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ラ・メールコラム > 豆知識 > ゴールドクレストを挿し木で増やす方法|手順や注意点・管理方法

ゴールドクレストは、特徴的な実をつける観葉植物です。さまざまな場所に植えられているため、目にした人は多いのではないでしょうか。ゴールドクレストはガーデニングに適している植物で、目隠しにもピッタリです。一つでは物足りなく、もっと増やしたい!と感じている人も多いでしょう。ゴールドクレストは挿し木で増やすことができます。この記事では、ゴールドクレストを挿し木で増やす方法や管理方法についてご紹介します。

ゴールドクレストは挿し木で増える?

ゴールドクレストは挿し木によって増やすことができます。挿し木とは、植物の枝や茎を切り取り、それを土や水に挿入して新たな株を作る方法のことです。挿し木は、特定の品種の特性を保つためによく活用されます。

ゴールドクレストの挿し木は、春から初夏にかけて行うのが最も効果的です。この時期なら新芽が出やすく、また育ちやすい環境が整っています。ただし、ゴールドクレストの挿し木には一定の技術が必要で、環境管理も重要です。

さらに、ゴールドクレストの挿し木を成功させるためには、発根促進剤の使用も推奨されています。発根促進剤を使用することで、発根が早まり成功率を上げることができますよ。

ゴールドクレストとは

ゴールドクレストとは、生垣や庭木として親しまれている常緑樹の一つです。学名は「Chamaecyparis lawsoniana」で、その小さく繊細な針葉と美しい黄金色が特徴となります。

ゴールドクレストは、アメリカ原産の植物で、日本では明治時代から栽培が始まりました。そのため、日本の風土にも適応しており、四季を問わず美しい姿を楽しむことができます。

また、成長が早く手間をかけずに管理ができることから、初心者のガーデニング愛好家にも適した植物です。一年を通して緑を楽しむことができるため、ガーデニングだけでなく、インテリアとしても楽しむことができるでしょう。

ゴールドクレストの特徴

ゴールドクレストは、コニファーの一種で、その美しい金色の葉が特徴的な常緑樹です。細長い葉が密集して茂り、円錐形または柱形の姿が印象的で、そのままでも鉢植えや庭木として人気があります。また、押しつぶしたときにはレモンのような爽やかな香りが広がるのも特徴です。ゴールドクレストは成長が早く、年間20〜30cm程度伸びます。手軽に大きな緑の空間を作ることができるので、庭造りや景観作りにおいて重宝されている植物です。

ゴールドクレストの人気の品種

 

 

ゴールドクレストには数多くの品種が存在しますが、特に人気なのが以下の3種類です。

  • ハッピー
  • スリムゴールド
  • オーレア

それぞれの品種の特徴を見ていきましょう。

ハッピー

「ハッピー」はゴールドクレストの中でも人気の品種の一つです。緑色の葉に黄色い縁取りがあり、全体的にコンパクトな形状をしています。ゴールドクレストのなかではとてもコンパクトな品種なので、小さな庭やバルコニーで楽しむのにおすすめです。

春には新緑が美しく、秋には黄色がより際立ち、冬には凍てつくような寒さにも耐える強さを持っています。ハッピーを飾っておけば、四季を楽しむことができるでしょう。

スリムゴールド

「スリムゴールド」はゴールドクレストの品種の一つで、その名の通り細身で縦長の形状が特徴です。適度な大きさと美しい黄金色が魅力的で、インテリアや庭造りに幅広く使われています。

耐寒性に優れ、直射日光を避けた明るい場所で育てるのが理想的です。水は乾燥を感じたら適度に与え、肥料は春や秋の成長期に与えると良いでしょう。また、形状を整えるための剪定は春に行い、夏には挿し木で増やすことも可能です。スリムゴールドは、その独特の形状と美しい色味から人気の品種となっており、適切な管理を行えば長く楽しむことができます。ゴールドクレストの中でも特に手間がかからず、初心者でも育てやすいです。

オーレア

オーレアはゴールドクレストの中でも特に人気のある品種の一つです。この品種の特徴はその美しい黄色の葉で、日本で育てるには最適な温度帯である15℃〜25℃を保てば一年中美しい色合いを楽しむことができます。

比較的成長が早いのも特徴の一つです。適切な管理をすると年間で約50cmほど伸びることもあります。また、耐寒性が高いため、冬季でも室内であれば問題なく育てることができますよ。初めてゴールドクレストを育てる方にも、ぜひおすすめしたい品種です。

ゴールドクレストの育て方

ゴールドクレストはそこそこ丈夫な常緑樹で、適切な手入れを行うことで長期間楽しむことが可能です。

  • 温度管理
  • 肥料
  • 水やり
  • 剪定
  • 温度管理

ゴールドクレストを育てるうえで大切な上記の内容を詳しくご紹介します。

温度管理

ゴールドクレストの栽培において、温度管理はとても重要です。一般的に耐寒性があり、冬場でも耐えられる強さをもっていますが、理想的な温度範囲は15℃〜25℃とされています。また、高温になると、葉が焼けてしまうことがあるため、30℃を超える日中はできるだけ直射日光を避けて管理をしましょう。また、冬場も注意が必要で、5℃以下の低温環境は避けるように管理するのがおすすめです。霜が降りると葉が黒く変色し、枯れてしまう可能性もありますので、霜よけネットなどを使用して保護しましょう。

適切な温度管理を行うことで、健康なゴールドクレストを育てることができます。

肥料

ゴールドクレストは成長期である春から秋にかけて、月に1回程度、液体型の肥料を与えると良いです。特に、窒素・リン酸・カリウムを含むバランスの良い肥料が適しています。具体的な肥料の与え方は以下の通りです。

  1. 肥料は、水やりのあとに与えましょう。根が乾いた状態で肥料を与えると、根がダメージを受ける可能性があります。
  2. 使用する肥料の量は、肥料の製品説明を参考にしてください。多すぎると根焼けの原因となります。
  3. 肥料を与えたあとは軽く土をかき混ぜ、肥料を均一になじませると効果的です。

以上のように、肥料は適切なタイミングと方法で与えることが育成成功のカギとなります。

水やり

ゴールドクレストは日本の気候に適しているため、雨水だけでも基本的には問題ありません。しかし、夏場の強い日差しや冬場の乾燥などによる水分不足には注意が必要です。温かい時期は、土の乾燥状況を確認して、適切に水やりを行うことが大切です。特に夏場は毎日の水やりが必要になることもありますが、一方で冬場は2週間に1回程度の水やりで十分です。また、水やりは朝が最適とされています。理由としては、夜に水やりを行うと、水分が蒸発せずに長時間葉や茎に残り、それがカビや病気の原因になる可能性があるからです。

水やりの際は鉢の底から出てくるまでたっぷりと与えることが推奨されています。これは、根の奥まで水分が行き渡るようにするためです。

剪定

ゴールドクレストは剪定をすることで、整った形状や豊かな枝ぶりを保つことができます。見た目を良くするためにも、定期的に剪定を行いましょう。

剪定は主に成長期の春から初夏にかけて行うのがおすすめです。ただし、冬の寒さが厳しい地域では、枝が凍結しないよう秋に軽く整形するのも一つの手段です。

剪定の手順は以下の通りです。

  1. 枝の長さを確認し、適度な長さ(約15〜20cm)に切り取る
  2. 残した枝は、元気な芽が出ている部分を残すよう心掛ける
  3. 切り口は斜めに切るようにする。これにより雨水がたまりにくく、病害虫の発生を防ぐ

また、剪定した枝は、挿し木に最適です。新たなゴールドクレストを増やすために活用しましょう。剪定を行うことで、ゴールドクレストの健康的な成長と美しい形状を保つことができますよ。

ゴールドクレストを挿し木する前に確認すること

ゴールドクレストの挿し木を成功させる前に確認すべきことは、挿し木に適した時期、必要な道具、そして挿し穂の準備です。ここでは、適切な時期や必要なものを順番にお伝えします。

挿し木に最適な時期を確認する

ゴールドクレストの挿し木に最適な時期は、春から初夏(4月から6月)にかけてです。この時期は成長期にあたるので、挿し木の成功率が高くなります。一方で、冬季は寒さで発根に支障をきたすため、避けるべきです。

挿し木をする前には、その年の気候や地域の状況も考慮に入れてください。

挿し木が成功すると、新しいゴールドクレストを増やすことができます。また、既存のゴールドクレストの管理にも役立ちます。正しい手順と注意点を守りながら、ぜひ試してみてください。

必要なものを確認する

ゴールドクレストの挿し木をする前に、必要なものを確認しておきましょう。

  • 挿し穂 挿し木に使用する新芽がついた枝を用意します。
  • 用土 ゴールドクレストは排水性の良い土を好むため、腐葉土や赤玉土などが適しています。
  • ポット 用土と挿し穂を設置するためのポットを用意します。規模によって適当なサイズを選びましょう。
  • 発根促進剤 挿し木がスムーズに根づくために用います。粉末タイプのものがおすすめです。

用意が整えば、挿し木に取り組むことができます。特別な道具を必要としないのも、挿し木の魅力の一つです。ただし、発根促進剤は植物が根を張るのを助ける役割があるため、必ず準備をしましょう。

剪定の時期と被るときは挿し穂を準備する

ゴールドクレストは春から初夏にかけて自然に成長するので、この時期が最も挿し木にピッタリです。しかし、偶然にも剪定のタイミングと挿し木の最適な時期が重なることがあります。その場合は、剪定した枝を挿し穂として利用しましょう。そうすることで無駄なく増やすことができます。

剪定した枝は、新たな苗木を育てる際の「挿し穂」となります。挿し穂は長さ約10〜15cm程度の枝を選び、下部の葉を取り除いてください。そのあと、発根促進剤につけてポットに挿し込むことで挿し木を行います。発根促進剤は、挿し木の成功率を高めるための補助的な役割を果たします。

ただし、剪定を行う時期や挿し木の時期は年々微妙に変わることもありますので、植物の生育状況を観察しながら適切なタイミングを見極めることが必要です。

粉末タイプの発根促進剤を使用する

ゴールドクレストの挿し木には粉末タイプの発根促進剤がおすすめです。発根促進剤は、新たに根を生成させるための植物ホルモンが配合されているもので、挿し木の成功率を大幅に上げてくれます。

以下に使用手順を説明します。

  1. 挿し穂の切り口を清潔な水に浸します。その際、切り口部分だけを浸す程度にしましょう。
  2. 水に浸したあと、すぐに発根促進剤の粉末に挿し穂の切り口をつけます。発根促進剤は蓋を開けた状態で置いておくと湿気等で固まる可能性があるので、必要な分だけ取り出して使用しましょう。
  3. 発根促進剤をつけた挿し穂を用意した用土の穴に挿します。

これらの手順を踏むことで、挿し木の成功率を高めることが期待できます。しかし、発根促進剤はあくまで補助的な存在であり、挿し木自体の管理には十分な注意が必要です。

ゴールドクレストの挿し木の手順

ゴールドクレストの挿し木に取り組むための手順を具体的に説明します。手順は以下の通りです。

  1. 挿し穂か剪定した枝を切り落とす
  2. 挿し穂を水に浸す
  3. ポットに用土を入れ湿らせておく
  4. 用土に小さな穴を開ける
  5. 水揚げした挿し穂に発根促進剤をつける

適切に手順を踏むことで、見事なゴールドクレストの育成につながります。

①挿し穂か剪定した枝を切り落とす

ゴールドクレストを増やすための第一歩は、適切な挿し穂か、剪定した枝を切り落とすことです。成功するか否かで、挿し木の成否が大きく左右されます。ゴールドクレストは30cm程度の成長が見られたら、剪定を行いましょう。

ゴールドクレストの健康な枝から、直径5mm程度、長さ10〜15cmの枝を選びます。新芽が伸びてきた部分が理想的です。この枝を切り取る際には、清潔な剪定鋏を用い、斜め45度の角度で切り落とします。斜めに切るのは、水分吸収面積を増やすためと、病原菌が侵入しにくくするためです。

挿し穂は下が少し硬くなっているものを選びましょう。あまりにも柔らかい部分では、挿し木がうまくいきません。

また、切り口は清潔に保つことを心掛け、感染病を予防しましょう。

②挿し穂を水に浸す

ゴールドクレストの挿し木に取りかかる前に、切り取った挿し穂を水に浸す作業が必要です。挿し穂が乾燥することを防ぎ、また発根の準備を整えるための重要な過程となります。

まず、きれいに洗った瓶やコップに水を半分程度入れます。そのなかに挿し穂の切り口側を入れ、葉部分を水面から出しましょう。このときに挿し穂の葉が水に浸からないよう注意してください。水面に葉が触れると腐る原因となります。

挿し穂は最低でも1日以上、できれば2〜3日水に浸けておくと良いでしょう。この間に挿し穂は水分を吸収し、発根の準備を行います。

③ポットに用土を入れ湿らせておく

ゴールドクレストの挿し木を成功させるためには、ポットに用土を適量入れ、適切な湿度を保つことが重要です。

まず、適当な大きさのポットに、市販の培養土や腐葉土などの用土を入れます。ここで注意するのは、ポットに入れる用土の量です。ポットの3/4程度までを目安に用土を入れていきます。これは、あとの水やりで水がこぼれ出ることを防ぐためです。

次に用土を湿らせますが、用土がギトギトにならないように水を適量加えます。水はスプレーボトルなどを用いてまんべんなくかけ、全体が湿った状態にしてください。この用土の湿り具合が、ゴールドクレストの挿し木の成功に大きく影響します。湿り具合は、「手に取った用土をにぎっても、水滴は垂れてこないが、手のひらと指先は濡れる」程度が理想的です。

④用土に小さな穴を開ける

挿し木をする前に、用土に小さな穴を開けてください。挿し穂の太さに合わせて、適切な大きさの穴を作ることが大切です。一般的には、直径5mm程度、深さ3-5cmくらいの穴を開けると良いでしょう。

この深さならば、挿し穂がしっかりと土に固定され、安定した状態で発根できます。粘土質の土を使用する場合は、穴が塞がらないよう注意しましょう。また、砂質の土を使用する場合は、水はけが良すぎて乾燥しやすいので注意が必要です。

穴は時間を置くと、穴が塞がってしまう可能性があるため、穴を開けたらすぐに挿し穂を挿入しましょう。

⑤水揚げした挿し穂に発根促進剤をつける

一度水に浸して水揚げしたゴールドクレストの挿し穂には、発根促進剤が必要です。発根促進剤には、植物の根を発生させる力を助けてくれる成分が含まれています。発根促進剤により、挿し木が成功しやすくなります。

発根促進剤の使用方法は簡単で、直接挿し木の先端部分につけるだけです。粉末タイプのものが一般的で、挿し木の切り口に軽くつける程度で充分です。なお、先に水揚げを行うことで、挿し穂の水分を保つと共に、発根促進剤がより効果的に働きます。

発根促進剤を使用しない場合でも、適切な管理を行えば充分に発根可能です。しかし、挿し木の成功率を上げるためには、発根促進剤の使用をおすすめします。

⑥開けた穴に挿し穂を挿す

発根促進剤が塗られた挿し穂をゆっくりと用土の穴へ差し込みます。力を入れすぎないで、挿し穂が用土を押し分ける形で進めていくと成功しやすいです。無理な力が加わると挿し穂が折れてしまう可能性があるので、注意しましょう。

挿し穂が用土の中にしっかりと差し込まれたら、用土を軽く押し固めます。しっかりと差し込むことで、挿し穂がぐらつかずに固定することで、発根のサポートとなります。

以上がゴールドクレストの挿し木で挿し穂を用土に挿す手順です。注意深く丁寧に行うことで、新しいゴールドクレストの育成に成功します。

ゴールドクレストの挿し木をするときの注意点

ゴールドクレストの挿し木を成功させるためには、いくつかの注意点があります。

  • 用土は新しいものを使用する
  • 泥はねに注意する
  • 湿気や乾燥・寒さに弱い
  • 病害虫に注意する
  • 生長したら植え替えを行う

それぞれを詳しく見ていきましょう。

用土は新しいものを使用する

ゴールドクレストの挿し木には新しい用土を使用しましょう。新しい用土には病原菌や害虫などのリスクが少なく、また適切な養分や湿度を保つことができます。加えて、発根促進剤と一緒に使用することで、より効果的な根づきを促すことができるでしょう。

上記でも説明をしてきた通り、用土は水はけと保水性を兼ね備えたものを選びます。市販の液体肥料と併用することで、新しい挿し穂の成長をより助けることができるためです。

挿し木が完了したあとは、土が乾きすぎないように適度な湿度を保ちましょう。

泥はねに注意する

ゴールドクレストの挿し木作業を行う際、特に注意が必要なのが「泥はね」です。泥はねは、水やり等で土が跳ね上がり、挿し木した部分に土がついてしまう現象を指します。挿し木部分に土がついてしまうと、枝が腐りやすくなるため、リスクが高いです。

水やりは受け皿から吸い上げる方法にしたり、挿し木の周りに囲いを作ったり対策を取っていくと良いでしょう。

湿気や乾燥・寒さに弱い

ゴールドクレストの挿し木は、湿気や乾燥、寒さに注意が必要です。

まず、湿気についてですが、適度な湿度は必要ですが、過剰な湿気はカビの原因となるため避けてください。湿度が高い場所で管理する場合は、風通しを良くするなど工夫が大切です。

一方で乾燥した環境下では挿し木が枯れてしまう可能性が高くなります。定期的な水やりで適度な湿度を保ちましょう。

寒冷期に挿し木を行う場合は、室内で管理するか、ヒーターなどで適度な温度を保つことが重要です。

寒さに弱いため、ゴールドクレストが快適だと思う空間を作るように心がけましょう。

病害虫に注意する

ゴールドクレストの挿し木にあたり、病害虫の存在にも注意が必要です。特に、害虫としてはアブラムシが挙げられます。アブラムシが植物体に取りつくと、成長が阻害される恐れがあるため、挿し木を行う前は必ず枝のチェックをしましょう。具体的な対策としては、予防的に虫除けスプレーを用いる方法があります。また、アブラムシが発見された場合は、速やかに手で取り除くか、専用の殺虫剤を使用して駆除してください。また、病気についても注意が必要で、特にうどんこ病や黒星病が発生しやすいとされています。発生初期には葉表面に白い粉状の斑点が現れるため、見つけ次第、専用の薬剤で治療しましょう。定期的な枝や葉の観察を怠らないよう心がけてください。

生長したら植え替えを行う

ゴールドクレストの挿し木が根づいて、新たな芽が確認できたら、植え替えをしましょう。根が鉢一杯に広がってきている場合や、水やりをしてもすぐに乾いてしまう場合も、植え替えのサインです。

植え替えは主に春か秋が最適です。しかし、ゴールドクレストは寒さに弱いため、春先の暖かくなってきた時期に植え替えを行うようにしましょう。

ゴールドクレストの挿し木をしたあとの管理方法

ゴールドクレストの挿し木を成功させたあとの管理方法について詳しく解説します。

発根したら少しずつ太陽に慣れさせる

ゴールドクレストの挿し木が無事に発根したら、次に行うべきは太陽に慣らす作業です。そのまま直射日光を浴びせると、挿し木が焼けてしまい育ちにくい状態になってしまいます。

初めは、薄いカーテン等で日光を遮りつつ、午前中の柔らかい日光が当たる場所に挿し木を置きましょう。そして、1週間から10日程度経ったら、少しずつ強い日光が当たる時間を増やしていきます。

一気に強い日光を浴びせると、挿し木はストレスを感じてしまうので注意しましょう。

冷暖房の直風が当たらないよう注意する

室内で育てる場合、特に冬季の暖房や夏季の冷房は必要な管理条件となりますが、直風が挿し木に当たると根の発育を妨げてしまいます。直風が当たると、挿し木の葉が乾燥しやすくなり、水分供給が追いつかなくなるためです。

挿し木を置く場所は、暖房や冷房の風が直接当たらない場所を選びましょう。また、風が強くなることが予想される日は、挿し木の周りに風よけを設置するなどの対策が有効です。

まとめ

ゴールドクレストの挿し木による増やし方は、挿し穂の準備から始め、発根促進剤の使用、適切な土と水供給、さらには挿し木後の管理まで、一連の流れを理解することが重要です。適切な時期に行い、注意深く管理すれば、美しいゴールドクレストを自分で育てることができます。また、病害虫に注意しながら新しい用土を使用し、湿気や乾燥・寒さに注意することも大切なポイントとなります。これらの手順を踏むことで、挿し木から健康なゴールドクレストを育てる喜びを実感できるでしょう。