愛してるという花言葉を持つ花とは?大切な人にその思いを伝えよう
古来より花は、愛情を伝えるためのプレゼントとして用いられてきました。そのため、花言葉の中には「愛してる」など愛や恋愛にまつわるものが多く存在します。
そこでこの記事では、大切な人に愛を伝えられる花言葉を持つ花をご紹介します。大切なパートナー、片思いの相手、家族、結婚式など相手との関係性に合わせて分類しています。ぜひ、「愛してる」という言葉を伝えるときのフラワーギフトの参考にしてみてください。
大切なパートナーに「愛してる」を伝える花言葉を持つ花
長く付き合っている恋人や結婚歴の長い夫婦など、身近な存在だからこそ愛を伝える機会が少なくなっているのではないでしょうか。大切なパートナーに面と向かって伝えるのは恥ずかしいという人も、花言葉に思いを乗せて贈れば難しくないはずです。誕生日や結婚記念日など二人の大切な記念日に贈ってみませんか。以下で、大切なパートナーに「愛してる」を伝える花言葉を持つ花をご紹介します。
赤いバラ「愛情」「あなたを愛しています」
上品で豪華なその姿は多くの人を魅了し、「花の女王」と呼ばれているバラ。ビジネス、プライベート問わずフラワーギフトの定番となっています。
バラ全般の花言葉は「愛」や「美」ですが、赤いバラには「あなたを愛しています」という花言葉もあります。バラの花束はプロポーズでの贈り物に人気なので、ここぞというときに選んでみましょう。
黄色いガーベラ「究極の愛」
細長い花びらを大きく広げて咲く姿が印象的なガーベラ。フラワーギフトとしてはもちろん、ガーデニング用としても人気の花です。他の花の中に混ざっていても太陽のような輝きを放つ黄色いガーベラには「究極の愛」という花言葉があります。自分にとってかけがえのない人に贈り、究極の愛を伝えましょう。
ストック「愛情の絆」
花もちが良く、香りも長続きすることから園芸用としても人気のあるストック。ひらひらと波打つ花びらが繊細で可愛らしく、春の訪れを感じさせてくれる花です。
そんなストックには「愛情の絆」という花言葉がつけられています。固い絆で結ばれた夫婦にぴったりの意味合いなので、結婚記念日での贈り物にいかがでしょうか。
マリーゴールド「変わらぬ愛」
まるで太陽のような黄色やオレンジの花を咲かせるマリーゴールド。花びらをたくさんつけて、ポンポンのような丸みのある花を咲かせます。
園芸用として定番となっていますが、鮮やかな花色がアクセントになるのでフラワーギフトにもおすすめです。「変わらぬ愛」というロマンチックな花言葉があるので、大切な人に贈りましょう。
ピンクの胡蝶蘭「あなたを愛しています」
ビジネスシーンでの贈答用の花として人気の胡蝶蘭ですが、コンパクトな鉢や切り花ならプライベートでも気軽に贈れます。胡蝶蘭全般の花言葉は「幸福が飛んでくる」ですが、ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛しています」という意味合いになるので、恋人や夫婦間でも贈りやすいでしょう。高級感があって上品な印象の花のため、ホテルやレストランなどで渡すのもおすすめです。
フィカス・ウンベラータ「永久の幸せ」「夫婦愛」
ウンベラータは初心者でも育てやすい人気の観葉植物です。大きなハート型の葉をつけることから「永久の幸せ」や「夫婦愛」という花言葉がつけられています。
結婚記念日にウンベラータを贈り、二人の愛と共に一緒に育てていく楽しみを味わいましょう。どのようなインテリアにも合いやすいので、結婚祝いや引っ越し祝いに贈るのもおすすめです。
青いヒヤシンス「変わらぬ愛」
たくさんの花を連ねるように咲かせ、ボリュームのある花の姿と甘い香りが特徴的なヒヤシンス。花束やアレンジメントでは、メインの花として用いられることもあります。
ヒヤシンスにはさまざまな色がありますが、青いヒヤシンスは「変わらぬ愛」という花言葉があり、夫婦や恋人への贈り物として最適です。しかし、紫のヒヤシンスには「悲しみ」、赤は「嫉妬」という意味合いになるので、色選びには注意しましょう。
センニチコウ「色あせぬ愛」
細長い茎の先に小さなボールのような花を咲かせるセンニチコウ。赤や紫、白などカラーバリエーションが豊富で、シンプルで大人っぽい雰囲気を演出できます。
ドライフラワーにしても色味がきれいに残ることから「色あせぬ愛」という花言葉がつけられました。何年経っても変わらず、愛しているパートナーにおすすめの花です。
グラジオラス「情熱的な恋」「ひたむきな愛」
真っすぐ上に伸びた花茎に花を連ねるように咲くグラジオラス。かつて、身分の離れた恋人たちの禁断の逢瀬を知らせるために使われていたことから「情熱的な恋」という花言葉がつけられました。また、ピンクのグラジオラスには「ひたむきな愛」や「たゆまぬ努力」という花言葉があります。
片思いの人に「愛してる」を伝える花言葉を持つ花
片思いの人に「愛してる」を伝える花言葉を持つ花をご紹介します。思いを告げるのはとても勇気がいることですが、花の力を借りて気持ちを伝えてみませんか。
告白するときに花を贈ることでロマンチックな演出ができ、相手にとっても大切な思い出として残りやすくなるでしょう。
赤いチューリップ「愛の告白」
春になると赤や黄色、白など色とりどりの可愛らしい花を咲かせるチューリップ。童謡のモチーフになっていることから、子どもから大人まで幅広い世代に愛されている花です。
赤いチューリップには「愛の告白」という花言葉があるので、思いを伝えたいときのギフトに最適です。チューリップは茎が太くてしっかりしているので、花束にすると安定感が出ます。
マーガレット「心に秘めた愛」「真実の愛」
花びらを一枚ずつちぎり、「好き、嫌い、好き」と占う花として知られているマーガレット。その由来通り「恋占い」という花言葉もありますが、可憐で清楚な姿から「心に秘めた愛」や「真実の愛」という花言葉もあります。今まで秘めていた思いを伝えたいときに、勇気を与えてくれるかもしれません。
ひまわり「愛慕」「あなたを見つめる」
夏の風景を象徴する花であるひまわりも、年齢や性別問わず誰もが知っている花です。ロマンチックというよりはカジュアルな雰囲気の夏らしいフラワーギフトを贈りたいときに良いでしょう。ひまわりは太陽の方を向いて咲く性質があることから、「あなたを見つめる」や「愛慕」という花言葉がつけられました。
ミモザ「密かな愛」
ふわふわとした黄色い小花をたくさん咲かせるミモザ。花の黄色と葉のグリーンのコントラストが美しく、アメリカでは男性が女性に思いを伝えるときの花として親しまれています。
ミモザの花束はナチュラルで優しい印象になるので、さりげなく愛を伝えたいときにおすすめです。「密かな愛」という花言葉があるので、内に秘めていた思いを伝えるきっかけにしましょう。
ベゴニア「愛の告白」「片思い」
ベゴニアは、ハート型のつぼみが開花することや葉がハート型をしていることから「愛の告白」という花言葉になっています。また、葉が左右対象でないことから、「片思い」という花言葉も存在するので、思いを寄せる人に愛を伝えたいときにおすすめです。
赤やピンク、白など可愛らしい花を咲かせるので、女性に贈ると喜ばれることでしょう。
アガパンサス「恋の訪れ」「ラブレター」
ギリシャ語のアガペ(無性の愛)とアンサス(花)が名前の由来になっているアガパンサス。アガパンサスには、「恋の訪れ」という花言葉がつけられています。
アガパンサスは、すらりと伸びた茎の先に紫色の上品な花を咲かせます。シンプルな花やナチュラルな花が好きな方に贈りやすいでしょう。また「ラブレター」というロマンチックな花言葉もあるので、アガパンサスを贈るだけで告白の意味にもなります。
家族に「愛してる」を伝える花言葉を持つ花
愛を伝えたい人は、恋愛関係にある人だけではありません。いつも身近にいるかけがえのない家族にも普段は伝えられない愛情を伝えてみませんか。家族に「愛してる」を伝える花言葉を持つ花をご紹介します。
マトリカリア「深い愛情」「集う喜び」
マトリカリアは可愛らしい白い小花をたくさん咲かせ、優しい印象を与えます。花束やアレンジメントの脇役として多く用いられており、さりげなく華やかさを演出してくれる花です。いくつもの花が集まるように咲くマトリカリアには、「深い愛情」や「集う喜び」という花言葉があります。深い愛情でいつも見守ってくれたご両親への贈り物にいかがでしょうか。
サルビア「家族愛」
サルビアは、一本の茎に連ねるようにいくつも花を咲かせることに由来し、「家族愛」という花言葉がつけられました。サルビアは公園や学校、街中の花壇によく植えられていますが、品種によっては切り花も多く流通しています。両親の結婚記念日や家族の誕生日など、みんなでお祝いしたいときにおすすめの花です。
白いダリア「豊かな愛情」「感謝」
豪華な大輪の花を咲かせるダリアは、一輪でも存在感が大きな花です。ダリアは年中多く出回っており、花持ちが良いことでも知られているので、花束やアレンジメントのメインフラワーとして人気があります。
ダリアは赤やピンク、黄色などさまざまな花がありますが、白いダリアには「豊かな愛情」や「感謝」という花言葉があります。愛情と感謝を伝えたい両親や祖父母におすすめです。
サボテン「枯れない愛」
多肉植物であるサボテンは、忙しい人や初心者でも気軽に育てられる観葉植物です。小さなサボテンを棚や窓際にいくつか並べると可愛らしいインテリアになるでしょう。
サボテンは生命力が高く少しのことでは枯れないことから「枯れない愛」という花言葉がつけられました。かけがえのない家族に贈るのに最適な花言葉です。
結婚式で「愛してる」を伝える花言葉を持つ花
結婚式で「愛してる」を伝える花言葉を持つ花をご紹介します。結婚式は二人の愛を誓い合う日なので、幸せや永遠を感じさせるような花言葉が良いでしょう。大切な人の結婚祝いに、二人の末永い幸せを願って贈るのもおすすめです。
オレンジのカーネーション「あなたを愛します」「純粋な愛」
カーネーションと言えば、母の日に贈る花としてのイメージが強いのではないでしょうか。赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉があり、母親に愛と感謝を伝えるのに適しています。一方でオレンジのカーネーションには「あなたを愛します」「純粋な愛」という花言葉があるので、純粋な愛を誓い合う結婚式にぴったりです。
ブルースター「幸福な愛」「信じ合う心」
ブルースターは、小さな青い星型の小花を咲かせることからこの名がつけられました。海外では花嫁さんが身につけると幸せになれるとされているサムシングブルーとして用いられることでも有名です。サムシングブルーとは、結婚式で花嫁が何か青いものを身に着けるという欧米の伝統的なおまじないです。「サムシングフォー」と呼ばれる4つのアイテムの中の一つで、純潔・清らかさを表します。
結婚式を象徴するブルースターには「幸福な愛」や「信じ合う心」などがあり、お互いを信じあい、幸せな愛をはぐくむ新婚夫婦を連想させます。
ユーカリ「永遠の幸せ」
白みがかったシルバーグリーンがおしゃれな印象のユーカリ。葉の付き方や実の付き方などでさまざま品種があり、好みに合うものを選べます。
どのような花とも相性が良いので、フラワーギフトではメインの花の美しさを自然に引き立ててくれることでしょう。「永遠の幸せ」という花言葉があるので、花嫁が持つブーケに取り入れるのもおすすめです。
カスミソウ「永遠の愛」
ふんわりとした白い小花が優しくて清楚なイメージのあるカスミソウ。花束やアレンジメントではメインの花を引き立てながら華やかさをプラスしてくれます。
カスミソウは、ブライダルシーンでも大人気です。「永遠の愛」という花言葉も愛し合う二人にぴったりの花言葉ではないでしょうか。
「愛してる」を意味する花の本数とは?
花は種類だけでなく、花の本数によっても意味が異なります。より思いを込めた花束を贈って愛を伝えたいのであれば、本数にも注目してみましょう。
「愛してる」の花言葉に近いニュアンスの本数は以下の通りです。
1本 | 「一目惚れ」「私にはあなたしかいません」 |
3本 | 「愛しています」「告白」 |
4本 | 「死ぬまで私の愛は変わりません」 |
7本 | 「ひそやかな愛」 |
11本 | 「最愛の人」 |
12本 | 「私と付き合ってください」「私の妻になってください」 |
24本 | 「24時間あなたを思っています」 |
99本 | 「永遠の愛」「ずっと一緒にいてください」 |
100本 | 「100%の愛」 |
101本 | 「これ以上ないほど愛しています」 |
108本 | 「結婚してください」 |
告白やプロポーズで花束を贈る際には、上記のような本数を参考にして贈ってみてはいかがでしょうか。
少し怖い意味がある「愛してる」の花言葉を持つ花
愛を伝える花言葉の中には、少し怖い意味合いを含んでいるものもあります。相手への愛ゆえの気持ちなのですが、場合によっては相手に誤解を与えてしまうこともあるので、贈る際には注意しましょう。以下で、少し怖い意味がある「愛してる」の花言葉を持つ花をご紹介します。
アイビー「死んでも離れない」
アイビーはツルをどんどん伸ばし、柵やフェンスに絡みつきながら生長します。ガーデニングではもちろん、観葉植物としても人気ですが、その性質から「死んでも離れない」という少し怖い意味の花言葉がつけられています。
長年連れ添った夫婦であれば、ジョークとして贈れるかもしれませんが、出会って日が浅い人に贈るのは避けた方が良いでしょう。
タツナミソウ「私の命を捧げます」
タツナミソウは古くから漢方薬の原料として使われていました。自らを犠牲にして人を助けるような姿から「私の命を捧げます」という花言葉がつけられたようです。相手を深く思いやる素敵な意味合いですが、恋愛的な意味では少し重い印象もぬぐえません。
タツナミソウを贈る際には、相手との関係性やシチュエーションに注意しましょう。
まとめ
今回は、大切な人に愛を伝えられる花言葉を持つ花をご紹介しました。
花の中には、「愛してる」という花言葉を持つ花がたくさんあります。フラワーギフトとして定番のものから少し珍しいものまでさまざまなので、贈りたい相手の印象や好みやシチュエーションに合わせて選んでみましょう。普段はなかなか言えない気持ちも、花言葉の力を借りれば勇気が出るはずです。