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かすみ草の花束でロマンチックなプロポーズを

恋人へのプロポーズには、豪華で華やかな花束がおすすめです。しかし、どんな花を選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。最近では、ふんわりと優しい印象のかすみ草を使った花束が人気を集めています。

この記事では、プロポーズの花束にかすみ草がおすすめの理由や、ほかの花との組み合わせ、ロマンチックなプレゼントの演出などを解説します。かすみ草の花束でプロポーズをしたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

プロポーズにかすみ草の花束がおすすめの理由

一昔前まで、かすみ草といえばメインの花を引き立てる脇役として多く使用されていました。しかし、最近ではかすみ草を主役にした花束やアレンジメントなども人気を集めています。それは、かすみ草を花束として贈るとさまざまなメリットがあるからです。

まずは、花束としてのかすみ草の魅力を解説します。

ナチュラルな雰囲気になる

バラの花束は豪華で素敵だけど、少し派手すぎると感じる人も多いのではないでしょうか。自宅なら良いのですが、お出かけ先で渡すとなると人目も気になります。

しかし、かすみ草の花束ならナチュラルテイストが好みの方にも贈りやすく、渡す側も気軽に贈れるでしょう。白い小花をたくさん咲かせるかすみ草は、ふんわりとした印象で派手過ぎません。清楚感もあるので、ナチュラルさを出しながらも、誠実な思いも伝わるでしょう。ウエディングブーケもかすみ草が使われることが多いので、その点でもプロポーズの場にふさわしい花と言えます。

ボリュームがありながら軽量

かすみ草は小花なので、ボリューム感に欠けるのではというイメージがあるかもしれませんが、よく枝分かれし、横に広がるように咲くので、数本でもふんわりした印象になります。しかし、ずっしりとした重さはなく、同じ本数のほかの花よりも軽量で持ち運びやすい傾向にあります。エアリーなボリューム感で、豪華さとカジュアルさのバランスが良く、花束にすると扱いやすいのです。

両手で抱えるほどの大きな花束は豪華で見栄えも良いのですが、重すぎると相手に負担がかかります。かすみ草で軽量さを保ちながら程よいボリュームを出してみましょう。

花言葉がプロポーズにふさわしい

花束を贈るときには、花言葉も意識してみましょう。かつては花を贈ることで気持ちを伝える風習があり、それが花言葉につながったと言われています。

プロポーズにおいて花束を贈るなら、その場にふさわしい意味合いがあるかどうかをチェックしてみましょう。

かすみ草には、「感謝」「幸福」「無邪気」「親切」「清らかな心」などの花言葉があり、プロポーズにも最適です。また、白が定番のかすみ草ですが、ほかの色のバリエーションもあり、それぞれで花言葉が変わるので、色選びの参考にしてみてください。

かすみ草といえば白い花を思い浮かべる人も少なくないでしょう。実際、かすみ草の中でも白は最もメジャーな色で、市場にも多く流通しています。

そのため、白いかすみ草の花言葉は全体的な花言葉に共通しており、「清らかな心」「無邪気」「幸福」「感謝」「親切」「無垢の愛」「純潔」「夢見心地」などの花言葉があります。

白いかすみ草の純白さを引き立たせるような意味合いです。

ピンク

女性らしい柔らかさと優しいイメージを放つピンクのかすみ草。花言葉は「切なる願い」や「感激」などがあります。これは、ピンクのかすみ草が、好きな人を思って頬を赤らめる少女のように見えることに由来しているようです。

とてもロマンチックな意味合いなのでプロポーズでのプレゼントにもぴったりです。

青・紫

青や紫のかすみ草は、涼しげで落ち着いた雰囲気をかもしだします。しかし、青や紫のかすみ草は自然界には存在せず、人工的に着色されたプリザーブドフラワーです。そのため、個別に花言葉が付けられているわけではなく、「清らかな心」や「夢心地」など、かすみ草全般を指す花言葉になっています。

青には「清潔」や「誠実」といったイメージが、紫色には「神秘」や「優雅」などのイメージがあるので、この花言葉が付けられたのもうなずけます。

黄色・オレンジ

黄色やオレンジのかすみ草も人気ですが、これも人工的に着色されたものです。黄色いかすみ草はまるでミモザのような明るさがあり、空間をぱっと華やかにしてくれます。

花言葉はかすみ草全般のものと共通しており、「清らかな心」「無邪気」「親切」「幸福」などがあります。

黄色やオレンジ色には「明るさ」や「温もり」などのイメージがあるので、かすみ草の雰囲気にもぴったりです。

ドライフラワーにしやすい

プロポーズは一生の記念なので、花束を思い出として残しておきたい方も多いのではないでしょうか。写真を撮るのも良いですが、もらった花をドライフラワーにするとしばらく花を楽しめます。

全ての花がドライフラワーにしやすい花ではなく、向き不向きがあるのですが、かすみ草はドライフラワーにしやすい花とされています。乾燥後も生花と変わらぬ美しさを楽しめるので、一生の思い出を形に残せるのです。

ドライフラワーは自分でも実践できるのですが、生花をドライフラワーに加工するサービスがあるのでプロに任せるのも良いでしょう。

 

かすみ草とはどんな花?

花束やアレンジメントで多く用いられるかすみ草ですが、改めてどんな花なのかを解説しましょう。

 

和名 霞草(カスミソウ)

英名 Gypsophira/Baby’s Breath

学名 Gypsophira elegans

科・属 ナデシコ科・ジプソフィラ属

原産地 アジア・ヨーロッパ一帯

開花時期 5月〜7月頃

特徴

かすみ草はナデシコ科・ジプソフィラ属の花で、原産地はアジアやヨーロッパ一体地域です。細かく分岐した枝の先にたくさんの白い小花を付け、清楚で可愛らしい雰囲気を放ちます。

ふんわりと広がるように咲くので、数本でもボリューム感があり、ガーデニングはもちろん花束やフラワーアレンジメントなどのギフトとしても定番の花材です。

また、花が小さくて乾燥させやすいことから、ドライフラワーとして人気を集めています。

名前の由来

かすみ草は、細かく枝分かれした茎の先にたくさんの白い花を咲かせる様子が、春霞(はるがすみ)に似ていることからこの名が付けられました。ちなみに、英名では「Baby’s Breath(ベビーズ ブレス)」と呼ばれており、「赤ちゃんの吐息」を意味します。「ベビー」は赤ちゃんという意味だけでなく、「愛しい人」を指すこともあるので、プロポーズに最適です。

品種・種類

かすみ草は実は品種が多く、現在では100種以上とも言われています。その中でも、パニクラータ種、エレガンス種、ムラリス種の3つが代表的な品種です。

それぞれの品種で花の印象が異なるので、かすみ草の花束をプロポーズでプレゼントしたいときは品種にもこだわってみましょう。

パニクラータ種

パニクラータ種は白やピンクの花を咲かせ、一重咲きや八重咲きなどバリエーションが豊かな品種です。フラワーショップで販売されているかすみ草はこのパニクラータ種であることが多いので手に入りやすいでしょう。

育てると1m以上になることもあるボリュームのあるかすみ草です。

エレガンス種

エレガンス種は、かすみ草の中では少し大きめの1.5cmほどの花を咲かせる品種です。かすみ草というよりはコスモスに近いようなボリュームで、花束に加えると華やかなボリュームを加えてくれます。

切り花だけでなく苗も多く出回っているので、自宅で育ててからプロポーズで贈るのも素敵なギフトです。

ムラリス種

ムラリス種は草丈が20~30cmと低いのが特徴で、庭植えや寄せ植えに適しています。横に広がって育つので、グランドカバーとしても活躍してくれることでしょう。

花の色は白もありますが、ピンクの方が多くなっています。プロポーズでの花束に加えると、優しい雰囲気を添えてくれます。

独特の匂いがある

かすみ草は可愛らしい雰囲気の花ですが、実は独特の匂いがあるのも特徴です。これは、かすみ草を栽培するときの肥料に含まれるアンモニア成分によるもので、栽培環境によっては防ぐことはできません。

かすみ草の匂いが気になるときは、風通しの良い場所に置いたり鼻先が近づきすぎない場所に飾ってみましょう。また、かすみ草の側に小型の消臭剤を目立たないように置くのも有効です。

ドライフラワーのかすみ草の場合も匂いが残っていることがありますが、フレグランスや香水を振りかけることで匂いが気になりにくくなります。

プロポーズでかすみ草の花束を贈るときは、香りにも気を配ってみると良いでしょう。

 

かすみ草の花束をプロポーズで贈るときのタイプ

花束とひとことで言っても、大きさや形状でその印象が変わります。花束は大きく分けると「ワンサイドブーケ」と「ラウンドブーケ」の2種類に分けられるので、相手の好みや贈るシーンに合わせて選びましょう。

ワンサイドブーケ

ワンサイドブーケは、長さを強調した形のブーケです。本数が少なくても長さでボリュームを出せるので、コストを抑えつつも見栄えの良い花束を贈りたいときに適しています。

ある面から見たときに最も美しくなるよう束ねていくため、「ワンサイド」という名が付けられました。発表会や講演会などの式典で、ステージ上で贈られることも多く、遠くから見ても見栄えが良いのがメリットです。

気合を入れたいプロポーズでの花束に良いでしょう。

ラウンドブーケ

ラウンドブーケは、茎を短めにそろえて束ねたもので、可愛らしく丸みを帯びたシルエットになるのが特徴です。丸くするために本数が必要なのでコストがかかりやすいですが、どの向きから見ても美しく見えるという魅力があります。

ころんと可愛らしい印象で、ワンサイドブーケに比べてカジュアルさもあるので、あまり派手すぎない花束を贈りたい方におすすめです。もちろん、プロポーズで贈る花束としても喜ばれることでしょう。

 

プロポーズで花束を贈るときのおすすめの本数

花束を贈るときに花の種類や花言葉と合わせて注目していただきたいのが花の本数です。贈る花の本数によっても意味合いが異なることをご存じでしょうか。

一生に一度のプロポーズなので、花の本数にもこだわった花束を贈ってみませんか。以下に、プロポーズの場面におすすめの意味をもつ花の本数をご紹介します。

 

4本『一生愛し続ける』

9本『いつも一緒にいよう』

11本『最愛』

12本『恋人(奥さん)になって』

40本『永遠の愛を誓う』

50本『永遠』

99本『永遠の愛』

108本『結婚してください』

 

結婚は生涯の愛を誓い合うことなので、「永遠」の意味をもつ本数がおすすめです。花の本数とその意味にこだわって花束を贈りたいときは、ぜひメッセージカードなどにそのことを記すと良いでしょう。

 

プロポーズにかすみ草の花束を贈るときのポイント・注意点

かすみ草はプロポーズで贈る花束としておすすめの花ですが、相手により喜ばれるためにはいくつかのポイントを心がけてみましょう。かすみ草だけでなく、ほかの花の贈り物をするときにも役立つことなので、覚えておくことをおすすめします。

鮮度が落ちないようにする

プロポーズで花束を贈るときは、花の鮮度に気を配りましょう。花は生き物なので、命に限りがあります。特に切り花は寿命が短いので、花が美しいうちに贈れるようにしましょう。

プロポーズで花束を贈る日程に合わせて花束を準備することが大切です。あまり早く手配しすぎると花の鮮度が落ちてしまうので、当日、または前日に花を購入すると良いでしょう。

プロポーズのような特別な花束は当日店頭で購入することが難しいこともあるので、事前に予約しておくかネットショップで手配することをおすすめします。

メッセージカードを添えると気持ちが伝わる

花束を贈るときに、メッセージカードを添えると気持ちの伝わる丁寧なギフトになります。メッセージカードの内容としては、素直に伝えたい気持ちでも構いませんが、花言葉や本数の意味などを記すのもおすすめです。

自身でメッセージカードを選んで使用するのも良いですが、フラワーショップで花束を購入するとオプションでメッセージカードを付けることができるお店もあります。

プロポーズでかすみ草の花束を贈るなら、「結婚してください」などの一番大切なフレーズは言葉で伝えると思われるので、ほかの内容を書くと良いでしょう。

花瓶を添えると飾りやすい

花束はフラワーギフトの中でも定番の贈り物なのですが、受け取った後の事も考えてみましょう。花束は切り花を束ねたものなので、飾るには花瓶などの花器が必要になります。

普段から花を飾る習慣がない人や、1人暮らしの方の家には花瓶がない可能性があるので、そのような方に花束を贈ると困らせてしまうこともあるかもしれません。

もしその心配があるなら、花束を贈るときに花瓶も一緒にプレゼントするのも1つの手です。

 

かすみ草の花束をプロポーズで贈るときのおすすめの演出

プロポーズは人生の中でも大切なイベントの1つです。せっかくなら相手の思い出に残るような素敵な演出で結婚を申し込んでみませんか。

最後に、かすみ草の花束をプロポーズで贈るときのおすすめの演出をご紹介します。プロポーズの計画を立てるときの参考にしてみてください。

指輪と一緒に贈る

プロポーズといえば婚約指輪を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。プロポーズを華やかに演出するには花の贈り物が欠かせませんが、指輪を付けることでよりロマンチックなプレゼントになります。

順番としては、先に花束を渡して相手を驚かせ、結婚の承諾を受けたら婚約指輪を渡しましょう。

レストランやホテルで贈る

プロポーズで贈る花束は特別なものなので、大きくて豪華なものにしたいものです。しかし、花束はかさばりやすく、大きなものだと隠して持ち歩くのは難しいでしょう。

その場合、レストランやホテルなどの施設に事前に相談し、花束を預かってもらっておくという方法もあります。レストランでタイミングの良いときにスタッフの方に合図をし、花束を持ってきてもらいましょう。ホテルの場合、お部屋に事前に花束を置いておいてもらうという方法も素敵なサプライズになります。

しかし、そのようなサービスを受け付けていないお店や施設もあるので、事前に確認しておくことが大切です。

自宅で贈る

自宅で2人でくつろいでいる何気ない瞬間に、プロポーズをすると相手を驚かせることができるでしょう。あまり派手な演出を好まない方は、自宅で2人だけの空間でプロポーズの花束を贈るのもおすすめです。

自宅で花束を贈るなら、かさばりやすい花束を持って移動する必要もないので相手の負担を減らせます。プロポーズで花束を贈ったあとは、一緒に花瓶に生けるのも素敵です。

かすみ草の花束でロマンチックなプロポーズを!

近年では、かすみ草を主役にした花束が人気を集めています。ふんわりと広がって可愛らしく咲くだけでなく、花言葉も前向きなものが多いので、プロポーズで贈る花としてもおすすめです。

かすみ草の花束でプロポーズするときには、花束の形状や花の本数にもぜひこだわってみてください。自分の気持ちを込めた花束で、ロマンチックなプロポーズを演出してみましょう。