モンステラの冬越しのコツ!初心者でもできるトラブルの対処方法
モンステラは、おしゃれなインテリアグリーンとして人気の観葉植物ですが、実は冬の寒さには弱いため、適切なケアが必要です。冬になると気温が下がると葉がしおれたり、色が変わったりと、さまざまなトラブルが発生することもあります。
そんなモンステラの冬越しのポイントや、冬に起こりやすいトラブルとその解決方法を詳しく解説します。さらに、風水的な効果や花言葉、冬でも安心して迎えられるモンステラの商品情報もご紹介しているのでぜひ、参考にしてください。冬を元気に乗り切るためのコツを押さえて、美しいモンステラを育てましょう。
モンステラはどんな植物?基本的な情報
モンステラは、観葉植物の中でも人気の高い品種の一つで、大きな葉に特徴的な切れ込みや穴が入ることで知られています。
名前 | モンステラ |
学名 | Monstera |
和名 | ホウライショウ(鳳莱蕉) |
英名 | Swiss Cheese Plant(スイスチーズプラント) |
科・属 | サトイモ科 モンステラ属 |
原産地 | 熱帯アメリカ(中南米のジャングル) |
形態 | 常緑つる性植物 |
モンステラはメキシコやパナマといった熱帯アメリカ原産の植物で、耐陰性があり、比較的育てやすいのが魅力です。もともとモンステラは土で育つのではなく、他の樹木につるが巻き付くように伸びて着生するつる性の植物です。
日本には明治の初めにやってきました。熱帯地域のモンステラは夏になるとオレンジ色の実を作り、食用としても親しまれています。
ここでは、そんなモンステラの特徴や名前の由来、種類について詳しく解説していきます。
モンステラの特徴
モンステラの最大の特徴は、大きな葉に入る切れ込みや穴です。これらは、熱帯雨林の環境で効率よく光を取り入れるための適応とされています。また、成長するとツルを伸ばし、周囲のものに絡みつく性質があります。
モンステラは耐陰性があり、比較的暗い場所でも育ちますが、適度な光を確保することでより健康的に成長します。葉が大きく、見た目のインパクトがあるため、観葉植物としてリビングやオフィスなどのインテリアに最適です。
モンステラの名前の由来
モンステラ(Monstera)という名前は、ラテン語の「monstrum(怪物)」が由来とされています。この名前は、モンステラの大きな葉や独特の切れ込みが、まるでモンスターのように見えることから付けられました。
また、モンステラの葉は成長するにつれて形が変化し、独特の穴や切れ込みが生まれます。その姿が神秘的でユニークなことから、「神秘の植物」としても親しまれています。
モンステラの種類
モンステラにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- モンステラ・デリシオーサ:最も一般的な品種で、大きな葉と深い切れ込みが特徴。成長すると葉に穴が開きます。
- モンステラ・アダンソニー:葉が小ぶりで、穴が多い品種です。別名「ヒメモンステラ」とも呼ばれています。
- モンステラ・オブリクア:葉の穴が非常に大きく、レースのような見た目が特徴です。希少種とされています。
- モンステラ・ボルシギアナ:デリシオーサに似ていますが、成長が早くコンパクトに育つのが特徴です。
これらの種類の中から、育てる環境や好みに応じて選ぶとよいでしょう。
モンステラの木根とはどんな役割?
モンステラの木根(きこん)は、「気根(きこん)」とも呼ばれ、主に水分や養分を吸収し、植物を支える役割を持っています。熱帯雨林では、木根が地面や周囲の木に絡みつき、モンステラがしっかりと成長できるように助けています。
室内で育てている場合、この木根は土に向かって伸びたり、空中に浮いたまま成長することがあります。基本的に切らなくても問題はありませんが、見た目が気になる場合は適度に剪定することも可能です。ただし、完全に切り落とすと植物に負担がかかることがあるため、長さを調整する程度にとどめましょう。
また、木根が乾燥しすぎると機能が低下するため、葉と同じように霧吹きで湿度を与える のがおすすめです。
モンステラの花言葉を紹介
モンステラの花言葉には「嬉しい便り」「壮大な計画」「深い関係」といったポジティブな意味が込められています。これは、モンステラの特徴的な大きな葉がどこまでも広がる姿や、自然界でつるを伸ばし成長していく姿に由来しています。
「嬉しい便り」は、葉の切れ込みが未来へと続く道のように見えることから、幸運が訪れるという意味が込められています。
「壮大な計画」は、モンステラが大きく成長し、存在感のある姿を見せることにちなんでいます。また、「深い関係」は、しっかりと根を張りながら成長するモンステラの生命力を表しています。
モンステラで金運上がる?風水の効果で運気アップ
モンステラは風水において「金運を呼び込む植物」とされ、特に財運や仕事運を高める効果があるといわれています。なぜなら葉に自然と開く穴が「先を見通す」ことを象徴し、未来の成功や金運アップにつながると考えられているからです。
また、丸みを帯びた大きな葉は「陽の気」を持ち、空間にポジティブなエネルギーをもたらすとされています。
金運をさらに高めるためには、モンステラを玄関やリビングの南東に置くのがおすすめです。南東は風水で「財運を司る方角」とされており、モンステラのパワーを最大限に活かすことができるでしょう。
モンステラを冬越しさせる育て方のコツとは
モンステラは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、適切な環境で育てることで、冬でも元気に育つことができます。しかし寒さには弱く、特に冬に育てるためにはコツが必要です。
寒さに弱いモンステラを長く楽しむ為に気を付ける基本的なポイントを4つに分けてみました。
- 水やりの頻度
- 置き場所
- 温度管理
- 土壌の選び方
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
モンステラの水やりの頻度
モンステラの水やりは季節に応じて調整が必要です。
春から秋の温かい時期は土が乾いたらたっぷりと水を与えますが、冬の寒い時期は成長が緩やかになるため、水やりの頻の頻度を控えめにしましょう。土が乾いてから数日後に水を与えることで、根腐れを防ぐことができます。
モンステラは乾燥には強いですが湿気に弱いので、鉢皿に溜まった水はすぐに捨て、蒸れや過湿を防ぐことも大切です。
モンステラは葉っぱが大きいため、葉水を行うのがおすすめです。1日に1回、霧吹きなどで葉っぱに水を与えるとよいでしょう。
モンステラの置き場所
モンステラは耐陰性があり、室内の明るい場所でも育ちますが、適度な光が必要です。
特に夏場の強い直射日光に当たると葉焼けの原因になるため、レースカーテン越しの柔らかい光が当たる場所に置くのが理想です。冬でも窓越しの光は強く、部屋の奥まで届くようになるため、直射日光は避けるようにします。
また、冬場は室温10℃以上の温かい場所に置いてあげるようにしてください。
モンステラの温度管理
モンステラの適温は20〜30℃で、寒さには弱いため、冬場は10℃以上を保つことが重要です。特に5℃以下になると葉が傷むので、寒さ対策をしっかり行いましょう。寒い時期は窓際を避け、部屋の中央や暖房の効いた場所に移動させるのがおすすめです。ただし、エアコンの風が直接当たらないように注意してください。
モンステラの土壌の選び方
モンステラは水はけと通気性の良い土を好みます。市販の観葉植物用培養土を使用するのが一般的ですが、赤玉土や腐葉土を混ぜると、さらに適した環境を作れます。水はけを良くするために鉢底石を敷くことで、根腐れを防ぐことができます。成長期には月1~2回、液体肥料を与えると美しい葉を維持できます。
モンステラの冬によくあるトラブル別解決方法
冬の寒さによってモンステラはさまざまなトラブルを起こすことがあります。
そのため、モンステラによくあるトラブルを場所別に3つに分けてみました。
- 葉に関するトラブル
- 虫に関するトラブル
- 根に関するトラブル
以上の問題別に分けて、起きやすいトラブルとその解決方法を紹介します。
葉っぱのトラブル
葉に現れる異変は、寒さや水やり、日照不足などが原因で起こりやすくなっています。大きく考えられるトラブルは以下の4つになります。
- しおれている
- 葉の色が変わる
- 葉の形が細い
- 葉が広がりすぎている
葉のトラブルとその解決方法を1つ1つ見ていきましょう。
葉がしおれている
モンステラの葉がしおれる原因として水不足または根腐れが考えられます。
冬場は成長が緩やかになるため、水の吸収量も減少します。土の表面が乾いていても内部が湿っている場合があるので、水やりの前に土の中まで乾いているかを確認しましょう。
逆に、水のやりすぎで根が傷んでいる場合は、根腐れの可能性があるため、鉢を乾燥させることが重要です。うまく水を吸えなくて水不足を起こしている可能性があります。土の中を確認して、根っこの腐っている部分を取り除きましょう。
葉の色が変わる
モンステラの葉が黄色くなったり、茶色く変色する場合は寒さや乾燥、根腐れなどが原因です。室温が 10℃以下になるとダメージを受けやすいため、温かい場所に移動しましょう。また、暖房の風が直接当たると葉が乾燥し、茶色くなることがあります。加湿器を使うか、葉水を与えることで適度な湿度を保つと改善しやすくなるでしょう。
根腐れの場合は、葉の色が黒くなってきますので、根の確認をして処置をしてあげてください。
葉の形が細くなる
モンステラの葉が細くなってしまうのは、日照不足が主な原因です。日光が足りないと葉が細長く伸びてしまい、モンステラ特有の大きな切れ込みのある葉が育ちにくくなります。冬は日照時間が短いため、できるだけ窓際の明るい場所に移動し、レースカーテン越しの光を当てるようにしましょう。日当たりが十分でない場合は植物育成ライトを活用するのも効果的です。
葉が広がってる
モンステラの葉が広がりすぎてしまうのは 徒長(とちょう) と呼ばれる現象で、日光不足や水の与えすぎが原因です。徒長が進むと葉が間延びし、見た目が崩れてしまうため、適切な環境に整えることが大切です。水やりを控えめにし、適度な光を確保することで健康的な葉を保つことができます。
虫が沸いてるときの対処方法
冬の室内で育てているモンステラに害虫が発生することがあります。冬は虫が発生しにくい季節と思われがちですが、暖房や加湿で室内が暖かくなると害虫が繁殖しやすくなるため注意が必要です。特にモンステラは葉が大きく、虫が付きやすい植物なので、発生しやすい害虫の種類と対処方法を知っておくことが大切です。
ハダニ
ハダニは乾燥した環境を好み、葉の裏に寄生して 葉の汁を吸い ます。被害が進むと葉が 白っぽくカスれたようになり、やがて枯れてしまいます。
対処方法としては、葉の裏に霧吹きで水を吹きかけると、虫が嫌いな湿気で虫を予防することができます。
同じく葉っぱを湿らせる方法として、水で濡らした布で葉を拭き取るのもおすすめです。埃も取り除くことができます。
ハダニが多く発生する場合は、殺ダニ剤を使用するとよいでしょう。
アブラムシ
アブラムシは新芽や茎に付きやすく、植物の養分を吸収するため生育が悪くなる原因になります。また、排泄物が原因でカビ(すす病)が発生する こともあります。
対処方法としては、霧吹きで 葉全体を濡らして流します。また、牛乳を薄めた液をスプレーし、乾燥後に拭き取るのもよいでしょう。
アブラムシが大量に発生するようなら、アブラムシ専用の駆除スプレーを使用してください。
カイガラムシ
カイガラムシは葉や茎に白や茶色の硬い殻を持つ虫で、樹液を吸い取る害虫です。動かないため気づきにくいですが、放置すると植物が弱りやすくなるため、早めの対策が必要です。
対処方法としては、歯ブラシや爪楊枝で削り取ります。また、濡らした布でこすり落とすのも有効です。
カイガラムシが大量に多発している場合はカイガラムシ用の殺虫剤を使うとよいでしょう。
コバエ
コバエは鉢の土が湿った状態で発生しやすくなるので注意が必要です。卵を産みつけられると増殖しやすく、放置すると根を傷める可能性もあります。
対処方法としては、水やりの頻度を控えて、土が乾いてから水やりをして過湿を抑えます。
また、通気性のよい土を使うのもよいでしょう。
コバエ用の捕虫シートやスプレーを活用するのもおすすめです。
根に問題がある場合
根に問題が出てくると葉っぱに異変が表れやすくなります。特に、葉っぱがしおれる、色が変わる、などがある場合注意が必要です。対策をしてみたけど良くならない場合は「根腐れ」や「根詰まり」の可能性があります。
根腐れ
根腐れ は、土の中の水分が多すぎることで発生します。特に冬場は水の吸収が悪くなるため、過剰な水やりが原因で根が傷みやすくなることがあります。根腐れが進むと、葉が黄色くなる、黒ずむ、しおれるなどの症状が現れます。
対処方法としては、水やりの頻度を減らし過湿を抑えます。土の表面がしっかり乾いてから水を与えるようにしましょう。
鉢の底に水が溜まらないように受け皿の水はすぐに捨ててください。
根腐れが進んでいる場合は、傷んだ根を剪定し、新しい土に植え替えます。
根つまり
根詰まりは、鉢の中で根が成長しすぎて土が詰まり、水や養分を吸収しにくくなる状態です。モンステラの鉢底から根がはみ出している、水を与えてもすぐに流れ出るような場合は、根詰まりのサインです。
対処方法としては、植え替えしてあげましょう。
一回り大きな鉢に植え替えて、根の成長スペースを確保してあげます。
また、植え替えをする際。傷んだ根や不要な根を整理してあげるのもおすすめです。
植え替えの際に、水はけのよい土を選ぶとよいでしょう。
モンステラの植え替えは冬にしても大丈夫?
モンステラが弱っている場合早く解決してあげたくなりますが、冬の寒さに弱いので、植え替えは春になるまで待ちましょう。冬に植え替えをした場合、傷がついた根っこなどが回復することなく、そのまま弱ってしまう可能性が高いです。
どうしても冬に植え替えをしないといけない緊急な場合は、温かい場所で植え替えをしてあげてください。植え替えた後も温かいエアコンの風が来ない場所に置くようにします。
冬のお迎えでも大丈夫!モンステラの商品紹介
今回はフラワーギフトラボからおすすめのモンステラの鉢植えをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
冬は配送中に弱ってしまうことも多いのですが、フラワーギフトラボでは寒さ対策をした状態で全国へお届けしております。
寒さに弱いモンステラですが、 適切な管理をすれば、冬でも元気に育てることができますので、安心してモンステラをお迎えしてくださいね。
(時期によっては取り扱いがないこともございます。ご了承くださいませ。)
こちらは嬉しい鉢付きなので、届いてすぐに飾ることができる元気なモンステラです。
また、冬の乾燥に強く、水やりの頻度が少なくても元気に育つため、 冬のお迎えにも適した植物です。寒さに弱い植物と違い、室内の明るく暖かい場所に置くだけで、美しい葉を保つことができるのでリビングの顔としてもおすすめです。
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モンステラの冬越しの方法・まとめ
モンステラは寒さに弱い植物ですが、適切な管理をすれば冬越しも可能です。室内の暖かい場所に移動し、水やりを控えめにしながら乾燥しすぎないように調整することが大切です。葉の変色や虫の発生など、冬に起こりやすいトラブルの対策を知っておけば、安心して育てられます。また、モンステラは風水的にも金運アップやリラックス効果が期待できるため、冬でも元気に育てたい植物の一つです。この記事を参考に、冬の間もモンステラを美しく保ち、春に向けて元気に成長させましょう。