胡蝶蘭

ラ・メールコラム > 胡蝶蘭 > ギフトにピッタリな胡蝶蘭/大輪・中輪・ミディサイズの違いと選び方

胡蝶蘭はさまざまなセレモニーの席で重宝されています。

そんな胡蝶蘭には、贈り物で一般的な大きなサイズ以外にも、さまざまなサイズがあることをご存じでしょうか。

実は胡蝶蘭には、大輪・中輪・ミディサイズの3サイズがあるんです。

今回はギフトに最適な胡蝶蘭のサイズをシーン別に紹介しながら、それぞれの注意点なども解説します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

 

胡蝶蘭ってどんなお花なの?

胡蝶蘭は見た目通り存在感があり、置いてあるだけで華やかさを演出してくれる植物です。

そんな胡蝶蘭はお祝いの席だけではなく、お悔やみの席でも見かけることがあります。

胡蝶蘭は、東南アジアを原産地とするラン科のコチョウラン属の植物。日本に初めて入ってきたのは、明治時代です。

また、私たちが普段見かける胡蝶蘭は、原種を交配させたものが多く、寒さにも強くなっていて育てやすいというメリットがあります。

はじめに、胡蝶蘭の基本的な情報をチェックしていきましょう。

 

胡蝶蘭の名前のルーツは?

胡蝶蘭は「蛾」に似ていることから、その名前がつけられたと言われています。

蛾と言うと良いイメージはないかもしれません。しかし胡蝶蘭の原種は茶色で、その花姿がまるで蛾が羽を広げた感じに見えたことがルーツになりました。

胡蝶蘭の学名はギリシャ語の「Phalaenopsis(ファレノプシス)」で、蛾のようなという意味があります。

 

胡蝶蘭の種類は?

胡蝶蘭が現在のようにプレゼントとして人々の間に浸透するまでには、長い時間をかけて品種改良が行われてきました。

原種の胡蝶蘭は熱帯地方の植物なので寒さに弱いですが、今はある程度の寒さには耐えられるくらい強くなっていますね。

一般的に私たちが普段目にしている胡蝶蘭は、この交配種になり、種の組み合わせによって色々なカラーやフォルムが誕生しています。

そのため、種類はたくさんあるものの名前がつけられていないものが多く存在していることも事実です。

 

花言葉

胡蝶蘭には色別に花言葉がついています。

日本での花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」などハッピーなメッセージが多いのも贈り物として人気が高い理由でしょう。

西洋でも花言葉はありますが、日本とは若干違いがあります。

花の名前は学名から広く「ファレノプシス」と呼ばれていて、花言葉は「陽気」です。

ただし、美や愛のシンボルとして用いられることが多い点では、日本と似ている面もあります。

 

胡蝶蘭のサイズは主に三つ

ここまでご紹介してきたように、さまざまな品種がある胡蝶蘭ですが、大きく分けてサイズにも三種類あるのをご存じでしょうか。

胡蝶蘭のサイズは主に花の大きさ・花の本数によって区別されています。

サイズには「大輪」「中輪」「ミニ(ミディ)」があり、ギフトで贈る際の基準となることが多いです。

大きさによって見た目の印象や価格も異なるので、それぞれのポイントをチェックしていきましょう。

 

①大輪サイズ

大輪の胡蝶蘭とは、花のサイズが10cm〜15cm以上のタイプのもの。

こちらは開店祝いや開業祝いとして用いられることが多くなっています。

贈答用では、3本立ち〜5本立ちが人気のアイテム。

晴れやかなパーティーの席では、更に7本立ち〜10本立ちなど株を増やすことが可能です。

しかし3本立ちでも高さが80cm以上、横の幅も50cm以上ありますので、贈る際には置き場所の配慮も必須になるでしょう。

また、葬儀や法事などのシーンでも見かけることが多いのが、大輪サイズです。

ただしお悔やみの席では、白以外の胡蝶蘭を贈るのはタブーとされているので気をつけてください。

 

②中輪サイズ

中輪サイズの胡蝶蘭は、花びらのサイズが6cm〜12cmのタイプです。

大輪と比較すると、やや控えめなイメージにはなりますが、小規模な店舗や個人のギフトなどでは根強い人気があります。

また、大輪と比較すると金額的にもお求めやすく、育てやすいと言うメリットもあるでしょう。

結婚式や敬老の日・就任祝い・長寿など各種お祝いの場面にもおすすめです。

 

③ミニ(ミディ)サイズ

ミニサイズの胡蝶蘭は、花びらのサイズが2cm〜5cmと、見た目的にはとても可愛らしい印象になります。

丈も小さいので、個人のプレゼントとしてもピッタリではないでしょうか。

コンパクトサイズなので一般のご家庭にも収まりやすいのがメリットです。ただし、くだけた印象になるので法人へのギフトには向いていません。

 

大輪サイズの胡蝶蘭の魅力

胡蝶蘭は華やかなイメージがあるので、特別な日の贈り物として人気です。

日本人は古くから言葉や言霊を大切にしていました。胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉もあるので、縁起を担ぐ日本人の心をがっちり掴んだのでしょう。

ここでは大きなサイズの胡蝶蘭の魅力や価格を解説します。

 

見た目が華やか

大輪サイズの胡蝶蘭は、一般的にはホワイト系の胡蝶蘭に多い傾向があります。

株のサイズも大きいため、ゴージャスで高級なイメージが強いでしょう。

存在感があるので、いつもよりワンランクアップのギフトとして人気です。

大輪の胡蝶蘭にはホワイトの他にも、選挙などで使用される白赤、ピンクなど、用途によって使い分けることができます。

 

ビジネスシーンで活躍

大輪サイズの胡蝶蘭は、他とは差をつけたいときのビジネスシーンの贈り物としても有効なアイテム。

特にホワイト系の胡蝶蘭には、優美な華やかさがあるのでおすすめです。先方の新たな出発を、心から祝福するのにふさわしい贈り物になるでしょう。

また、贈る際にはTPOに合わせたラッピングや、立札・メッセージカードなどを添えるとさらに効果的です。

 

大輪系の胡蝶蘭の価格(相場)

胡蝶蘭には、高価なイメージがありますね。

確かに購入する場所によっても、価格が大きく変わってくるでしょう。

価格の相場は、店頭で購入する場合3本立てで20,000円前後が多いです。

通販ではコストを抑えているので、店頭よりも安く購入できるためおすすめですよ。

また、価格は育った環境や、株の状態によっても変わってきます。花の本数や輪数、国内産か海外産かによっても異なるので、よく確認してから購入してくださいね。

 

中輪サイズの胡蝶蘭の魅力

続いて、中輪サイズの胡蝶蘭の魅力はどういったところにあるでしょうか。

大輪と比較すれば、ゴージャスな印象からは遠ざかりますが、気品があり見映えがするのがメリットとなっています。

大きなサイズよりもひと回り小さいので飾りやすく、ビジネスだけではなく個人間の贈り物として人気が高いのが特徴です。

 

どんなシーンでも使いやすい

中輪サイズの胡蝶蘭は扱いやすく価格もお手頃なので、どんなシーンにも向いています。

開店祝いや、クリニックなどへの開業祝いにもおすすめです。

また長寿のお祝いや、新築祝い、快気祝いとしてもピッタリですね。園芸好きな方へのスペシャルな日の贈り物としても、ふさわしいアイテムです。

 

育てやすいのも魅力

大きなサイズの胡蝶蘭と比べると、育てやすい点もメリット。

じょうずに冬越しすれば、翌年もきれいな花を咲かせてくれますよ。

胡蝶蘭は温度が10℃以下になると弱ってしまうので、暖房器具などを利用して温度を保つようにしてください。

また冬は乾燥を防ぐために、葉水をして保湿すると良いです。

冬は生長の速度が遅くなりますので、表面の土が完全に乾いてから水やりをしてください。

直射日光には弱いので、レースのカーテン越しに育てるようにすると良いでしょう。

 

中輪系の胡蝶蘭の価格(相場)

中輪サイズの胡蝶蘭の価格も、お店によってさまざまです。

価格の相場は10,000か~15,000円前後が多いでしょう。

一般的には店頭で購入するよりも、通販の方がお得になるのでおすすめします。インターネットでのご注文では、届くまで実物が見られないため、イメージしていたカラーやサイズと異なることがあることも。

トラブルを防ぐには、わからないことがあれば納得するまで質問するようにしてくださいね。

 

ミニ(ミディ)サイズ胡蝶蘭の魅力

ミニサイズの胡蝶蘭の魅力は、何と言ってもそのコンパクトなサイズ感でしょう。

大きな胡蝶蘭は置き場所を考えながら贈る必要がありますが、小さいサイズならどなたにでも手軽に贈れますね。

また種類やカラーが豊富なことも、ミニ胡蝶蘭が選ばれている理由でしょう。

ここではどんな場面でも大活躍する、小さいサイズの胡蝶蘭の魅力を紹介します。

 

種類が多い

小さなサイズの胡蝶蘭は、派手さはないものの可愛らしい見た目がチャームポイントです。

種類が多く、カラーも白やピンクの他、黄色や紫、柄の入っている珍しいアイテムが多い点も魅力でしょう。

またミニサイズにしかないオレンジ色などもあり、お誕生日などのプレゼントとしても人気があります。

同じピンクや黄色でも色の濃淡でイメージが変わるので、好みによってチョイスできるのもうれしいポイントです。

 

父の日や母の日などにぴったり

玄関先やリビングルームなどに飾っても邪魔にならないミニサイズの胡蝶蘭は、両親への誕生日や結婚記念日などにも最適です。

ガーデニングが好きな方なら、育てる喜びも味わえるステキなプレゼントになりますね。

また価格もお手頃なので自分へのご褒美や、友達へのギフトにも向いています。

 

ミニ系の胡蝶蘭の価格(相場)

胡蝶蘭は、カラーやお花の数によって価格が変わります。

価格の相場は、平均で2,000円~10,000円までが多いでしょう。

また、ミニサイズの胡蝶蘭よりも、さらに小さいマイクロ胡蝶蘭と言う種類もあります。

こちらはてのひらに乗せられるほどコンパクトで、寄せ植えとしても楽しめるので人気です。

いきなり大きなサイズの胡蝶蘭は手を出しにくいと言う方にも、気軽に楽しめる価格帯になっていますよ。

大きなサイズと比べると、育てやすく花持ちも良いのが魅力です。

 

サイズ別/胡蝶蘭のおすすめ種類

贈答用に利用されることが多い大型サイズから、自分用に購入できるミニサイズまで、胡蝶蘭の種類はたくさんあります。

季節を問わずに購入できるのも、人気の理由ですね。

ここでは、サイズ別におすすめの胡蝶蘭の種類をご紹介しています。

購入で迷ってしまった時に、参考にしてみてくださいね。

 

大輪系サイズ/おすすめ

多方面でのお祝い事から、お悔やみのシーンまで贈ることが多い大型サイズの胡蝶蘭。

大きなパーティーやビジネス関係で贈られる方が多いです。

会場などが大きくて、たくさんの胡蝶蘭が並べられるような場面では、ビックサイズをチョイスすれば安心ですよ。

ここでは、おすすめの品種をチェックしていきましょう。

 

①白胡蝶蘭

一般的に最も多く見かけることが多い白の胡蝶蘭です。

最も正統派なので、迷ってしまった時にはこちらを選べば間違いないでしょう。

ただ日本の文化では、奇数の方が縁起が良いと伝えられているため本数には気をつけて選んでください。

 

  • 3本立ち

よく見かける「〇本立ち」と言う意味は、胡蝶蘭の茎の本数です。

3本立ちでは、一つの鉢に植えてある胡蝶蘭の茎の数が3本。

贈り物に使用する胡蝶蘭は、一つの株から一つの茎を残して花を咲かせているので株の本数でもあります。

したがって一つの鉢に、3本の胡蝶蘭の株を寄せ植えしてあるようなイメージです。

こちらは最もオーソドックスで、開店祝い・栄転祝い・誕生日祝いなどに利用されています。

 

  • 5本立ち

5本立ちは、いつもより豪華なお祝いの場面で用いられることが多いアイテムです。

たとえば、設立記念や特別なイベントなど、見劣りしないようにチョイスするならば間違いないでしょう。

またビジネスシーンで他社と差をつけたいときにもおすすめです。

 

②赤リップ

 

大輪の赤リップの胡蝶蘭は、名前の通り紅白なので、お祝い事にはピッタリです。

特に優勝祝い・当選祝いなどに使用されることが多く、その存在感には目を見張るものがあります。

白の胡蝶蘭と同じように、お祝いのシーンによって3本立ち・5本立ちとチョイスできますよ。厳かな中にも、最高の喜びを伝えたい場面にはふさわしいアイテムです。

 

中輪系サイズ/おすすめ

中輪サイズの胡蝶蘭は、使い勝手が良くどんな場面でも重宝するアイテムです。

実は胡蝶蘭は現在でも品種改良がされており、まだまだ新しい種類が生まれています。

こちらで紹介する以外にも、たくさんのアイテムがあるので、Webサイトを参考にしてください。

ここでは、人気がある中輪サイズの胡蝶蘭を紹介します。

 

①ライムライト

個性的なライムライトは、透明感があるグリーンに近いイエローがチャームポイント。

黄色は風水的に金運を呼び込むとされているので、開店祝いなどにもピッタリですね。

明るくポップな色合いなので、さまざまなお祝いのシーンで活躍します。

 

②ヴィーナスポット

ヴィーナスポットは花全体的には真っ白ですが、中心部分がやわらかなピンク色になっていてかわいい胡蝶蘭です。

結婚式などで花嫁さんのブーケなどにもよく使われるアイテム。

こちらは原種のアマビリスと掛け合わせた品種となります。

同じようにアマビリス系の胡蝶蘭にはピンク色の「さくらひめ」などもあり、淡いピンクの花びらが魅力的です。

 

ミニサイズ/おすすめ

小さなサイズの胡蝶蘭は、価格的にもお求めやすく場所も取らないので、ちょっとしたギフトやサプライスにも最適なアイテムです。

香りも少なく、花粉もないので小さなお子様がいるご家庭にも安心して贈ることができます。

ここではミニ胡蝶蘭のおすすめをご紹介していきましょう。

 

①ヴィオラセア

原種の胡蝶蘭の一種です。

こちらは育てやすい品種なので、栽培用としても人気があります。

独特なグラデーションが美しく、胡蝶蘭の中では良い香りがする点も魅力。

初めて胡蝶蘭を育てる方や、ガーデニングが好きな方への贈り物としていかがでしょうか。

また場所を取らないため、小さな店舗や個人のクリニックの開店・開業祝いとしてもおすすめです。

 

②フォーチュンザルツマン

こちらはクリーム色に赤いリップが美しく映える胡蝶蘭。

個性的ですが上品さもあるので、長寿のお祝いや合格祝い、お誕生日や記念日などの祝福の場にはピッタリでしょう。

ミディサイズですが、小さな花をたくさんつけるので華やかさもあるアイテムです。

 

お祝いのシーンによって胡蝶蘭のサイズをチョイスしよう

胡蝶蘭は縁起がいいお花として、さまざまなお祝いの場面で活躍する植物です。

大輪サイズの胡蝶蘭ならビジネスシーンで他と差をつけることができますし、中輪サイズは品種も豊富でどんなお祝いにも喜ばれますよ。

またミニサイズの胡蝶蘭なら、お誕生日のお祝いや両親へのプレゼントにも最適です。

あなたも是非、お世話になった方やお友達に胡蝶蘭をプレゼントしてみませんか。

こちらで紹介した以外にもたくさんの種類の胡蝶蘭があるので、興味のある方はWebサイトを覗いてみてください。

通販を利用する際は、お届けの希望日や送料の有無などを確認して、わからない点はしっかりと尋ねるようにしましょう。