に添えてみてはいかがでしょうか。

 

7月:ユリ

科・属 ユリ科・ユリ属
和名 百合(ゆり)
英名 Lily
学名 Lilium
原産地 北半球に広く分布
花言葉 「純粋」「無垢」「威厳」

ユリの花は、古来から日本では美しい女性を喩える花として親しまれてきたお花です。大輪の花が多く、香りも魅力的な品種が多いため、愛好家が多いお花でもあります。

中でも「ユリの女王」という異名も持つ「カサブランカ」は、特別な日の豪華な贈り物としてぴったりな花材です。花びらの先がくるりとカールした姿は艶やかで、女王の名にふさわしい威厳のある見た目をしています。

カサブランカの花はとても大輪で、完全に開花すると20cmにもなります。

花の香りはスパイシーさがある甘い匂いで、やや強く香りますのでちょっと苦手だなと感じられる方もいますので、注意が必要かもしれません。

 

8月:ヒマワリ 

科・属 キク科・ヒマワリ属
和名 向日葵(ひまわり)
英名 Sunflower
学名 Helianthus
原産地 北アメリカ
花言葉 「あなただけを見つめている」「愛慕」「崇拝」「熱愛」

夏を代表するお花といえば、鮮やかな黄色い大輪の花を太陽に向けて咲かせるヒマワリですよね。梅雨が終わってアジサイを見かけなくなる頃に、だんだんとヒマワリの花が伸びていきます。

いつも太陽に花を向ける性質があることから、花言葉には「あなただけを見つめている」「崇拝」があります。

この花言葉は、ヒマワリがギリシャ神話の太陽神・アポロンのシンボルであることも関係しています。

チューリップと同じく、性別や年代を問わずに親しまれやすいお花ですので、畏まりすぎないカジュアルな雰囲気で渡せるギフトとしてもおすすめの花材です。

一方で、告白やプロポーズの際に渡す花としてもおすすめですよ。

愛の告白といえばバラの花束ですが、情熱的な花言葉ではヒマワリも負けていません。愛情を伝えたいシーンにも、ヒマワリの花はおすすめです。

 

9月:ダリア

科・属 キク科・テンジクボタン属
和名 天竺牡丹(てんじくぼたん)
英名 Dahlia
学名 Dahlia
原産地 メキシコ
花言葉 「華麗」「優雅」「気品」「威厳」「移り気」「裏切り」「不安定」

大輪の花を咲かせるダリアは、9月の誕生月花です。まだ夏の暑さが残る9月らしいお花ですね。存在感のあるダリアは、アレンジメントに加えるとかなりの華やかさが生まれます。

一輪加えるだけでガラリと雰囲気が変わりますよ。ダリアといえば大輪のイメージが強いですが、小輪の品種もありますので、贈りたいギフトイメージに合ったサイズが選べるのも嬉しいですね。

年配のお母様への誕生日には、リンドウやキキョウといった落ち着きや高級感のある旬のお花を選ぶのもおすすめです。

 

10月:ガーベラ 

科・属 キク科・ガーベラ属
和名 ガーベラ
英名 Gerbera
学名 Gerbera
原産地 南アフリカ
花言葉 「希望」「常に前進」

パッと開いた花姿が明るく快活な印象を受けるガーベラは、その花の見た目を表すようにポジティブな花言葉ばかり持ち合わせている珍しいお花です。

だいたいの花言葉には、ポジティブな意味合いとネガティブな意味合いの両方があるものなのですが、ガーベラにおいてはネガティブな花言葉がひとつもないのです。

全体の花言葉には「希望」「常に前進」という大変前向きな言葉がありますので、門出をお祝いするギフトや新天地での活躍を願うフラワーギフトとしてよく選ばれています。

 

11月:シクラメン

科・属 サクラソウ科・シクラメン属
和名 篝火花(かがりびばな)、豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)
英名 Cyclamen
学名 Cyclamen persicum
原産地 地中海沿岸
花言葉 「内気」「はにかみ」「清純」「きずな」「愛情」「思いやり」

秋口になると花屋さんで見かけるようになる「シクラメン」は、切り花よりも鉢植えでの流通が多いお花です。

茎は上へ向かってまっすぐに伸びており、その茎先に一輪花を咲かせる姿が印象的ですね。その花姿を篝火になぞらえて、和名では「篝火花(かがりびばな)」と呼ばれます。

シクラメンにはもうひとつ、「豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)」という、美しい花姿にはあまりに似つかわしくない和名があるのですが、これは球根に水分や養分を蓄えているシクラメンを、土から掘り出して家畜の豚が食べていたことから英名で「sow bread(豚のパン)」と呼ばれていたことが由来です。

この豚のパンが、和名では饅頭とされてちょっとびっくりするようなネーミングになってしまったと言われています。

最近では日本の夏の暑さにも耐性がある「ガーデンシクラメン」が流通しており、お庭を彩ってくれるお花としてガーデナーに愛されています。

 

12月:ポインセチア 

科・属 トウダイグサ科・ユーフォルビア属
和名 猩々木(しょうじょうぼく)
英名 Poinsettia
学名 Euphorbia pulcherrima
原産地 メキシコ西部
花言葉 「祝福する」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「聖夜」「清純」

赤と緑のツートンカラーがクリスマスを連想させる「ポインセチア」は、12月の誕生月花です。

花びらに見える赤い部分は、葉が変化した苞(ほう)という部分なので、美しい姿を長く観賞できます。

花言葉はクリスマスシーズンぴったりな縁起の良い言葉ばかりなので、ギフトとしても贈りやすいですね。

贈り物としては鉢植えでのギフトが主流ですが、近年ではポインセチアの切り花も流通しています。運良く巡り会えたら花材に取り入れてみてくださいね。

ポインセチアといえば赤が思い浮かびますが、他にも白やピンクの苞を持つポインセチアもあります。

色が違うとお花の雰囲気がかなり変わりますので、お母さんの好きな色やイメージに合わせて選んでみてくださいね。

 

まとめ

今回は、お母さんへの誕生日プレゼントとしておすすめしたいフラワーギフトについて、各月の誕生月花をご紹介してきました。

誕生月にちなんで設定されているお花は、どれもその月に旬を迎えるお花たちです。流通数が多く価格も安定しているため、入手しやすいというメリットがあります。

もちろん、お母さんに喜んでもらうのがいちばんですから、好きな種類のお花などがあれば、誕生月の花にこだわる必要はありません。

年に1度の大切な日である誕生日に、日頃の感謝や愛情が伝わるお花の贈り物でお祝いしてはいかがでしょうか。