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ドラセナサンデリアーナの育て方!風水効果や花言葉、剪定方法も解説

ドラセナサンデリアーナは、鮮やかな緑と独特の美しい立ち姿が魅力の観葉植物です。風水的には、厄除けや運気を呼び込む効果があるとされ、リビングや玄関に置くことでポジティブなエネルギーをもたらすと人気を集めています。

本記事では、ドラセナサンデリアーナの基本的な育て方や剪定・挿し木などの方法、さらに風水効果や花言葉についてもわかりやすく解説します。

ドラセナサンデリアーナの特徴

植物名 ドラセナ・サンデリアーナ、ミリオンバンブー
英名・和名 Ribbon dracaena, Lucky bamboo, Belgian evergreen・マンネンチク(万年竹)、フウキダケ(富貴竹)
原産地 熱帯アフリカ西部
学名 Dracaena sanderiana
科名・属名 リュウゼツラン(キジカクシ)科・リュウケツジュ属
園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 60㎝~2m
耐寒性・耐暑性 やや強い・強い

ドラセナサンデリアーナは、細長い緑の葉に白や黄色の縦のストライプが入ることで知られる観葉植物です。スラリとした葉のフォルムとシンプルな美しさが、インテリアとしても人気を集めています。室内の明るい場所から少し薄暗い場所まで、環境適応力が高い点が特徴です。

また、乾燥や低温にも比較的強く、初めて観葉植物を育てる方でも比較的扱いやすい植物です。ドラセナ属の植物は多くが高い耐寒性や耐陰性を持っており、ドラセナサンデリアーナも同様に、日光が直接当たらない室内でも育てやすいとされています。

ドラセナサンデリアーナの花言葉

ドラセナサンデリアーナの花言葉は「開運」と「長寿」です。これは、その強い生命力や長く育つ性質から、持ち主に幸運と長寿をもたらす植物と考えられていることに由来します。特に、風水において「開運」効果があるとされ、玄関やリビングなどに飾るとよい運気を引き寄せるといわれています。

なお、ドラセナ属全体の花言葉は「幸福」であり、家の中に穏やかな幸せをもたらす観葉植物として親しまれています。

ドラセナサンデリアーナの風水効果と置き場所

ドラセナサンデリアーナは、その細長くとがった葉が特徴的で、風水では「厄除け」や「開運」を象徴する植物とされています。特に悪い気や災いから家を守り、よい運気を呼び込む効果があるとされており、家全体をポジティブなエネルギーで満たすために適した観葉植物です。配置する場所によって、さらに効果が高まるため、以下の場所ごとの効果的な置き方をご紹介します。

玄関

玄関はよい気も悪い気も家に入ってくる重要な場所です。ドラセナサンデリアーナを玄関に飾ると、悪い運気を防ぎ、よい運気を招き入れる厄除けの効果が期待できます。玄関の片側に置くことでバランスが取れ、より安定した環境を作ることができます。

リビング

家族が集まり、多くの時間を過ごすリビングにドラセナサンデリアーナを置くことで、明るい気を呼び込み、家族間の調和や安らぎが得られるとされています。リビングに緑があることで空間も柔らかくなり、家族全体のエネルギーが整いやすくなるため、窓辺やテレビ周りなどに飾るのがおすすめです。

オフィスや書斎

集中力を高める効果もあるとされるドラセナサンデリアーナは、仕事や勉強の場である書斎やオフィスにぴったりの植物です。デスクの横に置くことで、集中力が高まりやすくなり、作業効率が向上するとされています。また、開運や成功をサポートする植物ともされるため、目標達成や新たなチャレンジに向けたよい環境づくりにも役立ちます。

キッチン

キッチンは「火」と「水」が共存する場所で、気のバランスを整えることが重要とされます。ドラセナサンデリアーナはその調和を保つのに適しており、キッチンに置くことでエネルギーの安定に寄与し、心地よい空間を作り出します。

ドラセナサンデリアーナの種類

ドラセナサンデリアーナには、いくつかの品種があり、それぞれ異なる特徴を持っています。一般的に流通しているのは、以下の種類です。

ゴールデン・サンデリアーナ

葉に黄色や黄緑色の縞が入るのが特徴で、華やかな見た目が人気です。インテリアとしても映え、明るい雰囲気をもたらします。

ホワイト・サンデリアーナ

緑の葉に白い斑が入る、清潔感と爽やかさを感じさせる品種です。優しい色合いが特徴で、明るいインテリアやモダンな空間にもよく馴染みます。ホワイト・サンデリアーナは他の品種に比べて明るい印象を持っており、清潔で柔らかな雰囲気を作りたい方におすすめです。

バリエガータ・サンデリアーナ(斑入り)

緑色の葉に白やクリーム色の斑が入った品種です。柔らかい色合いがインテリアに合わせやすく、優雅で上品な印象を与えてくれます。

スタンダード・サンデリアーナ

一般的な緑一色の葉を持つサンデリアーナです。シンプルながらも生命力が強く、室内のさまざまな場所で育てやすいのが特徴です。

これらの種類を活かし、部屋の雰囲気やお好みに合わせて選ぶことで、ドラセナサンデリアーナをさらに楽しむことができます。

ドラセナサンデリアーナの育て方

ドラセナサンデリアーナはインテリアとしても人気が高く、初心者にも育てやすい植物です。丈夫で環境に強く、少しの手入れで青々とした葉を長く楽しめるのも魅力です。

ここからは、ドラセナサンデリアーナの置き場所、水やり方法、注意したい病害虫、剪定方法など、育て方のポイントを詳しく解説しますので、ぜひ参考にして育ててみてくださいね。

置き場所

ドラセナサンデリアーナは明るい間接光を好みます。直射日光に当たると葉焼けを起こすことがあるため、レースのカーテン越しなどで柔らかい光が入る場所に置くのが理想的です。特に南向きや東向きの窓辺は適した置き場所です。

一方で耐陰性もあり、多少の薄暗さには耐える性質を持っています。そのため、窓から離れたリビングや玄関などの明るさが十分でない場所でも育てることができます。ただし、長期間暗い場所に置くと葉の色が悪くなったり、成長が遅くなったりするため、定期的に日光に当ててあげるとよいでしょう。

湿度の高い場所にも適応しやすく、乾燥にも強いことから、住まいのさまざまな場所で育てやすいでしょう。

水やり方法

ドラセナサンデリアーナは比較的水が好きな観葉植物ですが、適切なタイミングでの水やりが重要です。基本的には土の表面が乾いてから水やりを行うことを意識しましょう。水やりの際には、植木鉢の底から水があふれる程度までたっぷりと水を与え、全体に行き渡るようにします。

ただし、気温が10℃を下回る冬の時期は生育が緩やかになるため、土の表面が乾いたあと2~3日経ってから水を与えるようにしましょう。冬場は水分過多による根腐れのリスクが高まるので、水やりを控えめにし、冷たい水ではなく常温の水を使用するのがポイントです。

また、初心者の方は毎日水を与えたくなりますが、ドラセナサンデリアーナは過剰な水分を嫌うため、必ず土の表面が乾いたタイミングを目安に水やりを行ってください。

注意したい病害虫

ドラセナサンデリアーナは比較的丈夫な観葉植物ですが、環境によっては病害虫が発生することがあります。特にハダニやカイガラムシに注意しましょう。

ハダニやカイガラムシは、乾燥した環境で発生しやすい害虫です。ハダニは葉に小さな白や黄色の斑点を残し、カイガラムシは葉や茎に付着して植物の栄養を吸収します。予防には、葉水を行い湿度を保つことが効果的です。見つけたら、水で洗い流すか、柔らかいブラシや綿棒で取り除きましょう。ひどい場合は専用の殺虫剤を使用するとよいです。

風通しをよくし、適切な湿度を保つことで、病害虫の発生を防ぎ、健康な状態を維持しましょう。

肥料

ドラセナサンデリアーナは、あまり多くの肥料を必要としない観葉植物ですが、育成を助けるために少量の肥料を与えると、葉の色つやがよくなり元気に育ちます。

肥料を与える場合は、成長期である春から秋にかけて、2ヶ月に1度程度のペースで緩効性肥料を置き肥として与えるか、2週間に1度程度、薄めた液体肥料を水やりの際に与えるとよいです。鉢の中に肥料が直接触れないよう、表面から少し離れたところに置くと、根が肥料焼けしにくくなります。

冬の休眠期には、生育が止まるため肥料は必要ありません。この時期に肥料を与えてしまうと、栄養過多による肥料焼けが起きてしまうことがあるので、春になって新しい葉が出始めるまで控えるようにしてください。

肥料を適量に保ち、過剰に与えないことで、サンデリアーナは健康に育ち、美しい葉を保ち続けられます。

冬越し

ドラセナサンデリアーナは寒さに弱いため、冬越しには注意が必要です。冬場の管理に適した環境を整えるよう、以下のポイントに注意することで、枯れずに冬を越すことができますよ。

  1. 温度管理
    サンデリアーナは10℃以下になると生育が止まり、5℃を下回ると枯れる恐れがあります。そのため、最低気温が10℃を下回らないように管理することが大切です。室内に移動し、冷暖房の直接当たらない場所で管理するとよいでしょう。
  2. 水やりの頻度を減らす
    冬の時期は成長が緩やかになるため、水分をあまり必要としません。土の表面が乾いた状態を数日間保つことで、根腐れのリスクを抑えられます。水やりは土の表面が乾いてから、さらに2〜3日経ってから行うようにします。
  3. 日当たりの確保
    室内で管理する際も、できるだけ明るい場所に置くようにしましょう。日光が不足すると、葉が黄色く変色する原因となることもあります。

冬の間、これらのポイントを守ることで、ドラセナサンデリアーナが春に元気な姿で再び成長を始める準備が整います。

ドラセナサンデリアーナの植え替え方法

ドラセナサンデリアーナは、生育が旺盛なため、根詰まりを防ぐために定期的な植え替えが必要です。目安としては1~2年に1回、春から初夏にかけて行うのが適しています。植え替えをすることで、根の生育が促進され、より健康的に育てることができます。

植え替えの手順は以下の通りです。

  1. 鉢から株を取り出す

鉢の縁を軽く叩きながら株を引き抜きます。根がしっかり張っている場合は、鉢を傾けてからそっと引き抜くと取りやすくなります。

  1. 古い土を落とす

根についている古い土を優しく取り除きます。傷んでいる根や黒ずんでいる根があれば、清潔なハサミで切り取っておきます。

  1. 新しい鉢に植える

一回り大きい鉢に植え替え、底に鉢底石を敷きます。観葉植物用の土を半分程度まで入れたら、ドラセナサンデリアーナを鉢の中央に配置し、残りの土で周りを埋めて固定します。

  1. 水やりと置き場所の管理

植え替え直後にはたっぷりと水を与え、余分な水が鉢底から出るようにします。その後は、明るい日陰で約1週間管理し、根が新しい土に馴染んでから通常の育成場所に移動します。

植え替えを行うことで、ドラセナサンデリアーナの健康が保たれ、さらに丈夫で美しい姿に育っていくでしょう。

ドラセナサンデリアーナの剪定方法

ドラセナサンデリアーナは、剪定を行うことで形を整えたり、不要な葉や茎を取り除いたりして、健康的な成長を促進できます。剪定を行うタイミングとしては、春から初夏の時期が適しています。不要な葉や茎を剪定することで、風通しがよくなり、病害虫がつきにくくなります。また、根元から出た新芽を残すことで、全体のボリュームを維持しつつ形を整えることもできるでしょう。剪定の手順は以下の通りです。

  1. 枯れた葉や黄色くなった葉を取り除く

枯れた葉や黄色くなった葉を、根元から切り取ります。切り取ることで、栄養の無駄遣いを防ぎ、新しい葉への成長を促します。

  1. 伸びすぎた枝や乱れた部分を整える

長く伸びすぎた枝を適度な長さで切り戻します。幹に近い部分で切ることで、新しい芽が生えやすくなる効果があります。

  1. 剪定後のケア

剪定後は乾燥した場所で保管し、剪定した部分が乾燥するまで水やりを控えます。切り口が湿気で腐るのを防ぐために、乾燥させてから通常の水やりに戻しましょう。

定期的に剪定を行うことで、ドラセナサンデリアーナの形を美しく保ちながら、健康的な成長をサポートできますよ。

ドラセナサンデリアーナの増やし方

ドラセナサンデリアーナは、比較的簡単に増やせる観葉植物です。挿し木、茎伏せ、水挿しの3つの方法で増やすことができます。ここでは、それぞれの方法について解説します。

挿し木

植物を増やす最も簡単なやり方に、挿し木があります。一般的に、種から育てると育つまでに時間がかかってしまいます。また、斑入りの場合は突然変異のため、挿し木でしか増やすことはできません。

差し木であれば早く楽しむことができるため、お気に入りの斑入りドラセナサンデリアーナを楽しみたい方にはおすすめの方法です。

ドラセナサンデリアーナの挿し木方法は以下の通りです。

  1. 準備
    春から初夏の時期に、健康な茎をカットします。茎の長さは10〜15cmほどが目安です。
  2. 挿し木の植え付け
    切り取った茎を観葉植物用の土や水はけのよい土に挿します。茎の下部が土にしっかり埋まるようにし、風通しのよい明るい場所に置きましょう。
  3. 管理
    土が乾燥しないように定期的に水やりをしますが、過湿にならないよう注意が必要です。数週間後には根が出て新芽が伸びてきます。

茎伏せ

茎伏せは、土の上に茎を置き、発根させる方法です。

ドラセナサンデリアーナの茎伏せの方法は以下の通りです。

  1. 準備
    健康な茎を10〜15cmの長さにカットし、葉を取り除きます。
  2. 茎の配置
    土の上に茎を水平に置き、軽く土をかぶせます。
  3. 管理
    乾燥しすぎないよう水やりをし、湿度を保ちながら明るい場所に置きます。発根すると新芽が出てきます。

水挿し

水挿しは、水を使って植物の挿し木を発根させる方法です。ドラセナサンデリアーナのように茎がしっかりしている植物には適した増やし方で、簡単に実施できるのが魅力です。

以下、水挿しの手順について詳しく説明します。

  1. 茎の準備
    増やしたいサンデリアーナの健康な茎を10〜15cmほどの長さに切り取ります。茎の下の葉はあらかじめ取り除いておくと、水中で葉が腐るのを防げます。
  2. 容器の用意
    茎を浸けるための透明なコップや瓶を用意し、水を入れます。透明な容器だと発根の様子が確認しやすいです。
  3. 茎を水に浸ける
    茎の下端が水にしっかりと浸かるようにセットします。茎の半分以上は水に浸けないようにしましょう。日当たりがよく、直射日光を避けた明るい場所に置きます。
  4. 水の管理
    水は毎日取り替えて新鮮に保ちます。これにより、細菌の繁殖を防ぎ健康な発根を促します。
  5. 発根の確認と植え替え
    1〜2週間で根が出始めるので、根が2〜3cmほどに成長したら、観葉植物用の土に植え替えます。最初の数日間は湿度を保つため、土を乾燥させないように注意しましょう。

水挿しは植物の成長の様子が見えやすいため、発根の経過を楽しむことができるおすすめの方法です。

ドラセナサンデリアーナに関するよくある質問

ドラセナサンデリアーナを育てる中で、疑問が出てくることがあるでしょう。

ここからは、サンデリアーナをより健康に、そして魅力的に育てるためのコツや知識について解説します。

ドラセナサンデリアーナが伸びすぎている場合どうしたらいい?

ドラセナサンデリアーナが伸びすぎてしまった場合、剪定でサイズを調整することができます。まずは、全体のバランスを見ながら、長く伸びた茎や葉を切り戻しましょう。茎を途中でカットすることで、横から新しい芽が出やすくなり、さらにボリュームのある形に仕立てることができます。剪定した茎は挿し木にして増やすことも可能なので、増やしたい場合は、カット後の茎を水挿しや土挿しにして育ててみましょう。

ドラセナサンデリアーナは水耕栽培できる?

ドラセナサンデリアーナは水耕栽培も可能です。水耕栽培は、水を使って根を育てる方法で、清潔な環境が保てるため、観葉植物として室内で楽しむのに向いています。水耕栽培を始めるには、健康な茎を選んで根がしっかり出るまで水挿しで発根させ、その後も清潔な水を保ちながら管理します。水耕栽培の場合、定期的に水を替えて根腐れを防ぎ、根の健康を維持することが大切です。

フラワーギフトラボ厳選のドラセナサンデリアーナを紹介

フラワーギフトラボでは、ドラセナサンデリアーナを美しいラスターポット付きで提供しています。お部屋を明るく彩り、厄除けや風水効果も期待できる観葉植物として人気のアイテムです。ここでは、特におすすめのドラセナサンデリアーナをご紹介します。

ドラセナサンデリアーナ7号(ラスターポット付き)

flower gift lab / サンデリアーナ7号 (ラスターポット付き)

ドラセナサンデリアーナ7号は、シンプルで落ち着いたラスターポット付きで、置き場所を選ばないのが特徴です。ドラセナの緑が美しく映えるポットで、玄関やリビング、オフィスなどにも最適。成長も楽しみやすいサイズ感で、観葉植物初心者にもおすすめの一鉢です。

ドラセナサンデリアーナ8号(ラスターポット付き)

flower gift lab / サンデリアーナ8号 (ラスターポット付き)

先ほど紹介したものよりも少し大きめの8号サイズで、存在感がありながらもシンプルでインテリアに自然と馴染むドラセナサンデリアーナです。風水効果も期待され、ポジティブなエネルギーを取り入れる植物として、家や職場での癒し空間をつくりたい方におすすめです。

まとめ・ドラセナサンデリアーナを育てよう

ドラセナサンデリアーナは、優雅な立ち姿と鮮やかな緑の葉が印象的で、室内を明るく彩る観葉植物です。風水的には家や職場によいエネルギーを運ぶとされており、置き場所によっては厄除けや運気アップの効果も期待できます。比較的育てやすい植物で、初心者の方でも適切な水やりや置き場所の工夫で健康的に育てられるのが魅力です。挿し木や水挿しで増やせるため、長く楽しむことができるでしょう。

フラワーギフトラボでは、上質なドラセナサンデリアーナを取り揃えています。観葉植物を通して癒しと華やかさを届けたい方は、ぜひフラワーギフトラボの商品で素敵な一鉢を見つけてみてください。