ジューンブライドにおすすめな花束|6月に結婚式をする意味や由来も紹介
6月に結婚式を挙げる「ジューンブライド」は、花嫁が幸せになれると言われる特別な慣習です。日本でも人気のある結婚スタイルとして定着しています。
そんなジューンブライドを彩るのに欠かせないのが、花嫁を引き立てる美しい花束(ブーケ)です。
本記事では、ジューンブライドの意味や由来をはじめ、結婚式にぴったりな花束の選び方や花束の紹介、人気なブーケデザインの種類、結婚式に選ばれる花言葉を持つ花材まで幅広く紹介します。
ジューンブライドとは?6月の結婚式が人気の理由
ジューンブライドとは「6月の花嫁」という意味で、6月に結婚式を挙げた花嫁は幸せになれるという欧米の言い伝えに由来しています。この慣習は現在でも広く知られており、日本でも6月の結婚式は人気です。
ここからは、ジューンブライドが人気の理由やその由来、なぜ幸せになれると言われているのか、そして日本で定着した経緯について詳しく解説していきます。
ジューンブライドの由来と歴史
ジューンブライドの起源は、古代ローマ時代にさかのぼります。ローマ神話に登場する女神「ユノ(Juno)」は、結婚と家庭の守護神とされており、6月はこのユノにちなんだ月です。そのため、6月に結婚すると女神の加護を受けられ、家庭が円満に続くと信じられていました。
また、ヨーロッパでは冬が長く、春から夏にかけての季節は屋外での活動がしやすくなることから、6月は婚礼に適した月とされてきました。
こうした文化的・宗教的背景が重なり、6月の結婚=幸せという考え方が根づいていったと考えられています。
ジュ―ンブライドはいつ日本にやってきたの?
ジューンブライドの考え方が日本に紹介されたのは、昭和40年代(1960年代後半)といわれています。これは、ホテル業界やブライダル業界が梅雨時期の結婚式需要を高める目的で、欧米の文化を取り入れてPRを始めたことがきっかけでした。
当時の日本では6月の結婚式は敬遠されがちでしたが、「ジューンブライド=幸せになれる花嫁」というイメージが浸透するにつれ、6月の挙式を希望するカップルが徐々に増えていきます。
現在では、ブーケや装花のコーディネートを含めて6月ならではの演出が提案されるようになり、ひとつのブライダルトレンドとして定着しています。
ジューンブライドに人気な花束の選び方
ジューンブライドの花束を選ぶ際は、季節感や縁起の良さに加え、式のテーマや花嫁の衣装に合わせたカラーコーディネートが大切です。
ここでは、ジューンブライドのブーケでとくに人気の高いホワイト系やブルー系のカラーが好まれる理由と、近年注目されているテーマやトレンドについて具体的に紹介します。
ホワイト系・ブルー系のブーケがオススメな理由
白でまとめられた花束は結婚式の定番で、ウェディングドレスとの相性も抜群です。
また、「サムシングブルー」の言い伝えにちなんで、淡いブルーの花材を取り入れたブーケも人気があります。サムシングブルーとは、イギリスの伝承「マリッジリズム(Marriage Rhyme)」に由来する習慣の一つです。次の4つの“Something”を結婚式で花嫁が取り入れると幸せになるとされています。
- Something Old(なにか古いもの)
- Something New(なにか新しいもの)
- Something Borrowed(なにか借りたもの)
- Something Blue(なにか青いもの)
花嫁が青いものを身につけると純潔や誠実、永遠の愛を象徴し幸せになれるというこの言い伝えに基づき、青い花材をブーケに取り入れるケースが増えています。
ジューンブライドに人気のテーマ・トレンドとは
ジューンブライドのブーケや装花では、「ナチュラル」「クラシカル」「サムシングブルー」などのテーマが近年人気を集めています。
ナチュラル系では、ユーカリやかすみ草を多く使ったグリーンベースのクラッチブーケが好まれ、ガーデンウェディングやカジュアルな式場で選ばれています。
一方、クラシカルなテーマを選ぶ花嫁には、ラウンド型の白いバラを中心にしたブーケが支持されており、王道の上品さを演出できます。
さらに、「季節感を取り入れる」こともトレンドのひとつであり、アジサイなど6月に咲く花をアクセントに加えるケースも増えています。
デザインからジューンブライドの花束を選ぶコツ
ジューンブライドにふさわしい花束を選ぶとき、色や花材だけでなくブーケのデザインそのものも大きなポイントになります。ドレスのシルエットや会場の雰囲気、さらには花嫁の身長や雰囲気に合わせて形を選ぶことで、より全体にバランスのとれた印象を演出することが可能です。
ここでは代表的な4つのブーケデザインについて、それぞれの特徴や向いているシチュエーションを踏まえた選び方と一緒に商品もご紹介していきます。
(こちらで紹介した商品は、時期やタイミング、地域によりご用意できないことがあります。ご了承ください。)
ラウンドブーケ
ラウンドブーケは、その名の通り丸いドーム型に花をまとめた定番のデザインで、どの時代にも安定した人気を誇ります。特にジューンブライドのようなフォーマルな結婚式では、清楚でかわいらしい印象を与えられるこのスタイルが好まれる傾向があります。
使用される花材にはバラやトルコキキョウ、スイートピーなどが多く、色味をホワイトや淡いブルー系にすることで、より清涼感のある雰囲気になるでしょう。
ラウンドブーケはボリュームの調整もしやすいため、どのような体型やドレスにも合わせやすく、失敗の少ない定番なブーケの形です。
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キャスケードブーケ
キャスケードブーケは、滝のように花が流れるデザインが特徴で、格式のある教会式やホテル挙式に最適とされています。
縦に長く伸びる構成によって、エレガントでドラマチックな印象を与えられるため、クラシカルな演出を求める花嫁からの支持が根強いです。
ユリやデンファレ、デルフィニウムなどの花材がよく使われ、長さやボリュームによって華やかさを調整できます。特にトレーンの長いドレスとの相性が良く、全体のバランスが整いやすいのも魅力のひとつです。
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クラッチブーケ
クラッチブーケは、花を束ねたそのままの形を活かしたナチュラルなデザインで、カジュアルなウェディングスタイルにおすすめです。
ユーカリやラベンダー、かすみ草などのグリーン系の素材とあわせることで、季節感や自然らしさを演出できる点が特徴です。特にジューンブライドの季節には、湿気のある気候でも花材が軽やかに見えるため、全体の雰囲気を爽やかに保つことができます。
また、クラッチブーケは持ちやすく、撮影時や挙式の移動時にも扱いやすいため、機能性を重視する花嫁から選ばれる傾向があります。
ガーデンウェディングや少人数婚にもおすすめのデザインです。
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カラーブーケ
カラーブーケは、色の構成に重点を置いたブーケで、式のテーマカラーや花嫁の好みに合わせた表現ができる自由度の高いスタイルです。ジューンブライドでは、ホワイトとブルーを基調にしながらも、ラベンダーやグリーンを差し色として加えることで、梅雨時期ならではの涼しげな印象を与えることが可能です。
また、バラやラナンキュラス、アジサイなど、彩りの異なる花材を組み合わせることで、視覚的なインパクトも持たせることができます。
ブーケに季節の色や花を取り入れたい花嫁には、オリジナル性を重視できるこのタイプが最適です。全体のコーディネートと合わせて調整することで、一体感のある装花演出が実現できます。
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ジューンブライドに人気な花の花材|花言葉も紹介
ジューンブライドのブーケや花束に使用される花材は、見た目の美しさだけでなく、花言葉や季節感、合わせやすさも重視されています。
ここでは、ジューンブライドに特に人気の高い10種類の花材について、それぞれの特徴や花言葉、人気の理由、花束にしたときの組み合わせ方を紹介していきます。
バラ
バラは、ジューンブライドのブーケにおいて定番かつ最も人気のある花材です。気品ある姿と香りで、花嫁の美しさをより引き立ててくれます。
バラ全体の花言葉は「愛情」「美」とされ、長年にわたって結婚式の象徴的な花として愛され続けていました。さらに、バラは色ごとに異なる花言葉を持つことでも知られており、白は「純潔」、赤は「情熱」、ピンクは「感謝」など、意味を込めて色を選ぶことができます。
ジューンブライドでは、ホワイトや淡いピンクがよく選ばれ、ブルースターやかすみ草と組み合わせることで、優雅かつ清楚な雰囲気を演出できます。
花束の中心に据えられることが多く、全体の印象を左右する重要な花材といえるでしょう。
ブルースター
ブルースターは、星形に近い五枚花弁とやわらかな水色が特徴の小さな花で、ジューンブライドのブーケによく使われます。青い花を身に着けると幸せになれるという「サムシングブルー」の言い伝えと相性が良く、6月の結婚式では縁起を担ぐ意味でも重宝されています。
ブルースターの花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」です。この花言葉からも、結婚という人生の新たな門出にふさわしい意味を持つことがわかります。
白や淡いピンクの花と合わせることで、やさしく透明感のある印象に仕上がり、花束全体を引き締めつつも柔らかさを保つバランスが取れます。
トルコキキョウ(リシアンサス)
トルコキキョウは、柔らかな花びらと軽やかなフリルのような見た目が魅力で、和装・洋装どちらの花嫁にも合う万能な花材として知られています。
花言葉は「優美」「清々しい美しさ」「希望」などの花言葉があり、控えめながら品のある佇まいがジューンブライドのイメージにぴったりです。特にホワイトやラベンダーなど淡い色味は、梅雨の季節でも重くならず、爽やかな印象を保てるため好まれます。バラやブルースターとの相性も良く、ラウンドブーケやクラッチブーケなど幅広いスタイルで取り入れやすい点も支持される理由です。
花もちが良く、挙式から披露宴まで美しさを保ちやすいため、6月の気候に左右されにくい安心感もあります。
アジサイ
アジサイは6月を象徴する花として知られ、季節感を大切にしたいジューンブライドのブーケや装花によく用いられます。特に淡いブルーや紫、白といった涼しげな色合いのものは、梅雨時期の結婚式においても爽やかで落ち着いた雰囲気を演出できます。
アジサイの花言葉は「辛抱強さ」「家族」「和気あいあい」など多様です。ポジティブな意味が込められる一方で、「移り気」などネガティブな言葉も含まれているため、ジューンブライドのブーケに使う際は、組み合わせる花や配色で全体の印象を調整する必要があります。
ふわっとした花姿はボリュームがあり、ラウンドブーケやカラーブーケで空間を優しく埋める役割としても重宝されます。
かすみ草
かすみ草は小さな白い花が無数に咲く繊細な花材で、花束全体に軽やかさと柔らかさを加えてくれます。ジューンブライドのブーケでは、主役の花を引き立てる存在として欠かせない位置づけにあります。
花言葉は「清らかな心」「幸福」「感謝」などで、これから家庭を築く花嫁の純粋な気持ちを象徴する花として選ばれることが多いです。
かすみ草は単独での使用はもちろん、バラやトルコキキョウ、ブルースターなどとの組み合わせにもよくなじみ、清楚で透明感のある仕上がりを実現できます。また、通気性のある花材で蒸れにくく、6月の湿度が高い時期でも比較的美しさを保ちやすい点も評価されています。
ラナンキュラス
ラナンキュラスは、幾重にも重なった花びらが丸くまとまり、華やかで立体感のあるフォルムが特徴の花です。春から初夏にかけて出回り、ジューンブライドのブーケにも多く使われています。
花言葉は「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝」「合格」です。これらの言葉は、人生の節目を迎える花嫁にふさわしい前向きな意味合いを持ち、結婚式のシーンと親和性が高いといえます。
ホワイトや淡いピンク、オレンジなど色のバリエーションが豊富で、柔らかなトーンでまとめたラウンドブーケや、明るさを出したいカラーブーケなどにも活用されています。
バラやトルコキキョウと並べても遜色のない存在感をもちながら、全体の雰囲気にやわらかさを加える花材として重宝されます。
スイートピー
スイートピーは、ひらひらとした花びらが特徴的で、柔らかく可憐な印象を持つ春から初夏にかけての代表的な花のひとつです。ジューンブライドのブーケでは、ふんわりとした質感と軽やかな色合いを活かし、優雅でフェミニンな雰囲気を演出するために用いられることが多いです。
花言葉は「門出」「永遠の喜び」「優しい思い出」など、新たな人生を歩み始める花嫁にふさわしい意味を持ちます。特にラベンダーやピンク系のスイートピーは、白バラやリシアンサスとの相性が良く、上品かつやわらかい印象を加えることができます。また、花が軽いため、クラッチブーケに取り入れることで動きのある仕上がりになる点も魅力です。
デルフィニウム
デルフィニウムは、青や紫、白などの涼しげな色合いを持つ縦長の花で、爽やかな雰囲気を演出できることから、ジューンブライドのブーケでも重宝される花材です。
細長い花穂が連なる形状により、ブーケに高さや動きを加えやすく、キャスケードブーケやナチュラルなクラッチスタイルとの相性が良いとされています。
花言葉は「あなたは幸福をふりまく」「清明」「高貴」です。
清涼感と凛とした印象を与えるため、梅雨の季節にも重くならず、落ち着いたコーディネートに仕上げたいときに向いています。
ブルースターや白バラと組み合わせることで、上品で透明感のある色合いを作ることが可能です。長さを生かした縦のラインが、写真に映えるでしょう。
ユーカリ
ユーカリは、グリーンとして使われる葉物の中でも特に人気が高く、シルバーがかった青緑色の葉が、ブーケ全体にナチュラルな印象と引き締め感をもたらします。
ジューンブライドでは、清潔感と爽やかさを求める傾向が強いため、主張の強い花材の背景としてユーカリが使用されるケースが増えています。
花言葉は「再生」「新生」「思い出」です。新たな門出を迎える花嫁の人生に重ねて使われることも多く、ブーケだけでなく装花や髪飾りなどにも取り入れられています。
特にクラッチブーケやカラーブーケとの相性が良く、トルコキキョウやラナンキュラスなど、やわらかな質感の花と合わせることで、引き締め効果を持ちながら全体のバランスをとることが出来るアイテムです。
ダリア
ダリアは、大輪で存在感があり、花びらの重なりが美しい華やかな花材として知られています。品種や色が非常に豊富で、ジューンブライドにおいても、特別感を演出したい場面でよく選ばれます。
日本での花言葉は「華麗」「優雅」「感謝」「威厳」など、品種によって異なるものもありますが、いずれもポジティブで堂々とした意味合いを持っています。
濃いピンクやボルドーなどをアクセントにしたカラーブーケではもちろん、淡いベージュや白を基調にしたデザインにも対応できる万能性が人気の理由です。
クラシカルで印象的なブーケに仕上げたい場合、ダリアは中心花材として力を発揮します。バラやラナンキュラスなどと組み合わせることで、華やかさと柔らかさ、どちらも演出することが出来るでしょう。
ジューンブライドで花束を選ぶならフラワーギフトラボへ
ジューンブライドは、6月に結婚すると幸せになれるという言い伝えから結婚式で人気がある季節です。
この時期ならではの雨をモチーフにした紫や青を使ったブーケも人気があり、結婚式の形式に合わせたブーケの種類など、6月の結婚式ならではのおすすめなブーケはたくさんあります。
フラワーギフトラボでは、ジューンブライドにピッタリな生花を使った花束やブーケを取り扱っております。また、特殊加工されたプリザーブドブーケもあるので、長い間ブーケを保存することも可能です。
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