大切な人へお花を贈るなら、そのお花について詳しく知っておきたいものですよね。
スカビオサの花言葉には、「魅力」や「風情」の他にも、「恵まれぬ恋」、「不幸な恋」、「私はすべてを失った」、「未亡人」などのネガティブな意味合いもあります。
プレゼントする際には、花束やフラワーアレンジメントにメッセージカードなどを添えると安心ですね。
この記事では、幅広い年代の人に愛されているスカビオサについて詳しくご紹介していきます。
プレゼントするときに気になる花言葉や、おすすめのフラワーギフト、さらには育て方や増やし方など盛りだくさんで解説していきますので、スカサビオをフラワーギフトとして検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
スカビオサの特徴
スカビオサはスイカズラ科・スカビオサ属の花で、和名では松虫草、西洋松虫草、輪宝菊などと呼ばれています。
原産地は南ヨーロッパ・アフリカ・アジアなどで、開花期は品種によって異なりますが、4月～6月・9月～10月頃にかけて長く楽しむことができます。
品種によって、紫や水色、白やピンクなど様々なカラーバリエーションがあり、その上品な色と花姿は女性だけでなく男性からも人気を集めています。
名前の由来
スカビオサは和名で松虫草と呼ばれていますが、その由来には2つの説があると言われています。
1つ目は、スカビオサがマツムシの鳴く時期に花を咲かせるからだという説です。
マツムシは8月の終わりから11月にかけて鳴き声を聴くことができる、コオロギ科の昆虫です。
スカビオサの開花期と重なるため、松虫草と呼ばれているとのことです。
もう1つは、花が終わったあとのスカビオサが、松虫鉦（まつむしがね）という僧侶の持ち物に似ているためだという説です。
スカビオサの花言葉は怖い？
スカビオサの花言葉は、「魅力」と「風情」です。
繊細な姿のスカビオサにぴったりの素敵な花言葉ですね。
一方、スカビオサの花言葉には、「悲哀の心」、「恵まれぬ恋」、「不幸な恋」、「私はすべてを失った」、「未亡人」、「哀しみの花嫁」などのネガティブな意味合いもあります。
どちらかというとマイナスなイメージの方が多いですね。
スカビオサの花言葉を知っている方も、こちらの印象が強いのではないでしょうか？
プレゼントで贈る際は、少し注意が必要になります。
スカビオサの花言葉の由来
スカビオサの花言葉にネガティブな意味合いが多い原因は、その花の色にあります。
スカビオサといえば、淡い紫色の花が多く見られますが、西洋における紫色は哀しみの象徴だと言われているのです。
その理由は、ギシシャ神話でヒュアキントスという美少年が無くなった際の血から、紫色のヒヤシンスの花が咲いたといわれているからです。
また、未亡人にスカビオサの花束を贈る風習がある地域もあります。
スカビオサのネガティブな花言葉は、大切な伴侶を失った女性の哀しみからきているのですね。
スカビオサの花言葉（花の色別）
花の種類によっては、その色別で花言葉が異なる場合があります。
シーンや贈りたい相手によって、花の色を考えるのも楽しいですよね。
スカビオサにも、紫以外にも水色や白、ピンクなど様々なカラーバリエーションがあります。
しかし、残念ながらスカビオサには、花の色別の花言葉はないとされています。
そのため、スカビオサといえば、少しネガティブなイメージが強いのかもしれません。
しかし、可愛らしい花姿と優しい色合いは多くの人に愛されています。
スカビオサをプレゼントする際には、メッセージカードなどを添えると誤解を招くことなく喜ばれるでしょう。
スカビオサの品種・種類
スカビオサには多くの品種があり、花の形や色が様々です。
どれも開花期は長めですが、暑さに弱いという共通点があります。
スカビオサはガーデニングとしても多く楽しまれているお花ですが、長く楽しむには環境に注意が必要です。
スカビオサ・コーカシカ
スカビオサ・コーカシカは、トルコやイランが主な原産国の品種です。
多年草で、直径8センチほどの大きな花を咲かせます。
その外側にはフリルのよう花弁があり、可愛らしい雰囲気のお花です。
開花期は6月～10月と幅広く、ガーデニングとしても楽しまれています。
スノーメイデン
スノーメイデンは雪の様に真っ白なスカンジナビアです。
その純白さから、ウェディングシーンでも活躍している品種です。
また、スカビオサの中でも背が高くなるの種類なので切り花としても人気です。
夏に満開になりますが、早めに切り戻して体力を温存させることで、秋にも多くの花を咲かせます。
高温多湿を嫌うので、一年草として扱われることもありますが、水はけのよい土を用いて風通しを良くすることで、夏越が可能です。
スカビオサ・アトロプルプレア
スカビオサ・アトロプルプレアは色の種類が豊富で、ピンクや白、赤紫など様々なカラーバリエーションがあります。
花の中心が丸く盛り上がるのが特徴で、八重咲きの状態はまるでボールのようです。
スカビオサ・アトロプルプレアは寒さには強いですが、日本の夏のような高温多湿の環境には弱い性質があります。
スカビオサ・アトロプルプレアを少しでも長く楽しむためには、夏場の暑さ対策が必要になります。
スカビオサの贈るときのおすすめのシーン
スカビオサはシーンや年代問わず、様々なフラワーギフトとして親しまれています。
「魅力」や「風情」などの花言葉もプレゼントにぴったりですよね。
ここからは、スカビオサをプレゼントするときにおすすめのシーンやギフト形式をご紹介します。
大切な人へのプレゼントにいかがでしょうか？
マイナスなイメージのスカビオサも、お祝いしたい心がこもっていれば大丈夫ですよ。
お誕生日祝い
スカビオサは男女ともに人気の高いお花なので、お誕生日のプレゼントにもピッタリです。
受け取った人がお部屋に飾れるように、花束やフラワーアレンジメントがおすすめです。
スカビオサは日本でもなじみの深いお花なので、和風のフラワーアレンジメントも人気です。
スカビオサのポジティブな花言葉の意味をアピールできるように、メッセージカードなどを添えると更に喜ばれますよ。
バースデープレゼントに何を贈ればよいか迷ったときは、フラワーギフトを考えてみてはいかがでしょうか。
敬老の日
上品さや気品さが美しいスカビオサは、ご年配の方にも人気が高いお花です。
また、菊のような見た目から和の雰囲気も併せ持つので、和室にも美しく映えます。
敬老の日にプレゼントするなら、受け取ってすぐに飾れるフラワーアレンジメントがおすすめです。
あまりサイズが大きいと、飾る場所で悩んだり管理が大変になるので、お手頃なサイズがよいでしょう。
開店祝い・開業祝い
上品な印象のスカビオサは、ビジネスシーンにもおすすめです。
カフェや美容院、ショップなどの開店祝いのプレゼントにいかがでしょうか。
豪華さはそれほどありませんが、スカビオサの落ち着いた淡い雰囲気が、おしゃれにお店を彩ってくれるでしょう。
他にもたくさんのお祝いやお花を受け取られることを想定して、小さめのフラワーアレンジメントやスタンド花などがおすすめです。
スカビオサのおすすめフラワーギフト
スカビオサは花言葉のイメージに関係なく、フラワーギフトとして人気のお花です。
スカビオサを誰かに贈りたいときは、その方との関係や贈るシチュエーションなどをよく考えて、最適なものを選びましょう。
また、メッセージカードなどを添えると、花言葉のマイナスなイメージが気にならなくなります。
スカビオサをフラワーギフトで贈るときの、おすすめの方法と一般的な相場をご紹介します。
花束
フラワーギフトの定番といえば花束ですよね。
スカビオサの花束は、プライベートやビジネスシーンなどシチュエーション問わず人気の高いフラワーギフトです。
スカビオサだけでカラフルな花束を作ってもいいし、他の花にアクセントとして混ぜても素敵です。
花束はカジュアルなものであれば3,000円程度で購入できるものもあります。
相手に気をつかわせない気軽なフラワーギフトを贈りたいときはおすすめです。
しかし、お祝いの席など、見栄えを重視したい際には、5,000円ほどの花束を選ぶと良いでしょう。
アレンジメントフラワー
アレンジメントフラワーは、受け取った人がそのまま飾ることができるので、様々なシーンで活躍しています。
また、花束よりも持ち歩きやすく安定しているので、公共の場や屋外でプレゼントする際にも喜ばれますよ。
お花の管理難しかったり、花瓶などを持っていないことの多い男性に贈るのもおすすめです。
アレンジメントフラワーの相場は、サイズによって異なりますが、5,000円からが一般的です。
ビジネスシーンなどでは、10,000円ほどのアレンジメントフラワーを選ぶと豪華になります。
スタンド花
スタンド花は、開店祝いや開業祝いなどのビジネスシーンで活躍するフラワーギフトです。
屋外にそのまま飾れるので、贈る人の新しい門出を華やかに彩ってくれます。
スタンド花の相場は、他のものより少し高めで15,000～30,000円ほどです。
特別なお祝いには、40,000円を超えるゴージャスなスタンド花も選ばれています。
大きく、重たいものであれば、現地まで業者に運んでもらうのが一般的です。
スカビオサの育て方
スカビオサの育て方はそれほど難しくはありません。
自分で育てたスカビオサを大切な人へプレゼントするのも、気持ちがこもっていて素敵ですよ。
ここからは、スカビオサの基本的な育て方をご紹介します。
スカビオサを育ててみたい方は、参考にしてみてくださいね。
置き場所
スカビオサは日当たりや風通しを好むお花です。
スカビオサを鉢で育てる場合には、水はけのよい土に植えて、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
しかし、高温多湿を嫌うので、梅雨時期などの気温と湿度が高い時期には日陰になって雨も防げる軒下に置くのがおすすめです。
対して、寒さには比較的強いとされています。
室内外問わず、スカビオサの大抵の品種が越冬することができます。
水やり
スカビオサは乾燥気味の環境を好みます。
スカビオサを地植えしている場合は、基本的には水は必要ありません。
ただし、連日雨が降らずに、土の乾燥が続いている場合は水やりを行いましょう。
また、スカビオサを鉢で育てている場合は、土の表面がしっかり乾燥していることを確認してから水を与えてください。
肥料
スカビオサを育てる場合には、肥料はそれほど必要ではありません。
植え付けの際に、土に腐葉土を混ぜる程度で十分です。
また、気温の下がる冬場には、緩効性の肥料を少量与えると良いでしょう。
害虫・病気対策
スカビオサがかかりやすい病気に「灰色かび病」や「うどんこ病」があります。
2つとも、カビが原因の病気です。
これらの病気を予防するには、高温多湿な環境を避け、風通しの良い場所で育てることが大切です。
スカビオサを鉢で育てる場合には、定期的に新しくて水はけの良い土に植え替えてあげると元気に育ちます。
また、スカビオサは害虫に強い性質を持っています。
しかし、もし虫がついているのを発見した場合にはすみやかに駆除しましょう。
スカビオサに関するよくある質問
スカビオサの育て方は、それほど難しくないことが分かりました。
そこで次に、スカビオサについて寄せられることの多い質問をご紹介します。
スカビオサの育成や飾り方の参考にしてください。
スカビオサの増やし方
スカビオサには主に、多年草の品種と、1年草や2年草の品種があります。
その品種によって増やし方は異なるのです。
まず、多年草の品種の場合は、挿し木か株分けで増やしていくのがおすすめです。
挿し木は株が育ちやすい3～4月頃に行いましょう。
次に1年草や2年草の場合は、種をまいて増やしていきます。
種まきは少し涼しくなる9～10頃に行うのが良いでしょう。
スカビオサの切り花を長持ちさせる方法
スカビオサを切り花を長く楽しむためには、いくつかポイントがあります。
まず、スカビオサの茎を斜めに切って、水切りを行います。
次に、水につかって傷んでしまわないように、不要な葉をカットしておきます。
花瓶に挿す時には、できるだけ水を少なくして、茎が水に接する面積を減らしましょう。
毎日水を入れ替えるのが望ましいですが、難しい場合は切り花用の鮮度保持剤を利用しても良いでしょう。
以上のポイントに気を付けて、スカビオサの切り花を長く楽しんでくださいね。
プレゼント用のお花は通販サイトがおすすめ
フラワーギフトは園芸店などで購入することが可能です。
しかし、大きいものは自分で持ち帰るのが大変だったり、鮮度が気になったりしますよね。
そんな時は、通販サイトで購入するのがおすすめです。
店頭まで買い物に行く手間や時間がかからないのも嬉しいポイントですよ。
新鮮なお花をそのまま買うことができる
園芸店などでお花を買う時は、お花が店頭に並べられてしばらく時間がたっていることがあります。
お花は生きているので、時間がたつほど見た目の美しさが落ちていってしまいますよね。
通販サイトであれば、新鮮なお花を直接自宅や希望する配送先に送ってもらえます。
美しい状態でプレゼントすることができるだけでなく、相手の元に渡ったあとも長持ちしてくれるのも嬉しいポイントですよね。
また、店頭で選ぶよりも種類が豊富なので、探しているお花も見つかりやすいです。
返品交換に対応しているサイトなら安心
通販サイトでお花を購入したけど、届いてみたら傷みがあった…。
自宅用はもちろんですが、誰かへのプレゼントのお花がそのような状態だと困りますよね。
そんなとき、返品交換に対応しているサイトであれば、綺麗なものに交換してもらえます。
万が一のために、返品交換のサービスがある通販サイトを選ぶと安心です。
いつでも注文ができる
園芸店であれば、開店日や開店時間が限られていますよね。
お仕事や家事・育児で忙しいと、園芸店に足を運ぶのも難しいときがあります。
そんなときでも、通販サイトであれば、いつでもどこからでもお花を購入することができます。
仕事の休憩中、家事や育児の合間など、スキマ時間でお花を選ぶことができるのです。
また、自分のペースでゆっくりお花を選ぶこともできますね。
スカビオサのフラワーギフトを贈ろう
スカビオサにはネガティブなイメージの花言葉もありますが、その上品な花姿は多くの人に愛されています。
フラワーギフトとして贈るときに心配であれば、メッセージカードなどを添えると気持ちが伝わりますよ。
切り花やガーデニングなど、自宅で楽しむ際には、夏の日差しに注意してください。
うまく育てると、可愛らしい花をたくさん咲かせてくれますよ。
