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ベンジャミンの育て方。基本情報と育てるまでの準備まとめ

日々の疲れを植物で癒やしてみてはいかがですか?ベンジャミンはとても人気のある観葉植物で、リモートワークの多い方やオフィスに癒やしをプラスしたいと考えている人にぴったりです。日当たりや温度調節に気をつけることができれば、とても育てやすい初心者におすすめ。そんな魅力たっぷりなベンジャミンの基本情報から育て方を紹介していきます!

ベンジャミンの特徴・基本データ

ベンジャミンは、クワ科いちじく属の常緑樹で、和名は「しだれカジュマル」です。原産地はインドから東南アジアにかけての地域で、耐陰性が強く、日当たりを好みます。葉は小さく長さ10センチの楕円形で光沢があり、枝がとても柔らかく、三編みにアレンジすることもできるおしゃれな観葉植物です。

また、ベンジャミンは風水的に人間関係をスムーズにしてくれる効果もあります。家に置く

だけで運気を上げてくれるので、飾るのにぴったりな植物です。さらに東南・北西に置くことで社運や社交運をアップさせる効果があるので、オフィスに置くのもおすすめです。

 

ベンジャミンの種類と品種

 

ベンジャミンにもいくつか種類があり、お部屋の雰囲気やお部屋の大きさによって選ぶことができます。小さなものから大きなものまであるので、部屋の雰囲気によって置く種類を変えることもできます。

ここでは、ベンジャミンの中でも特に人気がある3種類をご紹介します。

 

フィカス・ベンジャミナ

フィカス・ベンジャミナは、ベンジャミンの中でも一番定番の種類です。草丈は30cmから2mほどになり、耐寒性は弱く、耐暑性に優れています。

植え付けから始める場合は、5月から7月の温かく湿気がまだあまり出ないタイミングで始めるのがおすすめです。水はけの悪い土を使うと、多温多湿を好みますが、根腐れする可能性があるので、水はけの良い土を使うなどして管理しましょう。

ベンジャミン・スターライト

ベンジャミン・スターライトは、葉に星の光のような白い斑が散りばめられているのが特徴のとてもキレイな種類です。似たように白い斑の入るベンジャミン・ゴールデンプリンセスという種類もありますが、縁にのみ柄が入るものが、ゴールデンプリンセスで全体に模様がつくものはスターライトです。育て方は通常通り日に当てて育てます。模様のついた葉がとてもきれいなので、お部屋のアクセントにするのにぴったりな品種です。

 

ベンジャミン・ラブリー

ベンジャミン・ラブリーは10年ほど前に日本に出回り始めた品種です。とても可愛らしい品種で、窓際に一つおくだけでお部屋も温かい雰囲気になります。また、幸福をもたらす木と言われているので、小さめなサイズのベンジャミン・ラブリーはプレゼントにぴったりです。結婚祝いや、出産祝いにとても素敵なプレゼントにもなります。小さなものからスタートしたい、と考えている方に贈ると喜んでもらいやすいでしょう。

 

ベンジャミンを育てるまでの準備

「ベンジャミンを育ててみよう!」と思っても、どんなものを準備したら良いのか迷うでしょう。

ベンジャミンを上手に育てるには、環境と道具が大切になります。

ここでは、ベンジャミンを育てるために必要な準備をご紹介します。

 

鉢で育てるための準備

もともと鉢ごと売っているものも多いですが、日が立つと大きくなってくるものも多いです。苗から育てる場合には、ベンジャミンが大きくなるにつれて鉢植えを大きくする必要はあります。しかし、鉢が大きすぎても栄養が上手に行き渡らなかったり、小さすぎると土からの栄養が足りなくなってしまうことがあるので、その時の大きさに適したものを選ぶのが大切です。大きさの目安は、根っこが余裕をもって鉢の底につかないものを選びましょう。そこをついてしまうと、ベンジャミンがまだまだ育つ余裕があるのに根がぶつかってしまってしまい、それ以上育たなくなることもあります。

庭などに直接育てるための準備

鉢植えで購入したベンジャミンでも庭で育てることができます。日光が大好きな植物なので、なるべく日光の当たる場所を選んで植え替えをしましょう。ただし、直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こすことがあるので、直接太陽の光が当たる場所は避けたほうが良いです。また、霜に当たったり冬の寒い時期に出しておくと枯れてしまう可能性が非常に高いため、寒さを避けるように工夫をするか、難しいのであれば、鉢で育てることがおすすめです。

どうしても外で育てたい場合は、鉢植えの状態のまま外に置くことをおすすめします。

ベンジャミンを育て方の基本情報

とても育てやすいベンジャミンですが、より長く楽しむにはいくつかコツが必要です。

コツといっても難しい技術は全く必要がなく、置く場所や水やりのタイミングを気をつける程度なので、初心者でも簡単にベンジャミンを楽しむことができるでしょう。

ここでは、ベンジャミンの基本的な育て方をご紹介します。

 

植え付けの仕方

ベンジャミンはどんどん育つ植物なので、小さなもので購入した場合は、根がどんどん伸びて行くことが考えられます。鉢の中が根でいっぱいになると、根から呼吸ができなくなり枯れる原因になるので、必ず植え替えをしましょう。

また鉢を選ぶときは、大きさだけでなく水はけの良いものを選ぶ必要があります。水はけが悪いものや、根がはみ出ているものを使用し続けると栄養が行き渡りません。

数ヶ月根が増えても大丈夫な位余裕をもった大きさにしてあげると長く楽しめるでしょう。

水やりの仕方

植物を育てる上で一番大切なのは毎日の水やりです。特にベンジャミンは春から秋の時期が一番育つので、この時期は水を多く必要とします。ただ鉢植えにたっぷりと水あげすぎると、根腐れを起こす可能性があるので、土の表面がしっとりとするくらいの水をあげましょう。また、冬は停滞期なので、2〜3日に一度の頻度で水を上げましょう。少し乾燥していても、冬の間は問題ありません。気がついたときに水をあげることで、冬を乗り越えられます。

肥料のあげかた

ベンジャミンは、春〜秋の間が成長期なので、このタイミングで肥料をあげましょう。肥料の種類はさまざまなものがありますが、ベンジャミンにあげる場合は窒素が多鋳物か、もしくは窒素・カリウム・リン酸が含まれている暖効性化成肥料のものがおすすめです。

水をよく吸収する時期でもあるので、液体肥料を水やりと一緒に、もしくは水やりの代わりにあげることによってしっかりと栄養を吸ってくれます。

肥料が多すぎてしまうと、葉や枝が茂りすぎてしまいますので、決められた量を与えることによって美しいベンジャミンに育てることができます。

剪定の仕方

ベンジャミンの剪定の時期は、4月〜9月の育成期がおすすめです。特に広い範囲の剪定をしたい場合は、新芽の出てくる春頃を目安に行うと良いでしょう。ただ、絡み合っている枝を切ったり、見た目のデザインが気になる場合に行う切り戻しは、育成期以外にも行っても問題ありません。

ベンジャミンを切るときには、樹液が飛ぶので、必ずエプロンやレジャーシート、軍手などを用意しましょう。特に、樹液が肌につくとかぶれの原因になるので、軍手などは必須です。

冬越しさせる方法

寒さに弱いベンジャミンにとって、冬は少し注意が必要季節です。

冬は屋外に出さずに、必ず室内のできるだけ日当たりのいい場所で管理しましょう。

ベランダでも良いのでは?と考える人もいますが、ベランダで管理をしてベンジャミンが枯れてしまった・・・ということもあるので、おすすめはしません。

万が一枯れてしまっても、春まで環境を改善しながら育てて、新芽が出ればまた育て直すことができるので、諦めないで育ててみましょう。

挿し木での増やし方

ベンジャミンは挿し木をすれば増やすことができます。挿し木に最適な時期は5〜8月で、増やしたいベンジャミンの苗と、土・鉢やハサミやバケツ、があればスムーズに行えます。挿し木をするときは、なるべく清潔で切れ味の良いハサミを使用することで、病気を防ぐことができます。また、挿し穂は斜めに切り、多すぎず少なすぎない量の葉を残すのも、挿し木を成功させるコツです。

ベンジャミンの育て方のポイント

ベンジャミンを育てる上で大切な要素が3つあります。

  • 置き場所
  • 苗の選び方
  • 植え替えの時期

それぞれのポイントを詳しく解説します。

置き場所

ベンジャミンにとって一番大切なポイントは太陽の光です。できるだけたくさんの日光を当てることで、大きく健康に育ちます。大きなベンジャミンは大きな窓の近くに、小さなものであれば、小窓に置くと良いでしょう。冬の時期以外はベランダで管理するのもおすすめです。ただ直射日光をは葉焼けの原因になるので、避けるのがベストです、どうしても大窓付近には場所の確保ができない場合は、小窓でも問題なく元気育つでしょう。ただし、置き場所を何度も変えることはおすすめできないので、できるだけ同じ場所で育てるのがポイントです。

 

苗の選び方

苗を選ぶときには、葉が引き締まっていてツヤの良いものを選びましょう。ツヤが出ているのは、苗が元気に育っている証拠です。栄養が行き渡っているものは、葉にハリがあり、ピンッとしていて一つ一つの葉が元気に育ちます。逆にあまりいい環境で育っていないベンジャミンの苗は、弱々しい軟弱な株に育ちます。必ず見ていてパワーを貰えそうな元気なものを選んで長く楽しめるようにしましょう。

植え替え時期の方法

ベンジャミンを植え替えるタイミングは、5月〜7月の育成期で、さらに晴れた日がおすすめです。植え替えは、根にすごくダメージを与える作業になので、慎重に行うことが大切。成長するこの時期に行うことで根の回復が早く、少しダメージがあっても回復しやすくなります。特にベンジャミンは育成期の頃にぐんぐん大きくなるので、鉢は根が余裕をもって伸びても大丈夫なものを選びます。もちろん5月〜7月以外にも植え替えはできますが、ダメージを受けると回復が遅いので、できるだけ丁寧に作業をして慎重に植え替えをしましょう。

ベンジャミンにつく害虫・病気とその対処法

どうしても悩みの種になってしまうのが、害虫と害虫によっておこる病気です。

ベンジャミンにつきやすい虫はや病気は主に4つ。

  • カイガラムシ
  • アブラムシ
  • うどんこ病
  • 炭疽病

それぞれの虫や病気を詳しく解説します。

カイガラムシ

カイガラムシはカメムシの仲間で、1-3mmのものです。葉や枝、幹などに白い斑点をみつけたら、カイガラムシの可能性が高いので注意深く確認しましょう。カイガラムシは名前の通り、表面が貝殻のようなもので覆われていて、スプレーなどの殺虫剤だけでは駆除しきれません。一つ一つ手で確認していく方法が確実です。対処方法は、カイガラムシは暗くて狭い場所が好きなのでできるだけカイガラムシの好む環境には置かないことが第一です。またカイガラムシの排泄物にはたくさんの盗塁が含まれているため、蟻が寄ってくると言われています。蟻を見つけた場合には注意しましょう。

アブラムシ

アブラムシには多数の種類がいて、黒、赤、緑や黄色のものがいて、ときには羽がついてるアブラムシもいます。アブラムシは風通しが悪く暗い環境を好むので、できるだけそのような場所を作らないように注意しましょう。またアブラムシの排泄物はベタベタしていて、その影響で葉や枝にカビが生えてしまって病気になったり、他の植物にも移ってしまうことがあります。アブラムシはハーブのニオイやチカチカしたものが苦手です。できるだけ近くにハーブを置いたり、土の表面にアルミホイルを置くなどして、アブラムシの対策をしましょう。

 

うどんこ病

うどんこ病とは、葉全体がうっすら白くなり、うどんの粉をまぶしたようになることからこの名前がつけられています。原因は、糸状のカビで風に乗って他の植物にも移ってしまうことがある気をつけたい病気です。予防としては、同じ種類の植物を多く並べないことや、窒素の多い肥料には注意する必要があります。また日当たりのいい場所に置くことでカビを防ぐこともできるので、なるべく日に当てましょう。さらに、食酢のスプレーをふりかけたり、重曹のスプレーを吹きかけることで対策もできます。

炭疽病

炭疽病は、カビが原因で植物などに黒斑点が出来てしまう現象です。放って置くとどんどん繁殖していくので必ず対処しましょう。また、炭疽病になってしまった葉はできるだけ早く切り落とし、それ以上の被害が出ないようにします。出てしまったら、なるべく日の当たる場所に持っていくことで対処しましょう。日頃から病気をしていないか、水はけの良い環境になっているかを観察することで、ベンジャミンをカビから守ることができます。

ベンジャミンを購入するならプレミアガーデンへ

ベンジャミンは、日当たりや風通しの良い場所を好む観葉植物です。環境を整えることで元気いっぱいに育ち癒やしの存在になってくれるでしょう。

また、風水効果も良く育てやすいことから、プレゼントにもぴったりです。

 

プレミアガーデンでは、ベンジャミンの販売はもちろん観葉植物のレンタルも行っております。

自宅でベンジャミンを育てたい、プレゼントしたい人は購入を、管理はしたくないけど観葉植物を楽しみたい人はレンタルがおすすめです。

ぜひ幸せなパワーをベンジャミンで広げてみませんか?