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今、人気のドライスワッグを作るのにおすすめの生花は?手入れ方法やドライスラッグに向かない生花などもご紹介

今、SNSで人気のドライスワッグは、見た目がドライフラワーのような壁飾りのことです。生花よりも手入れが簡単なことから初心者の方にも人気があります。

この記事では、まだ「ドライスワッグ」を知らない方のために、ドライスラッグの作り方、ドライスラッグにおすすめの生花やドライスラッグに向かない生花を紹介していきます。

ドライスワッグとは?

ドライスワッグとは、ドライフラワーのような質感の花や葉をまとめて作られた壁飾りのことです。ドライフラワーとなにが違うの?と思う方もいるかもしれませんが、ドライスワッグは壁にかける前提で作られるため、背面は葉などを使って平らに仕上げてあるのが特徴です。ナチュラルなお部屋を彩るインテリアアイテムとして人気があり、インスタグラムでもたくさんのすてきなドライスラッグの画像がアップされています。

ドライスワッグの起源

ドライ(dry)はわかりますが、スワッグ(swag)とは、どんな意味なのでしょうか?

swagはドイツ語で“壁飾り”を意味する言葉が由来だそうです。

ちなみに英単語としてのswagは「やばい、イケてる」という意味で、若者を中心に世界中で最も使われているスラングです。

ドライスワッグの発祥については詳しいことはわかっていませんが、古代エジプトではすでにドライスワッグに近い花飾りが存在していたことが知られています。

古代のエジプトでは、人々は神を喜ばせるために花を供えていました。そのときに、花や葉を編んだり糸でつないで、神の像にかけたことが、ドライスワッグの起源であるといわれています。

日本で、花(多くはドライフラワー)の壁飾りのことをドライスワッグと呼ぶようになったのはここ数年のことですが、その起源には驚くほど歴史があるのです。

ドライスワッグは自分で作れるの?

雑誌やインスタグラムで、可愛らしいドライスワッグを目にすると、自分でも飾ってみたくなるものですが、ドライスワッグって、お店で売っているのをあまり見かけないような気がしませんか?もちろん、ドライスワッグを扱うお店もあるのですが、近くにないときにはネットショップがおすすめです。既製品は楽天やAmazon、個別のオンラインショップ、手作りの完成品や手作りキットはミンネ、クリーマ、メルカリなどで扱われています。

やり方さえ知っていれば、既製品や手作りキットを買わなくても、「生花から」自分で簡単にドライスワッグを作ることもできるのです。

お花が好きな方や手作りが好きな方には、ぜひ生花からドライスワッグを作ってみてください。

シンプルな形のドライスワッグはリース(輪)にするよりもとても簡単なことから、すでに手作りを楽しんでいる人もたくさんいます。

生花からドライスワッグを作ろう

ここでは生花からドライスラッグの作り方を紹介します。

ハンギング法

はじめに、一番手軽な自然乾燥させる方法を紹介します。

①ドライスワッグにしたい生花とグリーンを用意

②グリーンの下の方の葉は取り除き、グリーンと花をちょうど良い長さにカットします

③グリーン、花を壁に当たる面が平らになるように形を整えます

④根元を麻ひもでしっかりとまとめます

⑤壁に吊るし、2、3週間でドライスワッグになります

 

ドライスワッグはこんなに簡単に作ることができます。一言でいえば「お花と緑を吊るすだけ」ですが、注意点としては、花を吊るし始めるタイミングを間違えないことです。

花が蕾のうちは、水分が抜けにくくドライにするのがむずかしいため、花が開き切ったその日に吊るすのがベストです。

花が古くなってから吊るすと色褪せやすくなります。この方法のメリットは、色鮮やかな生花からドライになっていく変化を楽しむことができるところです。

デメリットは、ドライフラワーになった状態がわからないため、思った以上に色が褪せたり花が散りやすくなる場合もあります。また、丸みのある花が吊り下げることによりつぶれてしまいやすくなります。

 

ドライインウォーター法

次にご紹介するのは「ドライインウォーター法」で、この方法は、生花の花瓶の水の量をだんだん少なくしていき、花瓶に挿したままでドライフラワーを作っていく方法です。

 

①生花を1〜5cmほど水を入れた花瓶に挿しておき、室内の風通しの良い場所に置いておきます

②少しずつ水を蒸発させ、1〜2週間ほどでドライフラワーにさせていきます

 

このあとのドライスワッグの形に仕上げる行程は、ハンギング法と同じです。

ドライインウォーター法のメリットは、ハンギング法と同様に薬剤などがいらず簡単なことです。花の丸みがある形も残しやすい方法になります。

ドライフラワーになった姿がわかるので、ドライになったときの色で合わせ方や組み方を決めたり、ということができる利点もあります。

デメリットは、花瓶に挿している間に茎が曲がってきてしまうことが挙げられます。

 

その他の方法として、シリカゲルやグリセリンを使う方法があり、二種類とも花の色を残すために使われます。

シリカゲルは花の水分を一気に乾燥させ、グリセリンは短く切った茎から花へとグリセリンを吸わせます。

どちらの方法でも薬剤の効果をしっかり得るために、花の部分だけを使うことから、茎が必要なドライスワッグには適していません。

ドライスワッグは、生花とはまた違うドライフラワー特有の色味も楽しめると考えるといいかもしれません。

ドライスワッグのお手入れ

ドライスワッグは水換えなど毎日の手入れがいらないことが魅力ですが、放っておくとほこりが溜ります。

ドライスワッグを綺麗に保つには、カメラ用のブラシやメイク用のブラシでほこりを取り除くことが大切です。そこまでするのは面倒という方にはもっと簡単な方法があります。

 

・ヘアードライヤーの冷風でほこりを飛ばす

・市販のハンディワイパーでほこりをとる

・ドライスワッグごと持ち上げて軽く振る

 

これなら実行できそうですね。ただブラシを使う方法よりも、ドライスラッグが傷みやすくなるようです。

もし、結婚式のブーケなど特別な花を使ったドライスワッグの場合には、ガラスケースやアクリルケースに入れて飾るのがおすすめです。

ドライスワッグの寿命

ドライスワッグは、永遠には飾って置けないものです。ほこりがベタついて落としにくくなったり、花が落ちてきたりするようになったら寿命です。カビや虫が出てしまうこともあるので、古くなったら速やかに処分しましょう。だいたいの目安は半年から一年といわれています。

 

ドライスワッグに合った生花の選び方

花の種類によって、色褪せや香りはさまざまです。ここでは、特にドライスラッグに向いている花とその特長を紹介します。

バラ

香りが良く、色も豊富です。花が幾重にも重なっているためにボリュームがありドライスラッグになっても花の形を保ちやすいです。

生花店でいつでも手に入りやすいのも特徴です。葉の形も丸く絡んで、一緒にドライスワッグにすることができます。

ラベンダー

ドライスラッグにする過程でも、豊かな香りを楽しめます。香りにはリラックス効果があり、作る楽しみだけでなく香りも存分に楽しむことができます。

ラベンダーは茎の長さがあるので、好きな長さにカットすることで、長めから短めまで自在にアレンジできます、

 

ミモザ

はっきりとした黄色から少しずつ色味を変えていく過程を楽しむことができます。

ドライスワッグにしたとき、花の色が落ち着いた黄色になり、生花とはまた違った良さがあります。ミモザは、ドライスラッグになっても花のボリューム感が残ります。

 

千日紅

もともと花の水分が少ないため、綺麗にドライフラッグにしやすい花です。紫、白、赤など、色も豊富でコロンとした丸い形が可愛らしくドライスワッグのアクセントになります。

ユーカリ

葉の小さく丸いフォルムが可愛らしい花です。オーストラリアでは、オイルが皮膚に塗る薬にもなるユーカリは、独特の清涼感のある香りが楽しめます。

ドライスラッグにするとシルバーがかった美しいグリーンに変化します。

色褪せた色というよりも別の色に変わってくれます。

 

アジサイ

アジサイは風通しの良いところで一気に乾燥させると丸い形のままドライスラッグになってくれます。色は褪せてしまいますが、くすみカラーにも味がありボリュームもあることからアジサイは人気があります。ボリュームのある花はインテリアによく映えます。

カスミソウ

カスミソウは1本ずつばらして干すと良いです。カスミソウはデリケートなのでできあがってもちょっとの衝撃で花を落とすことがあります。取扱うときは注意しましょう。

また、茎を腐らせてしまわないように注意すれば、花に水分が少なくてもドライスラッグにしやすい花です。

ドライスラッグに向かない花

ドライスワッグに向かない花もあります。ここでは、ドライスワッグにあまり向いていない花とその理由を紹介します。

・ユリ

・カラー

・ツバキ

・キク

・ガーベラ

・多肉植物

これらの花の特徴は、水分が多いことです。花びらに厚みがありしっとりしているような花は、ドライスワッグに向いていません。

完全に乾燥させるまでに時間がかかることから、その間に花の色が悪くなりやすくなります。

・オオイヌノフグリ

・ワスラナグサ

これらが向いていない理由は、花がとても小さいためです。花は乾燥させるとさらに小さくなり、立たなくなってしまいます。

 

・サクラ

日本人に大人気の桜ですが、非常に花びらが薄いためドライにすると花びらがクシャクシャになってしまいます。

 

もらった花束をドライスワッグにする場合には、その花がドライするのが向いているかをよく見てみましょう。

同じ花束の中にも、ドライにするのが向いている花とそうでない花が入っていることが多いものです。なるべくドライスラッグに向いている花を選ぶようにしましょう。

生花はどこで手に入るの?

生花からドライスワッグを作ってみたい!と思ったときに、生花はどこで手に入れればいいのでしょうか?特にドライスワッグに向いているユーカリやミモザなどはなかなか店頭では見かけることが少ないです。

そんなときには、ネット通販をしているフラワーショップがおすすめです。

ドライスワッグだけでなく、ドライフラワーやフラワーリースを作る人のために、ユーカリやミモザなどをいつでも買うことができるネット通販のフラワーショップがたくさんあります。

ネット通販のメリットは、お店にある中から選ぶのではなく、自分の思い描いた花やグリーンを妥協することなく買い集められることです。

生花業者が直接販売しているフラワーギフトサービスのサイトもありますので、新鮮な花やグリーンを自宅に届けてもらうことができます。

配達日が少し前後しても、届いた順から製作していけば、ドライスワッグを作るにあたって問題ありません。

まとめ

花のある暮らしは誰にとっても憧れのものですが、忙しい人にとっては切り花や鉢植えは、なかなか手が出せないものかもしれません。

「忙しくて花を飾れない」「鉢植えのお花をすぐに枯らせてしまう」といったお悩みを解消してくれるのがドライスワッグなのです。

そして、お店に行かなくても自分好みの生花やめずらしいグリーンを買うことができる生花の通販、フラワーギフトサービスはとても便利です。

花束のギフトをもらったときなどには、合わせたいグリーンや花をネットで探してみるのも良いでしょう。

少しの注意点を守れば、誰にでも簡単に楽しめるのがドライスワッグです。

プレミアガーデンでも、ドライスラッグにおすすめなバラやミモザなどのお花を取扱っています。ぜひプレミアガーデンで高品質なお花を購入してドライスラッグ作りに挑戦してみてくださいね。

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