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珍しい観葉植物ランキング|レアで人気の品種を紹介

珍しい観葉植物 イメージ

ひと鉢置くだけで空間の印象を変えてくれる観葉植物の中でも、近年は「人と被らない」「個性を楽しめる」珍しい観葉植物に注目が集まっています。

ただ、見た目のインパクトだけで選ぶと、育て方や価格、市場での流通量が分からず迷ってしまうことも少なくありません。

そこで今回は、珍しい観葉植物の特徴や希少性を整理したうえで、レアで人気の品種をランキング形式で紹介します。

育てやすさやインテリアとの相性、購入時のポイントまで解説していくので、初めて珍しい観葉植物を取り入れる人にも役立つ内容です。

珍しい観葉植物の特徴とは

観葉植物の中でも「珍しい」といわれる種類には、見た目の個性や流通背景など、一般的な観葉植物とは異なる特徴があります。

単に高価であることや見慣れないことだけが理由ではなく、他にもいくつかの要素が重なって希少な存在として扱われてきました。

ここでは、珍しい観葉植物と呼ばれる理由を、見た目と流通、そして希少性という観点から整理していきます。

見た目の珍しさや流通量の少なさ

珍しい観葉植物とされる理由のひとつが、強い印象を残す見た目です。

葉に入る斑の入り方が不規則だったり、深い色合いや独特な光沢を持っていたりと、一般的な観葉植物とは明らかに違ってきます。

こうした特徴は突然変異や特定環境下でのみ現れることが多く、同じ姿の株が大量に揃わない点も特徴です。そのため流通量が限られ、園芸店や通販サイトで常に販売されているわけではありません。

見かけたときが購入の好機になることも多く、出会いのタイミング自体が特別な価値を持つ存在といえるでしょう。

希少性について

珍しい観葉植物の価値を支えているのが希少性です。

生育に時間がかかる品種や、増殖が難しい種類は生産数が自然と限られ、市場に安定供給されにくい傾向があります。

また、斑入りや特殊な色合いは遺伝が安定しない場合もあり、同じ特徴を保ったまま増やすには高度な管理が必要です。

その結果、一定の品質を満たした株のみが流通することになり、希少価値が高まっていきます。

希少性は価格だけでなく、所有する満足感や空間演出の特別感にもつながる要素といえるでしょう。

珍しい観葉植物ランキング【TOP10】

観葉植物の中でも「珍しい」とされる品種には、見た目の個性だけでなく、原産地や発見された地域、生産背景といった要素が深く関わっています。

熱帯雨林の奥地で見つかった原種や、限られた環境でしか安定生産できない品種は、自然と流通量が少なくなり、希少価値が高まりやすい傾向があります。

ここでは、珍しさの理由に加えて、それぞれの観葉植物がどの地域と関係しているのかにも触れながら、ランキング形式で紹介していきます。

1位|フィロデンドロン・ピンクプリンセス

フィロデンドロン・ピンクプリンセスが珍しいとされる最大の理由は、葉に現れるピンク色の斑が遺伝的に安定しにくい点にあります。

ピンクの発色は突然変異によるもので、すべての株で同じように現れるわけではありません。

原種であるフィロデンドロンは中南米の熱帯雨林を原産とし、ピンクプリンセスもその系統から園芸的に選抜された品種です。

現在流通している株の多くは、タイやインドネシアなどの東南アジアで増殖されたものですが、美しい発色を維持できる個体は限られます。

その結果、状態の良い株は流通量が少なく、希少価値が高まりやすい品種として扱われています。

2位|モンステラ・ボルシギアナ・バリエガータ

この品種が珍しい理由は、白やクリーム色の斑入り葉を安定して維持できる株が少ない点にあります。

モンステラはメキシコから中米にかけての熱帯地域が原産ですが、斑入り品種は自然界では極めてまれにしか見られません。

現在市場に出回るボルシギアナ・バリエガータは、主に東南アジアやヨーロッパのナーサリーで選抜・増殖された株です。

斑入りの性質により光合成効率が下がるため生育が遅く、量産が難しい点も特徴です。そのため、美しい模様を保った株ほど希少とされ、レア品種として認識されています。

3位|アロカシア・ブラックベルベット

アロカシア・ブラックベルベットは、独特な質感と管理の難しさが珍しさの理由です。

原産地は東南アジアのボルネオ島周辺で、熱帯雨林の湿度が高い環境に自生しています。

ベルベットのような濃緑の葉と白い葉脈は非常に特徴的ですが、高湿度と安定した温度を好むため、日本の一般家庭では育成環境を整える必要があります。

野生環境に近い条件で育てられた株が主に輸入されるため流通量は限られ、取り扱い店舗も少なめです。

その点からも、希少性の高い観葉植物として扱われています。

4位|ホヤ・リネアリス

ホヤ・リネアリスが珍しい理由は、一般的なホヤとは大きく異なる草姿にあります。

原産地はヒマラヤ山脈周辺から中国南部にかけての高地で、他のホヤ類とは異なり比較的涼しい環境に自生しています。

細く長い葉が垂れ下がる姿は独特で、流通しているホヤの中でも異彩を放つ存在です。

生産量が多くなく、安定供給が難しい点も特徴といえるでしょう。

原産地の環境再現が難しいことから栽培数が限られ、見た目の個性と入手しにくさが重なり、レアな観葉植物として知られています。

5位|アンスリウム・クラリネルビウム

アンスリウム・クラリネルビウムは、装飾性の高い葉を持つ原種系アンスリウムである点が珍しさの理由です。

原産地はメキシコ南部の熱帯林で、樹木の根元付近に自生しています。

ハート形の濃緑の葉に浮かぶ白い葉脈は非常に印象的ですが、成長がゆっくりで観賞用サイズになるまで時間がかかるのが特徴です。そのため、大量生産が難しく流通量も限られます。

花を楽しむ一般的なアンスリウムとは異なり、葉を主役に楽しむ点も、この品種ならではの希少性につながっています。

6位|ベゴニア・マクラータ

ベゴニア・マクラータは、水玉模様のような斑点を持つ葉姿が特徴的で、他のベゴニアと一線を画します。

原産地はブラジルの熱帯地域で、比較的湿度の高い環境に自生していました。

観賞用として流通する株の多くは海外で生産され、日本では輸入に頼るケースが一般的です。

斑点模様は品種固有の特徴ですが、形よく育った株は限られます。

流通量が安定しにくい背景もあり、珍しい観葉植物として扱われています。

7位|ディフェンバキア・リフレクター

ディフェンバキア・リフレクターが珍しい理由は、複雑でコントラストの強い葉模様にあります。

ディフェンバキア自体は中南米原産ですが、リフレクターは特定の模様が固定された園芸品種として扱われています。

一般的な品種に比べ流通量が少なく、専門店でしか見かけないことも珍しくありません。

加えて、生育段階によって葉色の印象が変わるため、完成度の高い株が市場に出にくい傾向があります。

生産数が限られ、葉模様も個体差が大きいため、好みの株と出会える機会が少ない点が希少性を高めています。

8位|フィカス・ウンベラータ・バリエガータ

フィカス・ウンベラータはアフリカ原産の樹木ですが、斑入りのバリエガータは突然変異から生まれた品種です。

斑入り株は生育が不安定で、育成途中で斑が消えてしまうことも少なくありません。

そのため、斑を保った状態で育った株は数が限られます。さらに、光量や剪定の影響を受けやすく、管理方法によって姿が大きく変わる点も特徴といえるでしょう。

通常種は国内流通が多いものの、バリエガータは生産数が少なく、見かける機会が限られる点が珍しさにつながっています。

9位|シンゴニウム・ネオン

シンゴニウム・ネオンは、中南米原産のシンゴニウム属から選抜された園芸品種です。

やわらかなピンク色の葉色が特徴ですが、この色味を安定して出すには光量や温度管理が重要になります。

とくに強光や低温環境では色が薄れやすく、理想的な状態を保つのが難しい側面があるのが特徴です。

一般的な緑葉のシンゴニウムに比べると生産量が少なく、特に色の美しい個体は限られます。

そのため、流通数が少なく、定番品種の中でもややレアな存在として位置付けられています。

10位|ストレリチア・レギネ

ストレリチア・レギネは南アフリカ原産の大型植物で、自然環境では屋外で大きく成長します。

観葉植物として流通する株は、室内向けに若い段階で育てられたものが中心です。

成長に時間がかかり、ある程度のサイズまで育てるには手間とスペースが必要になります。

また、十分な光量を確保できないと葉姿が乱れやすく、設置環境を選ぶ点も特徴です。

そのため大量生産が難しく、流通量も限られがちです。

存在感のある姿と育成背景から、レアグリーンとして扱われています。

珍しい観葉植物は育てにくい?

珍しい観葉植物は育てにくい?

珍しい観葉植物と聞くと、「管理が難しそう」「初心者には向かないのでは」と感じる方も多いかもしれません。

確かに、希少性の高い品種の中には、生育環境に強いこだわりが必要なものも存在します。

ただ一方で、見た目が個性的でも比較的育てやすい種類があるのも事実です。

ここでは、珍しい観葉植物が育てにくいといわれる理由を整理しつつ、どのような違いがあるのかを分かりやすく解説していきます。

育てにくい上級者向けの観葉植物とは

育てにくいとされる珍しい観葉植物には、原産地の環境条件を強く反映する品種が多く見られます。

たとえば先ほど紹介した「アロカシア・ブラックベルベット」や「アロカシア・アズラニー」、「アンスリウム・ワロクアナム」は、熱帯雨林由来の植物で、高湿度と安定した温度管理が欠かせません。

乾燥や急激な温度変化に弱く、少しの管理ミスでも葉傷みが起こりやすい点が特徴です。

さらに光量の調整も難しく、不足すれば生育が鈍り、強すぎれば葉焼けを招くことがあります。

日常的な観察と細かな環境調整が求められるため、栽培経験のある方に向いた上級者向けの観葉植物といえるでしょう。

育てやすい珍しい観葉植物もある

一方で、見た目に個性がありながら比較的育てやすい珍しい観葉植物も存在します。

「シンゴニウム・ネオン」や「ホヤ・リネアリス」は、一般的な室内環境に順応しやすく、特別な設備がなくても管理しやすい点が魅力です。

耐陰性があり、直射日光を避けた明るい場所であれば安定して育ちます。

水やりの頻度も控えめで済み、初心者でも扱いやすいでしょう。

希少性と育てやすさを兼ね備えた品種を選べば、無理なく個性的なグリーンを暮らしに取り入れられます。

珍しい観葉植物をインテリアと合わせるポイント

珍しい観葉植物は、それ自体に強い個性があるため、インテリアとの組み合わせ次第で空間の印象を大きく左右します。

ただ「レアだから」「人気だから」という理由だけで選ぶと、部屋の雰囲気とちぐはぐになってしまうことも少なくありません。大切なのは、部屋全体のテイストや色味を意識しながら、植物の魅力を引き立てる配置や品種を選ぶことです。

ここでは、珍しい観葉植物を暮らしに自然に取り入れるための考え方を、インテリア視点から紹介していきます。

部屋のテイストに合う品種を選ぶ

珍しい観葉植物を選ぶ際は、まず部屋のインテリアテイストと調和するかを意識したいところです。

たとえば、シンプルで無機質なモダンインテリアには、葉のフォルムが美しい「アンスリウム・クラリネルビウム」や直線的な印象を持つ品種がよく映えます。

一方、ナチュラルや北欧テイストの空間であれば、柔らかな葉姿を持つ「ホヤ・リネアリス」などが空間に自然になじみやすいでしょう。

植物単体の珍しさだけに注目せず、家具や床材、壁の色との相性まで考えることで、インテリア全体に統一感が生まれます。

葉の色や模様で空間にアクセントを加える

珍しい観葉植物の魅力は、一般的な緑葉とは異なる色味や模様にあります。ピンクや白の斑が入る「フィロデンドロン・ピンクプリンセス」や、独特な葉脈を持つ品種は、空間にほどよいアクセントを与えてくれます。

ただし、色や模様が強い植物を多用しすぎると、部屋全体が落ち着かない印象になるので注意してください。

アクセントとして取り入れる場合は、主役を一鉢に絞り、周囲はシンプルにまとめるとバランスが取りやすくなります。

葉色をインテリアの差し色として活用する意識が、洗練された空間づくりにつながるでしょう。

珍しい観葉植物はどこで購入できる?

珍しい観葉植物は、一般的なホームセンターや量販店では見かけにくく、購入先によって出会える品種や品質に大きな差が出やすいジャンルです。

せっかく希少な植物を迎えるなら、状態の良さや管理背景も含めて納得できる形で選びたいところでしょう。

ここでは、珍しい観葉植物を探す際に知っておきたい代表的な購入先と、それぞれの特徴について整理していきます。

実際のお店や専門店

珍しい観葉植物を確実に探したい場合は、観葉植物の専門店が心強いでしょう。

専門店では、流通量の少ない品種や原種系の植物を扱っていることが多く、仕入れルートや管理体制もしっかりしています。

スタッフが植物の特性を理解しているため、育て方や置き場所について具体的なアドバイスを受けられる点も魅力です。

また、同じ品種でも葉姿や斑の入り方を実際に見比べて選べるため、納得して迎えることができます。

価格はやや高めになる傾向がありますが、品質や安心感を重視する人には適した購入先といえるでしょう。

オンラインショップ

近年は、オンラインショップでも珍しい観葉植物を取り扱うケースが増えています。実店舗に足を運ばなくても、多数の品種を比較できる点は大きなメリットでしょう。

とくに地方在住で専門店が近くにない人にとっては、選択肢が一気に広がるのが魅力です。

一方で、実物を確認できないため、写真や説明文を丁寧に読み取る必要があります。

ショップごとに品質管理や梱包の丁寧さに差があるため、実績やレビューを確認して選ぶことが大切です。

サイトによっては実物が届かないなどトラブルがあるので注意しましょう。

珍しい観葉植物の価格相場

珍しい観葉植物の価格は、品種の希少性やサイズ、斑の入り方によって大きく変わります。

比較的入手しやすい品種であれば数千円台から見つかることもありますが、人気の高い斑入り種や原種系になると数万円、数十万円になるケースも珍しくありません。

また、同じ品種でも状態の良し悪しで価格差が生じやすい点も特徴です。

価格だけで判断するのではなく、成長段階や管理状況を含めて検討すると後悔しにくくなります。

相場感を知っておくことで、適正な価格かどうかを見極めやすくなるでしょう。

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