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ガーベラの花言葉~種類や特徴、育て方、色別の意味など~

ガーベラは愛くるしく、日本でも人気の高い花で、春と秋の2つの季節に咲 きます。

ビビッドな色合いからは明るいイメージしか湧いてきません。

ガーベラの花言葉にはやはり前向きでポジティブな意味合いがあり、ギフトにもピッタリ。

今回は、そんなガーベラの花言葉や特徴、種類、育て方などを詳しく紹介していきます。

 

ガーベラの特徴

ガーベラはガーベラ属キク科の多年草です。

熱帯アジアや南アフリカといった暑い地域に分布しています。

ガーベラは野生で約40種類存在し、南アフリカが主な原産地です。

花の大きさは5~12cm位で、草丈は10~80cm位。一重のものから八重咲きのもの、半八重咲き、スパイダー咲きなどがあります。

春と秋の年に2回、真っ直ぐに茎を伸ばして花を咲かせ、花色は赤やオレンジ、ピンク、白、黄色、緑など豊富な種類があります。

ガーベラは主に鉢植え用や切り花として栽培されますが、日当たりと風通しが良ければ、地植えも可能です。

 

名前の由来

可愛らしくて華やかなガーベラの名前の由来はどこから来たものでしょうか?

ガーベラは英語でGerberaと言いますが、ガーベラの名前の由来は、ドイツの植物学者で医師でもあったTraugott Gerber(ガーバー【ゲルベル】)にちなんだもの。18世紀に南アフリカでガーベラを発見した人物です。

最初にイギリスからヨーロッパに広まり、日本に入ってきたのは大正時代初期で、その姿から「花車」や「花千本槍」などといわれていました。

 

花言葉

ガーベラの一般的な花言葉は、「希望」「前進」「神秘」「辛抱強さ」「光に満ちた」といった前向きでポジティブな意味があります。

ガーベラの花言葉の由来は、ガーベラが上を向いており、明るい色の花を咲かせることからこのような前向きな花言葉が付いたといわれています。

「神秘」という花言葉については、花びらと中央の芯のコントラストから生まれたようです。

 

ガーベラの花言葉は本数によっても変わる!

ガーベラの花言葉は本数によっても変わります。本数別の花言葉は以下の通りです。

1本…あなたは運命の人

3本…愛しています

4本…一生愛し続けます

6本…あなたに夢中

8本…思いやりに感謝

9本…いつまでも一緒にいよう

11本…あなたは最愛の人です

12本…奥さんになってください

15本…ごめんなさい

16本…不安な愛

17本…絶望の愛

40本…永遠の愛を誓います

50本…永遠

99本…永遠の愛

108本…結婚してください

 

1本だけでもとても情熱的ですね…。

15本の「ごめんなさい」や16本の「不安な愛」、17本の「絶望の愛」あたりは贈る場合、注意が必要です。

 

ガーベラの花言葉は怖い?

 

「前進」や「希望」など前向きでポジティブなイメージのガーベラですが、ガーベラの花言葉には怖い意味があるのでしょうか?

他の花には怖い意味を持つものもありますが、ガーベラには怖い花言葉はありません。

安心して贈ることができますね。

先程の本数別の意味だけを注意しておけば大丈夫そうです。

 

ガーベラの花言葉【花の色別】

 

本数によっても意味合いが異なりますが、ガーベラの花言葉は色によっても異なります。ガーベラの色は実に豊富で、10種類近くあります。本数別でもロマンチックな意味がありますが、色別でどんな意味合いがあるのかも気になるところです。

次は、ガーベラの色別の花言葉(ピンク・白・赤・黄色・オレンジ)について見ていきましょう。

 

ピンクのガーベラ

淡いピンク、キャンディピンク、グラデーションのあるピンクなど、とっても優しい印象のピンクのガーベラ。そんなピンクのガーベラの花言葉は「感謝」「崇高な愛」「熱愛」「思いやり」といった意味があります。

色も可愛い上に花言葉もあたたかく、女性に贈るのにピッタリですね。

「崇高な愛」には気高さや美しさが感じられます。

 

白いガーベラ

白のガーベラの花言葉には、「希望」「律儀」「純潔」といった意味が込められています。

真っ白で可憐な姿はまさに「純潔」という言葉がピッタリ。

清廉な様子からは確かに「律儀」という花言葉が思い浮かびますね。

清らかな色合いと花姿は、結婚式のシーンでも活躍する色味です。

 

赤いガーベラ

赤いガーベラの花言葉に込められた意味は、「燃える神秘の愛」「神秘」「限りなき挑戦」「情熱」といった熱いものになります。

赤のガーベラはとても華やかで美しく、情熱的で前向きな花言葉です。

新たなチャレンジに燃える人へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。

よほどのことがない限り、赤いガーベラをもらって嫌な気持ちになる女性は居ないはずです。

 

黄色いガーベラ

黄色のガーベラからは元気なイメージや親しみやすさが感じられます。

そんな黄色のガーベラの花言葉には、「究極の愛」「究極の美」「親しみやすさ」「やさしさ」といった意味合いがあります。

太陽を連想させる色であることからも、親しみやすさやあたたかさといった言葉はマッチしていますね。「究極の愛」「究極の美」という意味では、特別な異性に贈る色味といえます。

 

オレンジのガーベラ

ジューシーなオレンジのようなみずみずしさを感じさせるオレンジのガーベラ。

そんなオレンジのガーベラの花言葉は、「神秘」「冒険心」「我慢強さ」「忍耐強さ」といった意味が込められています。

オレンジのガーベラの花言葉には、「いつも頑張ってるね!」と励まされるような感じがありますね。元気にもなれる色なので、頑張っているあの人にプレゼントしてあげるといいかもしれません。

 

ガーベラの品種・種類

青や紫のガーベラなど神秘的な色までたくさんの色を持つガーベラ。その種類・品種はいったいどのくらいあるのでしょうか。驚くことに、その品種は約500種類以上もあるといわれています。

変わり種や育てやすい品種など、カラーも形もバリエーション豊富です。

それでは次に代表的なガーベラの品種を3つ紹介します。

 

ダーリン

「ダーリン」は、ガーベラの中でも市場では少なくなり始めた一重咲きのガーベラで、優しい色合いの可愛らしいライトピンク。夏場でも花持ちの良い品種です。

花の直径が10cm程の大きさで、芯の色は黄緑色。

花の中央(芯の周り)は八重咲きになっています。育種によっては、花びらがグラデーションになっているものもあり、多様な特徴が楽しめます。

 

ベビードール

「ベビードール」は、ピンク色と黄色っぽいクリーム色の縁の部分のコントラストがキュートな、春におすすめの品種です。こちらも花持ちの良い品種で、花がとてもしっかりしています。

花の直径は10cm位で、真の色は薄い黄緑色です。

花が幾重にも重なっており、その花姿は可愛らしい舞台衣装のスカートのようにも見えます。

可愛らしい雰囲気の女性へのプレゼントにも良さそうです。

 

トマホーク

強烈な名前が付いた「トマホーク」は、放射線状に細く咲くスパイダー咲きのガーベラで、

細いシャープな花姿は他のガーベラとは存在感が違います。色といい形といい、夏の花火のようにも見え、なんとも個性的。花の直径は12~15cmもある大輪の品種です。

ビビッドカラーで大輪なので、アレンジメントフラワーや生け花として使っても映えます。

市場ではあまり見ない品種で、アレンジして贈っても喜ばれるかもしれません。

 

ガーベラのおしゃれな飾り方

キュートで華やかなガーベラは、お部屋のインテリアとしても映えます。

スタンドタイプの花器に飾るもよし、おしゃれな瓶に活けて飾るもよし、方法は1つではありません。

次は、ガーベラのおしゃれな飾り方を紹介していきます。

飾り方は自由ですので、ひとつの方法として参考になれば幸いです。

 

一輪挿しでおしゃれに

一輪挿しで飾っても絵になるガーベラ。お部屋の雰囲気がパッと華やぎます。

一輪挿しの花瓶は100円ショップで購入してもいいですし、わざわざ購入しなくても、使わないグラスやカップ、炭酸水などが入っていた瓶などを代用品にしてもいいと思います。高さは15~20cm位のものが一輪挿しにはいいでしょう。グリーンと一緒に活けてもガーベラの色味が引き立ちます。一輪挿しのガーベラを色別で複数飾るのもおしゃれです。

 

コップやミルクポットに入れてもかわいい

花瓶のかわりに自宅にあるコップやミルクポットを代用するのもおすすめです。

茎を短く切れば、高さのあまりないコップでも可愛くアレンジできますね。

コップやポットの色は白いものもガーベラの鮮やかさを引き立てるのでいいと思います。

口が広い分、他の花やかすみ草、グリーンを一緒に入れたり、短めに切ったガーベラだけを7~8本コップやミルクポットに挿してもおしゃれです。リビングに置けば、食事もおいしくいただけそうですね。

 

空き缶や空き瓶に活けてもおしゃれ

花瓶をわざわざ購入せずに、空き瓶や空き缶に活けても十分におしゃれ感はあります。色のついた飲料水の空き瓶やワイン等お酒の空き瓶もおしゃれなデザインのものはたくさん。透明のガラス瓶も素敵ですね。形状にもよりますが、空き瓶なら重さもあって転倒の心配が少ないという利点もあります。

また、紅茶の缶や100均のバケツ缶に入れたりしても絵になりますね。

絵に自信がある人は、ブリキの缶にトールペイントを施してもいいかもしれません。

 

ガーベラの育て方

可愛くて心が和むガーベラですが、自分の手で育ててみたいと思うなら日本でも育てることはできます。耐寒性、耐暑性があり、病害虫に強く改良されている為、鉢植えでも地植えでも育てやすくなっています。庭植えもできますが、今回は、鉢植えで育てた場合の置き場所と水やりの仕方、肥料の与え方について紹介していますので是非チェックしてみて下さいね。

 

置き場所

春と秋の年に2回花を咲かせるガーベラ。

ガーベラは日当たりと風通しの良い場所を好みます。

鉢植えの置き場所としては、直射日光は避け、春と秋はベランダや戸外など日の当たる場所に置くようにします。室内なら日の当たる窓辺がよいでしょう。

日当たりが悪いと、花付きが悪くなります。

また、風通しの悪い場所に置くと、病害虫の被害に遭ってしまう可能性が出てきます。

耐寒性はある方ですが、10℃以上は保ってあげた方がいいので、冬は室内に移動させた方がいいでしょう。冬も日光は必要です。

 

水やり

ガーベラは高温多湿には弱い植物です。過湿状態になると根が腐ってしまう為、基本的に水やりの頻度は控えめに、土が乾いたらたっぷり与えるようにします。

花に水がかかると傷んでしまうので、花には水がかからないようにしましょう。

また、できるだけ水やりをする時間帯は早朝など、あまり温度が上がらない時間に行うのがおすすめです。水はたっぷり与えますが、常に湿っていると根腐れを起こすのでこまめには与えないようにしてください。

 

肥料

ガーベラの肥料はリン酸(P)が多いものがおすすめです。

チッ素(N)分が多い肥料は葉の生育を促進する肥料ですし、アブラムシ類が発生しやすくなるので、ガーベラには不向きです。

植え付け時に粒状の緩効性肥料を元肥として土に混ぜます。ガーベラの根からは少し離して与えて下さい。生育と共に元肥の効果が薄れてくる為、春と秋の開花期間中に化成肥料の追肥をします。

肥料が切れると花が咲かなくなるので、10日に1回位のペースで追肥をしましょう。

 

害虫・病気対策

ガーベラは害虫や病気に強いといわれていますが、それでも注意しなければならない害虫はいます。ガーベラに発生する害虫として、ワタアブラムシやアザミウマ、ハダニ、コナジラミには注意が必要です。吸汁して排泄物を出し、すす病の原因になったり、ガーベラが枯れてしまうので、肥料にチッ素分を多く含むものは使わず、リン酸の含有率が高めのものを使いましょう。

害虫を見つけたら、早急に薬剤や水で流すなどの駆除・対策が必要です。

罹りやすい病気は、カビが原因のうどんこ病や灰色かび病、白絹病があります。

いずれもカビが原因なので、風通しと日当たりの良い環境は必須です。白絹病は伝染病なので、発生したら株ごと抜き取って廃棄or焼却処分しましょう。うどんこ病、灰色かび病は酢が原料の薬剤を散布して予防しておきます。

 

ガーベラに関するよくある質問

次はガーベラに関するよくある質問について情報を集めてみました。

たくさんある質問の中でも、今回は育て方のコツについての質問と、ガーベラの切り花の長持ちする飾り方について取り上げています。よかったら参考にしてみて下さい。

 

育て方のコツはありますか?

ガーベラは過湿が苦手な植物なので、水はけの良い土づくりが大切です。

鉢植えの用土は市販の草花用培養土で大丈夫です。

植木鉢は5号以上の素焼きの鉢を選び、鉢の底には鉢底石を敷いてから土を被せます。

また、ガーベラを育てる上で日当たりと風通しの良さもポイント。

直射日光の当たらない明るくて日当たりと風通しの良い場所で育て、湿気がたまらないように管理してあげましょう。冬は雪や霜、暖房の風には弱いので注意が必要です。

 

ガーベラの切り花の長持ちする飾り方

ガーベラの切り花は、花瓶の水を少なくする方が長持ちします。深さ1~2cm程度の高さで水を入れてあげて、茎は水を良く吸わせるためによく切れるハサミで切って下さい。切る時は断面を広くするために斜めに。花瓶の水は毎日もしくは2~3日に一度程度取り換えてあげましょう。花瓶がヌメっていても花持ちが悪くなるので、花瓶もキレイに洗いましょう。また、ハイターなど漂白剤を1滴垂らしてあげると水が腐らず、花が長持ちします。

 

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まとめ

親しみやすく、色鮮やかでキュートなガーベラ。元気で陽気な花姿は見ているだけで癒されます。

色も咲き方も多種多様で、女性からの人気も高いので、花言葉を活用して大切な人にプレゼントしてもきっと喜ばれるはず。

耐暑性も耐寒性もある程度あり、育てやすいので鉢植えや地植えで育てるのもおすすめですし、切り花として飾るのも素敵です。

自分だけのアレンジでお部屋をワンランク上に見せる飾り方にもチャレンジしてみて下さいね。