花はお祝いや感謝を伝えるためのギフトに最適です。せっかく花を贈るなら、幸せな花言葉をもつ花を贈ってみませんか。
この記事では、幸せや幸福にまつわる花言葉を31種類たっぷりご紹介します。バラやチューリップ、カーネーションなど誰もが知る定番の花も多いので、フラワーギフトの参考にしてみてください。
幸せや幸福そのものを表す花言葉
まずはシンプルに「幸せ」そのものを表す花言葉です。幅広いシーンで相手を問わず贈りやすく、自分へのご褒美として購入したり育てたりしても良いでしょう。
ピンク色のバラ「幸福」
花の女王とも呼ばれ、フラワーギフトの定番になっているバラですが、ピンクだと「幸福」という花言葉になります。ピンクのバラは優しくて可愛らしい印象があり、見ているだけで幸せになれるような美しさです。
ほかにも、「上品」「しとやか」「可愛い人」などの花言葉があるので、女性へのプレゼントにいかがでしょうか。
ピンク色のチューリップ「幸福」
チューリップは、春の球根植物を代表する花の1つです。チューリップ全般では「思いやり」などの花言葉がありますが、ピンクだと「幸福」になります。ほかにも、「愛の芽生え」や、西洋版では「理想の恋人」というロマンチックな花言葉も存在するのです。
片想いしている人や恋人関係の方へのプレゼントに適しています。
紫色のラナンキュラス「幸福」
花びらをたくさん重ね、ころんと丸い大きな花が豪華で華やかな印象のあるラナンキュラス。フラワーギフトやガーデニングにおいて人気の高い春の球根植物です。
古くから紫は高貴な色とされており、この色に出会えることは幸福を表すことからこの花言葉が付けられました。上品な紫色は、年上や目上の方への花にもおすすめです。
タンポポ「幸福」
日本各地に自生しているタンポポは、雑草として悩まされることもありますが、マーガレットのような可愛らしい黄色い花を咲かせます。そんなタンポポには「幸福」という花言葉があります。
これは、かつてヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来しているようです。しかし、綿毛の姿になると「別離」という花言葉にもなるので、ギフトの際には注意しましょう。
ブルーデージー「幸福」
ブルーデージーは、鮮やかな青い花びらと中心の黄色のコントラストが美しい花です。日本では多年草としてガーデニングが扱われることがありますが、寒さに弱いため気候によっては1年草になることもあります。
ブルーデージーは、結婚式で身に付けると幸せになれるアイテムである「サムシングブルー」になぞらえ、「幸福」という花言葉が付けられました。
パンジー「慎ましい幸せ」
黄色いパンジーには「慎ましい幸せ」という花言葉があります。大切な人との慎ましくも幸せな日々への感謝として贈りたい花です。花が少なくなる冬にも開花するので、ガーデニングでも不動の人気を集めています。
パンジーは花の色や咲き方がとても豊富なので、相手の方の好みや雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
カスミソウ 「幸福」
白い小花をたくさん咲かせるカスミソウは繊細で可愛らしく、メインの花を引き立ててくれる名わき役です。どんな花とも相性が良いことから「感謝」や「親切」などの花言葉がありますが、「幸福」という花言葉もあり、ギフトに最適です。
これは、小さな花がたくさん集まって咲く様子が、幸せが集まるイメージを連想させることに由来しています。
結婚式やブーケにおすすめの幸せの花言葉
次に、結婚式での花嫁さんのブーケや会場装花などにおすすめの花です。「幸せ」と「愛」を思わせる意味合いばかりなので、結婚祝いにも良いでしょう。 2人の末永い幸せを願う素敵な花言葉がそろっています。
ブルースター「幸福な愛」
ブルースターは、5枚の花びらを星型に付けることからこの名が付けられました。欧米では、花嫁さんが結婚するときに青いものを身に付けると幸せになれるという言い伝えがあり、このブルースターがよく用いられていたようです。
そのことから、「幸福な愛」という花言葉になりました。
クラスペディア「永遠の幸福」
すらりと伸びた花茎の先に、黄色いポンポンのような花を咲かせるクラスペディア。この色と形の美しさが長持ちすることから「永遠の幸福」という花言葉が付けられました。
クラスペディアはドライフラワーにも適しているので、おうちで長く楽しみたい方にもおすすめです。
ユーカリ「永遠の幸せ」
ユーカリは生命力がとても高く、山火事が起きてもその後に新たな芽を出すと言われています。その神秘的なパワーから「永遠の幸せ」という花言葉になったようです。同様に「新生」や「記憶」などの意味合いもあります。
ユーカリの中にはハート型の葉のかわいらしい品種もあるので、ブーケや会場装花などにぴったりです。
青色のカーネーション 「永遠の幸福」
カーネーションといえば母の日というイメージがありますが、それは赤いカーネーションに「母への愛」という花言葉があるからです。青いカーネーションを作り出すのはとても難しいと言われていましたが、1997年に日本の酒造メーカーとオーストラリアの企業との共同開発により、「ムーンダスト」という青いカーネーションが生まれました。
やっと作り出せたことに対する感激の気持ちから「永遠の幸福」という花言葉になったようです。
ネリネ「幸せな思い出」
ネリネは別名「ダイヤモンドリリー」とも呼ばれており、小さなユリのような可憐な花を咲かせます。ギリシャ神話がもとになり、「幸せな思い出」という花言葉が付けられました。
花びらがくるんと丸みを帯びているネリネは、束ねるとボリュームが出て華やかになります。花嫁さんのブーケにぜひ取り入れてほしい花です。
白色のアザレア 「あなたに愛されて幸せ」
ふわふわした縁取りが特徴的なアザレアは、まるで花嫁さんのウエディングドレスのようです。幸せに胸を膨らませる花嫁さんをイメージして、「あなたに愛されて幸せ」という花言葉が付けられました。
結婚式で用いたり、結婚記念日にパートナーに贈ったりしても素敵です。
結婚祝いや新居祝いにおすすめの幸せの花言葉
ここからは、結婚祝いや新居祝いなど、人生の新たな門出を迎える方に贈りたい花言葉です。相手の方に幸せが訪れるように願うものや、幸せな愛や家庭を応援できる花がたくさんあります。
ブライダルベール「あなたの幸せを願う」
5ミリほどの白い小花をふんわりと咲かせ、まるで花嫁さんのベールに見えることからこの名が付けられたブライダルベール。そのイメージから「あなたの幸せを願う」や「幸福」などの花言葉があります。
結婚する人にお祝いの気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。ブライダルベールは小花なのでメインの花を美しく引き立てながら隙間を埋めてくれます。
カキツバタ「幸せは必ずくる」
カキツバタは春の終わりから夏の始まりにかけて、水辺で咲く姿を見ることができる花です。日本では古くからなじみのある花で、万葉集にも登場しています。
カキツバタには「幸せは必ずくる」というポジティブな花言葉が付けられていますが、これはカキツバタの花が、幸福の象徴であるツバメに似ていることに由来しているようです。
胡蝶蘭「幸福が飛んでくる」
ビジネスシーンでの贈答花としても親しまれている胡蝶蘭。花の形がひらひらと飛ぶ蝶に見えることから「幸福が飛んでくる」という花言葉になりました。
胡蝶蘭は花持ちがとても良いことでも有名なので、鉢植えでのプレゼントもおすすめです。引っ越し祝いや結婚祝い、開業祝いなどにも活用していただけます。
スズラン「再び幸せが訪れる」
小さなベルのような可愛らしい花を咲かせるスズランは、女性からの人気が高い花です。冬が終わり暖かくなり始める4月頃に開花期を迎えることから、春の訪れを告げる花として「再び幸せが訪れる」という花言葉が付けられました。
小ぶりな花なので、さりげないプレゼントをしたい方におすすめです。
カネノナルキ「幸運を招く」
カネノナルキは、葉の形が硬貨に似ていることからこの名が付けられました。多くの富を得られるような植物だということから「幸運を招く」という花言葉になったようです。
コンパクトな鉢植えでも育てられるので、ガーデニングが趣味の方に贈ると喜ばれることでしょう。
福寿草「幸せを招く」「永久の幸福」
福寿草は古くから縁起の良い花として親しまれており、正月飾りにも使われています。その風習から花言葉は「幸せを招く」や「永久の幸福」となりました。
黄色い花を密集させるように咲くので、引っ越し祝いに贈ると新居を明るく彩ってくれることでしょう。
カランコエ「幸福を告げる」
カランコエには「幸福を告げる」という花言葉がありますが、これはカランコエの品種の1つにベルのような花を咲かせるものがあるからです。一般的なカランコエは、星型の花を密集させて咲くので、「あなたを守る」という花言葉もあります。
カランコエは、赤、黄色、白、ピンクなど花の色が豊富なので、相手の方の好みに合わせて選びましょう。
ラベンダー「幸せが来る」
心がリラックスするような香りを放つラベンダー。化粧品や芳香剤などにも香りが使われるハーブの一種です。その優しい香りから「幸せが来る」という花言葉になりました。
ラベンダーはドライフラワーとしても定番なので、長く飾ってもらいたいときにもおすすめです。
セージ「幸福な家庭」
セージは爽やかな香りが特徴のハーブです。かつては薬草として用いられていましたが、現在では料理において臭み消しなどにも使われています。
古くから私たちの生活に親しまれており、家族を守ってくれる存在であったことから「幸せな家庭」という花言葉になったようです。
スズランエリカ「幸せな愛を」
スズランエリカは枝いっぱいに小さな花を咲かせる植物です。荒れた地でも育つことができることから英語では「荒野」を意味する「heath（ヒース）」と呼ばれています。
荒野にぽつんと咲く様子から「孤独」や「寂しさ」などの花言葉が付けられていますが、その生命力から「幸運」という意味合いもあるので、縁起の良い花です。
送別会や退職祝いにおすすめの幸せの花言葉
続いて、送別会や退職祝いなど、誰かを送り出すときにおすすめの花言葉です。これまでの幸せな日々を振り返りながら、相手の幸運を祈れるものが多くなっています。年上の方にも贈りやすい、上品な花をピックアップしてみました。
ポインセチア「幸運を祈る」
12月頃に開花を迎えることと、緑と赤の配色からクリスマスのイメージが強いポインセチア。花が少なくなる冬に、鮮やかな美しさを楽しめます。
そんなポインセチアにはクリスマスから連想して「幸運を祈る」や「祝福する」、「聖夜」などの花言葉が付けられました。クリスマス時期の送別会などにおすすめです。
ベゴニア「幸福な日々」
ベゴニアの葉がハート型に見えることから「愛の告白」という花言葉が、さらに花が左右非対称であることから「片想い」の花言葉が付いています。そして、その恋が成就し幸せな日々が訪れることをイメージし、「幸福な日々」という花言葉も付けられました。
ベゴニアは赤やピンク、オレンジなど暖色系の花色がメインなので、女性へのフラワーギフトにいかがでしょうか。
アルストロメリア「幸福な日々」
1本の茎から放射線状にいくつも花を付けるアルストロメリア。ボリュームがあるので花束やアレンジメントに用いると華やかな印象になります。また、切り花の状態でもつぼみが開花するので、長く花を楽しんでもらえるでしょう。
アルストロメリアには「幸福な日々」という花言葉があります。
告白やプロポーズ、パートナーにおすすめの幸せの花言葉
告白やプロポーズなど、ここぞというときの贈り物にも、フラワーギフトがおすすめです。相手と一緒にいられることで幸せを感じられるという気持ちを伝えましょう。
また、一緒にいられる幸せを伝えるため、結婚しているパートナーへの贈り物にもいかがでしょうか。
黄色のヒヤシンス「あなたとなら幸せ」
花茎に小さな花を連ねるように咲かせるヒヤシンスは、花色が豊富でガーデニングにも人気です。水耕栽培でも育てられるので、室内でも土を使わず育てられます。
そんなヒヤシンス全般の花言葉は「スポーツ」や「ゲーム」ですが、黄色だと「あなたとなら幸せ」という意味合いになるので、恋人やパートナーへのギフトにおすすめです。
クチナシ「とても幸せです」
純白の花びらと鮮やかなグリーンの葉のコントラストが美しいクチナシ。古くからアメリカでは、男性が女性をダンスに誘う時に贈る花として親しまれていたようです。
そのときの女性の心情を表すように「とても幸せです」という花言葉になりました。クチナシは甘い香りも魅力なので、花束やアレンジメントに用いると素敵なギフトになります。
赤いゼラニウム「君がいて幸せ」
ゼラニウムの花が中心に集まるように咲くことから「あなたがいて幸せ」や「信頼」、「尊敬」という花言葉が付けられました。ゼラニウムのように寄り添って生きていきたいという気持ちを込めた花が贈れることでしょう。
ただ、明るい赤ではなく深紅のゼラニウムだと「憂鬱」という花言葉になるので、色選びに注意してください。
ルピナス「いつも幸せ」
まるで藤の花を逆さまにしたように、上に向かって連ねるように花を咲かせるルピナス。古くからヨーロッパではルピナスの花を食べる習慣があり、口にすると幸せになれるという言い伝えがあることから「いつも幸せ」という花言葉になったようです。
ルピナスの花束は上品な華やかさがあるので、長年連れ添ったパートナーへの贈り物にも適しています。
デルフィニウム「あなたは幸福をふりまく」
透き通るような繊細な花びらが魅力のデルフィニウムは、花付きも良いことからフラワーギフトに多く用いられています。ブルーやピンク、紫など花色が豊富で年中出回っているので、相手の好みや時期を問わず贈りやすいでしょう。
1本の花茎にたくさん花を咲かせることから「あなたは幸運をふりまく」という花言葉になりました。
「幸せ」を伝えるおすすめのフラワーギフト
「幸せ」の花言葉をもつ花を贈るだけでも良いのですが、花の美しさを強調したり観賞する楽しみがあったりするギフトなら、より相手に喜んでもらえます。花を贈るときに定番なのは花束で、花の魅力をストレートに伝えられるものですが、花器が必要で水替えなどの手間もかかります。普段から花の扱いに慣れている方なら心配ありませんが、そうでない場合は気軽に飾れるアレンジメントがおすすめです。
ほかにも、ガーデニング趣味の方には鉢植え、インテリアが好きな人にはドライフラワーも喜ばれることでしょう。
幸せを願う、伝える花言葉をもつ花を贈ろう！
「幸せ」や「幸福」に関する花言葉はたくさんあり、大切な人へのギフトにおすすめです。「幸せ」とひとことで言っても、微妙なニュアンスの違いがあるので、贈る相手やシチュエーションに合わせて選びましょう。
プレゼント用だけでなく、自分へのご褒美や願掛けで切り花を購入したり育てたりするのもおすすめです。
