新たな一歩を踏み出すための入社祝いには、何か特別なプレゼントをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。ご本人はもちろん家族など周りの人にとっても特別な節目となる入社祝いには、華やかなフラワーギフトがおすすめです。
この記事では、入社祝いにぴったりのフラワーギフトの選び方やおすすめの花、贈るときのマナーやポイントなどについて解説します。
入社祝いにフラワーギフトがおすすめの理由
就職が決まるということは、とても喜ばしいことです。思い出に残るような華やかなプレゼントを贈ってお祝いしたいという方も多いのではないでしょうか。
フラワーギフトは色とりどりの花で誰もが笑顔になるような素敵なプレゼントです。相手の好みに左右されにくく、老若男女問わず贈りやすいので、入社祝いのギフト選びに迷ったらぜひフラワーギフトを贈ってみましょう。
入社祝いに贈るフラワーギフトの選び方
入社祝いにフラワーギフトを贈ろうと考えていても、種類やバリエーションが多すぎてどう選べば良いか迷ってしまう方も多いはずです。特にネット通販のフラワーギフトはラインナップが豊富すぎて目移りしてしまいますよね。
入社祝いにフラワーギフトを贈るときは、まず以下のような基準を決めてみることで方向性が定まりやすくなります。
①相手の好きな色やイメージカラーで選ぶ
②春らしい花やこだわりの品種で選ぶ
③縁起の良い花言葉をチョイスする
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
①相手の好きな色やイメージカラーで選ぶ
まずはフラワーギフトの全体的な色味を決めましょう。相手の好きな色が分かっているならその色をベースにすると喜ばれることでしょう。また、相手のイメージカラーで選ぶという方法もあります。
例えば、可愛らしい女性にはピンク系を、爽やかな男性にはブルーやグリーン系がおすすめです。ほかにも、赤には情熱的なイメージが、紫には大人っぽくてミステリアスなイメージがあるので、入社祝いを贈る方の雰囲気に合わせてみましょう。
②春らしい花やこだわりの品種で選ぶ
色合いで選ぶのが難しい方は、花の種類を決めるとフラワーギフトを絞り込みやすくなります。相手の好きな花や似合う花などを探してみましょう。
また、4月の新年度から入社する場合は、春らしい花を贈るのもおすすめです。春に旬を迎える花は暖かい日差しのようなふんわりと優しい印象の花がたくさんあります。また、旬を迎える花はその時期に多く流通し、鮮度が良く、花もちも良いというメリットもあるのです。
③縁起の良い花言葉をチョイスする
おしゃれなフラワーギフトにしたい場合は、花言葉を意識してみるのもおすすめです。新たな門出を飾る入社祝いにふさわしい花言葉を探してみましょう。
例えば、スイートピーには「門出」という花言葉が、アルストロメリアには「未来への憧れ」という花言葉があります。入社という節目をお祝いしつつ、これからの新生活を希望で満たしてくれるようなフラワーギフトになるでしょう。
入社祝いに贈るフラワーギフトのスタイル
入社祝いに贈りやすいフラワーギフトには、主に以下の3つのスタイルがあります。同じフラワーギフトでも、それぞれで印象や扱い方、サイズ感などが異なるので、贈りやすいものや相手に会うものを選んでみましょう。
花束・ブーケ
フラワーギフトの王道ともいえる花束やブーケは、プライベート・ビジネス問わずさまざまなお祝いのシーンで贈られています。切り花を束ねてラッピングしたもので、気軽に贈りやすく、入社祝いにもおすすめです。
女性には、たっぷりの花を束ねたボリュームのある花束も人気ですが、男性に贈るならイエローやブルー、オレンジ系などでまとめた小ぶりなものが良いでしょう。
アレンジメント
贈った相手に、花の手入れの負担をかけたくない方は、フラワーアレンジメントを贈りましょう。アレンジメントは専用の容器の底に吸水スポンジを敷き、そこに花を生けたものです。バスケットや陶器、木製ボックスなど花だけでなく花器でも雰囲気を楽しめ、生花のように花瓶を用意する必要がないので気軽に受け取ってもらえます。
たまにスポンジに水を足すだけで、水替えも必要ないので、新生活で忙しくしている方への入社祝いにおすすめです。
プリザーブドフラワー
入社祝いのフラワーギフトを、思い出に残るものにしたいならプリザーブドフラワーも選択肢に入れてみましょう。プリザーブドフラワーは生花に特殊な加工を施して長期間の保存を可能にしたもので、環境が適していれば数年単位で花を残すことができます。
生花から作られているので本物の質感を楽しめ、人工的に着色していることから自然界にはないような色合いを再現できるのも魅了です。
入社祝い贈るフラワーギフトにおすすめの花と花言葉
入社祝いに贈るフラワーギフトに用いる花は、春らしくて華やかさがあり、縁起の良い花言葉を持つものがおすすめです。なかなか決まらないという方は、春のフラワーギフトに人気の花を以下にまとめてみましたので、参考にしてみてください。
バラ【情熱、夢叶う】
花の女王とも呼ばれているバラは、フラワーギフトの中でも定番中の定番で、お祝いの日を華やかに彩ってくれます。花の色や花びらの大きさなどの種類が豊富で、年齢や性別を超えて高い人気を誇っている花です。
バラ全般の花言葉は「愛」や「美」ですが、色別で見ると赤いバラには「情熱」という意味が、青いバラには「夢叶う」という花言葉があるので、情熱を持って明るい未来へ突き進んでいってくださいという願いを込めて、入社祝いを贈れるでしょう。
スイートピー【門出、優しい思い出】
ひらひらと春の風に舞うような花を咲かせるスイートピー。優しくて愛らしい印象で、春のガーデニングやフラワーギフトに人気です。12〜3月に多く出回っており、「門出」という花言葉があるので、春に入社を控えている方へのプレゼントにぴったりでしょう。
スイートピーは花の色も豊富ですが、入社祝いに贈るなら薄い黄色や白、グリーンなどフレッシュな色合いがおすすめです。
ガーベラ【常に前進、希望】
太陽に向かって大きく花開くガーベラは、エネルギッシュで明るい印象を与えます。真っすぐ上に伸びた茎の先に大ぶりの花を咲かせ、フラワーギフトでも主役になる花です。
栽培が盛んで、ほぼ1年中流通していることから季節問わず手に入りやすいというメリットもあり、入社祝いが春以外のタイミングでも贈りやすくなっています。
また、ガーベラには「常に前進」や「希望」などの前向きな花言葉があるので、胸に希望を膨らませて新たな一歩を踏み出す入社祝いにおすすめです。
アルストロメリア【未来への憧れ】
アルストロメリアは花びらの中の斑点が特徴的な花で、華やかさと気品をあわせもっています。初夏に咲き始める花ですが、3月頃から流通し始めるので入社祝いにもおすすめです。
1本の花にたくさんの花を咲かせるのでボリュームのあるフラワーギフトになるでしょう。花言葉も「未来への憧れ」という前向きな意味合いになっています。
グロリオサ【栄光、勇敢、燃える情熱】
波打つ真っ赤な花びらが炎のように見えるグロリオサは、個性的な華やかさがあり、フラワーギフトの差し色やアクセントとして多く用いられています。シャープでシックな印象なので、女性へはもちろん男性への入社祝いにもおすすめです。
グロリオサには、炎のようなその花の見た目から、「燃える情熱」という花言葉が付けられました。ほかにも、「栄光」や「勇敢」など、入社を迎える人を鼓舞するような花言葉になっています。
胡蝶蘭【幸せが飛んでくる】
ビジネスシーンでの贈答用の花として定番となっている胡蝶蘭ですが、鉢植えではなく花束であれば、プライベートでも贈りやすいカジュアルなフラワーギフトになります。花色はピンクもありますが、メジャーな白だと男女問わず贈りやすいでしょう。
胡蝶蘭の花が、蝶が飛んでいるように見えることから「幸せが飛んでくる」という花言葉が付けられました。新しい環境に飛び込む方の幸せを祈れる、素敵な入社祝いのフラワーギフトになります。
トルコキキョウ【希望】
ひらひらとしたフリルのような花びらを幾重にもつけ、ボリュームのある花を咲かせるトルコキキョウ。豪華な見た目と上品さで、フラワーギフトの主役として人気のある花です。トルコキキョウは花もちが良いため、贈った後もしばらく花を楽しんでもらえるでしょう。
「希望」という花言葉もあるので、入社祝いに最適です。
デルフィニウム【あなたは幸福をふりまく】
花茎に連なるようにしてたくさんの花を咲かせるデルフィニウムは、目の覚めるような鮮やかな青さが印象的です。3〜4月に開花期を迎えるため、入社祝いのフラワーギフトに選んでみてはいかがでしょうか。
「あなたは幸福をふりまく」という花言葉から、結婚式での装花やウエディングブーケにも多く用いられています。青や紫色が濃いので、白やクリーム色の花と組み合わせるとバランスが取りやすいでしょう。
アネモネ(白)【希望】
アネモネは、丸みを帯びた花びらの中心に、黒っぽい花芯があるのが特徴で、優しくてどこか儚げな印象があります。ころんとした小さめの花が主流でしたが、最近では大輪の品種も登場しているので、花束やアレンジメントにおすすめです。
アネモネには色ごとに花言葉が付けられていますが、その中でも白いアネモネには「希望」という花言葉があり、新しい一歩を踏み出す方をお祝いできるフラワーギフトになります。
入社祝いにフラワーギフトを贈るときのマナー・ポイント
入社祝いにフラワーギフトを贈るときには、相手の都合も考慮しながら負担や気遣いを与えない贈り方が大切です。
贈るタイミングや相場から離れすぎないものを選ぶなど注意しましょう。
贈るタイミングを外さない
入社祝いは、誕生日や記念日のように、具体的な日程が決まっていないので、いつ贈れば良いか分かりにくいこともあるでしょう。「この日に渡さなくてはならない」という決まりはありませんが、お祝いは遅いよりも早めがおすすめです。
内定祝いを贈るとき
新卒採用の場合、早ければ前年の夏には内定が出始めます。実際に入社するまで半年以上あるので、入社祝いというと早すぎると思われるかもしれませんが、ハードだった就職活動をねぎらうという意味でも、内定後すぐにお贈りするのもおすすめです。
多くの会社は10月頃に内定式を行うので、それよりも前に入社祝いのフラワーギフトを贈りましょう。
就職祝いを贈るとき
入社祝いは新たな門出を祝福するものなので、入社時期が近づいたタイミングで贈っても問題ありません。贈られた方も「いよいよだ!」と心構えができるので、華やかな出発エールになります。
ただ、企業によっては入社前に研修期間を設けることもあり、直前は多忙な状況も考えられるため、遅くとも2週間から1ヶ月前には贈るようにしましょう。
相場に合う価格帯で用意する
入社祝いにあまり高価すぎるフラワーギフトを贈ると、相手にお返しの気を遣わせてしまいます。入社祝いに贈るフラワーギフトは、相手との関係性で適した価格帯のものを選びましょう。
自分の子どもや孫など親族に贈る場合は、10,000〜30,000円ほどが相場になります。身内であれば相手の方もそれほど気を遣わないので、思い切って豪華なフラワーギフトを贈りましょう。
特に親しい友人や恋人には5,000〜10,000円ほどのフラワーギフトが適しています。それ以外の知人や友人には、カジュアルに3,000〜5,000円ほどのフラワーギフトを贈りましょう。
メッセージカードを添える
入社を控えている人の心は、新しい環境への期待と不安で胸がいっぱいになっています。その気持ちを励まし、応援するような言葉をメッセージカードに記してフラワーギフトに添えると喜ばれるでしょう。
新卒で入社する場合は、楽しみよりも不安の方が大きいこともあるかもしれません。あまりプレッシャーになるような言葉は選ばず、「おめでとう!これからも応援してるね!」などのメッセージがおすすめです。
入社祝いのフラワーギフトと一緒に贈りたいギフト
新たな門出を華やかに祝福できるフラワーギフトですが、せっかくの入社祝いですから、新生活が楽しみになるようなプラスαのギフトを添えてみるのもおすすめです。
入社祝いのフラワーギフトに合わせるとより素敵なプレゼントになるアイテムをご紹介します。
子や孫には高品質な社会人用品を
子どもや孫への入社祝いは、自分にとっても特別で大切な贈りものではないでしょうか。自分たちのもとから巣立っていく子や孫を応援する気持ちで、社会人生活で長く使えるものを選んであげましょう。
例えば、入社時に身を包むスーツや、ビジネスマンに欠かせない鞄や革靴、腕時計などもおすすめです。これらのウエアリングアイテムを贈る場合は、サイズや好みもあるので、一緒にお店やネットなどで選ぶのがおすすめです。
恋人には日常使いできるものを
親しい間柄である恋人への入社祝いには、新生活で日常使いができるアイテムがおすすめです。あまり高価だと相手を驚かせてしまうため、ネクタイや名刺入れ、ペンケースなど、社会人として必要なものを贈って祝福と応援の気持ちを込めましょう。
女性には、ネックレスやピアスなどのアクセサリー系も喜ばれます。入社後も普段から使えるよう、シンプルで派手すぎないものがおすすめです。
友人にはカジュアルなものを
友人には、気負いすぎずカジュアルなプレゼントを添えると、相手に気を遣わせません。例えば、食事をごちそうしたり、スイーツを差し上げたりなど、気軽に受け取ってもらえるものがおすすめです。食事や消耗品などの消えモノは、相手に負担をかけすぎないギフトになります。
入社祝いに贈るフラワーギフトはネット通販がおすすめ
生花を使っているフラワーギフトは命あるものなので、購入方法やタイミングが大切です。時期によって店頭に並ぶ花は変わり、お店が開いている時間も限られているので、ご自身が忙しい場合、納得のいく花をゆっくり花を選ぶのは難しいかもしれません。
しかし、ネット通販であれば、24時間いつでもどこからでもフラワーギフトを注文できます。日時指定で配達してもらえるなら、入社祝いを渡したいタイミングに合わせて届けてもらえるので、鮮度の良い状態で花を贈れます。
まとめ
就職はその方の人生において大きなターニングポイントとなります。入社祝いには、新たな一歩を踏み出そうとしている方を華やかに祝福し、応援できるフラワーギフトがおすすめです。
花の色や種類、花言葉などにこだわって、記念になるようなフラワーギフトを贈りましょう。今回ご紹介したようなマナーやポイントを抑えて、より喜ばれるプレゼントを目指してみてください。