サンスベリアが伸びすぎて困った時の対処法。植え替えや増やし方もご紹介
サンスベリアは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、葉が伸びすぎてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では「サンスベリアが伸びすぎて困ったときの対処法」をご紹介します。伸びすぎを防ぐコツや植え替え方法、増やし方についてもまとめました。サンスベリアが伸びすぎてお困りの方はぜひご覧ください。
サンスベリアが伸びすぎた場合の対処法
はじめにサンスベリアが伸びすぎた場合の対処法をご紹介します。
サンスベリアが伸びすぎた場合の対処法は、大きく分けて4つあります。
1つ目は、ひと回り大きな鉢に植え替えるという方法。
2つ目は、葉を切り詰め、切った葉を葉挿し(はざし)する方法。
3つ目は、株分けをするという方法。
4つ目は、支柱を立て、伸びすぎた葉を紐で固定するという方法です。
それぞれの対処法について、詳しくご紹介します。
ひと回り大きな鉢に植え替える
サンスベリアをそのまま大きくしたい場合におすすめなのが、伸びすぎたサンスベリアをひと回り大きな鉢に植え替えるという対処法です。
サンスベリアの葉が伸びすぎると、葉の重みに耐えかねて鉢が倒れてしまうことがよくありますよね。
そんなときは、サンスベリアをいまよりもひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
大きな鉢に植え替えることでバランスがよくなり、鉢が転倒するのを防ぐことができます。
また、植え替えることでサンスベリアがより大きく育つようになります。
葉を切り詰め、葉挿しをする
サンスベリアをこれ以上大きくしたくない場合は、伸びすぎた葉を切り詰めるのがおすすめです。
切った葉は捨てても構いませんが、せっかくなら葉挿しをしてサンスベリアを増やしてみませんか?
伸びすぎた葉を切り詰める際は清潔な剪定ばさみを使い、切り口部分を山型にカットして形を整えるようにします。
葉挿しのやり方については、「伸びすぎたサンスベリアの葉で増やす方法」で後ほど詳しくご紹介します。
株分けをする
「サンスベリアをこのまま大きくしたい」、「どうせならサンスベリアを増やしたい」。
そんな方におすすめなのが、株分けをするという対処法です。
伸びすぎたサンスベリアの鉢が倒れてしまうのは、サンスベリアの重量が鉢に対して大きくなりすぎたためでもあります。
株分けをして鉢とサンスベリアのバランスを取れば、鉢が倒れてしまうのを防止できます。
サンスベリアの株分けの方法は、「サンスベリアの株分けの方法」で解説します。
支柱を立てる・紐で優しくくくる
「植え替えや剪定はしたくない」、「株も増やしたくない」という方には、いまあるサンスベリアの鉢に支柱を立て、伸びすぎた葉を紐で優しくくくって固定するという対処法がおすすめです。
伸びすぎたサンスベリアの葉を固定することで、葉が垂れてくるのを予防できます。
しかし、これはいわゆる応急処置です。
サンスベリアの葉が更に伸びすぎてしまうと、鉢がサンスベリアの葉の長さや重さに耐えられなくなりひっくり返ってしまうため、上記3つの対処法のいずれかを実践しましょう。
サンスベリアの伸びすぎを防ぐコツ
サンスベリアが伸びすぎてしまったときの対処法をご覧いただきましたが、せっかくならサンスベリアが伸びすぎる前に予防しておきたいものですよね。
サンスベリアの伸びすぎを防ぎ元気に育てるコツは、主に3つあります。
1つ目は、夏は屋外の日当たりの良い場所で管理すること。
2つ目は、10℃以下の寒い日は室内に入れること。
3つ目は、水やりをしぎず、乾燥気味に育てることです。
サンスベリアの伸びすぎを予防するコツを詳しく見ていきましょう。
夏は屋外の日当たりの良い場所に置く
サンスベリアが伸びすぎてしまう原因の1つとして、日照不足が挙げられます。
サンスベリアは、熱帯アフリカや南アフリカなどの日光が降りそそぐ場所に自生する植物です。
そのため、元気に育てるためには日光が不可欠です。
サンスベリアが日照不足になると、葉がひょろひょろと細くなり伸びすぎてしまう原因となります。
気温の高い夏場は屋外の日当たりの良い場所で管理し、しっかりと日光に当てればサンスベリアの伸びすぎを予防することができます。
10℃以下の寒い日は室内に入れる
伸びすぎの原因とは直接関係ありませんが、サンスベリアを元気に育てるためには冬の寒さに気をつけることも重要です。
サンスベリアは、冬の寒さに弱い観葉植物です。
サンスベリアを屋外で管理している場合、外の気温が10℃以下になってきたタイミングで必ず室内に入れるようにしてください。
10℃以下の寒い日にサンスベリアを外に出していると葉が枯れたり、葉の色が変色してしまったりする原因になります。
水をやりすぎず、乾燥気味に育てる
水やりのしすぎも、サンスベリアが伸びすぎてしまう原因の1つです。
砂漠などの乾燥地帯に自生するサンスベリアは、寒さと湿気が苦手な観葉植物です。
サンスベリアに水を与えすぎると、葉が必要以上に伸びすぎてしまうことがあります。
サンスベリアには水を与えすぎず、常に乾燥気味に育てるようにしてください。
水やりは、最低気温が10~15℃程度の場合は1週間~10日に1回、最低気温が20~25℃程度の季節は2~3日に1回、梅雨・真夏は4~5日に1回おこなうのが基本です。
サンスベリアの植え替えの方法
サンスベリアの伸びすぎを予防して元気に育てる方法をご紹介しました。
さて、「サンスベリアが伸びすぎた場合の対処法」でも解説した通り、サンスベリアが伸びすぎているときはひと回り大きな鉢に植え替えるのがおすすめです。
そこでここからは、サンスベリアの植え替え方法について詳しくご紹介します。
植え替える時期
サンスベリアを植え替える前に、植え替えるのにおすすめの時期を確認しておきましょう。
サンスベリアの植え替えにもっとも適しているのは、5月中旬~8月です。
サンスベリアは寒さに弱いため、寒い季節の植え替えはおこなわないようにしてください。
また、サンスベリアは生長するスピードが速いためできれば1~2年に1度のペースで植え替えるようにしましょう。
鉢からサンスベリアを抜く
ここからはサンスベリアの植え替えの手順をご紹介します。
まず、サンスベリアを鉢から抜きます。
このとき土が湿っていると抜きにくいため、植え替えの前は水やりを控え土を乾燥させておきましょう。
サンスベリアの根や葉を傷つけないよう、できるだけ根に近い部分を持ちながら優しく引き抜きます。
根についた古い土を1/3~1/4程取り除く
サンスベリアを鉢から抜いたら、根についている古い土を優しく取り除きます。
古い土はすべて落とす必要はありません。
1/3~1/4程度、優しく取り除くようにしてください。
土を用意し、鉢に入れ替える
ひと回り大きな鉢を用意し、底穴に鉢底ネットを敷きます。
鉢底石を鉢底が見えなくなる程度まで敷いたら、水はけのいい用土を鉢の1/3程度まで入れてください。
サンスベリアを鉢の中央に置き、鉢の縁から2~3cm下まで土を入れます。
土の表面を割り箸などでつつき、土と根を十分に馴染ませます。
植え替え後は水をたっぷりと与える
サンスベリアの植え替えが終わったら、土と根をなじませるために水をたっぷりと与えます。
ただし、サンスベリアは湿気に弱い観葉植物なので、その後は水を与えすぎないように注意してください。
また、植え替え後はサンスベリアが弱りやすいため、直射日光は避け明るい日陰か室内で管理します。
サンスベリアの株分けの方法
伸びすぎたサンスベリアは、株分けをして増やすのもおすすめです。
サンスベリアの株分けは、5月中旬~8月下旬におこないます。
ここからは、サンスベリアの株分けの方法とその手順について詳しく解説します。
鉢からサンスベリアを取り出す
植え替える場合と同様に、鉢からサンスベリアを取り出します。
土が湿っていると取り出しにくいため、植え替えの前は水やりをおこなわず土を乾燥させておきます。
できるだけ根に近い部分を持ちながら、優しく取り出しましょう。
優しく古い土を取り除き、ハサミやナイフで地下茎を切る
サンスベリアを鉢から取り出したら、古い土を落とします。
古い土は、1/2程度取り除くようにしてください。
土を取り除き終わったら剪定ハサミやナイフなどで地下茎を切り、2~3株程に分けましょう。
根元の古い葉を取り除き、日陰で1日乾燥させる
株を分けたら、根元についている古い葉を取り除きます。
その後、根が湿っている場合は日陰で1日乾燥させます。
根がすでに乾燥している場合は、乾燥の過程は省いていただいて問題ありません。
土を鉢の半分まで入れ、バランスよく配置する
別の鉢に土を半分まで入れ、分けたサンスベリアの株をバランスよく配置します。
その後、植え替え時と同様に鉢の縁から2~3cm下まで土を入れます。
土の表面を割り箸などでつつき、土と根を十分に馴染ませます。
最後にたっぷりと水やりをして、明るい日陰か室内で管理しましょう。
伸びすぎたサンスベリアの葉で増やす方法
サンスベリアは株分けで増やすこともできますが、葉を使って増やすことも可能です。
伸びすぎたサンスベリアの葉を剪定したら、切った葉を葉挿しして増やしてみませんか?
葉挿しは、株分けと同様に5月中旬~8月下旬におこなうのがおすすめです。
ここからは、サンスベリアの葉挿しをおこなう手順とその方法を詳しく解説します。
葉挿しはとても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。
サンスベリアの葉を切り分ける
まず、伸びすぎサンスベリアの葉を剪定します。
剪定した葉は、葉の伸びる方向に対して垂直に切っていきます。
一枚の葉を5~10cm程度の長さに切り分けてください。
葉の剪定と切り分けには、清潔な剪定ハサミやナイフを使いましょう。
赤玉土に挿し発根させる
サンスベリアの葉が用意できたら、浅めの植木鉢や器に赤玉土を敷きつめます。
先程カットした葉の下側にあたる部分を1/2程赤玉土に挿し、明るい日陰で管理します。
その間、水やりは不要です。
うまくいけば、約1ヶ月で発根します。
葉だけ倒れている場合は伸びすぎが原因ではないかも
サンスベリアの葉だけが倒れている場合は、伸びすぎが原因ではないかもしれません。
「サンスベリアが伸びすぎているようには見えないけど、葉が倒れてくる」という場合は、以下の原因も疑ってみましょう。
日照不足
サンスベリアが伸びすぎていないにも関わらず葉だけが倒れている場合は、日照不足が原因かもしれません。
サンスベリアを元気に生長させるためには、明るい陽射しが必要不可欠です。
サンスベリアを日が当たらない場所で育てている場合は、明るい場所に移してみましょう。
寒さや虫、根腐れによって倒れてしまっている場合も
サンスベリアにしっかり日光を当てているのに、葉が倒れてくる場合、寒さや虫、根腐れが原因になっていることが考えられます。
サンスベリアは、冬の寒さに弱い観葉植物です。
外の気温が10℃以下になると元気がなくなってしまうため、室内で管理するようにしましょう。
また、サンスベリアは比較的虫がつきにくい植物ですが、気になる場合は葉水を与え害虫を予防します。
ただし、サンスベリアは水を与えすぎると根腐れをおこしやすい植物でもあるので、葉水や水やりは最低限に抑えましょう。
【番外編】サンスベリアの花を咲かせる方法
サンスベリアは上手に育てれば、きれいな花を咲かせる観葉植物です。
番外編として、サンスベリアの花を咲かせる方法をご紹介します。
サンスベリアの花を咲かせるには、株を大きくすることが大切です。
日当たりの良い場所で管理すること・10℃以下の寒い日は室内に入れること・水やりをしぎず乾燥気味に育てること、この3つを守っていればサンスベリアの株は大きく育ちます。
それに加えて、5月~9月の生育期に肥料を与えると花が咲きやすくなりますので、ぜひ試してみてください。
インテリアや贈り物にも。プレミアガーデンのサンセベリアのご紹介
空気清浄効果が高く「エコプラント」としても人気のサンスベリア。
ご自宅のインテリアグリーンや大切な方への贈り物にもおすすめです。
また、サンスベリアは「永久」「不滅」という縁起のいい花言葉を持つことでも知られています。
あなたもそんなサンスベリアを大切な方へプレゼントしてみませんか?
最後にプレミアガーデンで販売しているサンセベリア(サンスベリア)をご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
シンプルなデザイン【サンセベリアグリーン7号】
こちらは、7号サイズ(高さ約80cm)のサンセベリアグリーンです。
しっかりと生長したサンセベリアをプラスチック鉢に植え付け、シンプルでスマートな雰囲気に仕立てました。
このままでも十分スタイリッシュで素敵ですが、季節やインテリアによって鉢カバーを使い分けていただくのもおすすめです。
シンプルなサンセベリアグリーンはご自宅用のインテリアグリーンにはもちろんのこと、ご家族やご友人への贈り物にもおすすめです。
カワイイ鉢カバー付き【サンセベリア7号 (鉢カバー付)】
こちらは、7号サイズのサンセベリアに珍しい鉢カバーを付けたお品物です。
サンセベリア自体は先程ご紹介したものと同じ7号サイズですが、脚付きの鉢カバーを付けているため全体の高さは約80~100cmと大きくなります。
鉢カバーが付くだけで、よりおしゃれな雰囲気がアップしますよね。
鉢カバー付きのサンスベリアは、ご自宅用にはもちろんのこと、新築祝いや開店祝いなどのグリーンギフトにも非常におすすめです。
ラッピング付きで贈り物にも。【サンセベリア8号 (豪華ラッピング)】
最後にご紹介するのは、8号サイズのサンセベリアの豪華ラッピング仕立てです。
高さ約90cmの大きなサイズのサンセベリアを贈答用にラッピングしたお品物です。
ラッピングをすることによって華やかさが加わっているので、見栄えのするグリーンギフトを探していらっしゃる方にもおすすめです。
「エコプラント」とも呼ばれるサンセベリアは、空気清浄の効果が高いことでも有名な観葉植物です。
開店祝いや開業祝いなどのビジネスシーンのほか、引っ越し祝いや新築祝いなどにも喜ばれるグリーンギフトです。
まとめ
「サンスベリアが伸びすぎて困ったときの対処法」を中心に、サンスベリアの伸びすぎを防ぐコツや植え替え方法、増やし方などをご紹介しました。
サンスベリアは、大変丈夫で育てやすい観葉植物です。
伸びすぎた場合の対処法や伸びすぎの予防法も意外と簡単なサンスベリアは、観葉植物初心者の方にも大変おすすめです。
あなたもお気に入りのサンスベリアをしっかりと管理して、ぜひ大きく育ててみてくださいね。