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選挙の事務所開き・お祝いに喜ばれるフラワーギフトの選び方とマナー

知り合いや友人、親戚の人などが選挙に出ると決まった時、事務所開きにはどのようなお祝いを贈ればいいのでしょうか。

初めてのことに戸惑ってしまうことも多いかもしれません。

今回は、「事務所開きって何?」という疑問から、事務所開きのお祝いとして贈り物を贈る際の注意点やマナーをご紹介します。

事務所開きのギフトとして喜ばれるもの、また贈ってはいけないと決められているものなどについても解説していくので、参考にしてみてください。

縁起がいい花言葉がついているお花やフラワーギフトの種類なども紹介していますので、是非最後までチェックしてみてくださいね。

 

選挙運動の豆知識 

選挙運動は、選挙に当選することを目的として候補者がさまざまな運動をすることです。

これには街頭演説や選挙カーでの活動をはじめ、有権者に直接電話をして投票をお願いすることも含まれています。

これらの活動をするために設置する選挙事務所は、候補者が有権者と直接触れ合うことができる貴重な場所です。

ここでは主となる選挙運動や期間について簡単に説明していきましょう。

 

選挙運動期間とは? 

選挙運動期間は選挙の種類によって異なるでしょう。

現在では、衆議院議員選挙で12日間、参議院議員選挙で17日間と定められています。

選挙運動期間とは、基本的には告示日に立候補の届け出を提出してから投票日の前日までのことです。

具体的には、立候補の届け出が受理された時点から、選挙日前日の午後12時までが選挙運動ができる期間になります。

 

事務所開きって何? 

それでは、事務所開きとは何でしょうか。

上記にも書いたように選挙運動ができる期間は定められているので、それまでに有権者へのアピールをしっかりと行わなくてはいけません。

選挙事務所は活動における基地となる場所です。具体的には事務手続きを行ったり、選挙用のポスターやグッズの準備・演説会の準備、また選挙に伴うハガキの郵送などを行います。

このように選挙事務所は選挙で闘うための拠点になる場所です。

しかし選挙事務所は、告示日に立候補の届け出を提出した後でしか開設することができません。

 

事務所開きのお祝いを贈るタイミングは?

事務所開きにお祝いの品を贈るタイミングは、選挙の公示日以降という決まりがあります。

そのため、一般的には開所日の当日に届けるようにしましょう。

しかし、後援会などに入っていて事務所開きの連絡が届いた場合には、当日か前日までに届くようにお祝いの品を贈るのが理想的です。

当日は何かとあわただしく過ごしていることが予想されるため、郵送の場合は前日までに届くようにすると安心ですね。

もし直接出向くことができない場合は、予めショップに頼んで置きましょう。

その際には、お届けしたい日時をしっかりと指定・確認してください。

また、直接出向く場合には、当日に伺うのが一般的です。

候補者は何かと忙しいため、ゆっくり話せるかどうかわかりません。メッセージなどを添えておくとしっかりとお祝いの気持ちが伝わりますし、候補者にも喜んで頂けるでしょう。

 

事務所開きのお祝いに贈っていいもの・悪いもの

選挙の事務所開きってどんな物を贈れば喜ばれるの?と考え込んでしまう方も多いでしょう。また、選挙で贈ってもいい物は公職選挙法によって厳しく決まっているため、品物によってはルール違反になってしまうのではないかと不安にもなりますよね。

ここでは選挙での事務所開きに贈っていいものと悪いものについて、具体的にチェックしてみます。

 

贈って良いもの 

事務所開きにお祝いの品物を持っていく場合には、出来るだけ華やかで場を和ませてくれるアイテムを持参しましょう。

予算の相場としては、個人で贈る場合は5,000円〜30,000円ほどです。

法人など特別なお付き合いがある場合は、30,000円〜50,000円ほどとなっています。

また、間柄によっても異なるため、予算は参考程度に考えてください。

では、贈って良いものについて具体的に解説します。

 

金銭 

選挙に関する寄付などについては、法律で細かく定められています。

したがって金銭を受け渡しする場合には、注意が必要です。

基本的には選挙運動に対する寄付ならば認められており、150万円までなら違反にはなりません。「選挙期間中のみ」、堂々と現金を渡すことができます。これは事務所開きのお祝いにも該当するので安心です。

ただし、選挙の当選祝いなどに現金を渡すと違反になるので注意してくださいね。

 

これから選挙活動をする方に向けての応援として、ふさわしいのがフラワーギフトです。

花があるだけでその場が華やかな雰囲気になりますし、応援の気持ちも伝わるでしょう。

事務所開きにお花を贈る時は、花瓶などがない場合も考慮して鉢植えの花や観葉植物などがおすすめです。

激励の意味を込めて、素敵な花言葉がついているお花をチョイスするとより喜ばれるでしょう。

 

その他 

その他、選挙の事務所開きに縁起物として喜ばれる品物があるのでご紹介します。

例えば、江戸時代から幸福を運んでくるとされている「招き猫」なども喜ばれるでしょう。右手を挙げている招き猫はお金を運んでくるとされ、左手を挙げている招き猫は人を招くと言われています。

さらに色によってもご利益が違うので、なるべく華やかなアイテムを選ぶようにしましょう。

次に、選挙には欠かせない「だるま」も縁起物の一つ。

だるまはそのフォルムから、何度倒れても立ち上がると言う意味があるのです。

何か願いがある時には左に黒目を入れて、叶った場合には右に黒目を入れると言う儀式は江戸時代から始まったと伝えられています。

事前に頼んでおけば必勝の文字入れをしてくれるお店もありますよ。

その他にも花を活ける花器や、縁起がいいとされている絵柄が入っている「扇子」なども人気です。

 

贈ってはいけないもの 

それでは、選挙の事務所開きに贈ってはいけないものについてもご紹介します。

有権者からの贈り物や差し入れなどには細かいルールがあるので、もう一度確認しておきましょう。

 

酒類 

公職選挙法によって、飲食物の差し入れや贈り物は禁止となっています。

説明書きによりますとお茶受けのお菓子などは良いとされていますが、万が一のことも考慮して飲食物は控えた方が良いでしょう。

もちろんお酒もNGなので注意してください。

しかし、選挙に当選した際にお酒をプレゼントするのは認められています。

 

お弁当など 

選挙事務所では食事をすることが禁じられています。

したがってお弁当を持っていくのも違反となるので注意しましょう。

軽くお茶やコーヒーを飲むことは許可されていますが、線引きが難しいため避ける方が無難です。

 

事務所開きにお花を贈る際の注意点 

選挙においては細かいルールがあるので、贈ってはいけないものがたくさんあることがわかりましたね。

その点フラワーギフトであれば、ルール違反をする心配なく、どなたにも喜んで頂けるのではないでしょうか。

ここでは、事務所開きでお花を贈る際の注意点を紹介します。

 

長持ちするお花をチョイスしよう 

選挙事務所では絶え間なく人が出入りし大変忙しいので、お花の手入れをしている時間がないかもしれません。

したがって、お花を贈る際には華やかでありつつも長持ちするものを贈ると良いでしょう。

あまり手を掛けなくても丈夫に育ってくれるお花だとさらに喜んでもらえるはずです。

一般的には、胡蝶蘭や観葉植物の鉢植えなどが良いとされています。

 

花言葉もチェックしよう 

事務所開きにフラワーギフトを贈る場合は、これから始まる選挙と言う闘いに対してエールの気持ちを込めましょう。

花には、さまざまな花言葉がつけられています。縁起がいい花言葉がついているお花をチョイスするとなお良いでしょう。

相手の好きなお花が分かっている場合には花言葉にこだわる必要はないです。とにかく候補者が喜んでくれるお花を選ぶようにしましょう。

ただしあまりにも暗いイメージのお花は避けて、なるべく華やかな花をチョイスしてくださいね。

以下で縁起の良い花言葉がついたお花をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

当日都合が悪い場合の対処法 

事務所開きには行きたいけれど、どうしても都合がつかない時はフラワーショップに頼んで配達してもらうことが可能です。日時などを指定しておけば、確実にその日に届けてもらうことができますよ。

また、一言だけでも良いのでメッセージをつけてもらうと他の人と差をつけられます。

当日は無理だけど後日顔を出す予定の方は、事務所開きの当日に祝電だけでも打っておくと良いでしょう。

  

縁起がいい花言葉がついたお花

選挙の事務所開きに贈る花は、なるべく縁起がいい花言葉があるものを贈りましょう。

ここからは、事務所開きのお祝いに最適な花言葉のついたお花をいくつかご紹介します。

 

胡蝶蘭 

胡蝶蘭という名前は、見た目が蝶々に似ていることからつけられたと言われています。

蝶にはさまざまなスピリチュアルメッセージがあるとされ、見ると運気が上昇していくサインであると伝えられているのです。

胡蝶蘭につけられた花言葉も「幸福が飛んでくる」という素敵なもの。

さらに見た目もエレガントで華やかな印象ですね。

胡蝶蘭は鉢植えで贈るのが一般的なので、花瓶なども必要なくそのまま飾れます。また、花粉や匂いが少なく、手入れが簡単という点からも最も適したお花と言えるでしょう。

 

グラジオラス 

グラジオラスは、大輪のお花を穂状に咲かせるゴージャスな風情のお花です。

花色も鮮やかなものからパステルカラーまで展開されているのでおすすめですよ。

グラジオラスの花言葉はたくさんありますが、その中には「勝利」というメッセージも含まれています。

これは葉っぱが剣に似ていることから、「戦闘の準備が整った」という意味合いでつけられました。

選挙で闘う方に贈るにはピッタリですね。

 

グロリオサ 

赤い花びらが情熱的な雰囲気を醸し出すグロリオサには「栄光」「勇敢」などの花言葉があります。

グロリオサの蕾は下向きですが、花が咲くときには上に仰け反らすのが特徴のお花です。

内に秘めたような情熱が感じられて、これから闘いに挑む方への応援に適しているでしょう。

 

リンドウ 

深いブルーが目を引くリンドウにも素敵な花言葉があります。

花言葉は「勝利」「正義感」などがあり、こちらも選挙の候補者にはぴったりの花言葉ではないでしょうか。

リンドウは古くから生け花の材料としても重宝されていました。本来は秋に咲くお花ですが、フラワーショップでは6月頃から展開されているお花です。

ブルー系のお花は希少なので、花束の中に入れると引き立ちますよ。

 

 おすすめのフラワーギフト

フラワーギフトには、さまざまな種類があります。

では、選挙の事務所開きに贈るには、どんなものが向いているのでしょうか。

ここでは、おすすめのフラワーギフトと、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

 

花束

花束はさまざまな花の種類やデザインから選ぶことができますし、価格帯も幅広いので予算によって選びやすいのがメリットです。

置き場所などを考慮して、狭いスペースに置く場合は花束を選ぶと良いでしょう。

ただし新規の事務所には花器を用意していない可能性があるので、花器とセットで贈るのがおすすめです。

花束は毎日水替えが必要になるので、少々手間がかかるのがデメリット。もし贈る場合は、なるべく日持ちするお花を選んでくださいね。

 

鉢植え 

鉢植えのお花と言えば、真っ先に思い浮かぶのは胡蝶蘭ではないでしょうか。

事務所開きのお祝いとして最も選ばれているのは、存在感があり華やかな胡蝶蘭です。

鉢植えのメリットは、あまり手を掛ける必要がないことと長く鑑賞できる点でしょう。

豪華な胡蝶蘭は、立候補者を大いに励ますアイテムになるはずです。

高価な印象の強い胡蝶蘭ですが、価格帯もさまざまなので、予算内で選ぶことができますよ。

デメリットは、狭い選挙事務所の場合置き場所に困ることがある点です。事前に確認できるようならチェックしておきましょう。

その他の鉢植えでは観葉植物の「パキラ」も「勝利」と言う花言葉がついているのでおすすめです。

ほとんどの方がお花を贈ると思われますので、印象づけたい場合には観葉植物を贈るのもいいですね。

 

フラワーアレンジメント 

フラワーアレンジメントは、忙しい方に贈るのにピッタリのギフトです。

予め籠や陶器などに吸水スポンジが入っていて、そこにお花を挿しているため、毎日水を変える必要はありません。スポンジに水を吸わせるように足すだけなので手入れが楽なのです。

入れ物もセットでアレンジされているため、花瓶が必要なくそのまま気軽に飾れるのもメリットです。

デメリットは、天候などによりますが、お花が傷んでしまう危険があることでしょう。

フラワーアレンジメントの場合は、傷んだお花から順番に抜いていくことになるので、見た目に影響する可能性があります。

 

スタンド花 

スタンド花は、スタンドの上部に好きな切り花をアレンジメントしたアイテムです。

とにかく大きくて目立つので、よくお店の開店などで見かけたことがあるのではないでしょうか。

メリットは、人目につきやすくアピール力があることです。

またデメリットとして考えられることは、場所を取るので飾るだけのスペースがあるかどうかでしょう。

価格帯は、スタンダードなもので10,000円〜くらいから選ぶことができますよ。

 

 

事務所開きお祝いにおすすめの胡蝶蘭(予算別)

 事務所開きのプレゼントとして、最も選ばれているのは胡蝶蘭です。

何と言っても見栄えがしますし、胡蝶蘭の数が候補者の人気のバロメーターであるとも言われています。

しかし胡蝶蘭と言っても、さまざまな種類がありますね。

ここでは予算別にピッタリの胡蝶蘭をチェックしてみましょう。

 予算・5,000円~10,000円以内

10,000円以内の予算であれば、マイクロ胡蝶蘭・またはミディ胡蝶蘭など小ぶりなタイプがおすすめです。

多少小ぶりにはなりますが、エレガントな雰囲気と可愛らしさを兼ね備えておりお祝いには最適でしょう。

高さも50cm〜と小さめで、場所も取らないため気軽に贈ることができます。

予算的には厳しいけれど大輪の胡蝶蘭を贈りたい方は、切り花にして贈ることも可能ですよ。

 

予算・10,000円~30,000円以内

10,000円以上の予算なら、一般的によく見かけるタイプの3本立ての胡蝶蘭を贈ることができるでしょう。

しかし、価格によって輪数や大きさは違います。

特別なシーンでは、やはり胡蝶蘭の白3本立ちがおすすめです。

立札には「必勝祈願」「事務所開設」などと記載しましょう。立札は誰からの贈り物なのか一目で確認することができるので、必ずつけるのがマナーです。素材は高級感がある木目調のタイプを選んでくださいね。

 

予算・30,000円以上

 

30,000円以上の予算の場合は、3本立ちよりももっと豪華な5本立ちの胡蝶蘭をチョイスできます。輪数も50輪以上あるものが選べるので、とても華やかですよ。

特別なお付き合いのある方ならば、大輪の5本立ちの白の胡蝶蘭がおすすめです。

また親交が深い方の場合は、ピンクの5本立ちや赤リップの5本立ちなども人気がありますよ。

贈る場合はラッピングなどにも工夫して、必勝祈願のメッセージも添えるとより喜んでもらえるでしょう。

 

まとめ

今回は事務所開きのお祝いについてご紹介しました。 

事務所開きに何を贈ったら良いのか迷ってしまったら、華やかなフラワーギフトはいかがでしょうか。

選挙では細かいルールがあるので、贈ると違反になってしまうアイテムが多いです。しかし、お花ならば安心してプレゼントできますよ。

中でも「幸福が飛んでくる」と言う花言葉がある胡蝶蘭や、「勝利」の花言葉がある観葉植物のパキラなどがおすすめです。

花を贈る際には、激励のメッセージなども添えて応援しましょう。

お花のことでわからないことがあったら、フラワーショップに気軽にお尋ねくださいね。