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ベンジャミンは風水効果が高いって本当?おすすめの置き場所など詳しく解説

観葉植物として人気を集めるベンジャミン。風水的な効果や高い空気の浄化効果があるとされ、室内やオフィスに設置を考える方も多いようです。この記事ではベンジャミンの風水効果はもちろん、室内でのベンジャミンの育て方やお手入れの方法まで詳しく解説していきます。これからベンジャミンの設置を検討している方はぜひ参考にしてみましょう。

 

育てやすい観葉植物として人気のベンジャミン。室内に緑があることで空間が明るく爽やかになることからインテリアとして室内に置いている人も多いようです。よく見かける観葉植物でありながら詳しい情報を知っているひとは意外と少ないベンジャミンとはどんな植物なのでしょうかこの記事ではベンジャミンに関する基本的な情報から風水的な効果、観葉植物としての役割まで詳しく解説していきます。

 

ベンジャミンとは

ベンジャミンはインドや東南アジアなどの熱帯地域が原産国である、クワ科フィカス属の植物です。熱帯地域原産ということでそれに近い環境を好みますが、耐陰性・耐寒性にも優れているため非常に育てやすい植物です。日本では観葉植物として人気を集め、家庭のインテリアやお店の装飾などで見かける機会が多々あります。剪定や仕立てによって様々な形を楽しむことができるのも大きな特徴の一つです。置く場所の雰囲気に合わせて多様な表情を見せてくれます。

 

ベンジャミンとベンジャミンバロックの違い

ベンジャミンと似た観葉植物にベンジャミンバロックという観葉植物があります。どちらもクワ科フィカス属の植物で管理方法や好む環境はほぼ同じです。ぱっと見てわかる違いとして葉の形が異なります。ベンジャミンは丸型の小さい葉が特徴ですが、ベンジャミンバロックの葉はくるっと丸まっています。ベンジャミンバロックは幹も細いため簡単に樹形を変えることができるのも大きな特徴です。また、それぞれ異なる花言葉を持ち、ベンジャミンは「永遠の愛」「家族の絆」といった意味があるのに対し、ベンジャミンバロックは「融通の利く仲間」「信頼」といった意味を持ちます。似たような植物ですが花言葉は全く異なるようですね。ベンジャミンの花言葉に関しては次に項目で更に詳しく解説していきます。

 

ベンジャミンの花言葉

ベンジャミンは「永遠の愛」「家族の絆」といった花言葉を持ちます。この花言葉は家庭内に設置する観葉植物としてぴったりの印象ですよね。家の中でも特に家族そろって過ごす時間が長い空間、例えばリビングや寝室に置くのが丁度良いでしょう。また、「永遠の愛」という花言葉は新婚カップルの新居に置く植物としても最適です。新婚の友人や知人が周りにいる場合はプレゼントとして贈っても良いでしょう。

 

ベンジャミンはインテリアとして最適

室内に観葉植物を置くことで、明るく爽やかな印象になるため、設置を検討している人も多いようです。特にベンジャミンは品種によって葉の色や形が若干異なるため、好みのものを選ぶことができるとして人気を集めています。異なる品種のベンジャミンでも育て方やお手入れ方法、好む環境はどれもほとんど同じです。

 

ベンジャミンを置くとどんな効果があるのか

ベンジャミンがインテリアとして人気なのは、風水的な効果が高いことも理由の一つです。

ベンジャミンの風水効果が、空気の流れや部屋の雰囲気を改善してくれるといわれていますが、それは本当なのでしょうか。ベンジャミンを置くことによる風水効果や、その他期待できる効果について詳しく解説していきます。

 

風水効果

ベンジャミンは花言葉だけ見ても良い印象を受けますが、風水的にも非常に効果的とされています。ベンジャミンは主に仕事運や社交運を上げる効果があるとされています。設置位置によって高い効果が期待できるため、次の項目で詳しく解説していきます。

 

運気を上げる以外にも精神状態を改善する効果も期待されます。具体的には、リラックス効果、人間関係を落ち着かせる効果、気持ちを楽にする効果があるとされ、仕事で疲労感を感じている方や悩みがある方にはぴったりの観葉植物です。

 

一般的に観葉植物全体が心を落ち着かせる働きがあり、「疲れているときには緑の葉を眺めで見ては?」などアドバイスを受けたことがある人もいるのではないでしょうか。ベンジャミンは特にその効果が高いため、エステや病院などでも設置されることも多い観葉植物です。

風水効果の高いベンジャミンの設置位置

ベンジャミンは南東、北西に置くことで仕事運と社交運が上がるとされています。方位をさほど気にしなくても空気や気の流れを良くしてくれるでしょう。

 

花言葉の「家族の絆」からリビングに置くのもぴったりです。家の中で家族が揃う時間が多いのはリビングです。そういう場所にベンジャミンを置くことで、より家族の絆や愛情が深まり、ゆったりした空間づくりにつながるはずです。また、リビングは観葉植物を長く眺めやすい場所でもあります。休憩時間などののんびりする時間にベンジャミンを眺めることで気持ちが落ち着き、精神安定効果が期待できます。

 

ベンジャミンの品種の一つであるベンジャミンバロックは、花言葉に「融通のきく仲間」「信頼」といった意味があります。オフィスに置くことで職場関係が良くなり仕事の効率化が期待できるでしょう。また、観葉植物には空間を明るく爽やかにする役割もあるため、つい憂鬱な気分になりがちな職場でも観葉植物があることで気分が晴れるかもしれません。観葉植物の中でも特にベンジャミンにはこういった効果も期待できるのです。

 

空気の浄化効果

多くの観葉植物には空気の浄化効果があるとされ、検証実験でもその効果が証明されているほどです。植物が多い空間や、屋外にいると空気がおいしいと感じるのは、周辺の植物が空気をきれいにしてくれているからです。植物には光合成という二酸化炭素を除去する働きがありますが、二酸化炭素を減らし酸素を増やしてくれることも空気の浄化効果があるとされています。

 

観葉植物の中でも、ベンジャミンは特に空気を浄化する効果が高いとされています。もともと原産国が熱帯地域であることから暖かい環境を好むベンジャミン。日の光が差し込む暖かい場所に設置することで、ベンジャミンは活性化するため空気の浄化効果も高くなります。適した位置に設置し高い浄化効果を期待しましょう。

 

雰囲気を明るくする効果

室内に観葉植物があるだけでその空間が明るい雰囲気になったように感じます。これは植物の爽やかな緑色が人間の視覚を刺激し、リラックス効果を発揮するために室内の雰囲気が明るくなったと感じるようです。特にベンジャミンは品種によって葉の色が緑以外のものもあります。どの品種もインテリアとして最適なので部屋の雰囲気に合わせてベンジャミンを選んでみましょう。

 

一日中日が差さない賃貸住宅などにもベンジャミンの設置はおすすめです。日が差さないことで部屋の雰囲気が悪くなり、空気も冷たくなりがちです。そういった空間に植物が一つでもあると明るくなったように感じるはずです。小さいサイズの観葉植物も良いですが、思い切って少し大きめのベンジャミンの鉢植えを設置してみてはいかがでしょうか。

 

ベンジャミンの上手な育て方

実際にベンジャミンを部屋やオフィスに設置した際、できるだけ長くきれいな緑の葉を楽しみたいものです。ベンジャミンに限らず観葉植物のお手入れは難しくありません。それでも、水やりの仕方や設置場所、好む環境など注意すべきポイントがいくつかあるので、それぞれについて詳しく解説していきます。

置き場所

ベンジャミンは日当たりの良い暖かい環境を好みますが、強く直射日光が当たると葉が傷む原因になってしまいます。できるだけ直射日光が当たらないように窓際に置く際は必ずレースカーテンをするようにしましょう。また、耐陰性・耐寒性に優れたベンジャミンですが、5度以下の環境は株を腐らせてしまう可能性があります。寒くても平気というわけではないようです。特に冬場はベンジャミンを設置している空間を常に暖かくしておきましょう。夜間や早朝などそれが難しい場合は、周りを段ボールや毛布で囲うことで寒さをやわらげることができます。場合によっては、普段リビングに置いているベンジャミンを、冬の間だけ常に暖かい場所に移動させるのもいいかもしれません。

 

好む環境

ベンジャミンは寒さと日当たりに注意すれば屋内環境で非常に育てやすい観葉植物です。しかし、日当たりの悪い部屋や常に蛍光灯の光で明るさを保つオフィス空間では、日照時間不足が問題とされます。ベンジャミンは常緑樹であるため1年を通して葉を付けます。しかし、日照時間が短いことで葉の色が悪くなる、枯れてしまうなど長く持たない原因になってしまいます。日照時間が短いと感じた場合は、室内環境に置きっぱなしではなく、適度に外に出してみる、日の当たる場所に移動させるなどの対策をとったほうが良いでしょう。

 

水やり

ベンジャミンは春から夏にかけての暖かい時期にもっともよく生育します。そのためこの時期にはたっぷり水を与えましょう。頻度としては土が乾いてから水を与えるのがベストで、1週間から10日に1回程度で大丈夫です。秋から冬にかけてベンジャミンの生育が止まる時期には、水やりの頻度を落としましょう。土が乾燥していても中や根の付近が湿っている状態であれば、まだ水を与えなくて大丈夫です。ベンジャミンに限らず植物を育てるときには、ついたくさん水を与えたくなってしまいます。しかし、多く水を与えることが逆に根腐れを起こし、植物の寿命を縮めることにつながるので注意しましょう。

 

水やりのポイントと注意点

水やりをする際には以下の点に注意しましょう。

 

・土が乾いてから水を与える

・水受けはこまめに変える

・たまには葉水を行う

 

土が乾いた状態で、霧吹きで水を与えるのが良いでしょう。霧吹きで水を与えるとスプレー状になった水が土全体を均等に湿らせてくれるため、一部分のみ水分が多く、その他は乾燥しているという状態を防ぐことができます。また、霧吹きでの水やりは水の加減を調節しやすいため、「水を与える加減が難しい」と感じる方でも簡単に適度な量の水を与えることができます。

 

ベンジャミンに水を与えた後は水受けにたまった水をこまめに捨てましょう。水受けに水が溜まったままだと湿度が上がり、カビが発生する原因になります。根腐れの次に観葉植物が枯れる原因としてカビの繁殖があげられます。空気を浄化する役割を持つ観葉植物のはずが、カビによって逆に空気を悪くしてしまいます。

 

霧吹きで水をスプレーする際には土のみではなく、たまには葉水を行いましょう。葉水とは観葉植物の葉に水を吹きかけることです。観葉植物は根だけではなく葉からも水分を吸収する特徴があるため、観葉植物を元気に保つためには効果的な方法とされています。また、葉水には観葉植物にホコリが溜まるのを防ぐ役割もあります。

 

剪定

春から夏にかけての暖かい時期はベンジャミンの生育が活発に進むため、適度に剪定を行わないと葉が増えすぎてしまいます。葉が多いと見た目も良くありませんが、風通しが悪くなる、部分的な葉に日差しが当たりにくいなど問題が発生します。こういったことを防ぐためにも適度に剪定を行うことは重要なのです。全体的なバランスを見ながら、きれいに剪定するのが難しいという方は、プロにお願いしても良いでしょう。

 

剪定のポイントと注意点

ベンジャミンは剪定した際に樹皮を傷つけて、白い液体が出てくることがあります。これはベンジャミンの樹液です。直接皮膚で触ってしまうと赤くなる、痒みがあるなど皮膚症状が出る可能性があります。剪定を行うときは直接触らないように手袋をするなどあらかじめ対策しましょう。もし、直接触れてしまった場合は皮膚症状が出る前に、早めに水で洗い流すと症状の発現を抑えることができます。

 

カーペットの上で剪定し樹液が垂れてしまうこともあります。カーペットのような布製品に付着した樹液は洗い落とすのに手間がかかるため、ビニールシートを敷いて剪定をすると良いでしょう。

 

植え替え

ベンジャミンのような観葉植物は、根詰まりを防ぐために数年に1度、植え替えを行う必要があります。土を乾燥させてから植え替えを行うのが正しい手順なので、植え替え前の水やりは控えましょう。植え替えした際に傷んだ根があればその部分は切り取り、それ以上痛みの範囲が広がらないようにする必要があります。植え替え完了後は通常より多めに水を与え、数日から1週間程度日陰にベンジャミンを置いておきましょう。新しい土に根が張るスピードを速くしたい場合は、薬剤や肥料を活用して早めに根が伸びるサポートをしましょう。ある程度根が張ってくると再び、ベンジャミンの生育が始まります。ある程度生育するまで支柱でベンジャミンを支えるとバランスのいいベンジャミンに育ちます。ぜひやってみましょう。

 

植え替えのポイントと注意点

植え替えを行う前は土を乾燥させますが、根まで乾燥してしまうとベンジャミンにストレスを与えてしまう可能性があります。また、植え替え中は根を空気にさらしている状態になり、これも乾燥につながってしまいます。植え替え途中の観葉植物は日陰に置いておく、根の部分のみ湿らせた新聞紙を巻くなど適度に対策しながら植え替えを行いましょう。植え替え後にたっぷり水を与えるのは、根にしっかり水分を与えることが目的です。その後日陰に置くことで根に水分が浸透しやすくなります。

 

病気や害虫にも注意が必要

カイガラムシ・ハダニ・アブラムシなどの病害虫は、ベンジャミンに付着しやすく、発見した場合には早急に対処する必要があります。病害虫に葉や幹の養分を奪われることでベンジャミンが弱り、葉の色が薄くなってしまいます。また、病害虫の排泄物が付着することで、葉・茎・枝が黒く覆われたような状態になる「スス病」を発症することにもつながります。病害虫が付着した際の適切な対処として、薬剤の添付を行いましょう。それぞれの病害虫に効果が期待される薬剤や、すべての病害虫に効果的な薬剤までホームセンターに行けば様々な種類が販売されています。状態に合わせて適したものを使用しましょう。

 

まとめ

ここまで観葉植物として人気が高いベンジャミンについて詳しく解説してきました。風水的な効果が期待され、高い空気の浄化効果を持つベンジャミンは「最近疲れている」「精神的な落ち着きが欲しい」といった悩みを抱える人にもぴったりの観葉植物です。また、花言葉は縁起がいいので、新居を構えた方や新婚でこれから新生活を始める人にぴったりの観葉植物でもあります。そういった方が周りにいる場合は贈り物としても丁度良いでしょう。