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アンスリウムの花言葉とは?色別の意味や贈る際の注意点・おすすめシーンまで紹介

つややかな光沢を持ち、南国の雰囲気を感じさせる花姿が魅力のアンスリウム。

インテリアグリーンやギフトとして人気の高いこの花には、少し刺激的で情熱的な花言葉が込められていることをご存じでしょうか?

本記事では、アンスリウムの基本的な花言葉に加え、色ごとの意味や贈る際の注意点、シーン別のおすすめ活用法まで、丁寧に解説していきます。アンスリウムをもっと深く知りたい方、プレゼントとして検討している方はぜひ参考にしてください。

アンスリウムとは?

アンスリウムは、中南米を中心とした熱帯アメリカ原産のサトイモ科の植物で、年間を通じて温暖な気候を好みます。湿度の高い森林に自生する種類が多く、独特な花姿とツヤのある葉が特徴的です。

日本では観葉植物としても人気がありますが、特に花のように見える部分で注目される存在となっています。

実際に「花」に見える部分は、実は花弁ではなく「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる葉の一種です。仏炎苞は光沢のある厚みをもったハート型で、赤やピンク、白、緑など多彩な色をもち、その中央から伸びる棒状の部分が「肉穂花序(にくすいかじょ)」という本来の花の集合体です。このユニークな構造が、アンスリウム特有の南国感やエキゾチックな雰囲気を生み出しています。

見た目のインパクトが強く、1輪でも十分に存在感を放つアンスリウムは、アレンジメントや花束のアクセントとしても高く評価され、ギフト用としても多くの人に選ばれています。さらに、切り花でも長持ちしやすいため、お祝いの場面やインテリアとしても重宝される魅力的な花のひとつです。

アンスリウムの花言葉

トロピカルな雰囲気とつややかな花姿で人目を引くアンスリウム。ここでは、アンスリウム全体に共通する代表的な花言葉をご紹介します。

  • 「情熱」
  • 「煩悩」
  • 「恋に悶える心」

それぞれの言葉には、この花ならではの印象や感情が込められています。それぞれの花言葉について、詳しく見ていきましょう。

「情熱」

アンスリウムの花言葉の中でも最もよく知られているのが「情熱」です。深い赤や鮮やかなピンクの花色、そしてまっすぐに伸びる肉穂花序が、まるで内に秘めた想いをまっすぐに伝えるような力強さを持ち、この言葉がぴったりと当てはまります。

恋愛の贈り物として選ばれることも多く、熱い気持ちをストレートに伝えたいときには心強い存在です。ただし、場合によっては強すぎる印象を与えることもあるため、贈る相手やタイミングには注意が必要です。

「煩悩」

やや意外な印象を与えるのが「煩悩」という花言葉です。アンスリウムの持つ濃厚な色彩や、どこか妖艶な花姿が、人の心を惑わせるような魅力を放っていることから、このような意味がつけられたといわれています。

一般的なフラワーギフトの中ではあまり見かけない花言葉ですが、ミステリアスな雰囲気を好む方や、個性的なプレゼントを贈りたいときには印象深い選択肢になるでしょう。贈る際には、その意味をしっかりと理解している相手に伝えるのが無難です。

「恋に悶える心」

もうひとつ印象的なのが「恋に悶える心」という花言葉です。この表現からは、抑えきれない恋心や切なさ、もどかしさといった、情熱とはまた異なる繊細な感情がにじみ出ています。アンスリウムの滑らかな質感と波打つような花弁の形が、感情の揺らぎや内面の葛藤を思わせることから、このような意味が付けられたと考えられます。

特別な恋愛感情を伝えるギフトとして用いると、言葉では表現しにくい想いを花に託すことができるかもしれません。

色別に見るアンスリウムの花言葉

色別に見るアンスリウムの花言葉

アンスリウムは、色によって与える印象が大きく異なり、それぞれに異なる花言葉が込められています。同じ花でも色によって意味が変わるため、贈り物として選ぶ際には色の持つイメージも大切なポイントです。

ここでは、代表的な4色の花言葉と、それぞれの色が持つ意味をご紹介します。

赤:「情熱」

赤いアンスリウムは、アンスリウムの代表的な色であり、そのつややかな光沢と深みのある赤色は、まさに「情熱」の象徴です。力強くまっすぐに伸びる姿が、強い想いをまっすぐに伝えるように感じられ、恋人やパートナーに気持ちを伝えるギフトとして人気があります。

感情を抑えきれないような激しい想いや、一途な愛情を表現するのにぴったりの色です。ただし、その分強い印象も与えるため、関係性や贈るシーンには注意を払うと良いでしょう。

ピンク:「飾らない美しさ」

ピンクのアンスリウムは、やさしく柔らかな印象を与える一方で、芯のある美しさを感じさせる花です。その花言葉は「飾らない美しさ」。

自己主張が強すぎず、自然体の魅力を持った人に贈るのにふさわしい色です。恋人だけでなく、親しい友人や家族への贈り物としても選びやすく、相手に対するやさしい気持ちや思いやりが自然と伝わるでしょう。可憐ながらも凛とした佇まいが、多くの人に愛される理由です。

白:「熱心」

白のアンスリウムは、清らかで凛とした美しさを持ち、どこか神聖な雰囲気を感じさせます。花言葉は「熱心」。純粋な想いを一心に伝えたいときや、何かに一生懸命取り組む人への応援の気持ちを表すギフトとして最適です。

控えめながらも気品のある佇まいは、ビジネスシーンやフォーマルな贈り物にもぴったりでしょう。インテリアとしても空間を清らかに整えてくれるため、幅広い用途で活躍します。

緑:「無垢な心」

緑のアンスリウムは他の色に比べてやや珍しく、どこか個性的で落ち着いた雰囲気が魅力です。その花言葉は「無垢な心」。自然や調和を連想させる色合いと、素朴ながらも深い存在感があり、穏やかな気持ちを届けたいときにおすすめです。

癒しを与えたい相手や、自宅の空間にリラックス感を取り入れたいときにもぴったりの一色です。植物の生命力やナチュラルさを感じさせる緑のアンスリウムは、贈る人の優しさが伝わる花といえるでしょう。

アンスリウムをギフトにする際のポイント

アンスリウムはその美しさや個性から、特別な贈り物としても人気の高い花となっています。ただし、花言葉や見た目の印象が強いため、贈る相手やシーンに配慮することが大切です。

ここでは、アンスリウムをギフトとして贈る際に押さえておきたいポイントを紹介します。

シーンや相手に応じた色を選ぶ

アンスリウムは色によって花言葉や印象が大きく異なるため、贈る相手やシーンに合わせて選ぶことが大切です。たとえば、恋人やパートナーへの贈り物には「情熱」を表す赤がぴったりですが、ビジネスシーンや目上の方に贈る際は、控えめで清潔感のある白や、落ち着いた印象の緑を選ぶと好印象です。

また、ピンクはやわらかくやさしい印象を与えるため、友人や家族へのギフトにも適しています。見た目の美しさだけでなく、色が持つ意味にも目を向けて選ぶことで、より気持ちの伝わる贈り物になるでしょう。

花言葉を添えたメッセージを伝えてみる

アンスリウムのように印象的な花には、花言葉を添えてメッセージカードを贈るのもおすすめです。「情熱」「飾らない美しさ」「無垢な心」など、色ごとの花言葉に合わせた言葉を一言添えるだけで、より深く気持ちが伝わります。

たとえば、赤いアンスリウムに「あなたへの情熱を込めて」、白いアンスリウムに「まっすぐな想いを込めて」といったメッセージを添えると、贈る側の意図がより明確になり、相手にも記憶に残りやすいギフトとなります。言葉にするのが難しい気持ちも、花言葉を通せば自然に伝えることができるかもしれません。

子ども・ペットに注意

見た目が美しく、インテリアにも映えるアンスリウムですが、実は茎や葉、花の部分に犬や猫などのペットにとって有害な成分が含まれています。シュウ酸カルシウムという物質が含まれており、万が一ペットが口にしてしまうと、口の中の刺激や嘔吐、食欲不振などの症状を引き起こす可能性があります。

小さな子どもがいる家庭でも、誤って触れたり口にしたりしないよう注意が必要です。

贈る相手の生活環境を事前に確認し、必要であれば「高い場所に置く」「手の届かない場所に飾る」といったアドバイスを添えることで、安心して楽しんでもらえるでしょう。

アンスリウムを長持ちさせるケア方法

アンスリウムは比較的丈夫で管理しやすい花ですが、正しい方法でお手入れをすることで、より美しい状態を長く楽しむことができます。

ここでは切り花と鉢植え、それぞれの場合における基本的なケア方法をご紹介します。

切り花の場合

切り花のアンスリウムは、しっかりとした仏炎苞とつややかな葉が特徴で、水揚げがよく、比較的長持ちするのが魅力です。まず花瓶に活ける前には、茎の切り口を斜めに切り戻して新しい断面を作ると、水を吸いやすくなります。水は少なめにし、茎の先端が1〜2cm浸かる程度にすると、腐敗を防ぎ清潔な状態を保ちやすくなります。

水替えは2日に1回を目安に行い、そのたびに茎の先端を少し切り戻すとさらに鮮度を保てます。アンスリウムは暑さにも強い反面、直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は避け、明るく風通しのよい室内で管理するのがおすすめです。適切にケアすれば10日〜2週間ほど美しさを保つことができるため、ギフトとして贈った後も長く楽しんでもらえる花です。

鉢植えの場合

鉢植えのアンスリウムはインテリアグリーンとしても人気があり、正しく育てることで年間を通して花を咲かせることも可能です。置き場所は明るい室内で、直射日光を避けたレース越しの光が差すような場所が理想的です。強い日差しは葉焼けの原因になるため注意が必要ですが、暗すぎると花つきが悪くなるのでバランスが大切です。

水やりは、表面の土が乾いてからたっぷりと与えるのが基本です。湿気を好む一方で過湿には弱いため、受け皿に溜まった水はしっかり捨て、風通しの良い場所で管理しましょう。特に梅雨時期や冬場の管理には注意が必要です。

また、定期的に液体肥料を与えることで花つきがよくなり、葉の色も美しく保てます。葉や仏炎苞のホコリを柔らかい布でふき取るなど、日々のケアを習慣にすることで、美しい姿を長く楽しむことができます。

アンスリウムの種類

アンスリウムにはさまざまな種類が存在し、その特徴や見た目、用途によって楽しみ方も多彩です。つややかな仏炎苞が目を引く品種から、葉を観賞するものまで、それぞれに異なる個性があります。ここでは代表的なアンスリウムの品種を5つご紹介します。

アンスリウム・アンドレアナム

最も一般的に流通している品種が「アンスリウム・アンドレアナム」です。

艶のあるハート型の仏炎苞が特徴で、赤やピンク、白などカラーバリエーションが豊富です。切り花や鉢植えとしても人気が高く、ギフト用としても定番。肉穂花序がしっかりと立ち上がる立体的な姿が美しく、1本でも存在感があります。初心者にも育てやすく、花もちもよいため長く楽しめる品種です。

アンスリウム・リリー

「アンスリウム・リリー」は、アンドレアナムよりもややコンパクトな印象の品種で、細長い葉や柔らかな印象の仏炎苞が特徴です。

ナチュラルな雰囲気があり、上品さと可憐さを兼ね備えた佇まいが魅力。色合いも柔らかく、ピンク系やパステル調の品種が多いため、やさしい雰囲気の空間にマッチします。飾る場所を選ばず、やさしい印象のギフトとしてもおすすめです。

アンスリウム・クラリネルビウム

クラリネルビウムは、花ではなく葉を主役として楽しむ品種です。大きくハート型のベルベットのような質感の葉に、白く浮き上がる太い葉脈が非常に美しく、観葉植物として人気があります。派手な色味ではなく、落ち着いたグリーンの中に繊細なデザイン性があり、インテリア性も抜群です。花を楽しむアンスリウムとは異なり、観葉植物好きに支持されている上級者向けの一鉢です。

アンスリウム・フーケリー

フーケリーもまた葉を楽しむタイプのアンスリウムで、波打つような葉の縁と力強い質感が特徴です。光沢のあるダークグリーンの葉は重厚感があり、モダンなインテリアにぴったり。花はあまり目立ちませんが、葉そのものの存在感がインテリアグリーンとして十分な美しさを放ちます。耐陰性や耐乾性も比較的あり、落ち着いた空間に溶け込む観葉植物として重宝されます。

アンスリウム・ジゾ

アンスリウム・ジゾはまだ珍しい品種ですが、独特な質感とスタイリッシュな印象が注目されています。葉のフォルムが個性的で、他のアンスリウムとは一線を画す雰囲気を持っており、インテリアのアクセントとしても映える存在です。

育て方としてはやや繊細な一面もありますが、珍しい品種ならではの魅力を求める方にはぴったりの一鉢です。個性的な植物を取り入れたい方におすすめです。

アンスリウムを贈るならフラワーギフトラボ

アンスリウムを大切な人へ贈るなら、品質とセンスにこだわったギフトを選びたいものです。そんなときは、ぜひフラワーギフトラボをご活用ください。

花の専門家が厳選した高品質な鉢物や切り花が揃い、季節や用途に応じた洗練されたラインナップが魅力です。法人ギフトやお祝い、記念日など、特別な贈り物にも最適なフラワーショップです。

アンスリウム8号 ピンク(ラスターポット付)

アンスリウム8号 ピンク

商品ページ:flower gift lab / アンスリウム8号 ピンク (ラスターポット付)

こちらの商品は、丸みのあるハート型のピンクの仏炎苞がやわらかな存在感を放ち、インテリアに上品な彩りを添えてくれる一鉢です。つややかな葉と淡いピンクの組み合わせがとても華やかで、女性への贈り物や開店祝い、誕生日祝いなど幅広い用途にマッチします。高さも約70cm前後と程よく、玄関やリビングなど、飾る場所を選ばず空間に映えるサイズ感です。

さらに、光沢のあるラスターポット付きで、届いてからそのまま飾れる手軽さも嬉しいポイント。清潔感があり、高級感も演出できるため、そのままギフトとしてお届けしても申し分ありません。丁寧な梱包と、贈るシーンに合わせたメッセージ対応も可能なので、心のこもったプレゼントとしてきっと喜ばれるはずです。

まとめ

つややかで印象的な見た目と、情熱的な花言葉をあわせ持つアンスリウムは、インテリアとしてもギフトとしても人気の高い花です。

今回ご紹介した「情熱」「煩悩」「恋に悶える心」といった独特な花言葉には、人の感情の深い部分に触れるような力強さがあり、色ごとに異なる意味も贈るシーンを彩ってくれます。赤やピンクのような恋愛をイメージさせる色だけでなく、白や緑といった落ち着いた色合いも選べるため、贈る相手に合わせて印象を調整できるのも魅力です。

アンスリウムを贈るなら、品質とセンスにこだわったフラワーギフト専門店「フラワーギフトラボ」での購入がおすすめです。想いを込めた一鉢が、きっと忘れられない贈り物になることでしょう。ぜひこの記事を参考に、アンスリウムの魅力を暮らしやギフトに取り入れてみてください。

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