開店祝いにはどんな花を選べばいい?相場や注意点、マナーなどをご紹介
開店祝いにお花を贈りたいけど、どんなお花を贈ればいいか悩みますよね。
開店祝いのお花の相場は、お花の種類や形状、贈り先との関係で変わってきます。
また、開店祝いにお花を贈る際はいくつかの注意点があり、場合によっては失礼にあたってしまうことも。
フラワーギフトは様々な形状があり、それぞれ相場が異なります。
また、贈り先の方との関係性によっても、だいたいの相場が決まっています。
どんな時にどんな開店祝いのお花を選べばいいか、飲食店や病院などの開店祝いにもぴったりのお花とその相場をさまざまご紹介していきます。
開店祝いのお花選びに迷ったら、参考にしてみてくださいね。
開店祝いにお花を贈るメリット
お店の開店祝いにお花を贈ることが多い理由を知っていますか?
実は、開店したお店にとって様々なメリットがあるからなのです。
まずは、開店祝いにお花を贈るメリットをご紹介します。
開業したお店の宣伝になる
オープンしたばかりのお店に、豪華なスタンド花が飾られている光景を見たことがあると思います。
もちろん、お店の開店をお祝いするのが前提ですが、そのインパクトからお客さんを呼び込む役割もあるのです。
近所の人や、通りすがりの人の目に止まりやすく、「新しくオープンしたお店」というのが一目瞭然です。
そのため、開店祝いに贈るスタンド花などはサイズが大きく、豪華なものが多いのです。
お店が華やかで明るくなる
お店の入り口や店内に、豪華で綺麗なスタンド花が飾られていると、お店全体が華やかで明るい印象になります。
開店したばかりのお店には、その日初めて来店するお客さんがたくさんいますよね。
開店祝いのお花は、そんな方たちにとって、お店の第一印象を決める需要なポイントになります。
開店祝いのお花が、その後のお店の客足に影響することもあるかもしれません。
交友関係をアピールできる
お店に、開店祝いのお花がたくさん並んでいるほど、交友関係の広さをアピールすることができます。
たくさんの会社や企業、他のショップなどからのお祝いは、お客さんからの信頼にもつながります。
有名な企業や、大きな会社との友好関係があると、そこから新たな出会いも生まれるかもしれませんね。
開店祝いによく選ばれるお花とその相場
開店祝いにお花を贈りたいとき、どんなお花を選べばよいか迷ってしまいますよね。
フラワーギフトにも様々な種類があります。
お花を贈りたいお店の規模や相場などを参考に、相手に喜ばれるものを選んでみましょう。
開業祝いの定番!胡蝶蘭
胡蝶蘭はお祝いのお花として、様々なシーンで贈られています。
花色の定番は上品な白です。
まるで蝶が舞っているような花姿が美しく、華やかさは抜群です。
胡蝶蘭の相場は、1輪700~800円ほどで、3本立ち、5本立ち、など花の大きさと数によって変わってきます。
花数が増えるほど、豪華でボリュームが出ます。
全体的に見ると、10,000円~30,000円ほどが一般的な相場です。
外に飾ることのできるスタンド花
スタンド花は、お店の入口などの屋外に飾られることの多いお花です。
華やかな姿で、お客様を引き寄せることができるので、開店祝いに贈ると喜ばれます。
しかし、スタンド花はサイズが大きく、ある程度のスペースを必要とします。
他の方からもお祝いのお花を受け取られている場合、スペースにも限りがあります。
相手の迷惑にならないように、事前に贈り先に確認をとり、お店の規模に合ったものを贈りましょう。
スタンド花の相場は10,000円~20,000円が一般的です。
また、1段のものか2段のものかで、値段が変わってきます。
気軽に飾れるアレンジメントフラワー
アレンジメントフラワーはカウンターや棚の上に気軽に飾ることができるフラワーギフトです。
華やかにまとまったお花が、お店の中をぱっと明るく演出してくれます。
小さなスペースにも飾ることができるので、相手の負担になりにくいです。
贈るお店のイメージカラーやコンセプトなどを盛り込んで、オーダーメイドで贈ると喜ばれるでしょう。
アレンジメントフラワーの相場は3,000円~15,000円ほどです。
使う花や花器によって、値段は変わってきます。
手渡しのあたたかさがある花束
お花のプレゼントの定番といえば花束ですよね。
直接会って開店祝いを渡すのであれば、花束もおすすめです。
しかし、花束から花を出して、花瓶に挿すといった手間がかかります。
開店直後では忙しかったり、花瓶が用意できないこともあるかもしれません。
相手の様子を伺って、花束でも大丈夫か判断しましょう。
花束の相場は、サイズや使う花によってバラバラですが、3,000円~20,000円が一般的です。
しかし、高級感が欲しいのであれば、少なくとも5,000円以上にしましょう。
飲食店や病院などに!プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、特殊な加工を施すことでその美しさを「保存」したものです。
日光に当てたり水やりを行う手間がかからないので、相手の負担になりません。
また、枯れることもないので、衛生面でもおすすめです。
生花のような香りもないので、病院や診療所、飲食店などの開業祝いによく利用されています。
保存状態に気を付ければ、5年以上長持ちさせることも可能です。
プリザーブドフラワーの相場は、花の大きさや量によって変わりますが、5,000円~10,000円が一般的です。
さわやかな観葉植物
お花以外にも、開店祝いには観葉植物も喜ばれます。
観葉植物などの鉢植えは「根付く」という意味があり、商売においてはとても縁起が良いと言われています。
お花のような華やかさはそれほどありませんが、癒しやリラックス効果を与えてくれます。
お店やオフィスに長く飾れるものなので、大切に育ててもらえるでしょう。
観葉植物の相場は、大きさや種類によって異なります。
ミニサイズのものであれば、1,000円程度で購入できます。
大型の観葉植物の場合は、15,000円~30,000円ほどが一般的な相場です。
開店祝いに胡蝶蘭がよく選ばれる理由
開店祝いのお花と言えば胡蝶蘭のイメージがありますよね。
確かに胡蝶蘭は綺麗ですが、実は他にも選ばれている理由があるのです。
ここからは、胡蝶蘭がよくお祝いのシーンに選ばれている理由をご紹介します。
理由が分かれば、胡蝶蘭の魅力をさらに知ることができますよ。
華やかさと高級感がある
胡蝶蘭の花が咲くと、蝶がひらひらと舞っているように見えます。
その花姿はとても美しく、高級感もあります。
さらに、3本立ち、5本立ちと本数が増えるほどゴージャスな印象になります。
白い胡蝶蘭は清潔感と高級感をかもしだし、お店やオフィスの中がぱっと明るくなります。
胡蝶蘭の華やかさと豪華さは、開店の門出を祝うのにぴったりなのです。
縁起の良い花言葉
胡蝶蘭の花言葉は、「幸福が飛んでくる」です。
お店を開店して、これから頑張っていく人へぴったりの花言葉ですね。
また、胡蝶蘭には花の色別にも花言葉があります。
定番である白い胡蝶蘭には「清純」という花言葉があり、新たな門出を祝うのにふさわしいお花です。
この縁起の良さから、胡蝶蘭は開店祝い以外にも様々なお祝いのシーンで選ばれています。
花持ちが良い
胡蝶蘭はその美しさだけでなく、花持ちの良さも人気の理由です。
一般的な切り花などは数日で枯れてしまうものが多いですが、胡蝶蘭は1~2か月ほど花が咲き続けます。
また、品種によっては4~5か月ほども咲くものもあります。
せっかくお祝いに贈る花ですから、できるだけ長く咲いていてほしいですよね。
このような理由から、胡蝶蘭はお祝いのシーンでよく選ばれているのです。
開店祝いを贈る人別の相場
開店祝いのお花を贈るとき、「どれくらいの金額のお花にしよう…」と、迷ってしまいますよね。
そんな時は、贈り先との関係性や親密さを判断基準にしてみましょう。
しかし、お祝いしたいという気持ちが一番大切なので、それを踏まえて参考にしてみてください。
家族や親族
プライベートで深い関係にある家族や親族などへの開店祝いのお花の相場は、10,000円~30,000円ほどです。
実の親や子など、特に親しい関係性にある場合は、50,000円以上になることもあります。
それほど、新しい門出を祝ってあげたい気持ちが大きいということですね。
家族や親族には、胡蝶蘭やスタンド花など、華やかなお花を贈るのがおすすめです。
また、家族であれば、開店前にどんなお花がいいかリクエストを聞いても良いかもしれませんね。
友人や知人
友人や知人に開店祝いのお花を贈るときの相場は、5,000円~10,000円ほどです。
知人へは5,000円程度で、特に親しい親友であれば10,000円というふうに、関係性の深さによって金額が変わる傾向があるようです。
友人や知人へ開店祝いのお花を贈るときは、相手の負担になりすぎないものを選びましょう。
フラワーアレンジメントや小さめの観葉植物などがおすすめです。
また、ミニサイズの胡蝶蘭であれば、飾るスペースもそれほど必要ないのでおすすめです。
ビジネスシーン
仕事の取引先など、ビジネスシーンにおける開店祝いのお花の相場は、10,000円~30,000円が一般的です。
贈り先との関係性によって変わってきますが、重要な取引先などへは50,000円を超えることもあります。
また、贈る花は、胡蝶蘭や大きめのスタンドフラワーなど、華やかで上品なものを選びましょう。
胡蝶蘭は、お花が咲き終わった後に鉢を回収してくれるお店を選んでおくと相手の負担になりません。
開店祝いにお花を贈るときのポイント
開店祝いにお花を贈るとき、一緒に添えるものがあります。
大抵は、お花屋さんにお願いすると用意してくれます。
お花を購入する際に、よく確認しておきましょう。
これがないと、不躾な印象になることがあるので注意してください。
とくにビジネスシーンでは、相手の方に失礼のないように必ず以下の2つのものを添えましょう。
立札を忘れずに
開店祝いに贈る胡蝶蘭やフラワースタンド、観葉植物などには立札を付けましょう。
開店祝いは、他にもたくさんの方から贈られることでしょう。
立札があることで、誰から贈られたものなのか一目で分かるようになります。
また、自分と贈り先との関係性を周囲の方にも分かってもらえます。
開店祝いであれば、「祝開店」と朱書きするのが一般的です。
ビジネスシーンであれば、立札は必須と言えますが、たとえ親族や友人などの親しい間柄でも、立札は必ずつけましょう。
心のこもったメッセージを
立札とは別に、お祝いの言葉を綴ったメッセージカードも添えましょう。
ビジネスシーンであれば、少しかしこまった文章にしますが、プライベートで親しい関係であれば、手紙のような形でもかまいません。
お祝いの言葉に加えて、日ごろの感謝や素直な気持ちを、カードで伝えてみましょう。
贈るお花の花言葉などを踏まえても良いかもしれませんね。
きっと相手の方にも喜ばれるでしょう。
開店祝いにお花を贈るときの注意点
開店祝いにお花を贈るとき、注意しなければならない点があります。
せっかくのお祝いですから、気持ち良く受け取っていただきたいですよね。
知らずにいると、かえって失礼にあたってしまう場合があります。
開店祝いのお花を贈るときは、少なくとも以下の点に注意してください。
花の色に注意する
一般的に赤い花は「火事」や「赤字」を連想させると言われています。
そのため、開店祝いに赤い花を贈るのは避けるのがマナーです。
ただ、お店のイメージカラーが赤だったり、贈り先の好きな色が赤である場合は、相手に確認をとった上で贈ると安心です。
そうでない場合は、基本的に赤い花は避けるようにしましょう。
胡蝶蘭にも赤い種類がありますが、基本的には白にした方が無難です。
忌み言葉を使わない
メッセージカードには、お店にとって不吉なイメージの言葉を使わないようにしましょう。
例えば、「倒れる」「つぶれる」「閉じる」「燃える」「落ちる」「飛ぶ」「流れる」「壊れる」「失う」などです。
これらは、商売において縁起が悪い「忌み言葉」とされています。
知らずにこれらの言葉を使ってしまうと、誤解を招くことになりかねません。
メッセージが書けたら、事前に文章をよく見返して確認しておきましょう。
お届け日を事前に知らせておく
開店祝いのお花を贈る時は、事前にお花の形状やお届け日を贈り先に一報しておくと安心です。
贈り先によっては、スペースなどの関係でお花の受け取りを遠慮される方もいるかもしれません。
また、開店当日は忙しくて、お花の受け取りの対応ができない場合もあります。
事前にお届け日を相談しておくと、贈り先にスムーズに受け取ってもらえます。
開店日当日にお届けするのであれば、フラワーアレンジメントやスタンド花が良いでしょう。
開店日より前にお花を届けするときは、花持ちのよい胡蝶蘭や観葉植物がおすすめです。
開店祝いのお花を買うなら通販がおすすめ!
開店祝いに贈るお花は、通常のものとは少し違います。
サイズの大きなものだと、取り扱っているお店自体が少ないかもしれません。
また、じっくりお花を選ぼうと思ったら、時間と体力も必要です。
そのような理由から、開店祝いのお花は通販で購入するのがおすすめです!
その理由をご紹介しますね。
24時間いつでも購入することができる
開店祝いなどのお花は、大きな園芸店などに行かなければ購入できないことがあります。
また、お店に行けたとしても、自分の納得のいくお花を選んでいると時間がかかってしまうことも。
普段、お仕事や家事・育児に追われていると、ゆっくりお店に見に行くことも難しいですよね。
しかし通販であれば、24時間いつでもどこからでも開店祝いのお花を購入することができます。
空いた時間でマイペースにじっくりお花を選ぶことができますよ。
重いお花を運ばなくても済む
開店祝いに贈る花は、サイズが大きいものがたくさんあります。
ミニサイズのものであれば自分で運べるかもしれませんが、スタンド花となると自家用車での運搬は難しいでしょう。
しかし通販であれば、お届け先まで安全にお花を届けてもらえます。
自分で運んでいると、予期せぬトラブルでお花が損傷してしまう可能性もありますが、プロに任せておけば安心です。
お届け先にも安心して受け取ってもらえるでしょう。
さまざまな種類のものから選ぶことができる
せっかくの開店祝いのお花ですから、自分で納得のいくものや、こだわったお花を贈りたいですよね。
実際にお店に出向いても、好みのお花やちょうどいいサイズが見つからない場合があります。
開店祝いのお花を探して、何店舗も園芸店やホームセンターを巡るのは大変なことです。
そんなとき通販であれば、様々な種類のお花から選ぶことができますよ。
お花の種類や形状、サイズなど、あなたの好みに合うお花がきっと見つかるはずです。
通販で開店祝いのお花を買う時の注意点
通販で開店祝いのお花を買う時は、サービスやサポートがしっかりしているお店を選びましょう。
せっかくのお祝いのお花も、予期せぬトラブルによって損傷などがあると台無しになってしまいます。
お花はデリケートな生き物なので、様々なことを想定して、しっかり対応してもらえるお店で購入すると安心です。
自社配送をしてくれる花屋さんを選ぶ
お花の通販先と、配送業者が別々だと、急なお祝いや予期せぬアクシデントに対応が間に合わないことがあります。
しかし、自社配送してくれる花屋さんであれば、地域にもよりますが当日に配達してくれるところもあります。
お祝いのお花が急に必要になったり、追加のお花を贈りたいときなども安心です。
また、お花の配送のプロであれば、デリケートな胡蝶蘭やスタンド花も万全な状態で届けてもらえるでしょう。
事故品や枯れていた場合の補償があるところを選ぶ
開店祝いのお花は、業者さんに運んでもらうのが安心です。
しかし、なんらかの理由でお花に損傷があったり、枯れてしまっていた場合は、せっかくのお祝いが台無しになってしまいます。
そんなときはしっかりとした保障のある通販サイトを選びましょう。
お花は生き物であり、非常にデリケートです。
そんなお花を、安心して贈ることができる通販サイトを利用しましょう。
サイズはしっかり確認する
開店祝いのお花を贈るとき、贈り先にも相談しておよそのサイズを決めておきましょう。
贈り先は、他の方からもお祝いのお花を受け取られる可能性もあります。
お店のスペース的にも、飾ることができるお花の数や大きさは限られています。
ネット通販では、実際のお花の大きさが分かりにくいので、購入前にサイズをしっかり確認しておきましょう。
「届いてみたら想像以上に大きかった」となると、贈り先もスペースが足りず困ってしまうかもしれません。
相手に喜ばれる開店祝いのお花を贈ろう
開店祝いは、贈り先のお店の開店とその後の繫盛を願う贈り物です。
設置スペースやお届け日を贈り先と相談し、素敵なお祝いのお花が贈れるとよいですね。
お花の相場は、あくまで目安です。
お祝いしたい気持ちが一番大切なので、あまり値段にとらわれず、心のこもったお祝いを贈りましょう。