6月におすすめの花の種類は?贈られるシーンや楽しみ方のポイントなどを紹介
雨が続く6月は少し気分も沈みがちですが、そんな季節だからこそ花の存在が心に彩りと潤いを与えてくれます。アジサイやクチナシ、カラーなど、6月は梅雨に映える美しい花が多く出回る時期です。
湿気に強く見た目も香りも楽しめる花は自宅での鑑賞はもちろん、父の日や結婚祝い、誕生日などのギフトにもぴったりです。今回は、6月の花の魅力やおすすめ品種、贈るシーンに応じた選び方、より長く楽しむための飾り方などを分かりやすく解説します。
6月の花のおすすめポイント
6月の花のおすすめポイントは主に4つです。
- 雨に映える瑞々しい美しさを楽しめる
- 季節感と涼しげな印象を与える
- 湿気に強く長く楽しめる花が多い
- 香りの良さで癒しやリラックス効果が得られる
6月は梅雨に入る時期でもありながら、美しく咲く花が多く揃う季節です。雨に濡れた花びらの美しさや爽やかな色合いなど、この時期ならではの魅力が詰まっています。
ここでは、6月に咲く花ならではのポイントについて詳しく見ていきましょう。
雨に映える瑞々しい美しさを楽しめる
6月といえば梅雨。長雨や曇天が続くことで気分が落ち込みやすくなる一方で、この時期にこそ映える美しさを持つ花があります。雨に濡れた花びらが光を受けてきらめく様子や、しっとりとした空気の中で咲く花のやわらかさはこの季節ならではの魅力です。
晴れた日に見る花とはひと味違う艶やかで透明感のある表情が見る人の感性を刺激し、心に穏やかさと美しさを届けてくれます。
また、外出を控えがちな時期だからこそ、窓辺や室内にこうした季節の花を取り入れることで自然とのつながりを感じる心豊かな時間が生まれます。雨をネガティブに捉えるのではなく、その情緒の中でしか楽しめない花の美しさを見つけられるのが6月の花を味わう醍醐味といえるでしょう。
季節感と涼しげな印象を与える
蒸し暑さが徐々に増してくる6月は、見た目に清涼感のある花が好まれます。白や水色、淡い紫といった寒色系の花は空間に爽やかさを添えるだけでなく、心理的にも涼しさを感じさせてくれます。視覚効果によって部屋全体の印象が軽やかになり、気分までスッと軽くなるのがこの時期の花の魅力です。
また、こうした色合いの花は梅雨の湿った空気や重さを和らげ、心に季節を楽しむゆとりを生み出してくれます。6月らしい花を選ぶことで、贈り物やおもてなしの場面でも自然と季節感が伝わり、相手にとっても印象に残る演出となるでしょう。
湿気に強く長く楽しめる花が多い
6月は湿度が高く、花にとっては傷みやすい時期と思われがちですが、この季節に出回る花の多くは比較的湿気に強く長持ちする種類が多く揃っています。花持ちの良さは見た目の美しさを長く保てるだけでなく、手入れの手間を減らして忙しい日常でも気軽に楽しめるという点でも大きな魅力です。
梅雨時は外出を控え、自宅で過ごす時間が増えることも多いため、花のある生活は癒しや気分転換にもつながります。それに加え、適切な飾り方や花瓶の選び方、水替えのタイミングなどを工夫すれば、さらに長持ちさせることも可能です。
長く咲き続けてくれることで季節を通して愛着が深まり、より身近な存在として花を楽しめる時期が6月です。
香りの良さで癒しやリラックス効果が得られる
6月に咲く花の中には、見た目の美しさとともに心地良い香りを持つ種類も多く見られます。雨の日や湿気の多い空気の中でも香りが立ちやすく、自然と深呼吸したくなるようなリラックス効果をもたらしてくれます。
特に、甘くやさしい香りや爽やかな香りを持つ花は気分が沈みがちな梅雨時期にも心を和ませ、空間に心地良い余韻を残してくれます。朝起きたときや仕事の合間など、ふとした瞬間に香りを感じることで気持ちの切り替えができるのも香る花ならではの魅力です。
また、香りには記憶や感情を呼び起こす力もあるため、季節の印象と深く結びつき、6月を思い出すきっかけとしても心に残る存在となります。
6月に楽しめるおすすめの花7選
6月は梅雨の季節でありながら、しっとりとした空気に映える美しい花が数多く咲く時期です。湿度が高くても色鮮やかに咲き、気分を明るくしてくれる花や香りで癒しを与えてくれる花など、見た目にも機能性にも優れたラインナップが揃います。
ここでは、6月に特におすすめしたい花を7種類紹介します。それぞれの花の特徴や楽しみ方をチェックして、暮らしや贈り物に生かしてみてください。
アジサイ
アジサイは6月を象徴する花であり、梅雨のしっとりとした空気の中でこそ美しさが際立ちます。丸く咲き揃った花の集合体はふんわりとやさしく、見る人に安心感を与えてくれる存在です。
色合いはブルーやピンク、パープル、グリーン、ホワイトと多彩で、同じ株でも時間の経過とともに色が変化する「七変化」も魅力の一つです。花言葉には「辛抱強さ」「家族団らん」などがあり、贈る相手やシーンによってメッセージ性を持たせられます。
鉢植えとしての人気が高く、長く楽しめる実用性も評価されています。季節感の演出はもちろん、幅広い贈り物に選ばれる花として高い支持を集めている花です。
カラー
カラーは細長い茎の先にすらりと咲く独特の形状が特徴の花であり、そのシンプルかつ洗練されたフォルムは他の花にはない凛とした美しさを放ちます。ホワイトやクリーム、パープルなど落ち着いた色合いが多く、品格と清楚さを併せ持った印象を与えるため、ブライダルやフォーマルな贈り物によく用いられます。
花言葉には「清純」「乙女のしとやかさ」「清浄」などがあり、6月のジューンブライドの象徴としても選ばれることが多いです。花持ちが良く切り花としても長く楽しめるため、インテリアフラワーとしても高い評価を受けています。
カンパニュラ
カンパニュラは、釣鐘状のかわいらしい花が特徴の多年草です。ラテン語で「小さな鐘」を意味していて初夏から咲き始める品種が多く、6月の花としても親しまれています。
淡いブルーや紫、ピンク、白といった清涼感のある色合いが中心で、蒸し暑くなり始める季節にも爽やかな印象を与えてくれます。花言葉には「感謝」「誠実な愛」「思いを告げる」などがあり、心を込めたメッセージとともに贈るのにぴったりの花です。
1本の茎に複数の花がつくため、ボリューム感がありながらも繊細な印象を持ち、ブーケやアレンジメントでも使いやすい存在です。カンパニュラは、ナチュラルでやさしい雰囲気を演出したい方におすすめの6月の花といえるでしょう。
クチナシ
クチナシは6月中旬から下旬にかけて咲き始める白い花であり、甘く濃厚な香りが魅力的です。花そのものはシンプルで控えめながらも漂う芳香が空間全体に広がり、まるで香水のような存在感を放ちます。香りにはリラックス効果があるとされており、湿気が多く気分が沈みがちな梅雨時にこそ、その癒しの力を実感できます。
クチナシの花言葉は「喜びを運ぶ」「とても幸せです」など、前向きで心温まる意味が込められており、誕生日や感謝を伝えたい場面にも適しています。鉢植えとしても人気があり、ベランダや玄関先で長く楽しめるのも嬉しいポイントです。
スイートピー
スイートピーはひらひらとした花びらとやさしい色合いが特徴的であり、春から初夏にかけて人気のある花です。6月でも流通があり、淡いピンクやラベンダー、白などを中心に、軽やかで女性らしい印象を演出することができます。
香りもほのかで上品な甘さがあり、ふんわりとしたやさしさを空間にもたらしてくれます。花言葉には「門出」「ほのかな喜び」などがあり、別れや旅立ち、記念日などのシーンに適した意味を持っています。
やわらかな印象を与えるスイートピーは、花束に添えるだけで全体の雰囲気をやさしくまとめてくれる存在であり、シーンを選ばず幅広く使える花の一つです。
トルコキキョウ
トルコキキョウは、やわらかく波打つような花びらと豊富なカラーバリエーションでギフトとして高い人気を誇る花です。白やピンク、ラベンダー、グリーンなどの色があり、単体でもアレンジメントでも上品でエレガントな印象を与えてくれます。
トルコキキョウの花言葉は「優美」「希望」といった前向きな意味合いが多く、結婚祝いや誕生日、送別会など、どんなシーンにも寄り添える万能な花です。花持ちも良く、少ない本数でも華やかに見えるため、コストパフォーマンスにも優れています。
ユリ
ユリは、大きく開く花と華やかな香りで強い存在感を放つ花です。6月は品種によって開花のタイミングが重なる時期であり、カサブランカなどの白系ユリが出回り始めます。「純粋」「威厳」「無垢」といった花言葉を持ち、母の日の余韻が残る6月にもよく選ばれます。
また、清潔感のある白や香りの強いオリエンタル系は、父の日や法要、ブライダルといったフォーマルなシーンにも適しています。1本でも十分な存在感があり、アレンジ次第で高級感も演出できるため、記念日のギフトや特別な贈り物にぴったりです。
6月に花を贈るシーンとおすすめの選び方
6月は梅雨の時期であると同時に、花を贈る機会が意外と多い季節でもあります。父の日や結婚祝い、誕生日など、それぞれのシーンにふさわしい花を選ぶことでより気持ちが伝わる贈り物になります。
ここでは、6月に花を贈る代表的なシーンと場面ごとにおすすめの花選びを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
父の日の贈り物におすすめの花
6月第3日曜日は父の日であり、日ごろの感謝を伝えるこの日に花を贈るという選択肢も年々増えてきています。母の日のような定番がまだ少ない分、個性のある花選びができるのが魅力です。
おすすめな花の種類は、シックな色合いと持ちの良さを兼ね備えたユリやカラーなどです。どれも落ち着きがありつつも、花言葉には「純粋」「清純」などの意味が込められており、父への思いを自然に表現できます。
お酒やグルメギフトとセットにして贈るのも人気であり、華やかすぎず上品な印象の花が好まれる傾向にあります。男性にも贈りやすいスタイリッシュなデザインを意識すると、よりスマートに気持ちが伝わる贈り物になるでしょう。
ジューンブライドにふさわしい花
6月は「ジューンブライド(6月の花嫁)」という言葉があるように、結婚や入籍のお祝いが増える時期でもあります。この時期のブライダルシーンには、白や淡いピンク、パープルなどの清楚でやさしい色合いの花が特に人気です。
おすすめな花は、トルコキキョウやカラー、スイートピーなどであり、これらの花の花言葉には「優雅」「清浄」「門出」などの意味があり、結婚のお祝いにふさわしいメッセージを添えることができます。
また、形が崩れにくくアレンジメントにも向いているため、ブーケやテーブル装花、贈呈用のギフトとしても活用しやすい点も魅力です。ジューンブライドのギフトとして贈る際は、上品なラッピングやメッセージカードを添えて特別な日を彩る演出に華を添えましょう。
誕生日や記念日などの個人ギフトに選ばれる花
6月生まれの方や結婚・出会いなどの記念日を祝う個人ギフトにも、6月の花は最適です。この時期に旬を迎える花を選ぶことで自然と季節感が伝わり、相手にも特別感を届けることができます。
アジサイやクチナシ、カンパニュラなどは見た目に涼しげで爽やかな印象を与えてくれるため、梅雨時のプレゼントにもぴったりです。花言葉にも「和気あいあい」「喜びを運ぶ」「感謝」といった意味が含まれていることが多く、言葉にしづらい気持ちをさりげなく伝える手助けになります。
鉢植えやフラワーアレンジメント、一輪挿しなど、贈る相手やシーンに合わせた形式を選ぶことで、より印象的なギフトになるでしょう。
6月の花を長く楽しむための工夫
6月の花をより長く楽しむためには、以下のような工夫を意識するのがおすすめです。
- 湿気対策と日持ちを意識した飾り方
- 鉢植えやドライフラワーも活用する
- 季節の小物と組み合わせて飾る
6月は湿度が高く花が傷みやすい時期でもありますが、少しの工夫で美しさをより長く楽しむことができます。最後に、6月の花を日常の中で快適に長く楽しむためのポイントを3つ紹介します。
湿気対策と日持ちを意識した飾り方
6月の湿度の高さは花の劣化を早める原因の一つであり、長持ちさせるためには飾る場所の選定が重要です。直射日光を避け、風通しの良い場所を選ぶことで蒸れによる花の傷みを抑えられます。
また、花瓶で育てている場合は水は毎日取り替え、清潔に保つことがポイントです。茎のぬめりや水の濁りは花の寿命を縮めてしまうため、できれば茎の断面もこまめにカットすると良いでしょう。
さらに、花の種類によっては水につかる部分の葉を取り除いたり、防腐剤を使ったりといった工夫も有効です。ほんの少しの気配りが花の美しさを1日でも長く楽しむためのコツです。
鉢植えやドライフラワーも活用する
切り花だけでなく、鉢植えやドライフラワーを取り入れることで6月の花をより多様に楽しむことができます。鉢植えは室内でも長期間鑑賞できる上、水管理や置き場所を調整することで季節を問わず育てやすい点が魅力です。特に、アジサイやクチナシなどは鉢植え向きで育てながら変化を楽しめるため、ギフトにも喜ばれます。
一方、スイートピーなどの乾燥しても美しさを保てる花はドライフラワーとしても人気です。湿気の多い時期でも型崩れしにくく、空間にナチュラルな彩りを添えてくれます。
花の「今」を楽しむだけでなく、「その後」も見据えた選び方が季節の楽しみを広げてくれるでしょう。
季節の小物と組み合わせて飾る
花だけで飾るのではなく、季節感のある小物やインテリア雑貨と組み合わせることでより魅力的な空間を演出できます。6月であれば透明感のあるガラス花器をはじめ、涼しげなブルーやグリーン系のクロス、雨にちなんだモチーフの置き物などが相性抜群です。梅雨らしさを逆手に取って楽しむことで花の存在感も引き立ち、より愛着が湧いてきます。
また、和紙や麻紐など、素材にこだわることでナチュラルな雰囲気を演出することも可能です。こうした組み合わせは贈り物としても印象に残りやすく、季節を意識した心配りが感じられる装飾になります。
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6月は梅雨の影響で外出の機会が減りがちですが、そんな時期だからこそ花のある暮らしが気分を明るくしてくれます。アジサイやクチナシ、トルコキキョウなど、湿気に強く季節感をたっぷり感じられる花が多く出回り、目にも心にも癒しをもたらしてくれます。
父の日やジューンブライド、誕生日など、6月には花を贈るきっかけも豊富にあり、相手やシーンに合わせた花を選ぶことでより気持ちのこもった贈り物になります。一方、インテリアとして取り入れれば、日々の暮らしに潤いと彩りを添えられるでしょう。
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