豆知識

ラ・メールコラム > 豆知識 > 【就任祝いの花選び】役職や年代に合わせた種類と花言葉一覧

【就任祝いの花選び】役職や年代に合わせた種類と花言葉一覧

就任祝いに花を贈る習慣は昔からあり、日本人に根付いた文化の1つです。新しい役職に就任した方への祝福の気持ちを込めて、花を贈ることで幸運を祈っています。しかし、最近はさまざまな種類の花が販売されており、相手の役職や年代に合わせて選ぶのが難しくなっています。

そこで本記事では、就任祝いの花の選び方や花言葉、相場など、知っておくと便利な情報をまとめました。役職や人との関係性に合わせて、喜ばれる花を選びましょう。

就任祝いの花の選び方のポイント

就任祝いの花の選び方のポイントは、以下の通りです。

  • 相手の地位や立場を踏まえる
  • オフィスに贈る場合は控えめな方が無難
  • 自宅に贈る場合はインテリア性を重視

オフィスに贈る際は相手の立場を考慮し、目立ちすぎない花を選びます。一方で自宅に贈る場合は、家族も喜ぶようなインテリア性の高い植物を選ぶと良いでしょう。

相手の地位や立場を踏まえる

就任祝いのお花を贈る際には、相手の地位や立場を踏まえることが大切です。

例えば、以下のように相手の立場によって配慮すべき点が異なります。

相手の立場 配慮点
オフィスへ贈る場合 ・控えめな花が無難
・目立ちすぎないよう気をつける
・現役の役員がいる場合は特に注意が必要
自宅へ贈る場合 ・家族やインテリア性を重視
・好みやスペースを考慮する

オフィスへ贈る場合、上司や同僚の気持ちを考え、控えめで目立たないものを選ぶ必要があります。特に現役の役員がいらっしゃる場合は、より慎重な配慮が求められるでしょう。一方で、自宅へ贈る場合は家族の好みやインテリア性を意識した華やかなものでも構いません。このように、相手の立場を踏まえることが就任祝いの花の選び方のポイントとなります。

オフィスに贈る場合は控えめな方が無難

就任祝いの花を贈る際、オフィスや職場へ贈る場合は控えめな方が無難です。 理由は以下の2点です。

①就任されなかった方への配慮:就任者に華やかな花を贈ると、就任されなかった方の気持ちを逆なでする可能性があります。 控えめな花を選ぶことで、そうした心理的影響が少なくなります。

②上司や取引先への配慮:取引先や上司にオフィスへ贈る場合、目立ちすぎる、大きすぎる花束は「邪魔」になりかねません。 控えめな胡蝶蘭やアレンジメントなどを選ぶと、存在感はあるものの邪魔にはならず、適切な選択となります。

オフィスへ贈る場合は、存在感はあるものの控えめな花を選ぶのが無難だと言えます。

自宅に贈る場合はインテリア性を重視

就任祝いを自宅に贈るのであれば、インテリア性を意識した花を選びましょう。観葉植物なら、品格と彩りを与えてくれるので喜ばれます。

また、花の種類としてはアレンジメントフラワーがおすすめです。 長く飾ることができ、華やかさとともにお部屋を彩ってくれるでしょう。

自宅向けの場合は、長期間飾れて空間を華やかにできるものを選ぶと良いでしょう。

就任祝いに人気の花の種類

就任を祝う花には、胡蝶蘭やアレンジメントフラワー、観葉植物などさまざまな種類があります。新しい役職に就任した方への祝福の気持ちを込めて、相手の好みや立場に合わせた花を選びましょう。

胡蝶蘭

就任祝いの花として最も人気があるのが胡蝶蘭です。長く楽しめるだけでなく、「幸福が飛んでくる」「純粋」といった就任者に相応しい花言葉を持つためです。

贈る際は下記の点に気をつけましょう。

  • 鉢の大きさ :就任者の役職に合わせて選びます。役職が上位の場合は大ぶりの鉢を選びましょう。
  • 本数 :奇数である「3本立ち」や「5本立ち」が一般的です。偶数の場合は用途を確認しましょう。
  • 色 :ピンク系は女性向け、白や黄色は男女ともに人気があります。

このように、就任者の立場や用途に合わせて胡蝶蘭を選ぶことが大切です。

アレンジメントフラワー

アレンジメントフラワーはさまざまな種類の花を組み合わせてアレンジされた贈り物です。就任祝いの花としてアレンジメントフラワーを選ぶ最大のメリットは、予算に合わせて自由に花の種類や大きさを選べる点にあります。

比較的リーズナブルな5,000円前後のアレンジメントから、10,000円を超えるボリューム感のある豪華なアレンジメントまで幅広く用意されています。

予算に応じてお祝いムードを盛り上げるアレンジを選べるのが、アレンジメントフラワーの魅力と言えるでしょう。

観葉植物

就任祝いの花としても人気の高い観葉植物。観葉植物は長く楽しめるのが魅力で、オフィスや自宅で育てやすいのが特徴です。育て方次第で長く楽しめるため、新しい立場をサポートする気持ちを込められるでしょう。

  • パキラ 
  • サンスベリア 
  • ガジュマル 
  • フィカス 
  • モンステラ

これらの観葉植物はインテリア性も高く、初心者でも育てやすくおすすめです。

贈る際は鉢カバーを付けると高級感が増します。鉢カバーには就任祝いの言葉を添えると喜ばれるでしょう。立て札へのメッセージは「新たなる飛躍を」「活躍を祈念して」などがおすすめです。

花束

花束は、就任祝いのお祝い花としても人気があります。 華やかさと手軽さが魅力で、種類も豊富にあるのも魅力でしょう。

親しい間柄なら明るい色合いの花束、取引先などの場合は落ち着いた色合いの花束が無難でしょう。

親族や友人の場合は3,000円〜5,000円、取引先や仕事関係者の場合は5,000円〜10,000円ほどが相場です。花束は手軽で気軽に贈れるため、さまざまな立場の方に贈ることができるお祝い花です。

就任祝いの花の相場

贈る相手の関係性や役職によって、就任祝いの花の相場は異なります。

本項目では、親族・友人向けの相場と取引先・仕事関係者向け相場について見ていきましょう。

親族・友人向け相場

就任祝いで親族や友人に贈る花の相場は、お付き合いの程度や親しさによっても異なりますが、およそ3,000円〜5,000円程度が一般的です。

贈る品物としては、胡蝶蘭が最も人気があります。胡蝶蘭は3本立てが15,000円ほど、本数が増えるほど価格は高くなっていきます。

また、アレンジメントフラワーも華やかさから親族や友人へのプレゼントに最適です。相場は5,000円前後がメインとなっています。

観葉植物も人気の選択肢の1つで、長く楽しめる点が魅力的です。価格帯は3,000円〜5,000円が一般的です。

取引先・仕事関係者向け相場

取引先や仕事関係者への就任祝いの花は、贈る側と受け取る側の距離感に合わせて金額を決める必要があります。

一般的な目安は以下の通りです。

相手との関係 相場
取引先の役職者 5,000円~10,000円
上司・同僚など 3,000円~5,000円

遠方の取引先には生花よりも長持ちする観葉植物や胡蝶蘭が喜ばれます。 取引の規模や関係の深さに応じて、金額を上下させることができます。

仕事上のつながりであっても、長年の付き合いがあれば上位の金額を選ぶのが適切でしょう。

役職別の相場目安

就任祝いの花の相場は、役職によっても異なります。

一般的な目安としては、以下のようになります。

役職 相場目安
係長級 3,000円前後
課長級 5,000円前後
部長級 8,000円前後
役員級 10,000円以上

役職が上がるにつれて、相場も高くなる傾向があります。 また、社内での就任の場合は、社外よりも安価でも許容されます。

一方で、取引先や顧客など、社外の方への就任祝いの場合は、より高額な贈り物が求められます。 その際は、上記の相場よりも高めに設定するのが望ましいでしょう。

就任祝いの花を贈るマナー

就任祝いの花を贈る際は、贈る時期や立て札、メッセージカードなどのマナーを守ることが大切です。花の種類や色合いなども、相手の好みや新しい役職に合わせて選びましょう。

贈る時期のマナー

就任祝いのお花を贈る最適なタイミングは、正式な辞令が出た後となります。一般的には、株主総会で就任が決まった後、当日から1週間以内を目安に贈るのが良いでしょう。

ただし、上場企業などでは事前に発表される場合もあり、正式な就任前でも贈ることがあります。その際は、現役職がいらっしゃるので、配慮が必要です。 例えば、会社ではなく相手のご自宅へ届けるなど、工夫が求められます。

贈るタイミングが分からない場合は、相手の秘書や総務へ直接確認するのが賢明です。受取人の都合を考えて、適切なタイミングで贈れるよう心がけましょう。

立て札の書き方

就任祝いに贈る胡蝶蘭の立て札では、「祝 御就任」と明記し、贈り主の名前を記載するのが一般的です。

【記入例1:贈り主名のみ】
祝 御就任 ◯◯株式会社 代表取締役 ◯◯ ◯◯

【記入例2:受取人+贈り主】 

株式会社 ◯◯
代表取締役  ◯◯ ◯◯ 様
祝 御就任  ◯◯ ◯◯株式会社 代表取締役  ◯◯ ◯◯

【記入例3:役職名明記】
祝  ◯◯御就任 (社長・会長など) 

◯◯株式会社 代表取締役 ◯◯ ◯◯

贈り主が複数の場合は連名で記載しましょう。名前が書ききれない場合は、「◯◯株式会社 社員一同」といった表記の仕方もできます。

色や種類を選ぶポイント

赤や黄色は派手すぎるので避けましょう。オフィス向けは白やグリーン系の落ち着いた色合いが無難です。親しい人や自宅向けなら好みの色を選んでも構いません。

就任祝いの花の色や種類を選ぶ際は、以下のようなポイントを押さえましょう。

  • 花言葉を意識する:例えば縁起の良い言葉を持つものを選びましょう。
  • 相手の好みを考慮する:贈る相手の好みの色や花を事前に把握しておくと喜ばれます。
  • オフィスに飾る場合:オフィスに飾る場合は華美すぎない控えめな色や種類が無難です。
  • 自宅に贈る場合:自宅に贈る場合はインテリア性の高い観葉植物なども喜ばれます。

適した花の色や種類、形状を選び、「これからの飛躍を願う」という就任祝いのメッセージを込めた贈り物をしましょう。

メッセージカードの必要性

就任祝いの花を贈る際には、メッセージカードを添えることをおすすめします。 メッセージカードに「おめでとう」といった簡単な祝福の言葉を記すだけでも、贈り主の気持ちが伝わるでしょう。

さらに、メッセージカードには以下のような内容を書き添えると良いでしょう。

  • 就任した役職への期待 
  • 新しい環境での活躍を願う言葉 
  • 長年の付き合いから寄せる祝福のメッセージ

こうした贈り主の気持ちが伝わるメッセージを添えることで、受け取った方の喜びも倍増します。メッセージカードの作成は手間がかかりますが、就任という大切な節目に寄り添う良い機会となるでしょう。

就任祝いを贈る際のよくある質問

最後に、就任祝いを贈る際のよくある質問にお答えしたいと思います。

  • いつ贈るのがいいのでしょうか?
  • 店舗と通販どっちで購入すればいい?
  • 花以外の贈り物も検討すべき?

それぞれ見ていきましょう。

いつ贈るのがいいのでしょうか?

就任・昇進祝いの花を贈る際のベストなタイミングは、相手との関係性によって異なります。

法人間の取引関係の場合 は「就任の日付」が明示された案内を受け取ったら、その日付に合わせて配送するよう手配するのが理想的です。新聞等の報道から日付を確認するのも一案です。

家族やプライベートでの付き合いがある場合は、自宅への配送がベターです。法人宛よりもタイミングに制約は少ないでしょう。

ただし、発表直後は前任者が退任していない場合もあり、法人宛は少し後をおいて贈る方が賢明です。状況が不明な時は秘書や総務部に確認を取るのが良いでしょう。

店舗と通販どっちで購入すればいい?

上述したように、就任祝いの花を贈る際の最適なタイミングは、実際に就任した日から2週間程度が目安とされています。ただし、通常の職場環境であれば、1ヶ月以内であれば問題ありません。

通販でフラワーギフトを購入するメリットは、いつでも注文できること、豊富な品揃え、配送の手間が省けることなどが挙げられます。特に大手サイトでは、フレッシュな状態で届くよう鮮度管理が行き届いています。

実店舗で購入する場合は、生花の状態を確認できるものの、店舗まで足を運ぶ必要があり、選択肢も限られがちです。また、夜間や休日には閉店している場合もあるでしょう。

このように、利便性や品揃えの面から、就任祝いの花は通販で購入するのがおすすめです。事前に贈り先の住所や勤務先を確認し、配送日時を調整すれば、スムーズに贈ることができます。大切な人への祝福の気持ちを込めて、思い出に残る花を選びましょう。

花以外の贈り物も検討すべき?

就任祝いの贈り物としては、花以外にもさまざまな選択肢があります。

一般的なものは以下の通りです。

  • ワイン・日本酒などの酒類
  • 高級食料品(高級缶詰、ハム、チーズ等)
  • 高級文具(万年筆・ボールペン等) 
  • 時計や指輪などのアクセサリー
  • 書籍や音楽CDなどの嗜好品

贈る相手の立場や年齢、嗜好などを踏まえ、適切な贈答品を選ぶことが大切です。

特に取引先の方への贈答品は、相手の嗜好を事前に確認するのが望ましいです。 高額になりすぎないよう、予算内で最適な品を選びましょう。

就任祝いの花を贈るならフラワーギフトラボ

就任祝いの花を贈る時期については、基本的には就任日に近い時期が望ましいでしょう。つまり、就任前後1か月以内が目安となります。

ただし、上司や取引先など立場上の理由で就任直後に贈ることが難しい場合は、就任から2〜3か月経ってからでも構いません。大切なのは、相手の新しい役職に対する祝意を伝えることです。

就任祝いの花を選ぶ際は、「フラワーギフトラボ」をおすすめします。フラワーギフトラボは、さまざまな用途の花を豊富に取り揃えております。就任祝いにもぴったりのフラワーギフトがきっと見つかるでしょう。

また、フラワーギフトラボはオンラインショップなので、場所を選ばず便利に注文できるメリットがあります。通販だからこそのメリットをご紹介します。

  • 24時間いつでも注文可能:オフィスや自宅からいつでもスマートフォンやPCで注文できるので、思いついたタイミングで手軽に注文できます。
  • 種類が豊富で比較しやすい:通販ならではの豊富な品揃えで、値段や花の種類を比較検討しやすいです。
  • エリア限定のお届け日時指定可能:一部地域では、就任式の日時に合わせて配送日時を指定できるので、タイミングを逃さずに贈ることができます。

このように通販ならではの便利さがあるので、場所を選ばず、スムーズに就任祝いの花を贈ることができます。

フラワーギフトラボはこちら

まとめ

就任祝いの花を贈る際は、相手の年代や役職、親しさなどを考えて選ぶことが大切です。

親族や友人には、3,000〜5,000円程度の価格帯が相場です。一方、取引先や仕事関係者には、5,000〜10,000円前後が目安価格帯となります。役職が上位の場合は、贈呈する側の立場に応じて、相場より高い価格帯の品を選ぶ必要があるため、お花選びにも気をつかいいましょう。

花の色や種類を選ぶ際は、あまり個性的すぎるものは避け、シンプルで品のあるものを選ぶのがおすすめです。この記事を参考に、素敵な就任祝いを贈ってくださいね。