合格のお祝いに「おめでとう」の花言葉を添えてお花のギフトを
合格のお祝いにお花を贈りたいけど、悪い意味がないか心配……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。晴れの門出であればこそ、マイナスな贈り物や印象は与えたくないですよね。
新たな門出を迎える新入生や新社会人の方への合格祝いには、祝福の意味合いを持った花言葉のお花を選んで、フラワーギフトにしてみてはいかがでしょうか。
今回は、お祝いの気持ちが伝わりやすい花言葉や、おすすめのお花についてご紹介していきます。
合格のお祝いにフラワーギフトを贈ろう
春は新しい世界へと飛び込んでいく、出会いと別れの季節です。
厳しい冬を戦い抜いて、自分の進みたい道を選び取った人へ、合格おめでとう!のメッセージを添えて、フラワーギフトを贈りましょう。
もちろん、受験に合格した以外でも、新天地での活躍を祈ったり、卒業おめでとう、入学おめでとうなど、新生活を迎える人への応援エールとしてもフラワーギフトは最適です。
合格祝いに贈る花の選び方
3月以降は、旬のお花たちが所狭しとお花屋さんに並びます。
店頭でギフトを選ぼうとすると、何を選んだらよいのか種類が多すぎて迷ってしまうことも。ここからは、合格祝いのギフト選びにおすすめの方法をご紹介します。
ギフトスタイルから選ぶ
フラワーギフトには、花束やフラワーアレンジメント、プリザーブドフラワーなどのギフトスタイルが人気です。
花のプレゼントの定番といえば花束ですが、花束にもワンサイドブーケとラウンドブーケと2種類に分けられ、それぞれに異なる魅力やメリットがあります。
式の会場などで手渡すには、持ち手の長いワンサイドブーケ、個人的にプレゼントするのであればラウンドブーケといったように、贈るシーンに応じても選び方が変わってくるでしょう。
次にフラワーアレンジメントですが、これはバスケットなどの器に切り花を活けていくアレンジメントです。吸水スポンジに花を挿していくので、デザイン性にすぐれているのが魅力であり、花器をあわせてビジュアルを楽しめます。また、吸水スポンジに挿してあるため、花束のように花瓶へ移し替える必要がありません。
もらってすぐに、お部屋などへ飾れますのでインテリア性も高く、水やりの手間も少なく済みます。
もうひとつ、特殊な加工によって生花の鮮やかさや質感をそのままに乾燥させた、プリザーブドフラワーです。お花ならではの美しさを保ちながら、水やりをせずに長期間観賞できるので、保管できるお花として人気があります。数年以上はきれいな状態で鑑賞できるため、お花を残したい人に良いでしょう。
花言葉で選ぶ
お祝いの気持ちを伝えたいフラワーギフトには、門出のシーンやお祝いのシーンにぴったりの花言葉を持ったお花を選んでみるのもおすすめです。
「門出」や「また会おう」などの出会いと別れのシーンに合うメッセージをお花に込めて贈れば、より気持ちが伝わりやすいギフトとなるでしょう。
色で選ぶ
贈る相手の好きな色や、好きなお花を選んで贈るのもおすすめです。
合格のお祝いや、門出のお祝いのシーンで、「これを贈らなければならない」と決められているお花はありません。受け取った相手に喜んでもらうのが何よりもいちばんということです。相手の好みの色や好きなお花を知っているのでしたら、その色合いをベースにしたギフトや、好きなお花ばかりを集めたギフトを贈れば、きっと喜んでもらえるでしょう。
合格祝いに贈りたい素敵な花言葉のお花
合格の祝いには、「おめでとう!」というお祝いの気持ちをたっぷり込めてお花を贈りましょう。メッセージに書き添えても喜ばれますが、お花自体にメッセージ性を持たせて贈ると、さらに祝福の気持ちが伝わりやすいのではないでしょうか。
ここでは、合格祝いに贈りたい素敵な花言葉を持つお花をご紹介します。
スイートピー
まず初めにご紹介したいのがスイートピーです。
スイートピーには「門出」という晴れ舞台にふさわしい花言葉があるので、合格シーンにはぴったりのお花ですよ。花の形が蝶が飛び立つ姿にも見えますので、縁起の良さも感じられます。花の旬が入学・卒業シーズンにもちょうど重なりますので、あちこちの花屋さんで見かける機会も多く、入手しやすい旬のお花です。
マメ科のスイートピーは、ヨーロッパを中心にして品種改良が多く行われてきて、現在のような豊富なバリエーションが登場しています。
「また会おう」「優しい思い出」という花言葉もあるので、転居や上京で離れていく相手や、転勤や異動になった相手にもぴったりなメッセージでしょう。
淡いパステルカラーの色合いも多く、パステル調の花色で組み合わせたアレンジメントは、春らしさが前面に出た、やさしげなニュアンスのフラワーギフトになります。
スイートピーだけのアレンジメントでも充分見応えのあるものに仕上がるでしょう。
チューリップ
チューリップは入学式や卒業式のお祝いには人気のあるお花ですが、その可愛らしい見た目だけではなく、「名声」という花言葉を持っていることをご存じでしょうか。
これからの新天地で成功を納められるよう、「名声」の花言葉を込めて、チューリップのギフトを贈るのがおすすめです。
童謡の歌詞にもある赤、白、黄色以外にも、オレンジやピンク、紫などカラー展開も豊富にあります。
咲き方もさまざまなので、一重咲き、八重咲き、フリルのように波打つ咲き方など、同じチューリップでも違ったニュアンスを楽しめて、飽きないお花でもあります。
また、チューリップの花は存在感がある大きめのお花なので、本数が少なくてもかなりの華やかさを演出できる点も魅力です。年齢や性別を気にせずに贈れるチューリップは、合格のお祝いに迷われたときには頼れる存在となるでしょう。
バラ
愛のメッセージや告白とともに贈るイメージの強いバラですが、お祝い事には欠かせないお花でもあります。どんなシーンでも使いやすいため、お祝いのフラワーギフトとして選ばれることが多いです。
バラと言えば赤や白、ピンクが主流ですが、今回おすすめしたいのは青いバラ。
青いバラには、「夢叶う」「神の祝福」というお祝いメッセージにぴったりな花言葉があります。
もともと青いバラというものは自然界に存在しておらず、日本の研究チームが長い時間を費やして研究を重ね、やっと品種開発されました。
以前は不可能だと言われていた青いバラの開発に成功したことで、不可能から夢叶うへと花言葉が変わった、素敵なエピソードが元となっています。
研究の末に誕生した天然の青いバラは残念ながら市場に出回っていませんが、特殊な染色液を吸わせて青色に染め上げた青いバラは、比較的入手しやすい品種です。
青いバラはまだまだ見慣れておらず、贈られた側もとても驚かれるはずですので、珍しさもある美しい青いバラと「夢叶う」「神の祝福」の花言葉を添えて、合格をお祝いしてみてはいかがでしょうか。
また、白いバラには「新たな始まり」の花言葉もありますので、白と青のバラを組み合わせたシックなアレンジメントで、インパクトの強い花束を作るのも良いですね。
青をベースにしたアレンジは、男性にも贈りやすいです。
トルコキキョウ
バラは少々ハードルが高い……もしくは、予算がちょっとはみ出してしまう……という場合には、トルコキキョウの花はいかがでしょうか。
トルコキキョウは、バラの代わりとして用いられるほど豪華な花姿をしており、ブライダルシーンでは費用を抑えるために、バラの代わりとしてトルコキキョウを使うこともしばしばです。花言葉には、「希望」「感謝」「優雅」があり、これからの希望溢れる日々を応援する気持ちにはぴったりですね。
もともとトルコキキョウはそこまで観賞価値の高いお花ではありませんでしたが、品種改良が重ねられて現在のようなバラにも劣らない花姿となりました。
優雅でエレガントな印象のあるお花なので、女性へのお祝いにはぴったりなのではないでしょうか。バラよりも華美すぎずやや控えめであるため、男性へ贈るギフトとしてもおすすめですよ。
カスミソウ
カスミソウには、実は豊富な種類があり、中輪の「アルタイル」や純白の「ベールスター」など、使うシーンに応じて種類を選びやすいです。
ブライダルフラワーとしても欠かせないカスミソウには、「幸福」「感謝」の花言葉があります。
喜びやおめでたい気持ちを伝える花言葉としてはぴったりでしょう。
さらに、ピンク色のカスミソウの色別の花言葉には「感激」がありますので、合格の知らせを受けたときの気持ちとして表しやすいですね。
花束などではメインのお花を引き立てる役として使われることの多いカスミソウですが、カスミソウだけでまとめたアレンジメントも大変見栄えがよく可愛らしいんですよ。
ヒマワリ
大輪で明るい雰囲気がいっぱいのヒマワリは、いつも太陽へと花を向けている植物です。
お祝いに近い意味合いの花言葉はないのですが、この太陽へ花を向ける性質から、「いつも明るくいてほしい」「前を向いていてほしい」という願いを込めて贈ってみるのはいかがでしょうか。
これからの新しい生活や挑戦においては、少なからず嫌なことや挫折を経験することもあります。そんなときでも、挫けずに目標や太陽を見失わず、前を向いていてほしいという願いや応援の気持ちを添えて、ヒマワリのギフトを選んでみてくださいね。
また、「あなたは素晴らしい」という花言葉もありますので、合格するまでの頑張りや成果を称賛する言葉として添えてみましょう。老若男女問わず好まれるお花ですので、男性や年上の方にも贈りやすいのも魅力です。
胡蝶蘭
蝶が飛ぶような姿から、縁起物としてお祝い事のシーンには欠かせない胡蝶蘭も、合格祝いにおすすめです。
花姿に蝶を重ねて「幸福が飛んでくる」の花言葉を持つ胡蝶蘭は、冠婚葬祭のどんなシーンでも失礼に当たらず、カジュアルなシーンにもフォーマルなシーンにも使いやすいお花なので、人気があります。白い胡蝶蘭の花びらは、その厚みによって、より純白さの強調された白さで、立派な花がきれいに並ぶ美しさには誰もが目を奪われるでしょう。
しっかりとした高級感もあるため、贈り物として失礼に当たらず見劣りもしません。
成人祝いにもぴったりなお花なので、合格以外のお祝いシーンにも使えます。
ガーベラ
キク科のガーベラは、花言葉にポジティブな言葉しかないという、なんともギフト向きのお花です。だいたいのお花は、ポジティブな花言葉とあわせてネガティブな言葉も持ち合わせているものですが、ガーベラに付いている花言葉はどれを見ても、とっても前向きなので贈り物に最適です。
全般の花言葉として、「前進」「希望」「光に満ちた」という花言葉があります。
「希望や光に満ちあふれた未来へ前進してほしい」というお祝いの気持ちを込めて、大輪でパッと華やかなガーベラを贈ってみてはいかがでしょうか。
他にもおすすめしたい色別の花言葉があり、ピンクの「感謝」や、赤の「限りなき挑戦」、オレンジの「冒険心」です。どれもこれからの未来を後押ししていけるような、応援メッセージの花言葉になっています。
かしこまりすぎず、カジュアルな雰囲気もあるお花なので、お子さまや若い年代の方へも選びやすいですね。
ラナンキュラス
ラナンキュラスの花言葉には「魅力的で輝いている」「光輝を放つ」「晴れやかな魅力」というものがあり、色別に見ると、赤色には「あなたは魅力に満ちている」、緑色にはなんと「お祝い」のというドンピシャの素敵な花言葉があるのです。
どれも新しい場所で活躍するであろう人の背中を押すには適している花言葉ですよね。
また、ラナンキュラスの花はとても豪華な作りでありながらも、薄い紙を幾重も重ねたような華やかな繊細さもあります。
英名では「バターカップ」と呼ばれているように、ころんとしたカップ状が愛らしい花です。花色のバリエーションも豊富にありますので、贈りたいアレンジメントのイメージに沿って選んでみてくださいね。
アネモネ
ギリシャ語で「風」の意味を持つアネモネには、「期待」の花言葉があります。
白いアネモネには「希望」の花言葉もありますので、門出の季節にぴったりです。
春の旬のお花でもありますので、入学・卒業シーズンに入手しやすいというメリットもあります。品種によって豊富に色も揃っていますので、好みの色のアネモネを探してみましょう。
マーガレット
「好き、嫌い、好き…」の花占いでもお馴染みのマーガレットは、「恋占い」の花言葉でも有名ですが、「信頼」という花言葉もあります。
信頼する友人や知り合い、先輩などに、今後も持ち前の性格を活かして活躍していってほしい、周りから信頼される人になってほしい、という願いを込めて、マーガレットを贈ってみるのはいかがでしょうか。
マーガレットも春が旬のお花なので、合格シーズンには入手しやすい、季節を感じられるお花ですよ。
合格祝いのフラワーギフトを贈る際のマナー
新入生や新社会人となる方へは、お花で新生活へのエールを送りましょう。
フラワーギフトを贈る際に気を付けておきたい注意点として、いくつか挙げてみましたので、贈るうえでの参考になさってみてくださいね。
合格・卒業祝いは3月中に贈ろう
合格や卒業のお祝いとして贈るフラワーギフトは、3月中に贈りましょう。
合格の知らせが届いてから、なるべく時間を空けないように早めにプレゼントを贈るのがおすすめです。
式の当日には贈らないようにしよう
入学式や卒業式などの式が行われる当日は、学生さんなどご本人はもちろん、ご家族ともども慌ただしくされているので、そんな忙しい式の当日にお花が届いてしまうと、かえって受け取りが負担になってしまいます。
式の日にあわせてお花を贈る場合は、ご自宅へ届けるのであれば入学式の1週間前までに、届くよう手配しましょう。
卒業祝いの場合には、式が終わってから日を空けないよう心がけ、1〜2週間以内に届くように贈るのがおすすめです。
贈る相手の生活リズムに配慮しよう
入学や就職を機に、これから一人暮らしを始める方などは、引越しの準備や荷物の片付け、新しい土地での手続きなどで忙しくなりますので、家を不在にする時間も多いでしょう。
無理に早く贈ろうとせず、相手の生活が落ち着いてきたタイミングにお花を贈るよう意識します。
特に、学生さんや新社会人で新しく一人暮らしを始めるのでしたら、花瓶をお持ちでない方が多いかもしれません。
そのため、花瓶を用意する必要のないアレンジメントフラワーや、水やりが不要のプリザーブドフラワーなど、ギフトタイプにも考慮して贈ると、もっと喜んでもらえるでしょう。
まとめ
今回は、合格祝いに贈りたい花言葉を持つお花や、フラワーギフトの選び方についてご紹介してきました。
3月の卒業・入学シーズンには、生花店も繁忙期を迎え、予約や注文でとても混み合います。大切な門出をお祝いするギフトですから、余裕を持って注文や手配をしておき、肝心の日に間に合わない!という失敗がないようにしましょうね。