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合格祝いでおすすめの花は?贈るタイミングなども紹介

合格祝いでは、おめでとうの気持ちを込めてフラワーギフトを贈る方は多くいます。贈られた花を部屋に飾れば、これから迎える新生活を新しい気持ちで送れるでしょう。

しかし、花にはさまざまな種類が存在し、どんな種類の花を贈ろうかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、合格祝いに花を贈る際に役立つフラワーギフトの選び方や贈るタイミングを解説します。

また、合格祝いに相応しい花言葉を持つ花もまとめているので、フラワーギフト選びの参考にしてみてください。

合格祝いを贈るタイミングは?

合格祝いは、試験に合格した知らせを聞いたらできるだけ早い段階で手配するのがマナーです。知り合いの子どもが合格したと聞いたり、姪や甥であれば本人から報告を受けたりすることも多いでしょう。

試験に合格してから入学までには時間があるので、入学より早い段階で試験に合格したことを祝い、お疲れ様の意味を込めて贈るのが合格祝いです。

合格祝いと入学祝いの違いは?

合格祝いと入学祝いは似たタイミングで贈るため、混同している方は少なくありません。双方とも、子どもに対して贈られるものですが、贈るタイミングが異なります。

合格祝いは、受かった知らせを聞いたらすぐに手配するのが一般的で、2月中に贈ることが多いです。一方、入学祝いは入学する前の3月上旬~中旬に贈ります。

ただし、遠方の相手に配送で手配するときなどの場合は、合格祝いと入学祝いを併せて贈り物を手配するケースもあります。

会うタイミングや報告を受けた時期、相手との関係性などを考慮して、柔軟に対応すると良いでしょう。

合格祝いで贈る花の選び方

合格祝いで花をプレゼントする際、どのような点を考慮すれば良いのかと悩む方は多いのではないでしょうか。

ここでは、合格祝いで花を選ぶときにおすすめの選び方を紹介します。

花言葉から選ぶ

合格祝いの花を選ぶ際、花言葉から選ぶと良いでしょう。花にはさまざまな花言葉があり、合格に合った意味を込めて贈れます。

たとえば、受験勉強を乗り越えた受験生の「素直な心」や「愛らしさ」、合格への「尊敬の念」や「敬愛の気持ち」など、さまざまな思いを花言葉で表現できます。

花言葉を考慮して花を選べば、より深い気持ちを込めた合格祝いのプレゼントになるでしょう。

色や雰囲気から選ぶ

色彩や雰囲気から合格祝いの花を選ぶのもおすすめです。色にはさまざまな効果があり、与える印象も異なります。

たとえば、赤色であれば「情熱」や「勝利」を感じ、華やかでエネルギッシュな祝福の気持ちを込められます。一方、黄色であれば「明るさ」や「陽気さ」を感じられ、これからの門出を祝福する印象を与えるでしょう。

また、花の形や雰囲気によっても印象は変わります。丸みがある花なら上品で可愛らしい印象になり、カジュアルな花なら元気いっぱいの印象になります。

色や花の形が変われば印象は一気に変化するので、贈る相手のイメージや好きな色を考慮した上で花の種類を選んでみてはいかがでしょうか。

合格祝いで選ばれるフラワーギフトの種類

合格祝いのフラワーギフトとして、花束やアレンジメントが選ばれることが多いですが、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ここでは、花束とフラワーアレンジメントの特徴などを詳しく解説するので、合格祝いの花選びの際に役立ててください。

花束

花束は、切り花を美しく束ねてラッピングしたフラワーギフトです。

低予算でもオーダーすることができ、好きな花を取り入れられるメリットがあります。贈られた相手は自宅で飾って楽しむこともできるため、花が好きな人へのプレゼントとしておすすめです。

一方、花束を飾るためには花瓶が必要だったり水替えの手間がかかったりなど、普段花を飾る習慣がない方にとってはデメリットに感じるかもしれません。

花束は同じ花合わせてであっても、花の茎を長めに残すロングスタイルと茎を短くカットして丸く束ねるラウンドスタイルのどちらかを選ぶことが可能です。ボリューム良く見せたいときにはロングスタイルを、持ち帰りを考えてコンパクトに仕上げたいときはラウンドスタイルがおすすめです。

花束は写真映えするので、抱えて撮影するようなシーンにも向いているフラワーギフトです。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは、器にオアシスと呼ばれる吸水させたスポンジをセットし、短くカットした花を美しく生けたフラワーギフトです。

花瓶の必要がなく、そのまま飾ることができるので忙しい方や普段花を飾る習慣のない方に向いています。デザイン性にも優れているので、リビングや玄関に飾れば華やかに彩ってくれるでしょう。

また、水がこぼれる心配もなく、長時間の持ち運びにも最適です。

ただし、オアシスの場合だと生け方によっては水分が行きわたらず、花の傷み具合にばらつきが生じる可能性があります。傷んだ花は取り除くのが良いとされていますが、全体的なバランスを悪くさせてしまうかもしれません。

鉢物

合格祝いとして、胡蝶蘭をはじめとした鉢物も人気があるフラワーギフトです。

鉢物は花束やフラワーアレンジメントと比べて長く楽しめるのが魅力であり、合格の喜びを長く味わえます。日当たりと水やりが適量であればそこまで手間がかかることはなく、初心者でも育てやすいのが特徴です。

また、ミニ盆栽などのユニークな鉢物も存在し、一味違った印象を与えられます。鉢カバーを合わせればより華やかになるので、相手の生活スタイルを考慮して選ぶと良いでしょう。

合格祝いに贈る花の費用相場

合格祝いに贈る花の費用相場は、相手との関係性や年齢によって変わります。

姪や甥などの親戚や友人の子ども、大学入学を控えた高校生に贈る場合は、一般的に3,000~5,000円程度が相場です。一方、幼稚園入学前の幼児や小学校入学前の未就学児に贈る場合は、3,000円程度が相場といわれています。

ただし、あまりにも高価な合格祝いだと相手がお返しに気を遣ってしまうため、高くなりすぎないように注意が必要です。

合格祝いを贈る相手は、幼稚園入学前の幼児から大学生、社会人など、年齢はさまざまなので、年齢や学年に合わせたサイズ感の花を選ぶと良いでしょう。

年齢別で合格祝いの花を選ぶ際のポイント

合格祝いを贈る際、相手の年齢に合わせて喜ばれるフラワーギフトを選ぶのが大切です。

ここでは、年齢別でフラワーギフトを選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しく紹介します。

幼稚園や小学校の合格祝い

幼稚園や小学校の合格祝いを贈る相手は幼児や未就学児なので、小さな子どもでも持ちやすいサイズのフラワーギフトがおすすめです。

2,000~3,000円程度でつくれる比較的小さいフラワーギフトにし、ピンク色やオレンジ色などの明るい色合いを選ぶと喜ばれます。

また、子どもの合格祝いは記念に写真を残すケースも多いため、写真映えするフラワーギフトを選ぶと良いでしょう。

中学校や高校の合格祝い

中学校や高校の合格祝いでは、相手の好み色や雰囲気に合わせて花を選ぶと良いでしょう。贈る相手の特徴を捉えた花をプレゼントすれば喜んでもらえます。

また、日本の学校に通う子どもに合格祝いを贈るタイミングは2月であり、花屋に一足早い春が訪れる頃合いです。春を感じられる花が多数入荷している場合が多いので、春らしさが伝わる種類を贈るのもおすすめです。

大学生や社会人の合格祝い

合格祝いには学生に対して贈るものだけでなく、資格試験の合格などで社会人に贈るケースもあります。その際は、相手の好みに加え、「おめでとう」の気持ちを伝えられる花を選ぶのがおすすめです。

また、大学入学を控えた高校生の中には、4月から一人暮らしを始める人もいるかもしれません。その点も考慮し、相手のライフスタイルに合わせた花を選ぶのが大切です。

人によっては大学や仕事で日々忙しく過ごす方もいます。忙しくて水替えをする時間が取れない方や、普段花を飾る習慣がない方に贈る場合は、手間のかからないフラワーアレンジメントを選ぶと良いでしょう。

合格祝いで選びたい花10選

花には、合格祝いに相応しい花言葉や意味が込められた種類が数多くあります。

その中でも、特におすすめなのが以下の10種類です。

  • クリスマスローズ
  • マーガレット
  • ガーベラ
  • アネモネ
  • トルコキキョウ
  • ムスカリ
  • カスミソウ
  • スイートピー
  • バラ(ブルー)
  • 胡蝶蘭

それぞれの花の特徴や花言葉を具体的に見ていきましょう。

クリスマスローズ

クリスマスローズは、花びらの外側にあるガクの部分が枯れても落ちないことから、「ガク(学)が落ちない」という意味で学生に贈ると縁起が良い花とされています。2~3月ごろにちょうど見頃を迎えるので、合格祝いの花として贈りやすいでしょう。

ローズという名前がついていますがバラの仲間ではなく、クリスマスの時期から咲くバラのような花という意味で名づけられました。

俯き加減に咲く姿は可憐な印象があり、アンティークな色合いの品種が多いので、花束やアレンジメントをおしゃれに演出してくれる花です。

マーガレット

マーガレットの花は、見頃が終わったあとも花びらが散らない性質を持っています。そのため、「花が散らない=花が落ちない」という意味で縁起が良い花として合格祝いに選ばれています。

比較的茎が細いので、なるべく葉の部分は落として生けると先の蕾までしっかりと咲いてくれます。どんな花とも合わせやすく、メインの花を引き立ててくれる可憐さが魅力です。

ガーベラ

ガーベラの花言葉は、「希望」「前向き」「常に前進」などです。正面を向いて元気な咲き姿は、これから新生活を迎える方を応援するようなポジティブな花言葉がつけられています。

また、色によっても花言葉が異なり、ピンク色なら「感謝」「思いやり」、白色なら「希望」「律儀」、赤色なら「限りない挑戦」「チャレンジ」などを持っています。

ガーベラは合格祝いにマッチした花言葉が多いので、相手の好みや雰囲気に合わせて選んでみてください。

アネモネ

アネモネの花言葉は「期待」であり、白色のアネモネには「希望」の花言葉もあるので、合格祝いのフラワーギフトとしてぴったりです。

黒い花心や鮮やかな花びらのコントラストが美しく、花束を個性的に仕上げてくれます。

また、花だけではなく、レースのような切れ込みが入った葉も魅力的です。ナチュラルな雰囲気ですが、束ねると個性的で存在感が増すので、アネモネだけを集めた花束も喜ばれるでしょう。

トルコキキョウ

トルコキキョウの花言葉は、「希望」「感謝」です。その他にも、白色のトルコキキョウには「思いやり」、紫色のトルコキキョウには「希望」の花言葉を持っています。

1本の茎にたくさんの花をつけるので、花束をボリューム良く仕上げてくれる花として高い人気があります。

また、花の中でも比較的日持ちが良いので、美しい状態を長く楽しめるのも魅力の一つです。

ムスカリ

ムスカリの花言葉は、「明るい未来」です。

まるで小さなぶどうのような丸いつぶつぶが集まった姿のムスカリは、春の訪れを告げる球根植物です。球根がついた状態のまま水耕栽培で飾ることができ、ぐんぐんと茎が伸びる様子を観察できるのが特徴的です。

飾るときには、球根や根が見えるようにガラスの容器に生けると良いでしょう。

カスミソウ

カスミソウには、門出を祝うのに相応しい「幸福」の花言葉を持っています。どんな花と合わせても、メインの花を引き立ててくれる可憐さが魅力ポイントです。

また、ドライフラワーにすることもでき、さまざまな楽しみ方があります。

花束やアレンジメントに入れるとボリューム良く見えるので、合格祝いを華やかに彩る花としておすすめです。

スイートピー

スイートピーには、「門出」「優しい思い出」などの花言葉があり、合格祝いをはじめとした贈り物に最適な花です。

フリルのような花びらの優しい咲き姿は、蝶々が優雅に舞っている様子を思わせます。その姿から「入学後も飛躍するように」という意味合いを込めて贈るのも良いでしょう。

ふわふわした見た目の可愛らしい花の姿なので、幼稚園や小学校の合格祝いとして贈れば子どもに喜ばれます。

バラ(ブルー)

難しいといわれるような難関試験に合格したお祝いには、特別な青いバラを贈ってみてはいかがでしょうか。

青いバラはもともと自然界に存在しない色です。咲かせるのが不可能といわれていた青いバラは、何年も品種改良が続けられた結果、咲かせることができるようになりました。

不可能を可能にしたというエピソードにちなみ、青いバラの花言葉は「夢叶う」です。合格が難しいといわれる試験を乗り越えた方にぴったりな特別な花といえるでしょう。

胡蝶蘭

胡蝶蘭の花言葉は、「幸せが飛んでくる」です。胡蝶蘭の見た目が、まるで蝶々が飛んでくるように見え、その蝶が幸福を運んでくるというイメージでつけられました。

開店祝いなどで贈るイメージを持つ方も多いかもしれませんが、小ぶりなミディサイズの胡蝶蘭なら合格祝いの贈り物に最適です。

特別なお世話は必要なく、比較的育てやすいのも胡蝶蘭の魅力です。定期的に水やりを行い、風通りの良い場所に置けば美しい花を2~3ヶ月楽しめます。

まとめ

合格した知らせを受けると、ついこちらまで嬉しくなるものです。合格祝いで花を贈るときは、時間をかけず手配するのが一般的です。

どんな種類を選んだら良いか悩んでいる場合は、祝福の花言葉が込められた花や色、雰囲気で選ぶと良いでしょう。「あなたのために選んだ」というその気持ちが、相手にとって何よりも嬉しい贈り物になります。

ぜひ本記事を参考に、おめでとうの気持ちを込めたフラワーギフトをプレゼントして合格をお祝いしてみてはいかがでしょうか。