本数で花言葉が変わる?本数別の注意するべき怖い花言葉
お祝いやプレゼントで贈られる花には、それぞれ花言葉がつけられています。
しかし、バラやカーネーション、ガーベラなどは花の色や本数によっても花言葉が変わってきます。
フラワーギフトを贈る際にはその花の色や本数にも注意してみましょう。
フラワーギフトは様々なお祝いのシーンで贈られることが多く、その花の花言葉を大切にしている人も多いですよね。
告白やプロポーズなど、大事なシーンでも花束を贈ることがあるかもしれません。
しかし、花の種類によってはその本数でも花言葉が変わることをご存じでしょうか。
今回は本数で花言葉が変わるお花を3種類ご紹介します。
花言葉とは?
大切な人にお花を贈るとき、花言葉を大切にしている人も多いのではないでしょうか。
花言葉とは、その花の色や特性などから特定の意味を持たせたもので、古くから様々な民族や宗教に用いられてきました。
花言葉は、その花の特徴だけでなく、ギリシャ神話や歴史、風習などの要素も取り入れられています。
主に恋愛に関する意味合いが多いので、恋人へのプレゼントやプロポーズに最適です。
しかし、中性的な意味合いであれば、同性の友人や家族へのプレゼントにもおすすめの花言葉もたくさんあります。
一般的に1つの種類につき1~3つ程度の花言葉がつけられていますが、花の種類によっては本数によって細かく決められているものがあります。
中には、プレゼントにはおすすめできない花言葉もあるので、本数には注意が必要です。
本数で変わるバラの花言葉
恋人へのプレゼントやプロポーズのイメージが強いバラですが、実はその本数によって花言葉が違ってきます。
古くから想い人へ気持ちを伝えるお花として親しまれてきたので、やはり愛に関する意味合いが多いようです。
基本的にはポジティブな意味合いがほとんどですが、中には注意が必要な意味合いもあるので、プレゼントする際には気を付けましょう。
バラの種類や特徴
バラはヨーロッパからアジアまで北半球に広く分布しているお花で、世界中の人々に愛されています。
花の咲かせ方は、一重咲きや八重咲きがあり、大輪を咲かせるものや小花をたくさん咲かせる種類もあったりと、多種多様です。
バラはその花姿の美しさだけでなく、上品な香りも人気の秘密です。
育てるのもそれほど難しくなく、ガーデニングの初心者の方でも挑戦しやすいお花です。
しかし、肥料の与えすぎは、かえって株を弱くしてしまい、害虫がつく原因にもなるので注意しましょう。
また、水の与えすぎも根腐れにつながるので気を付けてください。
バラの花言葉
バラの花言葉には、「愛」や「美」などがあります。
情熱的な赤いバラは、恋人へのプロポーズに使われることも多いイメージがありますが、やはりバラは愛を象徴しているようです。
夫婦やパートナーとの間でも日頃の感謝を伝えたり、誕生日のお祝いに贈ることも多いようです。
また、バラは花の色別にも花言葉が分かれており、ピンクのバラには「感謝」、白いバラには「純潔」という意味合いがあります。
さらに、黄色いバラには「友情」や「平和」などの花言葉があり、オレンジのバラには「絆」「信頼」「健やか」などの花言葉があります。
本数で変わるバラの花言葉
バラは花の色だけでなく、本数によっても花言葉が異なります。
愛に関するポジティブな意味合いがほとんどですが、中にはネガティブ意味合いもあります。
バラを贈って気持ちを伝えたいときは、花言葉を参考にしてみると良いかもしれません。
ここからは、バラの本数ごとの花言葉をご紹介します。
1本:一目ぼれ、あなたしかいない
2本:この世界は私とあなただけ
3本:愛しています、告白
4本:死ぬまで気持ちは変わりません
5本:あなたに出会えて心から嬉しいです
6本:お互いに愛し、分かち合っていきましょう
7本:片思い
8本:あなたに感謝しています
9本:いつまでも一緒にいてください
10本:あなたは完璧な人です
11本:最も愛おしい人
12本:私と付き合ってください
30本:縁を信じています
99本:ずっと好きでした
100本:100%の愛
108本:結婚してください
365本:あなたが毎日恋しい
999本:何度生まれ変わってもあなたを愛する
バラの本数が増えていくにしたがって、花言葉に含まれる愛も大きくなっていくように感じますね。
バラをプレゼントする際には、伝えたい気持ちに近い花言葉を選んで本数を決めると心がこもります。
しかし、バラの本数ごとの花言葉はそれほど知られていないので、メッセージカードなどを添えて一言書いておくと伝わりやすいでしょう。
また、バラにはプレゼントには注意が必要なネガティブな意味合いもあります。
15本:ごめんなさい、永遠の友情
16本:すぐに変わってしまうような不安定な愛
17本:絶望的な愛
このような花言葉は、プレゼントにはあまりおすすめできません。
特に、バレンタインやプロポーズなど場面では控えた方が無難です。
15本の「永遠の友情」であれば、友人へのプレゼントであれば問題ありません。
バラを贈るときのおすすめのシーン
バラは愛に関する花言葉が多いので、好きな人への告白や恋人へのプロポーズに最適です。
バラの本数ごとの花言葉を参考に、大切な人へ気持ちを伝えましょう。
黄色いバラであれば、家族や友人などへのお祝いにもぴったりです。
最近では、父の日に黄色いバラを贈る習慣ができつつあります。
金色に近い黄色には、「希望」という意味合いもあるので、いつまでも元気でいてほしいという願いを込めてご両親や祖父母に贈ると喜ばれるでしょう。
ただし、黄色いバラには「嫉妬」「恋に飽きた」というネガティブな意味合いもあるので、パートナーには贈らない方が良いかもしれません。
バラを贈るときの注意点
バラは愛に関する花言葉が多く、恋人やパートナーへのプレゼントには最適です。
しかし、少し珍しいですが黒褐色のバラには注意が必要です。
黒いバラはミステリアスでクールな印象がありますが、その花言葉は「死ぬまで恨み続けます」「憎悪」「恨み」というような恐ろしい意味合いがあります。
知らずにプレゼントしてしまうと、思わぬ誤解を招くこともあるので気を付けましょう。
花言葉がネガティブなお花でも、その美しさからどうしてもプレゼントしたい場合は、心を込めたメッセージカードを添えると気持ちが伝わりやすいです。
本数で変わるカーネーションの花言葉
母の日に贈られることの多い赤いカーネーション。
実は、カーネーションには赤以外にもカラーバリエーションがあることをご存じでしょうか。
そして、バラと同じように、カーネーションにも花の色ごとの花言葉があります。
また、本数によっても花言葉が異なるので、プレゼントする際の参考にしてみてください。
カーネーションの種類や特徴
カーネーションはナデシコ科の植物で、毎年花を咲かせる多年草のお花です。
原産地は地中海沿岸の地域で、その名の由来には所説ありますが、次の2つの説が有名です。
1つはラテン語の「カルニス(肉色)」からきている説で、2つ目がイギリスで冠を飾るお花として使われていた「コロケーション(戴冠式)」からきている説です。
現在では多くの国で愛されているカーネーションですが、その歴史は古く、古代ギリシャ時代にはすでにカーネーションの栽培が行われていたと言われています。
カーネーションが日本に入ってきたのは江戸時代初期頃で、当時の貿易の相手国だったオランダから持ち込まれたと言われています。
カーネーションの花言葉
カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」です。
そして、母の日のイメージが強い赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉がつけられています。
赤いカーネーションが母の日の贈り物の定番になっていることにも納得がいきますね。
しかし、赤が定番となっているカーネーションにも、実はピンクや白、紫やオレンジなど様々なカラーバリエーションが存在しています。
それぞれ花言葉も異なり、ピンクには「温かい心」や「感謝」、白には「純粋の愛」や「尊敬」などの意味合いがあります。
他にも紫には「気品」、オレンジには「清らかな慕情」などがあり、どれをとってもプレゼントにはぴったりと言えます。
本数で変わるカーネーションの花言葉
カーネーションには花の色だけでなく、本数別にも花言葉がつけられています。
いつも、なんとなく鉢植えのカーネーションを選んでいるという方も、今年は趣向を凝らして本数にこだわった花束にしてみてはいかがでしょうか。
ここからは、カーネーションの本数別の花言葉をご紹介します。
1本:あなたは私の運命の人です。
3本:あなたを愛しています。
4本:あなたを一生愛し続けます。
8本:あなたの思いやりに感謝しています。
9本:いつまでも一緒にいよう
40本:あなたに永遠の愛を誓います。
50本:永遠
99本:永遠の愛
108本:私と結婚してください
このように、カーネーションの花言葉には愛を伝えるものが多く、母親だけでなく恋人やパートナーへのプレゼントにもおすすめです。
フラワーギフトというと、花束やフラワーアレンジメントを想像しますが、カーネーションを1本だけというのも凛としていて素敵です。
カーネーションを贈るときのおすすめのシーン
カーネーションを贈るときのおすすめのシーンは、やはり母の日です。
赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉があるので、日頃は言えない感謝の気持ちを伝えるにはぴったりです。
赤以外の花色の花言葉でも、お母さんへのプレゼントには自然なものが多いので、赤いカーネーションにとらわれずに、ピンクや白、オレンジなどのカーネーションを贈ってみても喜ばれることでしょう。
また、母の日だけではなく、お誕生日のプレゼントにもカーネーションがおすすめです。
カーネーションとバラやカラーなどを組み合わせたフラワーアレンジメントが人気です。
さらに、シンプルで上品なイメージのあるカーネーションは、ビジネスシーンでも活躍します。
ピンクのカーネーションには「感謝」という花言葉があるので、送別会などでの贈り物に最適です。
カーネーションを贈るときの注意点
母の日だけでなく、様々な贈り物に選ばれているカーネーションですが、プレゼントする際には注意点もあります。
白いカーネーションには「純粋な愛」や「尊敬」などの花言葉がありますが、「亡くした母や子を偲ぶ」という意味合いもあります。
そのため、白いカーネーションのみを使った花束やフラワーアレンジメントは、お祝いなどのプレゼントにはおすすめできません。
どうしても白いカーネーションを使いたいのであれば、他の花や色と組み合わせて、挿し色として使うと良いでしょう。
本数で変わるガーベラの花言葉
たくさんの花びらを広げ、元気でキュートなイメージのガーベラは、プレゼントにも多く選ばれています。
色の種類がとても豊富で、花束にすると豪華で華やかな印象になります。
そんなガーベラにも、花の色ごとの花言葉や、本数によっても意味合いが異なってきます。
ガーベラは花束やフラワーアレンジメントなど、さまざまな形でプレゼントできるので、お祝いのシーンや贈りたい人への気持ちを大切に、花色や本数を選んでみると楽しいかもしれません。
ガーベラの種類や特徴
ガーベラはキク科の植物で、主な原産地は南アフリカです。
和名には「花車」や「千本槍」などがあり、花びらをたくさんつけた丸い花姿からつけられたと言われています。
開花時期は4~6月と10~11月で2回あり、春と秋に花を楽しむことができます。
園芸店などでは一年を通して見かける身近なお花ですね。
ガーベラの特徴はカラーバリエーションの豊富さで、赤・白・黄色・ピンク・紫・緑・オレンジ・褐色・黒・クリーム色など、色とりどりの花を咲かせます。
花の大きさは大輪のものもあれば、「ミニガーベラ」と呼ばれる3cmほどの改良種も存在しています。
ガーベラは比較的育てやすいとされており、冬場には一度地上から出ている部分が枯れてしまいますが、そのまま置いておくと春には再び芽を出します。
ガーベラの花言葉
ガーベラ全体の花言葉は「希望」や「常に全身」です。
元気いっぱいにまっすぐ咲くガーベラにぴったりの花言葉ですね。
ガーベラは花の色によっても花言葉が異なります。
例えばオレンジのガーベラは「神秘」や「冒険心」、白いガーベラには「新しさ」や「門出」、赤いガーベラには「限りなき挑戦」という花言葉があります。
どれも、前向きで希望に満ちているような花言葉なので、大切な人の門出をお祝いする場面でのプレゼントにおすすめです。
また、黄色いガーベラには「究極の美しさ」、ピンクのガーベラには「感謝」や「優しさ」などの花言葉があり、恋人やパートナーへの誕生日プレゼントにもぴったりです。
本数で変わるガーベラの花言葉
ガーベラは色ごとに様々な花言葉があります。
しかし、それだけでなく、本数によっても意味合いが異なってくるのです。
ガーベラは花束にすると華やかで豪華な印象になりますが、本数に困ったら花言葉を参考にしてみてください。
ここからは、ガーベラの本数ごとの花言葉をご紹介します。
1本:あなたが私の運命の人です
3本:あなたを愛しています
4本:あなたに一生の愛を捧げます
6本:あなたに夢中です
8本:あなたの思いやりに感謝します
9本:いつまでも一緒にいてほしい
11本:あなたは私の最愛の人
12本:私の恋人(妻)になってください
15本:ごめんなさい
16本:不安な愛
17本:絶望の愛
40本:あなたに永遠の愛を誓います
100本:私と結婚してください
希望や元気といったイメージのあるガーベラですが、本数で見ると情熱的な意味合いが多く感じます。
プロポーズの花束といえばバラが定番ですが、本数にこだわってみるとガーベラも活躍してくれそうですね。
しかし、15~17本のガーベラの花言葉はネガティブな意味合いがあるのでプレゼントには注意しましょう。
ガーベラを贈るときのおすすめのシーン
ガーベラは老若男女問わず幅広く愛されており、フラワーギフトとしても人気の高いお花です。
そんなガーベラを贈るときのおすすめのシーンは、誕生日やお見舞い、開店祝いなどがあります。
ガーベラはシンプルな花姿ながらも、様々なカラーバリエーションがあり、相手の方の好みにあったフラワーギフトを贈ることができるでしょう。
また、ガーベラには「希望」や「前進」といった明るい花言葉があるので、病気や怪我でふせっている方へ向けてのお見舞いのお花にもおすすめです。
また、これから新しいことにチャレンジする人を応援するような花言葉なので、開店祝いや開業祝いに贈っても喜ばれるでしょう。
ガーベラを贈るときの注意点
プライベートやビジネスシーンなど、様々なお祝いで活躍しているガーベラは、前向きで明るい花言葉がたくさんあります。
しかし、ご紹介したように、15~17本のガーベラにはネガティブな意味合いも込められています。
花言葉を気にされない方へのプレゼントであれば、問題ないかもしれませんが、念のため避けた方が安心です。
どうしてもその本数が良い場合は、メッセージカードなどを添えて気持ちを伝えると誤解を招かずに済みます。
まとめ
植物の中には、花の色だけでなく本数によっても花言葉が変わるものがたくさんあります。
今回は、その中でもバラとカーネーションとガーベラをご紹介しました。
どれもフラワーギフトに用いられることが多い親しみのあるお花です。
本数別の花言葉は、そのほとんどが愛を伝えるものや前向きなものですが、中にはネガティブな意味合いもあるのでプレゼントの際には注意が必要です。
大切な人にお花をプレゼントしたいときは、花の種類だけでなく色や本数にもこだわってみるとよりお相手に喜ばれることでしょう。