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花束の保管方法とは?渡すまでのコツやしおれたときの応急処置

花束は、大切な人への気持ちを込めた贈り物です。しかし、花は生きているので、気をつけないと簡単にしおれてしまいます。せっかくの花束が台無しにならないよう、花束を受け取ってから渡すまでの間の正しい保管方法を知っておくことが重要です。

本記事では、花束を長持ちさせる保管のコツや、万が一しおれてしまったときの応急処置について詳しく解説します。

花束を渡すまでの保管方法やコツ

花束を贈る時、花がきれいに保たれているかどうかは気になるものです。花はデリケートなので、花束を車に置いていたらしおれてしまったり、長時間放置していたら花が開きすぎてしまったりなど、思わぬトラブルに見舞われた経験がある方もいると思います。

そのようなトラブルを防ぐには、適切な保管方法を知っておくことが重要です。以下では、花束を渡すまでの間の鮮度を保つコツをご紹介します。

風の当たらない涼しい場所に置く

花束は、風の当たらない涼しい場所に置くことが重要です。花束に直接風が当たると水分が蒸発しやすく、しおれてしまうでしょう。花束の理想的な保管場所は、以下の条件を満たす場所が適しています。

  • 室温が5〜10度で管理されている部屋
  • 冷房の風が直接当たらない場所

一方で避けるべき場所としては、以下のようなところがあげられます。

避けるべき場所 理由
エアコンの近く 乾燥して水分が奪われる
ストーブやヒーターの近く 高温で枯れてしまう

このように、適切な場所を選ぶことで、花束の鮮度を長く保つことができます。

直射日光が当たらない場所に保管する

花束は、直射日光が当たる場所に置くと、急激に花がしおれてしまいます。特に夏場は気をつける必要があるでしょう。保管時の明るさは、適度な明るさが適しています。ただし、完全な暗闇だと酸欠になるリスクがあるので避けましょう。

花束は横にせず立てて置く

花束は、立てた状態で保管することが大切です。横に寝かせた状態で保管すると、花茎が折れ曲がったり潰れたりしてしまう可能性があります。花茎が変形すると、水分が上手く行き渡らなくなり、花の鮮度が落ちてしまうでしょう。

きちんと立てた状態で保管することで、花の形状が保たれるためきれいな状態を維持しやすく、相手に喜んでもらえるはずです。

花屋さんに花束を渡すまでの日程を伝えておく

花束を美しい状態で受け渡しするには、花屋さんに花束を渡すまでの日程を伝えておくことがポイントです。

通常は当日に渡すことを想定して花束が作られますが、後日渡す場合は事前に花屋さんにその旨を伝えましょう。事前に伝えておくことで、傷みにくい種類の花を選んでくれたり、水や保水ゼリーを多めに入れたりして、長持ちする花束を作ってくれます。

いつ花束を受け取り、いつ贈呈するのかを具体的に伝えることで、花屋さんはできる限り、長持ちする花束を準備してくれるでしょう。

花びらを水で濡らさないようにする

花束の花びらが水で濡れてしまうと、花びらが傷んだり変色したりしてしまう可能性があります。そのため、花束を保管する際には、花束の保管場所に湿気がこもらないよう、換気をしっかりと行うことが大切です。また、水がかかりにくい場所に保管しましょう。

花びらが直接水に触れないよう気をつけることで花束の鮮度を保ち、より長く美しい状態を維持することができます。

可能であればラッピングを外す

花束は花屋さんからラッピングされた状態で手渡されますが、保管期間が長くなる場合は可能であれば、ラッピングを外した方が良いでしょう。ラッピングを外した方が良い理由は、以下の通りです。

  • 花が呼吸しやすくなる
  • ラッピングの中で湿気がこもりカビが生えるのを防げる

基本的に花屋さんから花束を受け取ったら、すぐ相手に渡すのがベストですが、こちらの方法は最終手段として覚えておくと良いでしょう。

車で花束を保管する方法

車での移動時に、花がしおれてしまっては台無しです。遠出の際や渋滞で時間がかかった場合は、適切な対処をしないと枯れてしまう可能性もあるでしょう。花束を新鮮なままお渡しするには、車内での保管方法が重要なポイントになります。以下で、車内での花束の保管方法を見てみましょう。

車内でも花束は立てて置く

花束は、車で保管する際も必ず立てた状態で保管することが重要です。車内に横たわった状態で置くと、花茎の曲がりや潰れが生じ、花束全体の形が乱れてしまう恐れがあります。

立てて置く際は、後部座席のフロアに立てかけるのが一般的です。ただし、単に立てかけるだけでは走行時の揺れで倒れてしまう可能性があります。そのため、座席と座席の間に立てかけたり、箱に入れて立てかけたりしましょう。花束が倒れたり動いたりしないよう固定することが大切です。

また、花束の置き場所として、トランクルームを利用するのは避けましょう。閉鎖された空間のため、風が通らず花束が傷みやすくなります。

ヘッドレストに吊るして保管する

花束をヘッドレストに吊るすのもおすすめです。花束を袋に入れ、持ち手部分をヘッドレストに吊るしましょう。吊るすことで、花束は立てた状態を維持できます。ただし、強く揺さぶられたりすると花が散ってしまう恐れがあるため、無理のない範囲で固定することが大切です。

他の荷物が花束とぶつからないよう注意する

車内で花束を保管する際は、他の荷物が花束とぶつからないよう細心の注意を払う必要があります。例えば、花束を後部座席に置く場合は、次のようなポイントを意識しましょう。

  • 重い荷物や角のある荷物は花束から離す
  • 紙袋などに入れ花束を固定する

対策をすることで花束が荷物にあたって潰れたり、揺れによって花びらが散ってしまったりすることを防ぎます。

夏の車中に花束を置くのは避ける

夏場の車内は高温になりがちです。車内に花束を長時間放置すると、花が枯れてしまう可能性があるでしょう。特に直射日光が当たる場所に花束を置くと、一気に高温になり、花はすぐにしおれてしまいます。

温度が高くなればなるほど、花束の鮮度が落ちてしまうため、極力、高温の車内に長時間花束を置かないよう気をつける必要があります。車内に一時的に花束を置く場合は、エアコンを入れて適温を保つなど、温度管理に気をつけましょう。

寒すぎる車内に花束を放置しない

寒冷な環境下では、花束の鮮度が急速に落ちてしまいます。特に冬場の車内は、極端に低温になることがあり、注意が必要です。車内の温度が5℃を下回ると、次のような被害が生じる可能性があります。

被害内容 説明
花びらの変色 花びらが紫色や褐色に変色する
しおれ 低温による水分不足でしおれてくる

このように、寒冷な車内に長時間放置すると花束が傷んでしまいます。長時間の保管場所としては避けるべきでしょう。

渡す前にしおれたら?花束の応急処置を紹介

花束を相手に渡す時、しおれてしまっていたら気まずい思いをしてしまいますよね。花束はしおれる前に渡すのがベストですが、状況によりしおれてしまうこともあるでしょう。

以下では、花束がしおれてしまったときの応急処置をご紹介します。

万が一の対策として参考にしてください。

全体がぐったりしている場合は根本に水を入れる

花束全体がしおれてぐったりしている場合は、根本に水を入れることで復活させることができます。手順は以下の通りです。

  1. 根本部分のみ花束のラッピングを外します。
  2. バケツなどに水を張り、花束の根元を数cm浸けます。
  3. しばらく置いて吸水させます。
  4. 吸水が終わったら、ラッピングを包み直します。

根元から水分を補給すると、花びらが徐々にふくらみを取り戻します。早めの対処が花の命を延ばすコツです。

霧吹きで葉っぱに水をかける

全体的に花束にしおれた感じがある場合は、霧吹きで葉っぱに水を吹きかけるのがおすすめです。以下のような手順で行ってください。

  1. 葉の表裏両面に、霧吹きで細かい霧状の水を吹きかけます。霧吹きの水は常温くらいの水が良いでしょう。
  2. 全体の葉に行き渡るよう、しっかりと水をかけます。

霧吹きで葉っぱに水をかけることで、しおれた葉っぱが復活することがあります。ただし、花びらを濡らさないよう注意し、ラッピングペーパーにも水がかからないよう、至近距離で霧吹きを使うことが重要なポイントです。

1、2本しおれている程度なら抜き取るのも手

花束に1、2本しおれた花があったとしても、すぐに諦める必要はありません。しおれた花を抜き取れば、花束全体の印象は少し良くなるでしょう。

しおれた花の根元をつまんでゆっくり抜き取ってください。

目立ちにくい小花系やグリーンであれば、多少抜き取っても違和感を持つことはほぼありません。スプレー状に枝分かれしている花なら、傷んだ部分だけ切り取れば問題ないでしょう。一方で、メインとなる花は抜き取るとバランスが悪くなったり、全体の雰囲気が変わってしまう可能性があるので注意が必要です。

メインとなる花がしおれてしまっていたら、先述した根本に水を入れる方法か葉に水をかける方法がおすすめです。

渡す前に花束のコンディションを確認し、花の状態に合わせて適切な処置を取りましょう。

花束を渡すまでの保管方法でよくある質問

花束の取り扱いは意外と難しく、保管方法を間違えると、渡す前に花がしおれてしまう可能性があります。花束をきちんと保管できるように、花束を渡すまでの保管方法でよくある質問を見ていきましょう。

花束は冷蔵庫で保管できる?

一般的な家庭用の冷蔵庫では、花束の保管はおすすめできません。家庭用の冷蔵庫はだいたい3℃~5℃です。一方、花屋さんの冷蔵庫は、5℃~10℃くらいに設定されています。

家庭用の冷蔵庫は、花にとって少し寒すぎるので、家庭の冷蔵庫に保管するのは避け、常温で保管できる冷暗所を探しましょう。風通しの良い5℃~15℃ほどの涼しい場所で保管してください。

花束を渡すまでの最適な時間は?

花束を渡すまでの最適な時間は、できる限り早い方が鮮度が保たれているため、きれいな状態で渡せます。理想は、花束を受け取ってから2〜3時間以内に渡すことが望ましいでしょう。しかし、さまざまな事情で即座に渡せない場合も多いはずです。その際は、事情を花屋さんの店員に相談すると良いでしょう。

花束はそのまま保存してドライフラワーにできる?

花束をそのまま乾燥させてドライフラワーにすることは難しいです。花を束ねた状態だと、花の中央部分まで水分が抜けにくく、カビが生えたり、ムラができたりしてきれいに仕上がらない可能性が高いためです。また、花の種類によっては、形が崩れたり、色褪せたりしやすくなるでしょう。

花束をドライフラワーにするには、花束をバラバラに小分けにして、風通しの良い場所で吊るしたり、シリカゲルなどの乾燥剤を使ったりして乾燥させてください。ただし、花の種類によっても適切な乾燥方法が異なります。ドライフラワーにする際も花屋さんの店員に相談するのが良いでしょう。

花束を贈るなら保管の必要のない通販がおすすめ

花束を贈る際は保管方法や渡す時期、移動時の注意点など、さまざまな点に気をつける必要があります。花束の保管方法を間違えると、贈り主と受け手の間で花束の状態が大きく変わってしまうリスクがあるでしょう。そのような面倒な手間を避けたい方におすすめなのが、通販での花束注文です。以下で通販で花束を注文するメリットを解説します。

自分で保管する必要がない

通販であれば、花束を贈る際に自分で保管する必要がありません。花束は、注文から配送まで専門の業者が責任を持って管理します。手間のかかる保管作業から解放されるメリットは大きいでしょう。例えば、次のような手間が省けます。

  • 車内や家の中で保管場所を探す手間
  • 温度や日光の当たり具合を気にする手間
  • しおれたときの応急処置

このように、自分で保管する手間を省けば、心ゆくまで花束を気兼ねなく選ぶことができ、きれいな状態で贈ることができます。

豊富な品揃えから選べる

花屋さんの通販サイトなら、豊富な種類の花束からお気に入りを選ぶことができます。お祝いの種類に合わせて、ふさわしい花束を選ぶことができるでしょう。また、通販の花屋さんでは、3,000円台〜10,000円を超える高級な花束まで、幅広い価格帯の商品を取り揃えています。さらに、華やかなミックス花束から、シンプルな花束まで、さまざまなスタイルの花束から選ぶことができます。

花屋さんの通販サイトでは、目的や好みに合った花束を選ぶことができるのが魅力です。

好きな時間に花束を注文・購入できる

通販サイトを利用すれば、いつでも好きな時間に注文や購入が可能です。注文する時間帯によっては、受付日が翌日になる可能性もありますが、注文は24時間できます。そのため、日中は仕事や用事で忙しく時間が取れなくても、夜遅くの余裕ができた時間にゆっくり注文できるでしょう。また、思い立ったそのときに手続きができるのも大きな魅力です。

注文の際は、以下の項目を事前に確認しておきましょう。

項目 詳細
配送日時 指定できる配送日時の範囲を事前に確認
配送地域 自宅や送り先の地域への配送が可能か確認
支払方法 クレジットカード・代金引換などの支払方法

このように、自分のライフスタイルに合った都合の良い時間に花束の購入ができるのが通販サイトの大きなメリットです。通販サイトによってはアプリからでも注文でき、手軽に利用できるのも魅力的です。

素敵な花束を贈るならフラワーギフトラボ

フラワーギフトラボは、新鮮で華やかな花を組み合わせて特別なフラワーギフトをお作りする通販ショップです。季節の花をプロが厳選して花束にいたします。

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ぜひフラワーギフトラボの公式サイトを覗いてみてください。

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まとめ

花束を長持ちさせ、贈る側の気持ちを込めて渡すためには、適切な保管が欠かせません。

以下のポイントを押さえましょう。

  • 風の当たらない涼しい場所に立てて置く
  • 直射日光を避け、水に濡らさない
  • 車内で保管する場合は立てて置き、温度変化に注意
  • しおれた場合は根元に水を補給、葉に霧吹きをするなど応急処置を

花束の保管に手間がかかる場合は、通販サイトで直接配送を利用するのも賢明です。フラワーギフトラボでは、豊富な品揃えから好みの花束を選び、保管方法に気を配ることなく贈れるメリットがあります。大切な人への気持ちを込めて素敵な花束を渡しましょう。