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お正月飾りで縁起が良い花特集|お正月におすすめな植物の種類を紹介

正月 花 おすすめ イメージ

新しい一年の始まりであるお正月は、空間に飾る花や植物にも縁起の良さを意識したいものです。

梅や松、胡蝶蘭などは、古くから祝いの場で親しまれてきた存在であり、飾るだけで晴れやかな雰囲気を演出してくれます。

ここでは、お正月飾りにふさわしい縁起の良い花や植物を中心に、それぞれの意味や取り入れ方をわかりやすく紹介します。

玄関や室内に飾る際の考え方も押さえながら、お正月らしい装いを楽しむヒントをお届けします。

お正月飾りに縁起がよい花特集

お正月は、新しい一年の始まりを祝う大切な節目であり、飾る花にも特別な意味や願いが込められてきました。

見た目の華やかさだけでなく、古くから受け継がれてきた縁起や花言葉を意識することで、空間全体に前向きで清らかな印象を与えられます。

ここでは、お正月飾りとして多くの人に選ばれてきた代表的な花を取り上げ、それぞれがなぜ新年にふさわしいとされているのかを、由来や意味とともに紹介していきます。

梅は、厳しい寒さの中でもいち早く花を咲かせることから、「忍耐」「希望」「新しい始まり」を象徴し、「子孫繁栄」として縁起の良い花とされてきました。

冬の終わりを告げる存在でもあり、新しい一年の始まりを迎えるお正月と重なる点が選ばれる理由の一つです。

また、花がほころぶ様子は希望や前進を連想させ、停滞せず物事が動き出すことを願う意味も込められています。

学問や成長を連想させる存在として扱われることもあり、門出を祝う花として親しまれてきました。

古くから和歌や絵画にも多く登場し、日本文化との結びつきが深い点も、お正月飾りにふさわしい背景といえるでしょう。

菊(マム)

菊は、日本文化において特別な意味を持つ花で、長寿や繁栄を象徴する存在として古くから重んじられてきました。

「菊を飾ると福が来る」「菊を生けると良い子に育つ」とも言われ、縁起がいい花としてお正月に飾られます。

邪気を払う花として扱われてきた背景もあり、新しい年を清らかな気持ちで迎えたいという思いから、お正月飾りに用いられてきました。

菊には和菊と洋菊があり、和菊が海外でこう配され広がった品種がマムとして日本にも輸入されるようになりました。小さな形のピンポンマムや大きな品種など形や色も種類が豊富で、アレンジメントとしても選びやすく飾りやすくなっています。

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、蝶が舞うような優雅な花姿から、幸福や飛躍を象徴する花として縁起物と考えられてきました。花が上向きに連なって咲く姿は、運気の上昇や明るい未来を連想させ、新年を迎える場にふさわしい存在です。
蝶が飛ぶ姿を連想させることから、「幸福が飛んでくる」という花言葉があり、格式が高いことからお祝い事によく使われてきました。

開店祝いや祭典などのお祝い事から、お葬式などの供花までどんな場面でも使われているのが特徴です。

お祝い事には鉢植えで贈ることで「幸せが根付く」という意味を込めることができます。

家庭用だけでなく来客を迎える場にも取り入れやすく、お正月飾りとして選ばれてきました。

福寿草

福寿草は、その名に「福」と「寿」を含むことから、新年を象徴する縁起花として親しまれてきました。もともとは、春一番に咲く花が「春(福)を告げる花」として、「福告ぐ草」と呼ばれたのが名前の由来です。そこからフクジュソウという名前になり、「福寿草」というめでたい漢字が付けられました。

旧正月の時期に明るい黄色の花を咲かせるため、幸福や希望を招く存在として扱われています。寒さの残る季節に花をつける姿は、困難を乗り越えて福を迎える象徴とも受け取られてきました。
旧正月の時期に花を咲かせることから、見頃は2月〜4月頃となります。お正月飾りとしては、時期を調整したハウス栽培のものが多く流通しています。

お正月飾りに使われる縁起が良い植物

お正月飾りには、花だけでなく植物そのものが持つ意味や成長の特徴に注目して選ばれてきたものが多くあります。

古くから日本では、自然の力に神聖さを見出し、生命力や繁栄を象徴する植物を新年に飾る風習が受け継がれてきました。特にお正月は一年の始まりであることから、長く青々とした姿や、力強く伸びる様子を持つ植物が好まれています。

ここでは、お正月飾りに欠かせない縁起の良い植物について、その理由を詳しく紹介します。

竹は、まっすぐに伸びる姿と成長の早さから、「成長」「発展」「出世」を象徴する植物としてお正月飾りに用いられてきました。

竹は常緑樹で厳しい環境でも常に緑色を保ちます。また折れにくく、しなやかに育つ性質は、困難を乗り越えながら前進する姿と重ねられていることから「強い存在」として考えられてきました。

また、節を持ちながら成長することから、節目を大切にするという意味合いとも結びついています。

竹は門松に使われる代表的な植物であり、新しい一年の健やかな成長を願う象徴です。

松は一年を通して葉を落とさない常緑樹であることから、「永遠」「不老長寿」を象徴する植物とされています。冬の寒さの中でも青々とした姿を保つことから、変わらない強さや安定を願う意味が込められてきました。

また、古くから神が宿る木と考えられ、神聖な存在として扱われてきた背景もあります。
また、お正月の縁起がいい飾りとして、「松竹梅(しょうちくばい)」があげられます。これは「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」から来ていて、冬の寒い時期に濃い緑で元気なさまや花をつけることから、人間の理想像として重ねられました。それが日本に伝わったときにおめでたい象徴として広まったとされています。

南天

南天は、その名前が「難を転じる」と読めることから、厄除けや災いを遠ざける縁起植物としてお正月飾りに用いられてきました。

赤い実をたくさん付ける姿は、華やかさとともに豊かさを感じさせます。

江戸時代には南天の木を庭に植えるのが広まりました。家の外にお手洗いがあったときに、「南天手水(なんてんちょうず)」としてトイレ(厠)の前に植えていたとされています。その名の通り、南天の葉で手を清めることから、不浄を清めたり、厄払いとして使われてきました。

また、寒い時期でも実が落ちにくい性質を持つため、安定や守りの象徴としても親しまれています。

一年を無事に過ごしたいという願いを込めやすい植物です。

千両

千両は、冬の寒さ厳しい時期に枝いっぱいに実をつける姿から、金運や商売繁盛を象徴する植物として知られています。

赤い実が上向きにつくことから、運気が上がるというイメージとも結びついてきました。

名前の由来となった千両は当時のお金の単価で、今でいう1憶7000万円といわれてます。その大金をイメージしたこの植物は「富」「繁栄」を象徴し、「商売繁盛」の縁起物として広まったとされています。

お正月は新たな一年の繁栄を願う行事であるため、豊かさを連想させる千両は縁起の良い植物として選ばれてきました。

見た目にも分かりやすい縁起性を持ち、正月飾りに取り入れることで華やかさと願いを同時に表現できます。

お正月に飾る縁起のいいおすすめな花

お正月に飾る縁起のいいおすすめな花

お正月に飾る花は、華やかさだけでなく、新しい一年の始まりにふさわしい意味を持つものが選ばれてきました。

古くから日本では、花の咲く時期や姿、名前の印象などを通して、無事や繁栄を願う風習があります。

お正月は心身を整え、新たな気持ちで一年を迎える大切な節目だからこそ、清らかさや希望を感じさせる花が好まれてきました。

ここでは、お正月飾りとして親しまれている花について、縁起が良いとされる理由を詳しく紹介していきます。

水仙

水仙は、寒さの厳しい冬の12月頃から早春4月頃にかけて花を咲かせる多年草で、逆境の中でも凛とした美しさを保つ姿が縁起の良さにつながっています。

冬の景色の中で可憐な花をつける様子は、新年に向けた希望や再生を象徴すると考えられてきました。

また、中国では古くから「水の仙人」と呼ばれ、清らかさや長寿を意味する花として親しまれています。中国では「ラッキーフラワー」とされ、玄関に置いたりお正月に飾ったりと厄払いとして飾られる縁起がいい花です。

日本でもその清潔感ある姿と香りが、お正月の静かな空間に調和するとされ、飾り花として定着しました。

ユリ

ユリは、大きく堂々とした花姿と気品ある佇まいから、特別な節目を彩る花として用いられてきました。お祝いから供花として幅広く使われる花になります。

花がまっすぐに伸びて咲く姿は、運気の上昇や前向きな歩みを連想させるのでお正月のめでたい場面にぴったりです。

切り花として長持ちするので、飾る際にとても重宝します。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ともいわれるほど美しい花であるユリですが、健康にも役立つのをご存じですか。実はユリの球根は漢方で心身症のような症状の時に使うのです。

このことからもユリは健康の象徴ともなり、お正月に花を添える存在になるでしょう。

葉牡丹

葉牡丹は、冬でも色鮮やかな葉を保つことから、生命力や変わらぬ繁栄を象徴する植物としてお正月に飾られてきました。

お正月飾りとして使われだした理由は、幾重にも重なる葉の形が牡丹の花に似ていることから、使われ始めました。

牡丹は「百花の王」といわれ別名「富貴花」と呼ばれています。その為もともとは高価である牡丹を正月飾りとして使っていましたが、寒さにも強く安価な葉牡丹で代用するようになり、その風習が広がっていきました。葉牡丹も牡丹と同じように「幸福」や「富」を象徴します。

また、紅白の葉色は祝い事と相性抜群です。

葉牡丹自体の花言葉も「祝福」「利益」「愛を包む」など縁起が良く新年にぴったりです。

お正月におすすめな観葉植物

お正月は花だけでなく、観葉植物を取り入れることで、空間に落ち着きと清々しさを添えられることができます。

2025年の年末に新しい観葉植物を迎えて、新年のスタートを縁起がいい観葉植物とともに迎えてみるのはいかがでしょうか。

観葉植物は管理がしやすく、飾る期間を選ばない点も魅力のひとつでしょう。

ここでは、お正月飾りとして選ばれることの多い観葉植物の中から、縁起の良さと飾りやすさを兼ね備えた種類を紹介していきます。

ミリオンバンブー

ミリオンバンブーは、まっすぐに伸びる茎と力強い印象から、お正月の縁起物として人気の高い観葉植物です。

竹のような見た目をしていますが、実際はドラセナの仲間で、室内でも育てやすい点が特徴といえるでしょう。

名前に含まれる「ミリオン」は「たくさんの幸せ」という意味があり、金運や繁栄を願う意味合いで飾られることが多い植物です。

水耕栽培でも楽しめるため、玄関やリビングなど場所を選ばず取り入れやすく、新年の清らかな空気感を演出してくれます。

幸福の木

幸福の木は、その名の通り「幸せを呼ぶ植物」として知られ、お正月に飾る観葉植物としても定番の存在です。

正式にはドラセナ・マッサンゲアナと呼ばれ、鮮やかな緑の葉に黄色の斑が入る姿が、空間を明るく見せてくれます。

常緑で一年中葉を楽しめることから、「家運が続く」「良い流れを保つ」といった前向きな意味合いで選ばれることが多いようです。

耐陰性があり、寒い時期でも管理しやすいため、お正月の室内装飾としても無理なく取り入れられるでしょう。

お正月について

お正月は一年の始まりを祝う、日本ならではの大切な行事です。

年神様を迎え入れ、新しい年の無事や家族の健康、商売繁盛などを願う期間として、古くからさまざまな風習が受け継がれてきました。

その中でも、お正月飾りや花を用いたしつらえは、空間を華やかにするだけでなく、意味や願いを形にする役割を担っています。

ここでは、お正月飾りの基本的な考え方や、お花を飾る理由、飾る場所の考え方について順に見ていきましょう。

お正月飾りとは

お正月飾りとは、年神様を迎えるために家の内外に飾るしつらえの総称です。

門松やしめ縄、鏡餅などが代表的で、これらは年神様が迷わず家に訪れ、滞在できるよう目印や依代としての意味を持つと考えられてきました。

単なる装飾ではなく、神様を迎える準備としての役割があり、飾ることで新年の清めと区切りを表現します。

地域や家庭によって形や習慣は異なりますが、「新しい年を清らかな気持ちで迎える」という本質は共通しているといえるでしょう。

お正月のお花を飾る理由とは?

お正月にお花を飾る理由は、新年の始まりにふさわしい生命力や瑞々しさを空間に取り入れるためです。

冬は植物の動きが緩やかになる季節ですが、その中でも花を咲かせる植物は「困難な中でも芽吹く力」の象徴とされてきました。

また、紅白や鮮やかな色合いの花は、お祝いの気持ちや晴れやかな雰囲気を演出します。

年神様を迎える場を整える意味合いに加え、家族が新しい年を前向きな気持ちで過ごすための心の区切りとしても、お花は重要な存在といえるでしょう。

お正月飾りのお花はどこに飾る?

お正月のお花は、年神様を迎える場所や人の目に触れやすい空間に飾るのが一般的です。

代表的なのは玄関で、外からの気を受け止め、家の中へと良い流れを導く役割を担います。

また、リビングや床の間は家族が集まる場所であり、新年の祝いを共有する場として適しています。

キッチンや水回りに飾る場合は、清潔感を意識した小ぶりなアレンジがおすすめです。

空間の用途や動線を考えながら配置することで、無理なくお正月らしさを取り入れられます。

お正月にお花を飾るときに気をつけること

お正月にお花を飾るときに気をつけること

お正月のお花は、新年を華やかに彩る存在である一方、飾り方や時期を誤ると、本来の意味や雰囲気を損ねてしまうこともあります。

お祝いの気持ちを大切にするからこそ、昔から受け継がれてきた考え方や、空間との調和を意識したいところです。

ここでは、お正月に花を飾る際に知っておきたい基本的な注意点として、「飾る期間」と「飾る場所との関係性」に焦点を当てて解説していきます。

お正月飾りには期間がある

お正月に飾る花や飾りには、ふさわしい期間があるとされています。

年神様を迎える準備として12月28日頃から飾り始め、松の内と呼ばれる期間まで楽しむのが基本的な考え方です。

松の内は地域によって異なり、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされることが多く、この期間がお正月飾りを置く目安になります。

期間を過ぎても飾り続けると、季節感が薄れてしまい、新年の区切りが曖昧になる印象を与えかねません。

花がきれいに咲いていても、時期を意識して片付けることで、行事としてのお正月を大切にしている姿勢が伝わります。

掛け軸に飾ってる植物を飾るのを避ける

お正月では床の間に掛け軸も飾ります。お正月の縁起物として、床の間に「吉祥文」と呼ばれる掛け軸を飾るのが習わしです。

その柄は、松竹梅、南天や水仙、鶴亀や海老、鳳凰、龍、麒麟、扇、小槌、ひょうたん、富士山や初日の出など縁起がいいものが描かれています。

しかし、同じ意味合いの植物を飾ると意味が重複してしまうので注意が必要です。

飾るとするなら同じ場所を避けて違う空間に飾るようにしましょう。

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新しい一年の始まりを彩るお正月のお花は、見た目の華やかさだけでなく、縁起や意味合いも大切にしたいものです。

 

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