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かすみ草の花言葉とシチュエーション別の贈り方/簡単なドライフラワーの作り方まで徹底解説

かすみ草はメインのお花と言うよりも、主役のお花を彩る脇役のお花として認識している方も多いのではないでしょうか。

かすみ草は春の霞のように、細い茎にミストのような小さな花をたくさん咲かせることから「かすみ草」と呼ばれるようになりました。

 

今回は、そんな可愛らしいかすみ草の素敵な花言葉や、シチュエーション別のかすみ草の花束の贈り方、また花が終わった後ドライフラワーにする簡単な方法まで詳しく説明しますので、最後までチェックしてみて下さいね。

 

かすみ草基本データ(かすみ草ってどんなお花?)

 

植物名 かすみ草
和名 霞草
英名 Baby’s breath,Gypsophila
学名 Gypsophila
科名 ナデシコ科
属性 ジプソフィラ属
原産地 アジア・ヨーロッパ一帯

 

かすみ草は5月から7月頃にかけて咲く、ナデシコ科のお花です。その種類は多数ありますが、主に切り花として知られているのはパニクラタ種でしょう。

夏でも涼しい地中海沿岸、シベリアなどを原産とすることから高温多湿には弱い傾向があります。

またかすみ草には一年草や二年草、宿根性がある多年草のものまで種類が豊富ですが、花屋さんでわたしたちが見ることが多いのは、八重咲の多年草のかすみ草です。

かすみ草の種類

 

真っ白な淡い雪を散りばめたように咲くかすみ草ですが、いくつか種類があるのを知っていますか?細かい違いが多く、品種として名前がついていないものもありますが、主な品種は以下の通りです。

・パニクラータ

・エレガンス種

・アルタイル

・ペールスター

・マリーベール

フラワーショップで切り花としてお馴染みなのは、パニクラータ種と呼ばれており、この種類は草丈も1m以上にもなると言われます。

一方でガーデニング用として流通されているのは、エレガンス種と言われるものです。

こちらはパニクラータ種と比較すると背丈も低く、暖かい場所でも育てやすいという特徴があります。

アルタイルは、中輪タイプのかすみ草で、たくさん花がつくのでボリューミーなのが特徴です。

ベールスターは、アルタイルに比べると花の大きさが小さいのが特徴のお花。小さく可愛らしい見た目が人気の品種です。

いずれもかすみ草は可憐で他の花との相性も抜群なので、さまざまなシーンで見られることが多いでしょう。

かすみ草を植える時のポイント

 

かすみ草の原産地は地中海沿岸・アジアとされており、大正時代くらいに日本に入ってきました。

この地方は夏は比較的に涼しく一年を通して雨量も少ないことから、地植えをする場合には日当たりが良い場所に植え、水はけが良い土をチョイスすると丈夫に育つでしょう。

花壇に植える時は、あらかじめ苦土石灰を混ぜておくと失敗を防げます。

またプランターなどに植える場合には、フラワーショップで取り扱っている草花用の培養土を利用しましょう。

発芽に必要な温度は20℃くらいなので、9月か10月の晴れた日の種まきがおすすめです。

 

7月7日(七夕)はかすみ草の日?

 

七夕は季節の変わり目に行う五節句のひとつです。

由来には諸説ありますが、中国から生まれたという説が広く伝えられていて、織姫と彦星が一年に一度だけ逢えるという伝説も中国から伝えられたものです。

日本に七夕が入ってきたのは、奈良時代だと言われています。

また江戸時代からは、笹の葉に願い事を書いた短冊を飾るという、日本ならではの風習が出来ました。

かすみ草の品種には「アルタイル」「スターマイン」など、星にまつわる名前が多くつけられています。また束ねてブーケにすると、まるで天の川のように無数の星が輝いているように見えることから、七夕にかすみ草を贈る習慣ができました。

七夕が「かすみ草の日」と言われるようになったのは、そのような諸々のことが由来と言えるでしょう。

 

かすみ草の基本的な花言葉

かすみ草は、その清らかなルックスから花束にするとふんわりした可愛らしい印象になります。

したがって、結婚式にも大活躍するお花です。

また、かすみ草は追悼式やお葬式にもよく使われる花として知られています。

このことからかすみ草に悲しい印象を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、かすみ草にマイナスのイメージを持っている花言葉はつけられていません。

お葬式などに使用する場合は、むしろ故人への感謝の気持ちを込めていることが多いでしょう。

ですので、ギフトで贈っても安心です。

それでは代表的なかすみ草の花言葉をチェックしてみます。

 

清らかな心(純潔・無邪気)

 

純白で数え切れえないほどの小花を咲かせることから、可憐なイメージのかすみ草。

その見た目のピュアな印象からかすみ草には「清らかな心」というメッセージがあります。その他にも純潔・無邪気という花言葉もあり、その花姿からポジティブな意味で使われることが多いでしょう。

まるで天使のようなかすみ草のイメージにはピッタリの花言葉ですね。

 

永遠の愛情

 

かすみ草には「永遠の愛情」という花言葉もつけられています。

普段アレンジメントやブーケなどでは、他の花を引き立てるためのサブ役やボリューム感を出す目的でも利用されることが多いお花ですが、かすみ草だけを束ねて贈っても素敵な愛の告白になります。

とっておきの瞬間を彩るお花として、控え目であるからこそいつまでも胸に残るアイテムになるでしょう。

感謝の気持ち

かすみ草の花言葉のメッセージには、もうひとつ大切な意味を持つ言葉があります。

それが「感謝の気持ち」です。

清らかな小さな花をやさしく束ねたかすみ草のブーケは、見た目は可憐ではありながらも品の良さもあるため、どんなシーンでも贈る人・贈られた人の気持ちに寄り添ってくれるでしょう。

普段は言えない「ありがとう」の気持ちを、さりげなく伝えるには最適なお花ですね。

かすみ草のカラー別の花言葉

白いかすみ草には素敵な花言葉がたくさんつけられていて、ギフトにもピッタリなお花だとわかりましたね。

 

かすみ草には、色々なカラーバージョンがあります。ただしこちらは白いかすみ草の切り花に専用の染料を吸収させることで、色をつけているものがほとんどです。

昨今ではイエローやブルー・パーブルなどカラー展開も豊富になり、より鮮やかなイメージの花束を作りたいときにも重宝します。

それでは早速カラー別のかすみ草の花言葉をチェックしてみましょう。

ピンクのかすみ草

かすみ草と言うとわたしたちは真っ先に純白を連想しますが、ごくわずかに天然のピンク色のかすみ草があるのをご存じでしょうか。

それはほんのりと色づくピンク色が上品な「ピンクシンフォニー」と、濃いピンクが可愛らしい「ジプシー」と言われる品種などです。

ピンクのかすみ草の花言葉は「感激」「切なる想い」と言うメッセージがあります。

見た目の儚さとはうらはらに、意志の強さを感じさせる魅力的な花言葉ですね。

お友達への誕生日の贈り物としても喜ばれるでしょう。

青・水色のかすみ草

前にも書いたように天然のかすみ草には白かピンク色しかありません。

したがって、ブルー系のかすみ草は特殊な染料を使用して人工的に作られたものです。

天然物ではありませんが、ブルー系のかすみ草は非常に見た目がきれいなので、多くの人に親しまれています。

青や水色のかすみ草にはどんな意味があるのでしょうか?

ブルー系のかすみ草の花言葉は「清らかな心」です。

ヨーロッパの習わしの中に、花嫁がブルーのアイテムを身に着けると幸せになると言われる「サムシングブルー」というおまじないがあります。

ですから、花嫁にブルーのかすみ草のブーケなどを贈るのも粋で喜ばれるでしょう。

かすみ草の品種別の特徴

かすみ草には、125種類以上の品種があるとされています。

切り花に向いている品種、ガーデニング向きの品種などその特徴もさまざまです。

清楚な雰囲気の花姿は他の花との相性も良く、単品としても、脇役としても抜群の存在感を発揮しますね。

 

ここでは、かすみ草の品種別の特徴を紹介していきましょう。

 

アルタイル

上記でも少し説明をしましたが、アルタイルは中輪でボリュームのあるお花が特徴の品種です。

原産地が地中海沿岸なので、夏でも涼しい場所を好んで育ちます。

名前の由来は夏の大三角で有名な「わし座」のアルタイル。

日本では、七夕の彦星で有名な星座ですね。

こちらの品種は、中型ながらも花がいっせいに開花するため咲くと豪華なイメージを受けるでしょう。かすみ草の中では、比較的日持ちが良くブーケなどにも重宝されています。

またドライフラワーとしても長く楽しめるのが特徴です。

エレガンス

エレガンスは、日本で最もポピュラーなかすみ草です。草丈は中型(50~80㎝)の一年草で、0℃以下でも丈夫に育つ特徴があります。

花びらの色も白とピンク色があり、よくブーケにも使用されているので、フラワーショップなどで誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。

細い茎が細かく枝分かれして小さな花をたくさんつけるので、見た目も麗しく繊細さも兼ね備えた品種として広く愛されています。

ディープローズ

ディープローズは、鉢植えで販売されていることが多い、ちょっと珍しいピンク色のかすみ草です。

一年草ですが花が終わったら種ができるので、4月~5月の天気が良い日をチョイスして撒いてあげれば、芽が出てきて再び花を楽しむことができるでしょう。

鉢の中に落ちたこぼれ種でも育つので、花が終わっても鉢はそのまま取っておくと良いです。

草丈も低く可愛らしい品種なので、初心者の方にも人気があります。

シチュエーション別・かすみ草の人気の花束

かすみ草はメインのお花を際立てたり、ブーケをゴージャスにしたりなどフラワーアレンジメントにはマストな存在です。

かすみ草の花言葉に合わせて、他の好きな花といっしょにプレゼントしても喜ばれますね。

ここでは、さまざまな記念日や特別な日に贈るのにピッタリのかすみ草の花束の組み合わせをシチュエーション別に紹介していきましょう。

 

プロポーズを成功させたいとき

 

数あるお花の中で特にかすみ草が好きな女性は、ナチュラル派で控え目なタイプが多いのではないでしょうか。

かすみ草には「永遠の愛」というメッセージもあるので、かすみ草オンリーでも十分に喜んでもらえるはずです。

しかし、一生に一度のプロポーズ。

少しだけゴージャスに演出すると更に想い出に残るものになるでしょう。

おすすめは、赤いバラの花+純白のかすみ草の花です。※赤いバラの花言葉は「あなたを愛する」

華やかなバラは、かすみ草とブレンドさせることで控え目なイメージも加わり、あなたの気持ちがまっすぐに相手に届く手助けをしてくれるでしょう。

 

母の日に感謝を込めて

母の日にはカーネーションを贈る方が多いと思いますが、日ごろの感謝を込めるならば、黄色のチューリップとかすみ草の花束がおすすめです。

黄色のチューリップには「母の日」「陽気」など、母の日に最適なフレッシュな意味合いがあります。

かすみ草と組み合わせることで、日ごろの感謝の気持ちを届けることができるでしょう。

口に出しては、なかなか言えない「ありがとう」の気持ちを伝えたいときにぴったりです。

 

海外のかすみ草の花言葉を知りたい

一年を通して花屋さんに並んでいるかすみ草は、ウェディングシーンで使用されることが多いですね。

かすみ草はひっそりとしたイメージですが、身に着けている人を映えさせる効果があるので、花嫁の美しさがより引き出されるのも魅力と言えるでしょう。

 

では海外でもかすみ草は人気があるのでしょうか。ここではかすみ草の英語名やフランス名・花言葉を紹介します。

 

かすみ草の英語名と花言葉

 

かすみ草の英語名は二種類ありますがよく知られているのはベイビーズ ブレス※baby’s breathです。

これは直訳すると、赤ちゃんの吐息となりますが広い意味では「愛しい人の吐息」と解釈することもできるでしょう。

かすみ草のふわったとした透明感がある優しげな雰囲気が、幸せの瞬間を感じさせてくれるような素敵な名前ですね。

花言葉は「無邪気・夢心地」です。

 

かすみ草のフランス名と花言葉

 

フランス語では、かすみ草はジプソフィル※gypsophileと呼ばれています。

フランスでは、好きな相手にお花を贈る場合、相手の好きな花をチョイスすることが一般的です。

また、フランスはウェディングシーンにスズランを使うことが多いですが、かすみ草もとても人気です。

フラワーショップなどでは「Gypsoジプソ」と書かれて販売されていることが多いとされています。

花言葉は「思いやり・感謝」です。

 

かすみ草のドライフラワーの作り方

かすみ草は水分が少ないお花なので、ドライフラワーにするのに適しています。

見た目も生花とほとんど見劣りすることがなく美しいため、ドライフラワーにして楽しむのもおすすめです。

ここでは、初心者でも簡単にできるかすみ草のドライフラワーの作り方を紹介していきましょう。

 

ドライフラワーに適しているかすみ草の種類はあるの?

どのお花にも言えることですが、ドライフラワーにした場合水分が抜けてお花が萎んだように見えることがあります。

かすみ草にはたくさんの種類がありますが、ドライフラワーにする際は、なるべく花びらのサイズが大きいものをチョイスすると豪華に見えるでしょう。

もし蕾が多いかすみ草だったら、しばらくお水につけて満開にさせてから乾燥させるようにするとボリューム感が出ますよ。

吊るしておくだけ!簡単なドライフラワーの作り方

 

ドライフラワーの作り方は色々ありますが、今回は一番簡単な吊るして乾燥させる方法をご紹介します。

この方法は「ハンギング法」と言われて、誰でも簡単にできるメリットがあります。

手順は以下の通りです。

 

①ドライフラワーに使うかすみ草を一本ずつ離して小分けにしよう

これは束ねたまま乾燥させてしまうと、小分けにしようとした時に花が落ちてしまうことがあり残念な結果になってしまいます。

少し手間はかかりますが、必ず小分けにしてください。

②茎を麻の紐でしっかりと縛り、なるべく風通しがいい場所に逆さまに干そう

 

かすみ草を干すときには、風通しのいい場所を選びましょう。

仕上がるまでに二週間はかかるので、湿気が少ない時期をチョイスすることも大切です。

また乾燥が進むと段々と茎が細くなっていくので、麻紐などでしっかりと縛るようにしてください。

③しっかりと乾燥したら完成(大体二週間)

 

かすみ草を干す時、直射日光に当てることはやめましょう。

光に当てると花が色褪せてしまうので、綺麗なドライフラワーにできなくなってしまいます。

また湿気が多いバスルームやキッチンなどに置くのもNGです。

暑い時期ならエアコンが効いた部屋に干しておくと良いでしょう。

 

かすみ草をドライフラワーにすると花言葉は変わってしまう?

かすみ草をドライフラワーにしても、花言葉は変わりません。

そのため、プレゼントとして貰ったかすみ草を、ドライフラワーとして残すのが人気です。

ほかにも、押し花やバーバリウムなど、さまざまな形にすればかすみ草を残すことができます。

 

まとめ

かすみ草はどんな花との相性も秀逸で、贈られた人も贈った人も幸せになる花言葉がついていることが分かりました。

さらに他のお花と組み合わせると、よりロマンチックな意味を持っているのでギフトにもぴったりです。

あなたも大切な人にかすみ草を贈ってみませんか。

きっと普段は恥ずかしくてなかなか伝えることが出来ないメッセージが相手の胸に届きますよ。

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異性へのプレゼントはもちろん、同性に渡すプレゼントとしても人気があるので、ぜひお買い求めください。