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お花の注文は何日前にすべき?当日注文もできる?気になる注文方法について

フラワーギフトを買ううえでは、配送日や相手先に渡す日までに、余裕を持って事前に注文しておくことが大切です。

しかし、「うっかり予約を忘れていた……」「急ぎで必要になってしまった」ということも起こり得るでしょう。

それでも当日までにフラワーギフトを間に合わせたい場合には、ぎりぎりで何日前までに注文しておけば間に合うのでしょうか。

今回は、お花の注文予約は何日前までにするべきなのか、急ぎの場合には当日予約なども可能なのかどうかについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

 

お花の注文予約は何日前までが必須?

最近では生花店の店頭で買い求める以外にも、ネットショップで注文して相手先に届けてもらうケースも増えてきています。24時間いつでも注文が可能ですし、店頭に赴く手間も掛からないのが魅力ですよね。

いつでも注文できるからと、ついつい後回しにしているうちに、気付けば花束を送る日までの日数があまりない……そんなときでも、お花の注文予約は間に合うのでしょうか?

 

1週間前には予約注文をしよう

注文内容やボリューム、いくつ必要なのかによって、逆算する日数は変わってきますが、1週間前には予約注文をしておくのが好ましいです。

あまり細かい希望がない場合には良いのですが、使ってほしいお花の種類の指定があったり、希望する色でまとめてほしかったり、細かいオーダーをしたいときには、余裕を持った予約注文が必須です。

特に花材などにこだわりがなく、予算内や希望の範囲でおまかせで作ってもらうような場合には、最低でも3日前に予約しておきましょう。

3日ほど余裕があれば、オーダーに必要な花材を仕入れることができるので、新鮮な商品を買い求めることができます。

 

お花の注文に予約が必要な理由

そもそも、お花の注文にはどうして予約が必要なのかと疑問に思われている方もいるかもしれませんので、そこから説明していきましょう。

生花店で取り扱っているのは、生きた切り花です。鉢植えなどとは異なり、切り花は長持ちするわけではありません。仕入れすぎて余ってしまえば傷んでいきますし、仕入れてから時間が経ったものは新鮮ではありません。

野菜などと同じように、日々単価も変わる生ものですから、来るかも分からない注文を想定して、大量にお花を仕入れておくということができないのです。

 

生花店は毎日仕入れをするわけではない

お花屋さんは毎日花材の仕入れに行くわけではなく、仕入れ市場が開かれているのは週に3回ほどです。予約がある分や、アレンジメントとして必要な分の花材は市場で仕入れてきますが、予約がない分までは用意が少なく、在庫の数量も少ない場合がほとんどです。

ですから、予約することによって、よりニーズに合ったお花を選んでもらえますし、新鮮な切り花を使ってもらうことができるのです。

冬の注文時でヒマワリやアジサイといった季節外れのお花がどうしても必要な場合や、やや珍しく流通量の少ない花菜などを使いたい場合には、より日数に余裕を持って注文する必要があります。

 

繁忙期には日数に余裕を持って注文を

お花屋さんの繁忙期は、母の日や父の日、クリスマスや年末年始などのイベント行事がある月や、入学・卒業、転勤・異動や送別会のある時期です。

お世話になった上司や先輩、同僚などを送別する席では、会が盛り上がる演出としての役割も含めてお花のプレゼントが欠かせません。

そんな繁忙期でも、特別にスタッフを増員できるわけではありませんから、お花屋さんは通常どおりのスタッフ数でお店を切り盛りしていて、早朝から夜まで忙しくしています。人手の足りないお店では、繁忙期シーズンは予約注文のみに対応して、通常の販売をお休みされているところもあるほどです。

最悪の場合、ただでさえオーダーをたくさん受けている最中ですから、当日や前日といったぎりぎりになっての注文は、受けてもらえない可能性もあります。

オフィス街などでは特に顕著で、生花店を何件かハシゴしなければならないなんていうこともあるかもしれません。

お花を贈ることが決まっていて、花束が必要な日も分かっているのでしたら、とにかく日数に余裕を持って注文しましょう。

 

イメージ通りの新鮮な花を購入できる

事前に余裕を持って注文できているのでしたら、お花屋さんも必要な花材をきちんと準備できます。オーダーした花束やフラワーアレンジメントに応じた花材を、商品を渡す日にあわせて仕入れて、なるべく新鮮な状態で作ることができるのです。

先述したように、お花屋さんにはいつも必要以上の花材が揃えられているわけではありません。例年の売れ行きから予想した分や注文予約に必要な数の分、在庫を確保しています。ですから、当日や前日に急にオーダーすると、花材が不足していてイメージ通りの仕上がりにならない可能性もあるわけです。

大切な方やお世話になった方へ、感謝の気持ちを込めて贈るフラワーギフトは、なるべく良い仕上がりの、新鮮で高品質な状態でお渡ししたいものですから、余裕を持った注文予約が大切なのです。

 

待たずに購入できる

事前に予約注文を済ませておき、受け取り日や時間を伝えておけば、当日は代金を支払って商品を受け取るだけで完了します。

仕事の隙間時間を使って来店している場合などには、なるべく手短に済ませられるほうが好ましいですよね。

 当日に店舗へ来店して、希望をその場で伝えて花束などを作ってもらうこともできないわけではありません。そういった突然の依頼やオーダーにも対応できるよう、店舗では考えて花材を仕入れています。

ただし、お店が混雑していて他のお客様の接客対応が必要なときや、商品を配達する予定があるときなどには、すぐにアレンジメントを完成させることができませんし、従業員の数や忙しさによっては、対応できかねることもあります。

もし当日に予約注文をせずに来店して、花束などを作ってもらう場合には、来店する前に店舗へ電話で確認しておくのがスマートです。

予算やボリューム感などの希望を伝えて、当日の受け取りが可能かどうかを確認しておけば、長時間待つこともありませんし、お店側も予定が立てやすいでしょう。

 

お花の注文時に伝えておくべき3つのこと

 

(1)用途

 まずは、花束やフラワーアレンジメントを、どんなシーンで贈るのかという「用途」について伝えましょう。

退職される方への送別会で手渡すもの、結婚祝いで渡すもの、開店祝いや誕生日のプレゼント、お見舞いで渡す品など、フラワーギフトの用途によって、イメージに沿ったアレンジメントを作りやすくなります。

その際に、贈る相手の人物像を伝えられる範囲で話しておくと、よりアレンジメントが作りやすくなるでしょう。「30代の女性」や「50代の上司」といった具合に、性別や年代も伝えておくのがおすすめです。

 

(2)予算

次に大切なのが「予算」です。予算によって、花束にする必要があるのか、フラワーアレンジメントを作れるのかといったように、ギフトの選択肢が広がります。

低予算でボリューム感の欲しいときには花束になりますが、予算が多く設定されていれば、カゴや吸水スポンジなどの資材を使うフラワーアレンジメントの制作も可能になるのです。

価格設定としては、「3,000円〜4,000円くらいで」など、少しだけ幅を持たせて注文しておくと良いでしょう。

社内の複数人で購入するような場合にははっきり予算が決まっていると思いますので、そのまま伝えてください。

 

(3)日時

 最後に、受け取りの「日時」を伝えましょう。取りに行く日付だけ決めるのではなく、来店する時間も決めておきます。そのほうが、なるべく新鮮な状態でフラワーギフトを受け取ることができるためです。

商品によっては店舗スタッフが配送をしてくれることもありますので、確認しておきましょう。

商品を受け取ってから相手の方に渡すまで時間が掛かってしまう場合には、その旨をお店の人に伝えると、保水力のあるゼリーを使用してくれるなど、なるべく新鮮に保つよう工夫をしてくれますので相談してみましょう。

 

優先順位を明確にしておく

オーダー時のコツとしては、「優先順位をしっかり決めておくこと」が重要です。

例えば、「赤いバラをたくさん使いたい」「豪華で大きな花束にしたい」「予算は安く抑えたい」といったオーダーの場合は、すべての希望を叶えることが難しく、予算を抑えるのであれば、花束のボリュームを減らすか、バラ以外の花材で代用する必要もあります。

つまり、優先順位をつけることで、妥協しても良いポイントを決めておくことが大切です。

ボリュームや豪華さを最優先にしたいときには、枝ものなどのグリーンを取り入れたり、単価の安い花材を使うことで、大きな花束にできますし、予算を抑えることもできます。

欲張ってどれも叶えようとするのであれば、それなりの予算が必要ですから、どれが最も重要視するポイントなのかを明確にしておき、店員さんに伝えましょう。

 

フラワーギフトのタイプを決めよう

フラワーギフトと一口で言っても、そのギフトタイプはいくつもあります。

お花の贈り物で真っ先に思い浮かべるのは「花束」「ブーケ」ですが、カゴなどに入れた吸水スポンジに切り花を挿していく「アレンジメントフラワー」や、箱の中に花を詰めたアレンジメントの「ボックスフラワー」などのアレンジメントのタイプの決めておけると良いでしょう。

例えば、いちばん手軽に渡せて低予算に抑えられるものは花束やブーケですが、予算よりもボリュームや華やかさ、デザイン性を優先したいときにはアレンジメントフラワーが適していることもあります。

ネットショップで検索してみるとたくさんのサンプル画像が載せてありますので、どのアレンジメントタイプがどんな雰囲気になるか、贈答シーンにいちばん適しているのはどのタイプかを前もって調べておけると良いでしょう。

 

生花

生花の魅力は何と言っても、みずみずしさや香りを楽しめることでしょう。

切り花ですから日持ちは短くなりますが、お花のお手入れが好きな方は、毎日の楽しみのひとつになります。生花を楽しんだ後はドライフラワーにしてみる楽しみ方もあります。

 

ソープフラワー

ソープフラワーは、シャボンフラワーとも呼ばれているお花で、厳密にはお花ではありません。石けんを薄い花びらのように加工した、本物のお花のようなギフトです。

メリットとしては、水やりなどのお手入れが不要であることや、小さなスペースにも飾れることなどがあります。

石けんで作られているので香りを楽しめるのも魅力ですね。本物のお花ではありませんから、花粉でアレルギー反応が出る方へも安心して贈ることができます。

感染対策が重視されている近年では、喜ばれるギフトではないでしょうか。

 

希望のアレンジメントイメージの上手な伝え方

大切な贈り物であるフラワーギフト。できることならば、相手の喜んでもらえるよう最善を尽くしたいものです。

これは、アレンジメントを作る側のお花屋さんも同じで、できるだけ喜んでもらえる、満足度の高い商品を作れるようにと、日々試行錯誤しながらアレンジメントを制作しています。

納得のいくものを制作してもらえるように、デザインや雰囲気の希望がある場合はわかりやすく伝えるようにしましょう。

ここでは、希望のアレンジメントイメージの上手な伝え方についてご紹介します。

 

色のイメージで伝える

お花のギフト注文でいちばん多いのが、色の仕上がりイメージで注文する伝え方です。

ピンク系、オレンジ系など、全体的にどんな色合いで仕上げたいかを伝えましょう。

ここで注意しておきたいのが、青系でまとめてほしい場合の注文です。自然界には、実は青色の花というのは少なく、流通している青色の花の中には、もともとの天然色以外にも、特殊な染色方法によって色づけされたものも存在します。

青色の遺伝子を持っていないお花は、どれだけ品種改良を重ねても青い品種を生み出すことは難しく、研究には膨大な時間が費やされるのです。そのため、青系の花材を仕入れるには事前に準備が必要です。少し日数に余裕を持って注文しておきましょう。

 

贈る相手の雰囲気でイメージする

続いておすすめしたいのが、贈る相手の雰囲気をイメージしてアレンジメントを作る方法です。エネルギッシュで笑顔が印象的な方なら、ビタミンカラー系でまとめてみたり、女性らしい華やかな雰囲気の方にはピンクをベースにした可愛らしい感じで、落ち着きのある大人っぽい方には寒色系で、ほんわかとしていて周りの人を和ませてくれるような方にはグリーン系で……といったように、贈る相手をそのままイメージしたようなカラーのアレンジメントになるようにオーダーしてみるのも良いでしょう。

言葉で伝えづらい場合には、贈る相手の性別や年齢、周りから見てどんな人なのか、自分はその人へどんな印象を持っているのかを店員さんに伝えてみるのも良いですね。

 

使いたい花材をいくつか決める

相手の方が好きな花の種類が分かっているのでしたら、好きな花を取り入れたアレンジメントをお願いしましょう。チューリップやバラなどは、好きな方も多いですよね。

他にも、花言葉を調べて、贈りたい言葉に近い花言葉を持っているお花を取り入れるのも素敵ですよ。

特に花の種類について決めていない場合には、いろいろな花の種類を入れて賑やかにしてほしい、花は少なく葉ものを多めにして、といったように、全体的な花材の配分などを注文してみるのも良い伝え方です。

ただし、バラだけ、ヒマワリだけを使った花束といったように、1種類の花だけでまとめるアレンジメントを注文する場合には、お店の在庫が足りない可能性もありますので、余裕を持って早いうちから注文しておきましょう。

 

店頭で注文できない場合

会社勤めである場合は、仕事を抜けられずどうしても店舗へ行けないけれど、当日中に花束を受け取りに行きたい!というケースも考えられます。もちろん、店舗で直接花材を見て注文するのがいちばんなのですが、どうしても時間を確保できないときには、電話で注文をしましょう。

ここまでご紹介してきたいくつかのポイントを、決めている範囲で構いませんので、電話でなるべく詳しく伝えてみてください。

言葉を惜しまず、店員さんに伝わるように丁寧に希望を伝えることで、イメージに近い商品を作ってもらえるでしょう。

 

まとめ

今回は、お花の注文は何日前までに済ませるべきなのか、そのタイムリミットや、当日でも注文対応は可能なのか、お花のオーダーに関する疑問点について、詳しく解説してきました。

送別会や誕生日のプレゼントなど、前もって日にちが分かっている場合であれば、なるべく早くアレンジメントのイメージを決めて、当日までに余裕を持って注文しておくことが大切です。特に送別会シーズンなどはどこのお花屋さんもオーダーをたくさん受けて大忙しですので、早めの手配が肝心ですよ。

 満足のいくお花のギフトを贈るには、お花屋さんとオーダーする側のコミュニケーションが欠かせません。注文の際には、イメージを具体的な言葉にして、なるべく共有できるよう意識して伝えてみてくださいね。