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銀婚式のお祝いには花をプレゼントして気持ちを伝えよう

結婚25周年にあたる銀婚式。長い時間をいっしょに過ごしてきたご夫婦にとってもお子さまにとっても大切な日ですね。

そんなスペシャルな日には、今までのお礼を込めて花をプレゼントするのはいかがでしょうか。

花は見る人の心を癒してくれて、花言葉によって思いが伝わる特別なアイテムです。

本記事では銀婚式の由来をはじめ、パートナーが喜ぶプレゼントを提案していきますので参考にしてみてください。

銀婚式ってなに?

銀婚式とは結婚して25周年を迎える夫婦のことをいいます。

では挙式した日と、婚姻届けを出した日ではどちらを「結婚記念日」というのでしょうか。

実は明確な答えはなく、カップルによって自由に決めていいようです。

ただ「結婚スタイルマガジン」の調査によると、70%以上のカップルが入籍日を結婚記念日にしているということですよ。

25周年は大切なターニングポイント

結婚した日(入籍した日)から数えて、ぴったり1年後が結婚1周年になります。

したがって、銀婚式は25年目を迎えるご夫婦の記念日です。

2023年に銀婚式を迎えるのは、1998年にご結婚されたカップルになります。

銀婚式の由来

元々「結婚記念日」とは、イギリス発祥のしきたりです。

日本で広くその風習が取り入れられるようになったのは、明治時代だと言われています。

イギリスでは結婚15年までは毎年名前が付けられ、その後は5年ごとに名称があり日本も同じです。

例えば結婚1周年は「紙婚式」。2年目は「綿婚式」、3年目は「革婚式」、15年目は「水晶婚式」、20年目は「陶器婚式」と続きます。

その後は25年目「銀婚式」、30年目「真珠婚式」、60年目は「ダイヤモンド婚式」、70年目は「プラチナ婚式」です。

最初は紙や綿のようにやわらかいものに例えられ、段々と頑丈な素材になっていくのが面白いですね。

花のプレゼントが喜ばれる理由

人生の中ではさまざまなお祝いの場面がありますが、花をもらう機会はそれほど多くはありません。街には必ず花屋がありますから、銀婚式にはぜひお花をプレゼントしてみてください。お花は美しくて喜ばれやすいということに加え、自分だけのために花を選んでくれたという思いから、きっと忘れられないプレゼントになるでしょう。

プレゼントの相場は?

それではプレゼントで贈る花の相場はいくらくらいなのでしょうか。

花はバリエーション豊かで種類によっても価格帯が変わってきます。したがって、あなたの予算に合わせやすいというメリットもあるのです。

一般的な相場は、お子さんから両親に贈る場合は、5,000円〜10,000円くらいになります。

しかしお子さんがまだ学生の場合は、贈るという気持ちが大切なので相場はあまり気にしなくて良いでしょう。

パートナーの場合は、10,000円〜20,000円位が相場だと言われています。メインのプレゼントを別に用意して、花をサプライズで渡すのも素敵なアイデアです。

銀婚式へ贈る花・プレゼントの選び方はどうする?

パートナーやご両親へ花をプレゼントするなら、喜んでほしいですよね。

しかしお花の種類はとても多いので、どれを選べばいいのかわからない、どの花もきれいだし迷ってしまうなどと困ってしまう方も多いでしょう。

そんな方のために、ここではフラワーギフトを選ぶコツを紹介します。

相手の好きな花をピックアップする

もし相手の好きな花を知っているのなら、その花をブーケにして贈りましょう。

道を歩いている時に、あの花可愛いねと言ったとか、結婚式の時にその花をブーケに使っていたなどという理由でも構いません。

お二人の想い出の詰まった花を贈るというのも、ロマンチックで素敵です。

誕生花からチョイスする

パートナーの生まれた日に因んだ花が、花屋さんにあれば、それをチョイスするのもおすすめです。

例えば12月1日が誕生日であれば、検索すると「アンスリウム」「カランコエ」「ドラセナ」など何種類かの植物が見つかるはずです。

その中から、花言葉がステキなものや、見た目が好みの花を選んでも良いでしょう。

銀婚式に因んだ花を贈る

銀婚式にちなんで、グレーやホワイトなど銀色に近い花色を選ぶのも面白いと思います。

例えばシルバーリーフがオシャレで、明るいイエローの花を咲かせるミモザなどがおすすめです。

その他にも観葉植物の「シルバーアフリカーナ」は、日差しに当たると銀色に輝く美しい葉っぱが魅力的。男性への贈り物にも素敵ですね。

銀婚式にぴったりなフラワーギフトの種類

花のギフトは、その場を華やかにしてくれる魅力があります。また、香りや見た目の美しさにおいても存在感が抜群です。

花には「花言葉」があるので、普段は言葉にできない想いもいっしょにプレゼントできます。

では銀婚式にぴったりなフラワーギフトは何でしょうか。プレゼントを選ぶ際には、相手のライフスタイルや贈る場面によって種類を変えると喜んで貰えます。

花束

花をプレゼントにしようと決めたとき、1番先に思いつくのは花束やブーケではないかと思います。

特に女性にとっては、両手でも抱えきれないほどの花束は、幼い頃からの憧れですね。

花束は季節の花を束ねたシンプルなものですが、今でも王道のスタイルと言えるでしょう。

大きく分けると花束にも二種類あり、ひとつは縦のラインを生かしたモダンな花束と、ラウンド型の丸いブーケスタイルになります。

どちらが好きかどうかは相手によっても異なりますので、よく見極めて贈るようにしましょう。

プリザーブドフラワー

二人で刻んできた時間をテーマにして、プリザーブドフラワーを散りばめたオシャレな置時計もおすすめです。

プリザーブドフラワーはお手入れの必要がなく、1年以上はきれいな状態を保てるのでプレゼントにも最適ではないでしょうか。

こちらならば花の扱いに慣れていないパートナーにも安心して贈ることができますよ。

観葉植物などの鉢物

個性的なアイテムを贈りたいなら、観葉植物などの鉢物もおすすめです。

観葉植物は基本的には葉っぱを鑑賞する植物ではありますが、中には花が咲いたりインテリア性が高いものもあります。

ここでは素敵な花言葉が込められている観葉植物を3つ紹介します。

①ドラセナレインボー

科/属 キジカクシ科/ドラセナ属
別名 マダガスカルドラゴンツリー
原産地 マダガスカル/モーリシャス
花言葉 幸福/永遠の愛 //隠しきれない幸せ
誕生花 12月1日/12月5日

上に向かって放射状に伸びるシャープな葉っぱが印象的な「ドラセナレインボー」は、インテリア性が高く昨今人気の観葉植物になります。

葉の色が赤・緑で構成されておりカラフルなので、お部屋のアクセントにもぴったりです。

また育て方が簡単な点もこの植物の魅力。

耐陰性もあるので、明るい室内であればスクスク育ちます。冬に乾燥気味に管理することが上手に育てるポイントです。

②フィカス ベンジャミン

科/属 クワ科/イチジク属
別名 ベンジャミンゴムノキ
原産地 東南アジア/インド
花言葉 信頼/永遠の愛
誕生花 1月7日

ツヤがある緑色の葉っぱが美しい「フィカス ベンジャミン」は、たくさんの種類と、大小色々なサイズが展開しているので置きたい場所に合わせてチョイスできるのが魅力です。

この植物は丈夫で生命力が旺盛なことから、インドやネパールでは、古来から神聖な木としてリスペクトされて来ました。

冬は乾燥気味に育て、霧吹きなどで小まめに葉水をしてあげるときれいな葉っぱが維持できますよ。

③ブルーベリー

科/属 ツツジ科/スノキ属
別名 ヌマスノキ
原産地 北アメリカ
花言葉 実りのある人生/知性
誕生花 8月21日

ブルーベリーは果実が有名な植物になります。

樹高も低く、コンテナでも栽培できますし、ビジュアルも良いのでプレゼントにおすすめです。

果実を楽しめますし、秋になると紅葉を鑑賞することもできますよ。

特にハイブッシュ系は、枝まで真っ赤になるものもあり見応えがあります。

花言葉も「実りある人生」という意味が込められているので、ご夫婦の大切な節目の日に贈るには最適ではないでしょうか。

ハーバリウム

ハーバリウムは透明なガラスの瓶の中に特別な液体(オイル)を入れて、植物を閉じ込めたアイテム。

ハーバリウムは植物が持つ美しさを長期間保持できるのが魅力です。

生花は腐敗しやすいため、花材は主にプリザーブドフラワーかドライフラワーが主体になっています。

見映えが良くきれいで手入れもいらないのもメリットです。

銀婚式にハーバリウムを贈るのなら、相手の好きな花や誕生花をチョイスすると喜ばれるでしょう。

花以外のプレゼントのおすすめは?

銀婚式以降の結婚記念日では、それぞれ宝石の名前の名称になっています。

このことから海外では、その名前にちなんだ宝石をお互いにプレゼントし合う風習があるようです。

では花以外に品物を贈る時には何が喜ばれるのでしょうか。

ここではそのアイデアをいくつかご紹介します。

食事に誘う

結婚後何年も経つと、夫婦の関係にも変化が生まれます。

もう何年も二人だけで食事をしたことがないという方もいらっしゃるのではないかと思います。

そんなお二人ならば、レストランなどへお食事に誘うと喜ばれるはずです。

例えば初めてデートした場所に行ったり、同じスポットを歩けば、お互いに新鮮な気持ちが蘇るのではないでしょうか。

銀でできたものを贈る

「銀婚式」に因んで銀製品を贈るのもおすすめです。シルバーはプラチナやゴールドとは異なり、慎ましくて温かみがある輝きを持っています。

また長い期間使うことで、より深みが増すことも魅力です。

ちょっと高級なシルバー製の耳かき、毎日使えるペアの箸置きなども実用的で喜ばれるでしょう。

花のプレゼントをより喜んでもらう方法

せっかくプレゼントを渡すのですから喜んでもらいたいですね。

花を贈る際には、ちょっとだけ工夫をすることで、より想い出深いものになります。

サプライズを意識する

銀婚式を二人だけで祝うのか、家族みんなで祝うのかによっても状況が異なります。

まずはさまざまなシチュエーションを想定して、きちんと予定を組んでおくことが大切です。

レストランなどで渡す時には、お店の人に協力してもらって花束を忍ばせておく方法もあります。ただしこれらの方法は見抜かれてしまったり、思わぬハプニングが発生することもあります。

そこでおすすめしたいのが、1番確実なのは宅配便で日時を指定して送ってもらう方法です。一緒に家で食事をしている時にサプライズで花束が届くなんて、想像するだけでワクワクしますね。

花言葉で選ぶ

花にはそれぞれに花言葉があります。

だからこそ、愛を伝えたい時、感謝を伝えたい時に贈るのにもぴったりなのです。

言葉にすると恥ずかしくて言えないことでも花のパワーを借りれば簡単に伝えられますよ。

銀婚式を迎えた今、あなたはパートナーにどんな思いを伝えたいですか?ずっと変わらない思いでしょうか。それともこれからもよろしくという思いでしょうか。あなたの気持ちにぴったり合った花言葉を持つ花が必ずあるはずです。

夫から妻へプレゼントすると喜ばれる花3選

銀婚式という特別な日には素敵な花をプレゼントして、感謝の気持ちを伝えましょう。

ここでは夫から妻へ贈るのにふさわしい花を紹介します。

①ローダンセマム

科/属 キク科/ローダンセマム属
学名 Rhodanthemum(ローダンセマム)
和名 朝霧小菊(アサギリコギク)
原産地 北アフリカ/スペイン
花言葉 永遠の愛

ローダンセマムは、3月〜6月にかけてマーガレットによく似た花を咲かせます。

寒さにも強く、−10℃までは耐えられるため、ガーデニングでも人気の花です。

銀色のフワフワした葉っぱも魅力的。オステオスペルマムなどといっしょに寄せ植えにして贈っても喜ばれますよ。

②ストック

科/属 アブラナ科アラセイトウ属
学名 Matthiola(マッティオラ)
別名 アラセイトウ
原産地 南ヨーロッパ
花言葉 愛情の絆
誕生花 2月9日

結婚式のブーケとして人気があるストックには「愛情の絆」という花言葉が込められています。まさに長年連れ添ったパートナーに贈る花としてぴったりではないでしょうか。

パステルカラーが多いので、色々なカラーをミックスさせて贈るのがおすすめです。

③バンダ(ヒスイラン)

科/属 ラン科バンダ属(ヒスイラン属)
学名 Vanda(バンダ)
和名 翡翠蘭(ヒスイラン)
原産地 東南アジア
花言葉 上品な美しさ/エレガント
誕生花 1月19日/2月4日/8月26日/9月7日/10月20日/10月21日

11月17日/11月26日/12月14日/12月18日

洋ランの一種であるバンダは、上品で存在感がある花です。

発色が美しい青紫の花色は、ため息が出るほどきれいですよ。珍しい花なので、特別な日のプレゼントに向いています。

妻から夫にプレゼントすると喜ばれる花2選

花のプレゼントと聞くと男性から女性へ贈るというイメージがあります。

しかし、銀婚式のような特別な日には妻から夫に花を贈るのも素敵ではないでしょうか。

ここでは男性へ贈ると喜ばれる花を紹介します。

①ダリア(白)

科/属 キク科/テンジクボタン属(ダリア属)
学名 Dahlia pinnata(ダリアピナータ)
和名 天竺牡丹(テンジクボタン)
原産地 メキシコ/グアテマラ
花言葉 感謝/謝意/豊かな感情(白)
誕生花 6月5日/7月29日

ダリアは世界中に五万種類以上の品種があり、たくさんの人々に愛されています。

花の姿も花色もバラエティーに富んでおり、見ているだけでも飽きることがありません。

白いダリアには「感謝」の花言葉があるのでプレゼントにおすすめです。大輪のダリアとユーカリやアイビーなどを組み合わせると、マニッシュな雰囲気になります。

②ハーデンベルギア

科/属 マメ科ハーデンベルギア属
学名 Hardenbergia violacea(ハーデンベルギアビオラセア)
和名 一つ葉豆(ヒトツバマメ)/小町藤(コマチフジ)
原産地 オーストラリア
花言葉 運命的な出会い/壮麗/思いやり
誕生花 2月6日/3月22日/3月26日/3月30日/4月11日

ハーデンベルギアは、大人の男性への贈り物にぴったりの花。花は蝶々のように可憐で、葉は細長くシャープな印象を受けます。

紫色がメジャーですが、ピンクや白とミックスさせると華やかさを演出できるでしょう。

園芸好きなパートナーなら、鉢花もおすすめです。

まとめ

今回は銀婚式のプレゼントにおすすめのフラワーギフトや選び方についてご紹介しました。

銀婚式に花をプレゼントするなら、贈り方を工夫することでより喜んでもらえるのではないでしょうか。

シャイな方なら、これまで言えなかった思いをメッセージカードに添えて贈るのもおすすめですよ。気持ちを込めた花を贈ることで、特別な日がより一層輝く日になるでしょう。