観葉植物

ラ・メールコラム > 観葉植物 > エバーフレッシュとは?特徴や育て方、花言葉や植え替え方法も紹介

エバーフレッシュとは?特徴や育て方、花言葉や植え替え方法も紹介

エバーフレッシュは、優雅なシルエットと繊細な枝ぶりが魅力の観葉植物です。花火のように広がる丸い花もまた、人気の理由の一つです。

室内のインテリアとしてよく選ばれるエバーフレッシュですが、実は温度管理や水やりに気を遣う必要があり、適切なケアが不足すると、元気を失ってしまうこともあります。

今回は、そんなエバーフレッシュの特徴や育て方のポイント、花言葉や植え替え方法、剪定方法など、網羅的に解説します。

エバーフレッシュとは?

エバーフレッシュは、ネムノキの仲間で、明るく柔らかな葉と、縁起の良い花言葉を持つことから、贈り物やインテリアに人気です。

エバーフレッシュの基本情報は以下の通りです。

  • 科名:マメ科
  • 属名:コヨバ属
  • 和名:アカサヤネムノキ
  • 英名:Pithecellobium congertum ever fresh
  • 学名:Cojoba arborea var. angustifolia
  • 原産地:ボリビア、ブラジル
  • 開花時期:春から夏

エバーフレッシュの特徴

エバーフレッシュは、涼しげな葉のつき方や、細くしなやかな幹が特徴の観葉植物です。観葉植物には珍しい就眠運動と呼ばれる、夜になると葉を閉じて眠るような姿がみられます。また、愛らしい直径2~3cmほどの丸い花を咲かせます。開花後は、赤いサヤの中に黒い種子が入り、このサヤが「アカサヤネムノキ」の日本名の由来です。

エバーフレッシュの花言葉

エバーフレッシュの花言葉は「歓喜」や「胸のときめき」です。この花言葉の由来は、中国の伝承からきていると言われています。エバーフレッシュを使った酒を飲んだことで不機嫌な父親が笑顔を取り戻したという逸話があり、それが花言葉の由来となっています。縁起の良い花言葉を持つため、贈り物としても喜ばれる植物です。

風水における効果と置き場所

風水では、エバーフレッシュは落ち着きや癒しを与え、運気の上昇を象徴する植物とされています。特に東側に置くことで、良いエネルギーを引き寄せると言われています。夫婦円満の効果を期待する場合は、寝室に置くのもおすすめです。

エバーフレッシュの育て方とポイント

エバーフレッシュを元気に育てるためには、適切な日当たりや温度管理が重要です。以下の項目で、基本的な育て方やポイントを紹介します。

日当たりと置き場所

エバーフレッシュは日当たりの良い明るい場所を好みますが、強すぎる直射日光には苦手なため、注意が必要です。特に真夏の日差しが強い季節などは、葉焼けを起こすことがあるため、日光の調整にはレースカーテンなどを使うとよいでしょう。また、西日が当たる場所は避け、できるだけ東向きの窓辺に置くのがおすすめです。また、エアコンの風が直接当たると乾燥してしまうため、エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょう。

温度管理

エバーフレッシュは寒さに弱いため、冬場は室内で管理します。気温が下がると成長が緩やかになり、低温では枯れることもあるため、寒くなる前に室内に移動させることが大切です。夏の気温が高い間はバルコニーで管理することができます。室内から外に出すときは、直射日光による葉焼けを防ぎましょう。

水やり

水やりは季節に応じて調整しましょう。春から秋の成長期には、土の表面が乾いたらたっぷり水を与え、冬は控えめにします。また、葉水も必要で、毎日霧吹きで湿度を保つと、葉もみずみずしく、元気な状態を保てますよ。冬場は休眠期に入るため、土の表面が完全に乾燥してから2〜3日あとの水やりでも問題ありません。

エバーフレッシュの剪定方法とタイミング

エバーフレッシュは、適切に剪定することで、美しい樹形を保ち、健康的な成長を促せます。特に、風通しを良くしたり、形を整えたりするための剪定は重要です。ここでは、エバーフレッシュの剪定方法と最適なタイミングを解説します。

剪定のタイミング

エバーフレッシュの剪定は、成長期である春から夏にかけて行うのがベストです。冬は成長が止まる休眠期のため、剪定を行うと植物に負担をかけることがあります。4~7月の温暖な時期に、不要な枝葉をカットして樹形を整えましょう。

剪定方法

剪定を行う際は、まず不要な枝や混み合っている部分をカットします。これにより、風通しが良くなり、日光が全体に行き渡りやすくなります。切る位置は、葉の付け根から少し上の部分を斜めにカットすると、綺麗に仕上がります。太い枝を切る場合は、清潔な剪定ばさみを使い、切り口が傷まないよう注意してください。枝を長く残してしまうと、その頂点から新しい枝が伸びて、形が不格好になりやすいため、剪定後に枝が伸びることも考えて短めに剪定するのがおすすめです。節のやや上で切って、切り口に癒合剤を付けることで、剪定後の枯れ込みも少なくなるでしょう。

形を整える剪定

エバーフレッシュは、自然な樹形を楽しむ植物ですが、部屋のスペースに合わせてコンパクトに保つために剪定を行うこともあります。特に、下の方の枝を落とすことで、樹形が整い、見た目がスッキリとします。また、不要な枝を取り除くことで、成長が促され、全体的に元気な姿を保つことができるでしょう。

剪定後のケア

剪定後は、切り口が乾燥しないように注意しましょう。また、剪定したあとは植物がエネルギーを回復できるよう、水やりを適度に行い、葉水で湿度を保つことが大切です。剪定ばさみは使用後、消毒を行って清潔に保つことで、次回以降も安心して使うことができます。

エバーフレッシュの植え替え方法

エバーフレッシュを元気に育て続けるためには、定期的な植え替えが必要です。特に成長が早い植物なので、根が鉢いっぱいに広がってしまう「根詰まり」を防ぐためにも、適切なタイミングで植え替えを行いましょう。ここでは、エバーフレッシュの植え替えの手順とポイントについて詳しく解説します。

植え替えのタイミング

エバーフレッシュの植え替えは、成長が活発になる春から初夏(4~7月)に行うのが最適です。この時期は植物が成長しやすく、新しい環境にも早く馴染みます。植え替えを避けるべきタイミングとしては、冬の休眠期や、夏の真っ只中など気温が極端に高い時期です。2~3年に一度を目安に植え替えを行いましょう。

植え替えに必要な準備

植え替えを行う前に、必要な道具を揃えておきましょう。以下のアイテムが役立ちます。

  • 新しい鉢(一回り大きいもの)
  • 観葉植物用の培養土
  • 軽石や鉢底石(排水性を高めるため)
  • 清潔な剪定ばさみ

また、植え替え後の植物が安定するよう、支柱も用意しておくと良いでしょう。

植え替えの手順

実際に植え替えをしていきましょう。以下の手順で行ってください。

  1. エバーフレッシュを鉢から取り出す
    まず、エバーフレッシュを現在の鉢から慎重に取り出します。根を傷つけないように、鉢の縁を軽く叩いて土をゆるめるとスムーズに取り出せます。鉢の中で根がぎっしり詰まっている場合は、根をほぐし、必要に応じて根の先端を軽く剪定します。
  2. 古い土を落とす
    根に付いている古い土を軽く落とします。すべてを落とす必要はありませんが、特に根詰まりしている部分の土は丁寧に取り除いてください。これにより、新しい土が根に十分に行き渡り、栄養を吸収しやすくなります。
  3. 新しい鉢に植え替える
    新しい鉢にはまず鉢底石や軽石を敷き、その上に新しい培養土を少し入れます。エバーフレッシュの根を鉢の中心に置き、周囲に培養土を詰めていきます。この際、根がしっかり土に埋まるように軽く押し固めながら、根の上に土をかぶせます。鉢の縁から少し下まで土を詰めるのが理想です。
  4. 水やりを行う
    植え替えが完了したら、たっぷりと水を与えましょう。鉢の底から水がしっかり流れ出るまで、水をたっぷりと注ぎます。これにより、新しい土に水が行き渡り、植物が早く環境に馴染みます。

植え替え後のケア方法

植え替え後のエバーフレッシュは、少しストレスを感じることがあるため、直射日光の強い場所は避け、明るい日陰で管理します。最初の1週間は、乾燥しすぎないように水やりを行いながら様子を見ましょう。また、根がしっかり土に馴染むまで、肥料は控えるのがポイントです。1ヶ月ほど経ったら通常のケアに戻し、成長期には肥料を与えてください。

エバーフレッシュの増やし方

エバーフレッシュは、剪定で出た枝を利用して簡単に挿し木や水耕栽培で増やすことができます。ここでは、エバーフレッシュを挿し木で増やす方法を、水耕栽培と土を使った方法に分けてご紹介します。

水耕栽培で増やす方法

エバーフレッシュは水耕栽培でも増やすことが可能です。以下の手順で進めましょう。

  1. 枝を水に差す
    剪定でカットしたエバーフレッシュの枝を、コップや容器に水を入れて差します。このとき、葉のついている部分が水に浸らないように注意しましょう。
  2. 発根を待つ
    3~4週間ほどで根が出てくることが多いですが、環境によっては数か月かかることもあります。水の入れ替えは1~2日に一度行い、水が腐らないように清潔な状態を保つことが大切です。
  3. 根が出たら植え替える
    発根したら、透明な容器に移し替え、ハイドロカルチャー用のボールや小石などで根を支えながら育てます。この際、器の底には少量の水を残す程度にして、過剰な水分がたまらないように注意しましょう。

挿し木で増やす方法

土を使った挿し木は、より一般的な方法で、室内でも簡単に行えます。次の手順を参考にしてください。

  1. 枝を準備する
    挿し木にする枝は、葉を上部に数枚残し、下の葉は取り除きます。枝は10~15cmの長さに切り、余分な栄養が不要な部分に行かないようにしましょう。
  2. 枝を水に浸ける
    切った枝は、植える前に約20分間ほど水に浸しておきます。水に浸すことにより、枝が乾燥せず、スムーズに根が出やすくなります。
  3. 土に挿す
    準備した赤玉土や育苗ポットに、枝を挿し、たっぷり水を与えます。土は適度に湿らせておくことが重要です。挿し木後は、直射日光の当たらない、日陰か半日陰の場所で管理します。
  4. 管理と育成
    挿し木は、風通しの良い場所で水やりを適度に行いながら管理します。根付くまでは水分が重要であるため、土の表面が乾いたらしっかり水を与えましょう。

エバーフレッシュの挿し木は比較的簡単で成功率も高いため、初心者でも挑戦しやすいです。適切な管理を行えば、新しい株をどんどん増やして楽しむことができます。

エバーフレッシュのよくあるトラブルと対処法

エバーフレッシュを育てていると、葉が変色したり、元気がなくなったりといったトラブルが発生することがあります。これらの問題に対処するためには、まず原因を特定し、適切なケアを行うことが大切です。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を紹介します。

葉が変色している

エバーフレッシュの葉が変色している場合、主に水やりの問題が考えられます。水不足や水のやりすぎは、どちらも葉の変色を引き起こします。水不足の場合は、土の乾燥具合を確認し、必要に応じて水やりを適切に行いましょう。一方、水やり過ぎが原因の場合、根腐れを起こしている可能性があるので、土の湿り具合を確認し、必要に応じて水やりの頻度を減らします。また、過湿状態が続く場合は、鉢底の排水性を確認し、改善することも大切です。

葉が閉じたまま開かない

エバーフレッシュの葉は夜になると閉じ、朝に開く就眠運動をしますが、日中も葉が閉じたままの状態が続く場合、環境ストレスが原因の可能性があります。特に水分不足や空気の乾燥が原因となることが多いです。土の乾燥を確認し、水やりや葉水を行って湿度を補いましょう。また、空調による乾燥にも注意し、必要に応じて加湿器を使用するのもおすすめです。

株がぐったりして元気がない

冬季(休眠期)によく見られる症状です。休眠期には、水やりの頻度を控え、肥料を与えずに育ててください。水や肥料のの与え過ぎによって、根詰まりや根腐れを起こしている可能性もあります。しばらく水を控えても回復しないようであれば、以下で紹介する植え替えを行いましょう。

葉がしおれたり、黒ずんだりしている

葉がしおれたり、黒ずんだりしている場合、根腐れが考えられます。水のやりすぎや排水性の悪い土を使うと、エバーフレッシュは根腐れを起こすことがあるのです。根が酸素不足に陥るため、必ず鉢底に水が溜まらないようにし、排水性の良い土を使用しましょう。根腐れが進んだ場合は、腐った部分を取り除き、新しい土に植え替える必要があります。

エバーフレッシュを贈り物にする際の注意点

エバーフレッシュは、縁起の良い花言葉や美しい見た目から、贈り物としても人気の観葉植物です。特に、新築祝いや開店祝い、引越し祝いなど、さまざまなシーンで喜ばれます。しかし、贈り物としてエバーフレッシュを選ぶ際にはいくつかのポイントに気を付ける必要があります。以下の項目で確認していきましょう。

サイズの選び方に注意

エバーフレッシュを贈り物にする際は、贈る相手の住環境や置くスペースに合ったサイズを選ぶことが大切です。エバーフレッシュは成長するとかなり大きくなるため、相手が室内でどのように育てたいかを考慮しましょう。小さな鉢であれば、机の上や窓辺に置けるコンパクトなサイズが良いですが、広いリビングやオフィスには、130cm以上の大きなものも喜ばれます。

贈る時期と環境に注意

エバーフレッシュは温度や湿度に敏感な植物なので、贈る時期にも注意が必要です。特に冬場に寒い地域へ贈る場合、温度管理が難しいため、相手に対して屋内で適切に管理できるかを事前に確認すると良いでしょう。また、夏の直射日光に弱い面もあるため、置き場所にも気を付けるよう伝えることが大切です。

相手の手入れの負担を考慮する

観葉植物は手間をかけて育てる楽しみがある一方で、手入れに時間や労力がかかる場合があります。エバーフレッシュも定期的な水やりや環境管理が必要な植物です。相手が植物を育てるのが初心者の場合や忙しい場合は、手間が少ない他の観葉植物を検討するか、育て方のアドバイスや手入れグッズを一緒に贈ると良いかもしれません。

エバーフレッシュを購入するならECサイトがおすすめ

エバーフレッシュを購入する際には、ECサイトを利用すると便利です。自宅にいながら多くの選択肢から自分にぴったりの植物を選べるだけでなく、レビューも参考にできるため、安心して購入できます。ここでは、ECサイトでエバーフレッシュを購入するメリットを紹介します。

豊富な品揃えとサイズ選択

ECサイトでは、豊富なサイズや種類のエバーフレッシュが揃っており、自分のインテリアや置き場所に合ったものを簡単に見つけることができます。実店舗ではなかなか見つからない大型サイズや特殊な形の植物も、ECサイトなら取り扱いが豊富です。

自宅まで配送してもらえる

エバーフレッシュのような大型植物でも、ECサイトを利用すれば自宅まで配送してもらえるため、持ち運びの手間が省けます。配送中に植物が傷まないよう、専門的な梱包が施されていることが多く、安心して注文できます。

専門店のアドバイスが得られる

多くのECサイトでは、観葉植物の育て方や管理方法についてのアドバイスも掲載されています。初心者でも安心して育てられるよう、豊富な情報を提供しているサイトを選ぶと良いでしょう。専門的なサポートがあるサイトでは、植物の状態に関する質問にも対応してくれることがあります。

ECサイトでの購入は、豊富な品揃えや自宅までの配送、さらに信頼できるレビューの確認が可能なため、忙しい人や初心者にもおすすめです。

フラワーギフトラボ厳選のエバーフレッシュを紹介

最後に、フラワーギフトラボ厳選のエバーフレッシュをご紹介します。フラワーギフトラボでは、ギフトや自宅での育成にぴったりのフラワーギフトや観葉植物をネット販売しております。ぜひこの機会に、フラワーギフトラボのサイトをのぞいてみてくださいね。

エバーフレッシュ10号 (ラスターポット付)

エバーフレッシュ

商品ページ:flower gift lab / エバーフレッシュ10号 (ラスターポット付)

フラワーギフトラボが提供しているエバーフレッシュ10号 (ラスターポット付)は、高さ約180〜200cm前後で、大人の男性よりも背丈が高く、お部屋やカフェなどの店舗のシンボルツリーとしてもおすすめです。価格は税込20,460円でご用意しております。昼と夜で違った姿が楽しめるので、何気ない日常に変化を取り入れたいときにぴったりですね。花言葉も「胸のときめき」「歓喜」といった明るい意味合いを持つ観葉植物なので、ギフトにもおすすめです。

エバーフレッシュを取り入れてインテリアを楽しもう

エバーフレッシュは、その優美な見た目と成長の楽しさから、贈り物やインテリアに最適な観葉植物です。インターネットでの購入では、豊富な選択肢からサイズや形状を選べるだけでなく、口コミやレビューを参考にして、安心して注文できます。特に、エバーフレッシュを初めて育てる方や、大切な人へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。

エバーフレッシュをフラワーギフトとして贈りたい方は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。豊富なサイズと丁寧な梱包、信頼できる配送サービスで、大切な植物を最良の状態でお届けします。