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初心者でも安心!暑さに強い観葉植物の選び方と育て方のポイントを紹介

夏に強い観葉植物 イメージ

夏の暑さが厳しくなる時期、観葉植物を育てるうえで気になるのが「高温への強さ」です。初心者の方でも失敗しにくい観葉植物は、選び方や育て方のポイントを押さえることで、夏でも元気に育てられます。

本記事では、暑さに強い観葉植物の特徴やおすすめの品種をはじめ、水やりや置き場所の管理方法など、夏を快適に過ごすための具体的なコツをわかりやすく紹介します。

見た目も涼やかでインテリアにも映える植物を取り入れて、季節を感じる暮らしを始めてみませんか?

初心者でも育てやすく暑さに強い観葉植物5選

夏の暑さが厳しくなる中でも、しっかり育ってくれる観葉植物は、初心者にとって心強い存在です。特に、暑さに強く、管理が比較的簡単な品種を選べば、初めてのグリーンライフでも失敗しにくいでしょう。

ここでは、見た目の美しさに加えて育てやすさにも定評のある5つの観葉植物を取り上げ、それぞれの特徴や育てる際のポイントについて詳しく解説します。

サンセベリア

サンセベリアはアフリカの乾燥地帯が原産の植物で、直立した肉厚の葉が特徴です。葉の表面にはワックス質があり、水分の蒸散を抑える構造になっているため、極端な乾燥や高温でも枯れにくいとされています。

さらに根の成長が遅く、水やりの頻度も少なくて済むため、初心者でも管理しやすいです。

また、サンセベリアは、空気清浄効果があるといわれ、室内インテリアとしても人気が高まっています。

日差しの差し込む明るい窓際に置くだけで、しっかりと育つのも魅力のひとつです。

ユッカ(青年の木)

ユッカはアメリカ南部から中南米の乾燥地帯を原産とする植物で、剣のように尖った硬い葉と太く丈夫な幹が特徴です。

強い日差しにもよく耐え、乾燥にも強いため、日本の蒸し暑い夏でも安定して育ちます。葉に光沢があり、屋外の明るい環境でも葉焼けしにくいのも利点です。

また、根が強く水をしっかり吸収できるため、水やりの頻度を抑えても枯れる心配が少ないので管理がしやすい点も魅力です。

初心者でも屋外・室内どちらでも手軽に楽しめる点が人気の理由となっています。

パキラ

パキラは中南米、特にメキシコからブラジルにかけて自生する熱帯性の植物です。手を広げたような葉と編み込み状の幹が印象的で、インテリア性にも優れています。

幹の中に水分を蓄える性質があるため、乾燥や暑さにも強く、夏場の水やりも控えめで問題ありません。日陰にも耐える性質があるため、室内でも育てやすく、植物の扱いに慣れていない方でも枯らす心配が少ないといえるでしょう。

ギフトとしても人気が高く、法人・個人問わず幅広い層に支持されています。

コルジリネ(コルディリネ)

コルジリネはニュージーランドや東南アジア、ポリネシア地域などの熱帯・亜熱帯を原産地とする植物で、葉が細長く、赤や紫などカラフルな葉色を楽しめるのが特徴です。

葉の表面に光沢があるため、強い日差しにも比較的耐性があり、暑さによって葉がダメージを受けにくい傾向があります。乾燥にも強く、風通しのよい場所であれば元気に育ちます。

華やかな見た目でありながら水やりの手間が少ないため、忙しい方や初心者にも向いている観葉植物です。

ポトス

ポトスはソロモン諸島原産の熱帯性つる植物で、初心者向け観葉植物の定番といえる存在です。葉はやや厚みがあり、光沢のあるワックス質でできており、蒸発を抑える効果があります。

高温多湿の環境でもぐんぐん成長し、明るい日陰でも育つため、直射日光を避ければ夏でも安心して育てられます。

また、水の与えすぎさえ避ければ病害虫も少なく、管理が簡単な点から、初めてのグリーンとしても選ばれることが多い植物です。

夏に強い観葉植物の選び方とは

暑さが厳しい日本の夏に植物を育てるには、適した種類を選ぶことが欠かせません。

特に観葉植物の中でも高温や乾燥に耐える性質を持つものは、初心者にも扱いやすく人気があります。

ここでは、夏に強い観葉植物を見極めるための代表的な特徴を4つ取り上げ、それぞれの意味と選ぶ際のポイントを解説していきます。

乾燥に強い性質をもつ

夏の暑さに強い観葉植物は、同時に乾燥にも強い傾向があります。これは原産地が乾燥地帯や亜熱帯地域であることが多く、少ない水でも生き延びられる構造を備えているためです。

サボテンや多肉植物に代表されるように、乾いた環境に慣れた植物は、水やりを多少忘れても枯れる心配が少ない点で初心者に適しています。

気温が高くなる夏場は蒸散量も増えますが、こうした性質を持つ植物であれば安心して育てられます。

水を貯えることが出来る

夏に強い観葉植物は、体内に水を蓄える性質を持っていることが多いです。たとえば、パキラやサンセベリアなどは幹や葉に水分を保持する能力があり、暑い季節に水切れを起こしにくい点が特長とされています。

このような植物は、土が乾き気味でもしばらく元気を保てるため、水やりの頻度を減らせるのもメリットです。

忙しい方や初心者には特におすすめで、過湿による根腐れのリスクも低くなるでしょう。

根や茎が太めなことが多い

暑さに耐える観葉植物には、太くて丈夫な茎や根を持つ種類が多く見られます。

これらの構造は水分や栄養を効率よく吸収・蓄積するのに役立ち、土の中の水分が減少しやすい夏の時期でも安定した成長を支えてくれます。

例えば、ユッカやドラセナのように茎がしっかりしている植物は、乾燥環境にも順応しやすい傾向があります。根が浅く広がるタイプではなく、しっかりと張る性質があるかも選ぶ際のポイントとなります。

葉っぱが厚くワックス質が特徴

暑さに強い観葉植物は、葉が厚く、表面にワックスのような質感を持っていることが多いです。これは、乾燥を防ぎ、水分の蒸発を抑えるための適応といえます。代表的な例としては、ポトスやコルジリネなどが挙げられ、つやのある葉を持つ植物は夏場でも葉焼けしにくく、室内の光でも十分に育ちます。

葉の構造を見ることで暑さへの強さを判断できるため、購入時には葉の厚さと質感を意識して選ぶとよいでしょう。

夏に強いおすすめな人気植物

夏に強いおすすめな人気植物

夏場の高温多湿な気候でも元気に育つ植物を選ぶことは、植物を長く楽しむうえで大切なポイントです。観葉植物は「花」を楽しむというよりも、葉の美しさや姿のバランスをインテリアとして楽しむことが多いです。

ここでは、夏に強く管理のしやすくインテリアとしても近年人気な「サボテン」と「多肉植物」の魅力について解説します。

サボテン

サボテンは中南米やアメリカ南部の乾燥地帯が原産で、極端に乾燥した環境でも生き抜くことができる構造を持っています。

最も特徴的なのは、葉がトゲに変化しており、蒸散による水分の損失を防ぐ役割を果たしている点です。また、茎にはたっぷりと水を蓄えることができるため、夏の暑さや乾燥にも負けずに元気に育ちます。

日当たりと風通しの良い場所に置けば、病害虫の被害も少なく、管理が非常に簡単で、忙しい方や初心者にもおすすめです。

さらに、種類も豊富です。縦に細長く伸びる形状の柱サボテンや、丸くてずんぐりした形の球サボテンなど、個性的な形状やサイズ感を楽しめることから、インテリアとしても注目されています。

多肉植物

多肉植物は、アフリカや中南米、アジアの乾燥地帯を中心に広く分布しており、葉や茎に水分を蓄える構造を持つ植物の総称です。そのため、暑さや乾燥に非常に強く、夏の強い日差しや高温下でもダメージを受けにくい傾向があります。

種類によっては葉の表面にワックスのような被膜を持ち、蒸散を防ぐ役割を果たしているものもあります。

色や形のバリエーションが豊富で、見た目にも楽しめることから、近年はプレゼント用としても人気です。

育て方は比較的シンプルで、風通しの良い明るい場所に置き、水やりは土がしっかり乾いてから控えめに行うだけで問題ありません。初心者でも失敗しにくいという点でも、多肉植物は夏の観葉植物として非常に優れています。

夏に強い観葉植物を育てるコツ

暑さに強い観葉植物を選んでも、環境や管理方法を誤ると本来の力を発揮できないことがあります。夏は日差しや気温、湿度が大きく変化する季節であり、植物にとっても負担がかかる時期です。

ここでは、夏の暑さを乗り切るために必要な育て方のポイントを4つの観点から解説します。

置き場所のポイント

夏に強い観葉植物でも、置き場所を間違えるとストレスの原因になります。風通しが悪い場所では蒸れやすくなり、病気のリスクが高まります。

暑さに強い観葉植物の置き場所は、基本的には明るい室内や日陰の屋外が適していますが、熱気がこもりやすい西日の当たる窓際やアスファルトの近くなどは避けた方が無難です。特にコンクリートのベランダは夜間も温度が下がりにくく、鉢の中が蒸れる可能性があるため注意が必要です。

朝から午前中にかけてやわらかい光が入る場所を選ぶと、植物にとってもストレスが少なくなります。

直射日光に注意

多くの夏に強い植物は日光を好みますが、日本の夏は直射日光が非常に強く、葉焼けを起こす原因になります。特に室内で育てていた植物をいきなり屋外に出すと、葉が茶色く変色することがあります。これを防ぐには、徐々に日差しに慣らす「慣光(かんこう)」というステップが効果的とされています。

遮光ネットやレースカーテンなどを使って、日差しを和らげる工夫を取り入れると安心です。

屋外管理の場合は、木陰や庇のある場所を活用するのもひとつの方法でしょう。

水やりの仕方

夏場は気温の上昇とともに蒸発量も多くなりますが、水やりの頻度を増やしすぎると逆に根腐れを招く恐れがあります。

基本的には土の表面が乾いてからたっぷりと与えるスタイルを維持することが重要です。

時間帯は、気温の低い早朝または夕方が適しており、昼間に水を与えると土中で急激に温度が上がり根を傷めてしまうこともあるため注意が必要です。

受け皿にたまった水は根の酸欠を引き起こす可能性があるため、こまめに捨てるようにしてください。

室内と屋外での管理の違い

室内と屋外では、温度・湿度・光量が大きく異なります。そのため、植物の種類や設置環境に応じて適切な管理が求められます。

たとえば屋外に出していた植物を室内に戻すときには、光量の急激な変化に注意しなければなりません。

また、室内では風が通りにくいため、エアコンの風が直接当たらない場所に置くとともに、定期的に窓を開けて空気を入れ替えることも有効です。屋外では雨が直接当たると病気の原因になる場合もあるので、屋根のある場所に移動させるなどの対応が必要になるでしょう。

夏に強い観葉植物によくある質問

夏に強い観葉植物によくある質問

夏の暑さに強い観葉植物は管理がしやすく、初心者にも人気がありますが、実際に育ててみるといくつかの疑問や不安に直面することもあります。育て方での疑問や、贈る場合や購入する場合に不安を感じる方も少なくありません。

ここでは、そうした夏の観葉植物に関する代表的な質問を取り上げ、それぞれ丁寧に解説していきます。

サイズは大きくなる?

観葉植物の多くは成長スピードが緩やかですが、ユッカやパキラなど一部の暑さに強い品種は環境が整えば比較的早く背丈が伸びる傾向があります。

鉢のサイズや日当たり、水やりの頻度によっても成長具合は左右されるため、定期的な植え替えや剪定が必要になることもあります。

室内で管理したい場合は、小型〜中型サイズを選ぶと扱いやすく、スペースの確保もしやすいでしょう。

大型に育つ品種でも、剪定でコンパクトに整えることで、長く楽しむことが可能です。

葉が黄色くなってしまった

葉が黄色くなる原因にはいくつかの要因が考えられますが、夏場に多いのは水の与えすぎや直射日光による葉焼けです。

特にポトスやパキラのような湿度を好む品種でも、土が常に湿った状態だと根が酸欠を起こし、結果的に葉の変色が起こることがあります。また、急な環境変化や通風不足もストレスの原因になるため、設置場所の見直しや風通しの改善も効果的です。

黄色くなった葉は早めに取り除くことで、株全体への影響を抑えることができます。

法人で贈るときにおすすめな植物は?

法人へのギフトとして観葉植物を贈る場合は、見た目の印象と管理のしやすさの両方を考慮する必要があります。

暑さに強くて縁起も良いとされる「ユッカ(青年の木)」や「パキラ」は、成長や発展の象徴としても人気があります。

また、サイズ感がありながらも比較的手がかからない「サンセベリア」もオフィスに適しています。法人向けでは陶器鉢やラッピングを施すと、よりフォーマルな印象となり、ビジネスシーンでも喜ばれやすいでしょう。

送料無料は安心?ネット購入で気をつけること

近年は観葉植物をインターネットで購入するケースが増えていますが、送料無料のサービスだけで選ぶのは注意が必要です。まず確認すべきは梱包の丁寧さや配送スピード、植物が発送中に傷まない工夫がされているかどうかです。

地域によっては配送不可や別途料金が発生する場合もあるため、送料欄の詳細を事前にチェックしておくと安心です。信頼できる店舗かどうかは、レビューや配送実績からも判断することができるでしょう。

夏に強い観葉植物を探すならフラワーギフトラボへ

夏の暑さにも負けず元気に育つ観葉植物を探しているなら、フラワーギフトラボのラインアップをご覧ください。

サンセベリアやユッカなど、初心者でも育てやすく、インテリア性の高い植物を多数取り揃えています。季節感を大切にしたギフトとしてはもちろん、自宅用にもおすすめです。

法人向けのお祝い用や、手軽に飾れるサイズ感のものまで選べる点も魅力のひとつです。

すべての商品に丁寧な梱包と明確な送料表示があり、ネット購入でも安心してご利用いただけます。ぜひこの機会に、夏に強い観葉植物をフラワーギフトラボで見つけてください。

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夏に強い観葉植物まとめ

暑さに強い観葉植物は、夏の室内や屋外でも育てやすく、初心者にもおすすめできるアイテムです。水を貯える構造や厚みのある葉など、選ぶ際に注目すべき特徴を知っておくと、長く美しく育てることができます。ユッカやポトスのような定番植物に加え、多肉植物やサボテンなど乾燥に強い種類も人気です。育て方のコツや水やりの注意点を押さえれば、真夏でも植物のある暮らしが快適に楽しめます。

迷った際には、フラワーギフトラボのラインアップも参考にしてみてください。